『てっぺんの葉っぱ』の読書感想文、どう書けばいいのか迷っていませんか。
この本は、小学3年生の女の子・マチが、ある失敗をきっかけに友だちとの関係や自分の気持ちと向き合い、成長していく物語です。
作者は、おおぎやなぎちかさん。絵はイシヤマアズサさんが担当していて、2025年に文研出版から発売された、比較的新しい児童書なんです。
実は、この物語は作者の実体験がもとになっているそうで、それを知ったときはちょっと驚きました。
さて、この記事では『てっぺんの葉っぱ』の読書感想文の書き方(例文・題名・書き出し)、それとコピペして使えるテンプレートも用意しました。
読書が趣味で、年間100冊以上の本を読んでいる私が、小学生のみなさんに向けて丁寧に解説していきます。
『てっぺんの葉っぱ』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
『てっぺんの葉っぱ』の読書感想文を書くとき、あらすじをどう説明すればいいか迷いますよね。
そこで、感想文の中に組み込みやすい200字前後のあらすじを、3つのタイプに分けてご紹介します。
好きなタイプを選んで、自由にアレンジしてみてください。
あらすじ①:出来事を中心にまとめたタイプ
主人公のマチは、そうじ当番の日に、友だちのユリアに言われて教室の窓から花びんの水を捨ててしまう。ところが、その水は通りかかった副校長先生にかかってしまい、マチはひどく叱られてしまう。さらに、ユリアとも責任のなすり合いになりケンカに発展。困り果てたマチは、公園に住む「魔女ババ」が語る、願いをかなえる「てっぺんの葉っぱ」の伝説を思い出し、自分の気持ちと向き合っていく。
あらすじ②:登場人物を中心にまとめたタイプ
小学3年生のマチ、友だちのユリア、そして厳しい副校長先生。この3人の関わりから物語は動き出す。そうじ当番中の小さな失敗がきっかけで、マチは先生に叱られ、ユリアとも気まずくなってしまう。そんなとき出会うのが、公園の隣に住む謎めいた老婆「魔女ババ」。彼女が語る「てっぺんの葉っぱ」の伝説をヒントに、マチは友だちとの関係や自分の心と、少しずつ向き合っていくことになる。
あらすじ③:テーマを中心にまとめたタイプ
これは、失敗をきっかけに「考えること」の大切さを描いた物語。マチは花びんの水を先生にかけてしまい、友だちのユリアともケンカになってしまう。そんな中で出会った「てっぺんの葉っぱ」の伝説は、一度だけ願いがかなうという特別なもの。その願いをどう使うか悩みながら、マチは正直な気持ちを大切にすることの意味を少しずつ学んでいく。
『てっぺんの葉っぱ』の読書感想文の書き方
『てっぺんの葉っぱ』の読書感想文を書くときに、確認しておきたい重要なポイントが3つあります。
まずはその3つを押さえたうえで、穴埋め式のテンプレートを使えば、感想文はぐっと書きやすくなりますよ。
順番に見ていきましょう。
この本にとって大切な3つのテーマとポイント
『てっぺんの葉っぱ』の感想文を書くなら、外せないポイントが3つあります。
どれも、マチの気持ちの動きに関わる大事な部分なので、しっかりチェックしておきましょう。
- ①失敗したときの、マチの気持ち
- ②友だちのユリアとのケンカと仲直り
- ③「てっぺんの葉っぱ」への願いをめぐる悩み
この3つについて、「自分ならどう感じるか」をメモしながら読み進めると、感想文がぐっと書きやすくなりますし、内容も自然と充実しますよ。
なぜかというと、感想文で一番大切なのは、あらすじの説明ではなく「自分がどう感じたか」だからです。
①失敗したときの、マチの気持ち
マチは、そうじ当番の日、花びんの水を先生にかけてしまうという失敗をしてしまいます。
先生に激しく叱られる場面、読んでいて胸がぎゅっと苦しくなりました。
もし自分が同じ立場だったら、どうしますか。
正直に謝りますか、それとも、その場から逃げ出したくなりますか。
ここで大事なのは、「マチの失敗」に対して自分がどう感じたかを、ノートやメモに一言でいいので書き留めておくこと。
