『はれときどきぶた』の読書感想文の書き方について、これから詳しくご紹介していきます。
この作品は矢玉四郎さんによる児童文学のベストセラーで、小学三年生の畠山則安が「明日の日記」に書いたことが次々と現実になってしまうという、想像力あふれるお話です。
刊行以来130万部を突破し、アニメ化や続編の刊行も続いている、まさに国民的な一冊なんですね。
これから感想文を書く予定の皆さんに向けて基礎的な書き方から、例文・題名・書き出し・コピペしやすいテンプレートまで、まるっとご用意しました。
テーマ選びに迷っている小学生の皆さんも、この記事を読めばきっと迷わず筆が進むはずです。
『はれときどきぶた』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
読書感想文の本文の中で物語の内容を説明するとき、あらすじが長すぎると、感想を書くスペースがなくなってしまいます。
ここでは、感想文に組み込みやすい200字前後のあらすじを、タイプ別に3パターンご紹介しますね。
シンプルにまとめるタイプ
『はれときどきぶた』は、小学三年生の畠山則安が主人公のお話です。母親に日記を読まれたことに腹を立てた則安は、「明日の日記」を書くことを思いつきます。すると、そこに書いたことが次々と本当のことになってしまうのです。金魚が空を飛んだり、えんぴつの天ぷらが出てきたり、日記はどんどん奇想天外な内容になっていきます。最後には、空からぶたが降ってくるという大事件まで起こってしまいました。
登場人物から説明するタイプ
主人公の則安は、担任の先生から「日記には本当のことを書きなさい」と教わっていました。ある日、母親に日記をこっそり読まれたことに腹を立てた則安は、仕返しのつもりで「明日の日記」を書き始めます。すると、その内容が翌日そのまま現実になってしまうという、不思議な出来事が起こるようになりました。自由な発想で書かれた日記は少しずつエスカレートし、町中を巻きこむ大騒動へと発展していきます。
作品の魅力を伝えるタイプ
『はれときどきぶた』は、想像したことがそのまま現実になってしまう、という設定が魅力の物語です。主人公の則安が日記に書いたふしぎな出来事は、次の日になると本当に起こってしまいます。最初は小さな出来事だったのに、書けば書くほど、その内容はどんどん大きくなっていきました。読み進めるうちに、「次は何が起こるんだろう」とわくわくが止まらなくなる作品です。
『はれときどきぶた』の読書感想文の書き方
『はれときどきぶた』の読書感想文を書くときに、押さえておきたい重要な点は三つあります。
まず、この三つのポイントを確認しておきましょう。
そのうえで、穴埋め式のテンプレートを使えば、迷わず感想文を完成させられるようサポートしていきますね。
この童話で大切な3つのテーマ(ポイント)
『はれときどきぶた』の読書感想文を書くうえで、絶対にはずせないポイントが三つあります。
この作品はストーリーがどんどん展開していく分、あらすじの説明だけで終わってしまいがちなんですよね。
それだと、ただの本の紹介文になってしまいます。
そうならないために、まずは以下の三つを意識してみてください。
- ① 想像することの楽しさ
- ② 思ったことを自由に表現すること
- ③ 空想と現実の違い
この三つは、それぞれ別々の話ではありません。
つながり合いながら、感想文全体の軸になってくれるポイントです。
それぞれの場面を読んだときに「どう感じたか」を、必ずメモしておくようにしましょう。
① 想像することの楽しさ
まず一つ目は、則安の自由な発想力です。
明日のことは誰にもわからないから、なんでも自由に書いていい。
そう考えた則安は、現実には起こらないような奇想天外な出来事を次々と日記に書いていきます。
この場面を読んだとき、皆さんはどう感じましたか。
「自分だったらどんなことを書きたいか」を想像しながら読むと、感想文にオリジナリティが生まれますよ。
② 思ったことを自由に表現すること
二つ目は、思ったことを自由に表現する姿勢です。
則安は、人にどう思われるかを気にせず、自分の考えをそのまま日記に書いていきます。
これって、なかなか勇気がいることですよね。
「変だと思われるかもしれない」と考えて、言いたいことを言えなかった経験は、誰にでも一つはあるはず。
その経験を思い出しながら読むと、則安の姿がより身近に感じられるはずです。
③ 空想と現実の違い
三つ目は、空想と現実の違いです。
日記に書いたことが、翌日そのまま本当になってしまう。
この不思議な設定こそが、この作品最大の面白さと言えます。
