今回は『モチモチの木』の読書感想文について、書き方から例文まで、まるっとご紹介していきます。
本作は斎藤隆介さんによる児童文学で、こわがりな少年・豆太が、大切なじさまのために勇気を出して行動する姿を描いた物語。
短い物語ではありますが、いざ読書感想文を書くとなると、何から書けばいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、あらすじの型、書き方、例文、書き出し、題名まで、コピペしてすぐ使えるテンプレートも交えながら、丁寧に解説していきます。
小学生の皆さんにも、そして本を読むのが好きなお父さんお母さんにも、参考になる内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
『モチモチの木』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
読書感想文の中で物語の内容を紹介するときは、あらすじを長く書きすぎないことが大切です。
ここでは、200字前後にまとめた3パターンのあらすじを紹介しますね。
タイプ①:シンプル紹介型
『モチモチの木』は、夜やモチモチの木をとてもこわがっている豆太という男の子の物語だ。豆太は、山の家でじさまと二人で暮らしている。ある夜、じさまが急に苦しみ出したことをきっかけに、豆太のこわがりな一面と、勇気を出す姿が描かれていく。
タイプ②:テーマ重視型
本作は、こわがりな豆太が、大切なじさまを思う気持ちから勇気を出し、少しずつ成長していく物語だ。勇気とは何か、大切な人を思う気持ちとはどういうものか。そんなテーマをやさしい文章で伝えてくれる作品だ。
タイプ③:共感重視型
主人公の豆太は、夜の暗さやモチモチの木がこわくて仕方がない。そんな豆太の気持ちに私もつい共感してしまった。けれど大切な人のためなら、こわくても一歩をふみ出せることがある。そのことを物語を通して静かに教えてくれた。
『モチモチの木』の読書感想文の書き方
『モチモチの木』の読書感想文は大切な3つのポイントを中心に書くのがコツ。
この3つのポイントを自然に盛り込めるよう、穴埋め式のテンプレートも用意しました。
順番に見ていきましょう。
絶対に書くべき「心に残る」3つのポイント
読書感想文というのは、あらすじをただ説明するだけでは、感想文とは呼べません。
大切なのは、物語の要点に対して「自分がどう感じたか」をきちんと書くことです。
『モチモチの木』で必ず押さえておきたいポイントは、次の3つです。
- 本当の勇気とは何か
- 大切な人を思う気持ち
- 豆太の成長と、自分自身の成長
この3つについて、読みながら「どう感じたか」をメモしておくことをおすすめします。
メモの取り方は、難しく考える必要はありません。
気になった場面のページに付箋を貼り、「びっくりした」「私も似たことがある」など、そのとき浮かんだ気持ちを一言で書き留めておくだけで十分です。
なぜ「どう感じたか」がそれほど重要なのでしょうか。
それは、感想文の評価が「あらすじの正確さ」ではなく「自分の考えの深さ」で決まるからです。
同じ場面を読んでも、感じ方は人それぞれ。
だからこそ、自分だけの言葉で書かれた感想文には、他の人には出せない価値が生まれるんですね。
ポイント①:本当の勇気とは何か
豆太は、夜やモチモチの木をとてもこわがっている、いわゆる「こわがりな子」です。
ところが、じさまが苦しんでいる場面では、こわい気持ちを抱えたまま、夜道を走り出します。
怖いのに、行動する。
勇気がある人とは、こわがらない人ではなく、こわくても一歩をふみ出せる人。
そう考えると、日常の中の小さな勇気にも目を向けたくなりませんか。
ポイント②:大切な人を思う気持ち
豆太が勇気を出せた理由は、じさまを大切に思う気持ちがあったからです。
自分がこわいという感情よりも、大切な人を助けたいという気持ちのほうが、上回る瞬間がある。
そうした場面は、読んでいて胸が熱くなります。
皆さんにも、家族や友達のために頑張った経験はありませんか。
そのときの気持ちを思い出しながら読むと、豆太への理解がぐっと深まるはずです。
ポイント③:豆太の成長と、自分自身の成長
物語の最初と最後では、豆太の様子が少しずつ変わっていきます。
こわがりだった豆太が、大切な人のために行動したことで、ひとまわり成長する姿が描かれるのです。
とはいえ、豆太がすっかり別人のように強くなるわけではありません。
この、完璧すぎないところも、豆太という登場人物の魅力ではないでしょうか。
自分自身の成長と重ねながら読むと、より深い感想文につながります。
穴埋め式テンプレート
ここからは、感想文をスムーズに書き進めるための穴埋め式テンプレートを紹介します。
