『くれよんのくろくん』の読書感想文、どう書けばいいのか悩んでいませんか。
本作は、なかやみわさんが手がけた大人気の絵本で、シリーズ累計200万部を超えるロングセラー作品。
クレヨンたちの友情と、それぞれの個性の大切さを描いた心温まるお話で、小学校低学年の読書感想文の題材として選ぶ子も多い一冊です。
私は読書が趣味で、年間100冊以上の本を読んでいるのですが、絵本にもよく手を伸ばします。
この記事では、感想文の書き方(例文・題名・書き出し・コピペにも使えるテンプレートまで)をしっかりとご紹介していきますよ。
『くれよんのくろくん』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
『くれよんのくろくん』の読書感想文を書くとき、あらすじをどこまで書けばいいか迷う人は多いはず。
結論から言うと、あらすじは詳しく書きすぎないのがコツです。
ここでは、感想文の本文にそのまま組み込みやすい、200字前後のあらすじを3パターンご紹介します。
自分の学年や感想文の雰囲気に合わせて、お好きなものを選んでくださいね。
タイプ①:やさしい言葉でまとめたあらすじ
『くれよんのくろくん』は、いろいろな色のクレヨンたちが、真っ白な画用紙に絵を描いていくお話です。きいろくんやあかさんが楽しそうに絵を描くなか、くろくんだけは仲間に入れてもらえず、さみしい思いをしてしまいます。でも一方で、くろくんには、くろくんにしかできない役割があったのです。それぞれの色の良さに気づける、あたたかい絵本です。
タイプ②:気持ちの動きを中心にしたあらすじ
色とりどりのクレヨンたちが絵を描いて楽しむ中、くろくんだけは仲間はずれにされてしまいます。「ぼくはどこを描けばいいの?」というくろくんの問いかけに、私も胸が痛くなりました。とはいえ、物語の後半で、くろくんの存在の大切さがはっきりと示される場面があります。読み終えたあとには、あたたかい気持ちが残るお話です。
タイプ③:テーマを意識したあらすじ
『くれよんのくろくん』は、たくさんのクレヨンが協力して一枚の絵を完成させる物語です。最初は自分の役割を見つけられずに悩んでいたくろくんですが、物語が進むうちに、自分らしい活躍の場を見つけていきます。一人一人の個性を認め合うことの大切さが伝わってくるお話です。
『くれよんのくろくん』の読書感想文の書き方
『くれよんのくろくん』の読書感想文をスムーズに書くために、まず確認しておきたい重要な点が3つあります。
それは、心に残る場面をメモすること、自分の気持ちや経験と結びつけること、そして最後に「これからどうしたいか」まで書くことです。
この3つさえ押さえれば、読書感想文はもう怖くありません。
ここからは、この3つのポイントをもとに、穴埋め式のテンプレートもご用意して、皆さんの執筆をサポートしていきますね。
この物語の大切な3つのテーマやポイント
『くれよんのくろくん』の読書感想文を書くうえで、必ず触れておきたいポイントが3つあります。
まずは、箇条書きで確認してみましょう。
- くろくんが仲間に入れてもらえず、さみしい思いをする場面
- 絵がだんだんぐちゃぐちゃになっていく場面
- くろくんが自分にしかできない役割を見つける場面
この3つの場面について、それぞれ「自分がどう感じたか」を一言でいいのでメモしておくことを強くおすすめします。
メモの仕方はとても簡単です。
ノートやスマホのメモ機能に、「場面」「思ったこと」「似ている自分の経験」の3つを箇条書きで書き出すだけ。
この作業をしておくと、いざ原稿用紙に向かったときに、驚くほどスラスラと筆が進みますよ。
なぜ「どう感じたか」がそんなに重要なのか、疑問に思う人もいるかもしれません。
読書感想文の評価で一番見られているのは、あらすじの正確さではなく、「なぜそう思ったのか」という、あなた自身の考えの部分。
ここが書けているかどうかで、感想文の印象は大きく変わります。
それでは、3つのポイントを一つずつ詳しく見ていきましょう。
ポイント①:くろくんがさみしい思いをする場面
物語の前半、他のクレヨンたちが次々に絵を描いていくなか、くろくんだけが「仲間はずれ」にされてしまいます。
「せっかくの絵を黒くされてはたまらない」と言われてしまうくろくん。
この場面を読んだとき、私は正直、少し胸がしめつけられるような気持ちになりました。
仲間に入れてもらえない気持ちって、大人になっても忘れられないものですよね。
皆さんにも、似たような経験はありませんか?