たとえば、「かわいそうだった」「自分も似た経験がある」など、短い言葉でOKです。
②友だちのユリアとのケンカと仲直り
マチとユリアは、「私が言われたからやった」「私が言ったわけじゃない」と責任をなすり合い、ケンカになってしまいます。
友だちとこんな言い合いになったこと、みなさんも一度はありませんか。
私も学生時代、似たようなケンカをした覚えがあります。
ただし、このケンカがどうやって解決に向かうのかは、本を読んでのお楽しみ。
ここでは、「自分だったらどう仲直りするか」を考えながら、メモを取っておきましょう。
③「てっぺんの葉っぱ」への願いをめぐる悩み
「てっぺんの葉っぱ」は、一度だけ願いをかなえてくれるという、特別な葉っぱ。
マチはこの願いをどう使うべきか、ずいぶん悩みます。
先生に怒られたことをなかったことにしたいのか、それとも、ユリアと仲直りしたいのか。
この悩みの答えがどうなるかは、ぜひ本を読んで確かめてほしいところです。
悩んでいるマチの気持ちに寄り添いながら、自分ならどんな願いを叶えたいか、考えてみてください。
こうして3つのポイントについてメモを取っておくと、実際に感想文を書くときに、とても役立ちます。
メモの取り方は簡単で、「場面」と「そのときの自分の気持ち」を、一言ずつノートに書いておくだけでOK。
あらすじをただ説明するだけの感想文は、正直、あまり印象に残りません。
一方で、「自分がどう感じたか」がしっかり書かれた感想文は、読んだ人の心に残ります。
だからこそ、「どう感じたか」をメモしておくことが、何より大切なんです。
穴埋め式テンプレート
先ほどの3つのポイントが自然に盛り込まれるよう、ステップごとに空欄を埋めていくだけで感想文が完成するテンプレートを用意しました。
順番に埋めていきましょう。
ステップ1:本を選んだきっかけを書こう
私は、__________________という理由で、『てっぺんの葉っぱ』を選びました。
ステップ2:あらすじを簡単にまとめよう
この本は、小学3年生の女の子・マチが、__________________という出来事をきっかけに、__________________と向き合っていく物語です。
ステップ3:①失敗したときの気持ちを書こう
マチが__________________という失敗をしたとき、私は__________________という気持ちになりました。もし自分だったら、__________________すると思います。
ステップ4:②友だちとの関係を書こう
マチとユリアは__________________という理由でケンカしてしまいました。私も__________________という経験があり、__________________と感じました。
ステップ5:③「てっぺんの葉っぱ」への願いについて書こう
マチは「てっぺんの葉っぱ」の願いを__________________と悩んでいました。私も__________________という場面で、同じように悩んだことがあります。
ステップ6:本から学んだことをまとめよう
この本を読んで、私は__________________ということを学びました。これからは、__________________していきたいです。
小学生向け『てっぺんの葉っぱ』の読書感想文の例文
ここからは、『てっぺんの葉っぱ』の読書感想文の例文を、文字数別にご紹介します。
自分の原稿用紙の枚数に合わせて、参考にしてみてくださいね。
800字(原稿用紙2枚分)
【題名】正直な気持ちが一番大事
私はこの本を、表紙のイチョウの葉っぱが気になって選んだ。『てっぺんの葉っぱ』は、小学3年生のマチが、ある失敗をきっかけに友だちや自分の気持ちと向き合っていくお話だ。表紙を見ただけで、なんとなく気になる一冊だった。
マチは、そうじ当番の日に、友だちのユリアに言われて花びんの水を窓から捨ててしまう。ところがその水は、通りかかった副校長先生にかかってしまったのだ。先生にひどく叱られたマチを見て、私はとてもドキドキした。もし私が同じことをしてしまったら、正直に謝れるだろうか。それとも、こわくて逃げ出したくなるだろうか。読みながら、ずっとそのことを考えていた。