先ほどの3つのポイントが自然に盛り込まれる構成になっていますので、空欄を埋めるだけで感想文の骨組みが完成しますよ。
ステップ1:書き出し(本を選んだ理由)
私は『モチモチの木』を読みました。
この本を選んだ理由は、( )だったからです。
読み始める前は、( )というお話だと思っていました。
でも、読み終わると、( )ということを考えさせられる物語でした。
ステップ2:あらすじの紹介
『モチモチの木』は、夜やモチモチの木を怖がっていた豆太が、大好きなじさまのために勇気を出して行動する物語です。
私は、( )ということが一番伝わる作品だと思いました。
ステップ3:ポイント①についての感想
私が一番心に残ったのは、( )という場面です。
豆太は、とても怖かったのに、( )ために勇気を出しました。
私は、( )という経験があります。
だから、勇気とは( )ことなのだと思いました。
ステップ4:ポイント②についての感想
豆太が勇気を出せたのは、じさまを大切に思っていたからだと思います。
私は、( )という思い出があります。
この作品を読んで、大切な人のためなら( )ことができるのだと感じました。
ステップ5:ポイント③についての感想
物語の最初と最後で、豆太は( )ように変わりました。
私も、( )という経験があります。
これからは、( )ように頑張りたいと思います。
ステップ6:まとめ
私は『モチモチの木』を読んで、( )ということを学びました。
この本は、勇気と思いやりの大切さを教えてくれる作品でした。
『モチモチの木』の読書感想文の例文
ここからは『モチモチの木』の実際の読書感想文の例文を紹介します。
小学生向けに、800字と1200字、それぞれの文字数に合わせた例文を一例としてまとめてみました。
そのまま使うのではなく、自分の言葉に置き換えるためのヒントとして参考にしてもらえればと思います。
800字の小学生向け
【題名】本当の勇気を教えてくれた豆太
私は『モチモチの木』を読んだ。
主人公の豆太は、夜になると一人で外に出られないくらい、こわがりな男の子だった。
家の前にある大きな木、モチモチの木のこともとてもこわがっていた。
私も夜の暗い場所は少し苦手なので、豆太の気持ちがよく分かる気がした。
ある夜、じさまが急に苦しみ出してまう。
しかし豆太は最初、とてもこわがっていた。
でも、じさまを助けたい気持ちのほうが強くなり、真っ暗な夜道を走り出した。
こわがりの豆太が、たった一人で夜の山道を走るなんて、正直かなり驚いた。
私だったら、あんなふうに走れるだろうか。
そう考えると、豆太の行動がますますすごいものに思えてきた。
物語の途中で、モチモチの木に美しい灯がともる場面がある。
こわい存在だった木が、きれいなものに変わっていくところが印象的だった。
豆太が勇気を出したから、いつもとちがう景色が見えたのかもしれない。
そう思うと、なんだか少しうれしい気持ちになった。
この本を読んで、私が一番考えさせられたのは「本当の勇気とは何か」ということだ。
私は今まで、勇気がある人は、きっとこわい気持ちを感じない人なのだと思っていた。
でも、この本を読んで、その考えは変わった。
こわいと思う気持ちがあっても、大切な人のために一歩をふみ出せること。
それこそが、本当の勇気なのだと知った。
豆太が勇気を出せたのは、じさまのことをとても大切に思っていたからだと思う。
私も家族が困っていたら、豆太のように動ける人になりたい。
たとえこわくても、大切な人のためなら、少しくらい無理をしてもいいのかもしれない。
『モチモチの木』は、こわがりな豆太が、大切な人のために勇気を出す姿を通して、本当の勇気の意味を教えてくれる物語だった。
読み終えたあと、私も少しだけ強くなれた気がした。
これからは、こわいという気持ちを言い訳にせず、少しずつでも、自分から一歩をふみ出していきたいと思う。
1200字の小学生向け
【題名】豆太が教えてくれた、勇気と思いやり
私は『モチモチの木』を読んだ。
主人公の豆太は、夜になると一人で外に出られないくらい、こわがりな男の子だ。
家の前にある大きな木、モチモチの木のこともとてもこわがっていた。
私も夜の暗い場所は少し苦手なので、豆太の気持ちがよく分かる気がした。
じさまから、モチモチの木には特別な夜に美しい灯がともるという話を聞いても、豆太は見てみたい気持ちより、こわい気持ちのほうが勝ってしまう。
そんな豆太の姿を読んでいて、私も似たような経験があるなと思った。
やってみたいけれど、こわくて一歩をふみ出せないこと。
そういう気持ちは、誰にでもあるのではないだろうか。
ある夜、じさまが急に苦しみ出す場面がある。
豆太は最初、とてもこわがっていた。
でも、じさまを助けたい気持ちのほうが強くなり、真っ暗な夜道を一人で走り出す。