友達に混ぜてもらえなかったときの気持ちを思い出しながら書くと、説得力のある感想文になりますよ。
ポイント②:絵がぐちゃぐちゃになっていく場面
物語の中盤、他のクレヨンたちは絵を描くことに夢中になりすぎて、どんどん描き足してしまいます。
その結果、せっかくの絵はごちゃごちゃになり、誰がどこを描いたのか分からなくなってしまうのです。
仲が良かったはずのクレヨンたちが、急に言い争いを始めてしまう様子には、私も少し胸が痛くなりました……。
楽しいだけの物語ではないのだと、あらためて考えさせられた場面です。
この場面からは、「やりすぎ」や「協力の難しさ」について感じたことを書くのもおすすめです。
ポイント③:くろくんが役割を見つける場面
物語の終盤、くろくんはシャープペンのおにいさんのアドバイスをもとに、大きな活躍を見せます。
くろくんにしかできない特別な表現が、そこには生まれるのです。
この場面の具体的な内容は、ぜひ実際に読んで確かめてほしいので、ここでは詳しく書きません。
ただ、目立たない存在だったくろくんが輝く瞬間には、私も思わずうれしくなってしまいました。
この場面をきっかけに、「自分の得意なこと」や「自分らしさ」について感じたことをまとめると、感想文がぐっと深まります。
穴埋め式テンプレート
ここからは、先ほどの3つのポイントを盛り込んだ、穴埋め式のテンプレートをご紹介します。
空欄を埋めていくだけで、そのままコピペしても使える感想文の骨組みが完成しますよ。
STEP1:本を選んだ理由
私が『くれよんのくろくん』を読もうと思ったのは、( )と思ったからです。
読む前は、( )というお話だと思っていました。
STEP2:あらすじ
『くれよんのくろくん』は、いろいろな色のクレヨンたちが絵を描いて遊ぶお話です。
くろくんは最初、自分の出番が少なくさみしい思いをしますが、少しずつ自分にしかできない役割を見つけていきます。
STEP3:一番心に残った場面
私が一番心に残ったのは、( )の場面です。
なぜなら、( )と思ったからです。
私は( )という気持ちになりました。
STEP4:くろくんの気持ちに寄り添う
くろくんが仲間はずれにされたとき、( )と感じました。
私も( )というときに、似たような気持ちになったことがあります。
STEP5:協力することの大切さ
クレヨンたちは、一人だけではすてきな絵を完成させることができません。
私は( )の場面を読んで、友達と協力することは( )だと思いました。
STEP6:自分の得意なことに気づく
くろくんは最後に( )ができました。
私は( )が得意です。
この本を読んで、自分の良いところを大切にしたいと思いました。
STEP7:まとめ
『くれよんのくろくん』を読んで、私は( )が一番大切だと思いました。
これからは( )ようにしたいです。
自分らしさを大切にしながら、友達とも仲良く過ごしていきたいと思います。
小学校低学年向け『くれよんのくろくん』の読書感想文の例文
ここからは、実際に『くれよんのくろくん』の読書感想文の例文を、文字数別にご紹介していきます。
小学生になりきって書いた例文なので、そのまま参考にしたり、自分の言葉に置きかえたりして活用してくださいね。
800字(原稿用紙2枚分)
【題名】くろくんが教えてくれたこと
私は『くれよんのくろくん』という絵本を読んだ。表紙にたくさんの色のクレヨンが並んでいて、とても楽しそうな絵だったから、思わず手に取ってしまった。
読む前は、ただクレヨンたちが絵を描いて遊ぶだけの話だと思っていた。でも、読み進めていくうちに、そんな軽い気持ちはすぐに変わっていった。
物語は、箱の中でたいくつしていたクレヨンたちが、画用紙に絵を描き始めるところから始まる。きいろくんがちょうちょを描き、あかさんとピンクちゃんが花を描き、みどりくんが葉っぱを描く。色とりどりのクレヨンが次々に加わって、画用紙はどんどんにぎやかになっていった。