さらに困ったことに、マチとユリアは「言われたからやった」「私が言ったわけじゃない」と言い合いになり、ケンカになってしまう。私も、友だちと責任をなすり合ってケンカした経験があるので、マチの気持ちがよく分かった。友だちとケンカしたとき、素直に「ごめん」と言えないことって誰でもあるものだ。仲がいい相手だからこそ、よけいに意地を張ってしまうこと、ないだろうか。
困ったマチは、公園のそばに住む「魔女ババ」が話していた、「てっぺんの葉っぱ」の伝説を思い出す。それは、大きなイチョウの木のてっぺんにある、一枚だけの特別な葉っぱ。一度だけ、願いをかなえてくれるという。マチはその葉っぱを手にして、どんな願いを叶えようか、真剣に悩む。先生に怒られたことをなかったことにしたいのか、それともユリアと仲直りしたいのか。私も、もし願いが一つ叶うとしたら何をお願いするだろうと、つい考えてしまった。魔法のような力に頼りたくなる気持ち、私にもよく分かる。
この本を読んで、私は失敗したときこそ、正直な気持ちを伝えることが大切なんだと学んだ。これから友だちとケンカしても、逃げずに自分の気持ちをちゃんと伝えていきたい。マチの悩む姿を通して、たくさんのことを考えさせられる、心に残る一冊だった。
1200字(原稿用紙3枚分)
【題名】悩むことは、悪いことじゃない
私がこの本を手に取ったのは、表紙に描かれた一枚のイチョウの葉っぱが、なんだか特別な感じがしたからだ。『てっぺんの葉っぱ』は、小学3年生の女の子・マチが、ある失敗をきっかけに友だちとの関係や自分の気持ちと向き合い、成長していくお話だ。表紙を見た瞬間から、なんとなく心に残る一冊になる予感がしていた。
物語は、そうじ当番の日から始まる。マチは、友だちのユリアに言われて、2階の教室の窓から花びんの水を捨ててしまう。ところが、その水は、ちょうど通りかかった副校長先生にかかってしまったのだ。先生に激しく叱られる場面を読んで、私は胸がぎゅっと苦しくなった。もし自分が同じ失敗をしてしまったら、正直に謝れるだろうか。それとも、こわくてその場から逃げたくなるだろうか。読みながら、何度もそのことを考えさせられた。
さらに、マチはユリアとも気まずくなってしまう。「言われたからやった」「私が言ったわけじゃない」と、お互いに責任をなすり合い、ケンカになってしまうのだ。私も、友だちと似たようなケンカをした経験があるので、マチの気持ちがとてもよく分かった。仲の良い友だちだからこそ、素直に謝れなかったり、言い訳をしてしまったりすることって誰だってあるものだ。読んでいて、まるで自分のことのように、ドキッとしてしまった。
困り果てたマチは、公園のそばに住む「魔女ババ」というおばあさんが話していた、「てっぺんの葉っぱ」の伝説を思い出す。それは、大きなイチョウの木のてっぺんにある、たった一枚の特別な葉っぱ。一枚しかないからこそ、特別な力があり、一度だけ願いをかなえてくれるという言い伝えだ。私は、こんな不思議な伝説が身近にあったら素敵だろうなと、少しうらやましく思った。
マチはその葉っぱを手に入れて、どんな願いを叶えようか、真剣に悩みはじめる。先生にかかってしまったことをなかったことにしたいのか、それともユリアと仲直りしたいのか、あるいは自分の正直な気持ちを伝えたいのか。私も、もし一つだけ願いが叶うとしたら何をお願いするだろうと、つい真剣に考えてしまった。とはいえ、いざ自分のこととして考えてみると、なかなか答えが決まらなくて、少し困ってしまった。
マチが悩みながら、少しずつ自分の気持ちと向き合っていく姿を読んで、私はとても勇気をもらった。失敗したときに大事なのは、なかったことにすることじゃなくて、ちゃんと向き合って考えることなんだと気づかされたからだ。魔法に頼りたくなる気持ちも、正直よく分かる。でも一方で、マチが自分の力で考えようとする姿には、心を打たれるものがあった。