こわがりの豆太が、たった一人で夜の山道を走るなんて、正直かなり驚いた。
私だったら、あんなふうに走れるだろうか。
そう考えると、豆太の行動がますますすごいものに思えてきた。
物語の途中で、モチモチの木に美しい灯がともる場面がある。
こわい存在だった木が、きれいなものに変わっていくところが印象的だった。
豆太が勇気を出したから、いつもとちがう景色が見えたのかもしれない。
そう思うと、なんだか少しうれしい気持ちになった。
この本を読んで、私が一番考えさせられたのは「本当の勇気とは何か」ということだ。
私は今まで、勇気がある人は、きっとこわい気持ちを感じない人なのだと思っていた。
でも、この本を読んで、その考えは変わった。
こわいと思う気持ちがあっても、大切な人のために一歩をふみ出せること。
それこそが、本当の勇気なのだと知った。
二つ目に心に残ったのは、豆太がじさまを大切に思う気持ちだった。
豆太が勇気を出せたのは、じさまのことをとても大切に思っていたからだと思う。
自分がこわいという気持ちよりも、大切な人を助けたいという気持ちのほうが強くなる。
そういう瞬間が、人にはあるのだと初めて気づいた。
私も家族が困っていたら、豆太のように動ける人になりたい。
たとえこわくても、大切な人のためなら、少しくらい無理をしてもいいのかもしれない。
三つ目に考えさせられたのは、豆太の成長についてだった。
物語の最初の豆太は、とてもこわがりで、一人では何もできない子だった。
しかし、じさまのために勇気を出したことで、少しずつ変わっていく。
私も、これまでできなかったことに挑戦して、できるようになった経験がいくつかある。
そのときのことを思い出しながら読むと、豆太の気持ちが少しだけ自分に近づいてくるように感じられた。
『モチモチの木』は、こわがりな豆太が、大切な人のために勇気を出す姿を通して、本当の勇気の意味を教えてくれる物語だった。
読み終えたあと、私も少しだけ強くなれた気がした。
これからは、こわいという気持ちを言い訳にせず、少しずつでも、自分から一歩をふみ出していきたいと思う。
そして、家族や友達が困っているときには、豆太のように、勇気を出して手を差しのべられる人になりたい。
書き出し例×5
①第一印象から始めるパターン
『モチモチの木』という題名を見たとき、私はふしぎな木のお話なのかなと思っていた。
でも読んでみると、勇気とは何かを教えてくれる、とても心に残る物語だった。
題名だけでは分からない魅力が、たくさんつまった一冊だ。
②自分の経験と結びつけるパターン
私は暗い場所が少し苦手だ。
だから、『モチモチの木』を読んだとき、夜をこわがる豆太の気持ちがよく分かった。
自分と重なる部分があると、物語がぐっと身近に感じられるものだ。
③疑問から始めるパターン
「勇気がある人」と聞くと、どんな人を思いうかべるだろうか。
私は『モチモチの木』を読んで、本当の勇気とは何かを考えるようになった。
簡単そうで、実はとても奥が深い問いだ。
④心に残った場面から始めるパターン
『モチモチの木』を読んで、一番心に残ったのは、豆太がじさまのために勇気を出して走る場面だった。
その姿を見て、私も勇気を出して行動することの大切さを感じた。
忘れられない場面のひとつだ。
⑤学んだことを先に伝えるパターン
『モチモチの木』を読んで、私は勇気とは「こわくないこと」ではなく、「こわくても行動すること」なのだと学んだ。
この本は、私に大切なことを教えてくれた一冊だった。
題名の例×5
| 番号 | 題名の例 |
|---|---|
| 1 | 勇気を出した豆太から学んだこと |
| 2 | 本当の勇気って何だろう |
| 3 | 大切な人のためにできること |
| 4 | 豆太の成長と私 |
| 5 | 『モチモチの木』を読んで気づいた勇気の意味 |
どの題名も、あらすじではなく「読んで自分が何を考えたか」が伝わるように工夫したものです。
自分が本文で一番書きたいテーマに合わせて、選んでみてくださいね。
振り返り
ここまで、『モチモチの木』の読書感想文について、あらすじの型から書き方、例文、書き出し、題名まで、一通りご紹介してきました。
あらすじはできるだけ短くまとめ、「自分がどう感じたか」を中心に書くこと。
この2点さえ押さえておけば、感想文づくりはぐっと楽になるはずです。
正直、この作品は短い物語ですが、読む人によって心に残る場面がちがう、奥の深い一冊だと思います。
だからこそ、テンプレートはあくまで骨組みとして使いながら、最後は自分自身の言葉で仕上げてみてください。
きっと、あなたにしか書けない読書感想文が完成するはずです。
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