私が一番心に残ったのは、くろくんだけが仲間に入れてもらえない場面だ。「せっかくの絵を黒くされてはたまらない」と言われて、くろくんはさみしそうにしていた。私はこの場面を読んで、正直、少し胸がしめつけられるような気持ちになった。もし自分がくろくんだったら、と考えると、悲しくてたまらなかったと思う。
でも一方で、シャープペンのおにいさんがくろくんに声をかける場面では、ほっとする気持ちにもなった。誰か一人でも味方がいてくれるだけで、こんなに心強いのだと気づかされたからだ。
この本を読んで、私は自分の得意なことについて考えた。私は絵を描くのがあまり得意ではないけれど、本を読むのは大好きだ。友達の中には運動が得意な子も、歌が上手な子もいる。みんな違うからこそ、それぞれの良さがあるのだと思う。
私はこの本を読んで、目立たない存在にも、きっと大切な役割があるのだと学んだ。これからは、友達を見た目や思い込みだけで決めつけないようにしたい。
そして、自分らしさも大切にしながら、友達の良いところも見つけられる人になりたいと思う。『くれよんのくろくん』は、クレヨンのお話だけれど、人との関わり方まで教えてくれる一冊だった。
1200字(原稿用紙3枚分)
【題名】みんなにはそれぞれのよさがある
私は『くれよんのくろくん』という絵本を読んだ。表紙にたくさんの色のクレヨンが並んでいて、とても楽しそうな絵だったので、思わず手に取ってしまった。
読む前は、クレヨンたちが絵を描いて遊ぶだけの、明るくて楽しいお話だと思っていた。でも、読み終わったときには、そんな軽い気持ちはすっかり変わっていた。
物語は、箱の中でたいくつしていたクレヨンたちが、真っ白な画用紙に絵を描き始めるところから始まる。きいろくんがちょうちょを描き、あかさんとピンクちゃんが花を描き、みどりくんが葉っぱを描く。色とりどりのクレヨンが次々に加わって、画用紙はどんどんにぎやかになっていった。
私が一番心に残ったのは、くろくんだけが仲間に入れてもらえない場面だ。「せっかくの絵を黒くされてはたまらない」と言われて、くろくんはとてもさみしそうにしていた。私はこの場面を読んで、正直、少し胸がしめつけられるような気持ちになった。自分だけ仲間に入れてもらえなかったら、どんなに悲しいだろうと想像すると、涙が出そうになった。
でも一方で、さみしそうなくろくんのところへ、シャープペンのおにいさんがやってくる場面では、ほっとする気持ちにもなった。誰か一人でも味方がいてくれるだけで、こんなに心強いのだと気づかされたからだ。
物語の後半では、他のクレヨンたちが夢中になって描きすぎたせいで、絵がだんだんごちゃごちゃになっていく。誰がどこを描いたのか分からなくなり、クレヨンたちは言い争いを始めてしまう。私はこの場面を読んで、仲が良かったはずのクレヨンたちが、急にぎくしゃくしてしまう様子に驚いた。
そんな中、くろくんが自分だけにしかできない役割を見つける場面がある。くろくんがどんな活躍をするのか、ここでは詳しく書かないでおく。ぜひ実際に読んで、自分の目で確かめてほしいと思う。私はこの場面を読んだとき、目立たなかったくろくんが輝く瞬間に、思わずうれしくなってしまった。
この本を読んで、私は自分の得意なことについて考えた。私は絵を描くのがあまり得意ではないけれど、本を読むのは大好きだ。友達の中には、運動が得意な子も、歌が上手な子も、絵が上手な子もいる。みんな違うからこそ、それぞれの良さがあるのだと思う。私も友達と比べて落ち込むことがあったので、くろくんの気持ちに共感した。
また、この本はクレヨンたちが力を合わせて絵を完成させる物語でもある。一色だけでは、あんなに素敵な絵は描けない。人も同じで、一人ではできないことも、みんなで協力すればできることがたくさんあると思う。