この本を読んで、私は、失敗したときこそ正直な気持ちを大切にしたいと思うようになった。これから友だちとケンカしても、逃げずにきちんと自分の気持ちを伝えていきたい。マチの悩む姿を通して、たくさんのことを考えさせられる、心に残る一冊だった。読み終えたあとも、しばらくマチの気持ちを考え続けていた。
書き出し例×5
①本を選んだきっかけから始める書き出し
『てっぺんの葉っぱ』という本は、先生にすすめられて読んだ。表紙に描かれた、一枚のイチョウの葉っぱが気になって、思わず手に取ってしまったのだ。読み始めてすぐに、主人公のマチが花びんの水を先生にかけてしまう場面が出てきて、思わず「あっ」と声が出そうになった。この本には、失敗したときの気持ちや、友だちとの関係について、たくさんのことが詰まっている。読み終えるころには、きっと私と同じように、いろいろなことを考えさせられるはずだ。
②登場人物の気持ちから始める書き出し
もし私がマチだったら、花びんの水を先生にかけてしまったとき、どうしただろう。この本を読みながら、ずっとそのことを考えていた。正直に謝るのか、それとも逃げ出したくなるのか。自分だったらと考えると、答えはなかなか出てこなかった。『てっぺんの葉っぱ』は、そんなふうに読んでいる自分自身にも問いかけてくる、不思議な力を持った物語だと思う。マチの気持ちに寄り添いながら、私も一緒に悩みながら読み進めていった。
③印象に残った言葉から始める書き出し
「てっぺんの葉っぱは、一枚だけ。だから特別な力がある。」この言葉を読んだとき、私はどんな願いが叶うのだろうと、わくわくした。『てっぺんの葉っぱ』は、そんな不思議な伝説をきっかけに、主人公のマチが自分の気持ちと向き合っていく物語だ。たった一枚しかない特別な葉っぱに、もし自分が出会えたら、何をお願いするだろう。そんなことを考えながら読み進めていくと、あっという間にページが進んでいった。
④自分と似た経験から始める書き出し
私も、友だちとケンカして、お互いに責任をなすり合ったことがある。だから、この本の主人公・マチの気持ちが、とてもよく分かった。『てっぺんの葉っぱ』は、そうじ当番中の小さな失敗から、友だちとのケンカへと発展してしまうマチの姿が描かれている。仲の良い友だちだからこそ、素直に謝れなかったりすることって、あるものだ。自分の経験と重ねながら読んだので、マチの気持ちが、まるで自分のことのように感じられた。
⑤本を読んで一番心に残ったことから始める書き出し
この本を読んで、一番心に残ったのは、マチが悩みながらも、自分の気持ちと真剣に向き合おうとする姿だった。『てっぺんの葉っぱ』は、小さな失敗をきっかけに、友だちとの関係や自分の心について、深く考えさせられる物語だ。読み始めたときは、ただのファンタジーかと思っていたけれど、読み進めるうちに、それだけではないことに気づかされた。マチと一緒に悩みながら読んだ時間は、私にとって、とても大切な時間になった。
題名の例×5
| タイプ | 題名の例 |
|---|---|
| 失敗と成長 | 失敗したときの、本当の気持ち |
| 友だち関係 | 友だちとケンカしたとき、どうする? |
| 正直な気持ち | 正直な気持ちって、大切 |
| 考えること | 魔法より、自分の心 |
| 全体メッセージ | てっぺんの葉っぱがくれた、勇気 |
振り返り
ここまで、『てっぺんの葉っぱ』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から例文、書き出し、題名まで、一気にご紹介してきました。
正直、ここまで詳しく解説してみて、あらためてこの本の奥深さに気づかされました。
とはいえ、感想文を書くうえで一番大切なのは、難しいテクニックではなく、自分がどう感じたかを素直に書くこと。
マチが失敗と向き合い、悩みながら成長していく姿は、きっとみなさんの心にも何かを残してくれるはず。
このテンプレートや例文をヒントにしながら、あなたらしい、心のこもった感想文を書いてみてください。
きっと、いい感想文が書けますよ。
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