私はこれから、友達を見た目や思い込みだけで決めつけないようにしたい。そして、自分らしさも大切にしながら、友達の良いところも見つけられる人になりたい。『くれよんのくろくん』は、クレヨンのお話でありながら、人との関わり方や、自分らしくいることの大切さまで教えてくれる一冊だった。
書き出し例×5
①読後の印象から始める
『くれよんのくろくん』を読んで、私は「みんなにはそれぞれ良いところがある」ということが一番心に残った。くろくんの気持ちを考えると、私まで悲しくなったけれど、最後には笑顔になれるお話だった。
色とりどりのクレヨンが一枚の絵を完成させていく様子は、読んでいるだけでわくわくした。そのぶん、くろくんだけが仲間はずれにされる場面は、よけいに心に残った。この本には、色以上の大切なメッセージが詰まっている気がした。
②本を選んだ理由から始める
私が『くれよんのくろくん』を読もうと思ったのは、表紙にたくさんの色のクレヨンがいて、とても楽しそうだったからだ。読んでみると、楽しいだけではなく、大切なことを教えてくれる物語だった。
タイトルからは、明るいクレヨンの話しか想像していなかった。でも、実際に読んでみると、仲間はずれやさみしさといった、少し重いテーマも描かれていた。この意外性に、私は驚かされた一冊だった。
③自分の経験と結び付ける
私は学校で、「自分はみんなより苦手だな」と思うことがある。『くれよんのくろくん』を読んで、そんなときでも自分には自分の良さがあるのだと気づくことができた。
友達と自分を比べてしまうのは、私だけではないと思う。この絵本を読んで、比べるのではなく、それぞれの良さを見つけることの大切さを学んだ。読み終えたあと、少し気持ちが軽くなったのを覚えている。
④印象的な場面から始める
「どうしてくろくんだけ仲間に入れてもらえないのだろう。」私は『くれよんのくろくん』を読んで、この場面がとてもかわいそうだと思った。
そして、最後まで読むと、くろくんには大切な役割があることが分かった。仲間はずれにされる場面と、その後の展開との落差に、私はとても驚いた。悲しい気持ちから、うれしい気持ちへと変わっていく流れが、この本の一番の魅力だと思う。
⑤テーマから始める
人には一人一人違う良さがある。『くれよんのくろくん』は、そのことをクレヨンたちのお話を通して教えてくれる、心が温かくなる絵本だった。
私はこれまで、「良さ」というのは目立つことだと思い込んでいた気がする。でも、この本を読んで、その考えは少し違うのかもしれないと思うようになった。目立たない良さにこそ、価値があるのだと気づかされた一冊だった。
題名の例×5
| No. | 題名の例 |
|---|---|
| 1 | みんなにはそれぞれのよさがある |
| 2 | くろくんが教えてくれたこと |
| 3 | 自分らしくいることの大切さ |
| 4 | 友達と力を合わせるすばらしさ |
| 5 | みんなちがって、みんないい |
振り返り
ここまで『くれよんのくろくん』の読書感想文について、あらすじの型から書き方、例文、書き出し、題名まで、幅広くご紹介してきました。
この絵本のテーマは、決して難しいものではありません。
「一人一人には自分だけの良さがある」ということ。
この一点さえ押さえておけば、あとは自分の経験や気持ちを重ねていくだけで、感想文はきちんと形になっていきます。
正直、私自身も感想文を書くたびに、どこから手をつけようか迷うことがあります。
でも、今回ご紹介したテンプレートを使えば、その迷いもきっと減らせるはずです。
あなたにも、あなたらしい読書感想文がきっと書けます。
くろくんが自分らしさに気づいたように、あなたも自分の言葉で、素直な気持ちを綴ってみてくださいね。
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