「もし自分の想像したことが本当に起きたら」と考えながら読むと、物語がぐっと自分ごとになっていきますよ。
なお、この記事では物語の結末については触れていません。
ぜひ実際に本を読んで、続きを確かめてみてくださいね。
穴埋め式テンプレート
それでは、ここまでの3つのポイントを盛りこんだ、穴埋め式のテンプレートをご紹介します。
空欄を埋めていくだけで、感想文が完成する形になっていますよ。
STEP1 読もうと思った理由
まず、なぜこの本を選んだのかを書きます。
私が『はれときどきぶた』を読もうと思ったのは、( )からです。
題名を見たとき、私は「( )」と思いました。
STEP2 簡単なあらすじ
あらすじは、簡単に紹介する程度でかまいません。
『はれときどきぶた』の主人公は、( )という男の子です。
ある日、則安は( )ということをします。
則安が日記に書いたことは、( )ようになってしまいます。
STEP3 想像することの楽しさ
一つ目のポイント、想像することの楽しさについて書きます。
この本を読んで、私は想像することは楽しいと思いました。
則安は( )ということを想像して、日記に書きます。
私も普段、( )と想像することがあります。
STEP4 自由に表現することの大切さ
二つ目のポイント、自由に表現することについて書きます。
二つ目に心に残ったのは、自分が思ったことを自由に表現することです。
私は今まで、( )と思って、自分の考えを言えなかったことがあります。
でも、この本を読んで、( )と思いました。
STEP5 空想と現実の違い
三つ目のポイント、空想と現実の違いについて書きます。
三つ目に考えたのは、空想と現実の違いについてです。
私は読んでいて、「もし自分の想像したことが本当に起こったら、( )」と思いました。
もし私が則安だったら、( )と思います。
STEP6 これからの自分
最後に、これからの自分について書いてしめくくります。
この本を読んで、私は( )という気持ちになりました。
これからも、( )ということを想像してみたいです。
小学生向け『はれときどきぶた』の読書感想文の例文
ここからは、『はれときどきぶた』の読書感想文の例文をご紹介していきます。
小学生の皆さんが使いやすいよう、800字と1200字の長さでそれぞれ用意しました。
コピペしてそのまま使うのではなく、ぜひ自分の言葉に置き換えながら参考にしてくださいね。
800字(原稿用紙2枚)
【題名】想像することの楽しさ
私は『はれときどきぶた』を読んで、想像することの楽しさについて深く考えさせられた。
この本を選んだ理由は、題名のふしぎさに目を引かれたからだ。
天気予報のような言葉なのに、ぶたが出てくるなんて、どんな話なのだろうと気になった。
主人公の則安は、小学三年生の男の子。
ある日、母親に日記をこっそり読まれてしまい、腹を立てた則安は「明日の日記」を書くことを思いついた。
明日のことは誰にもわからないのだから、自由に書いてもいいはずだと考えたのだ。
そうして書かれた日記は、次々と本当のことになってしまう。
私が一番心に残ったのは、則安の自由な発想だった。
普通なら「今日は学校でこんなことがあった」というような日記を書くと思う。
でも則安は、もっと大胆で、驚くようなことを想像して書いていく。
私も、こんなことが起きたら面白いのにと考えることがある。
ただし、実際に日記に書いたことが現実になったら、正直こわいとも思った。
二つ目に感じたのは、思ったことを自由に表現する大切さだ。
則安は人にどう思われるかを気にせず、自分の考えを書いていく。
私は今まで、変だと思われるかもしれないと考えて、言いたいことを言えなかったことがある。
この本を読んで、自分の気持ちをもっと素直に表してもいいのかもしれないと感じた。
三つ目は、空想と現実の違いについてだ。
日記に書いたことが本物になっていく様子を読んで、不思議な気持ちになった。
本当に起こることなのか、それとも夢の中の出来事なのか、何度も考えてしまった。
とはいえ、物語だからこそ楽しめる不思議さもあるのだと気づいた。
もし私が則安だったら、どんな日記を書くだろうか。
空を飛ぶ動物や、しゃべる文房具のことを書いてみたい。
でも、大きなことを書いたら、あとで困ってしまうかもしれない。
この本を読んで、想像することの楽しさと、自分の思ったことを表現することの大切さを学んだ。
これからも、自分らしい発想を大事にしていきたいと思う。
1200字(原稿用紙3枚)
【題名】自由に想像する楽しさ
私は『はれときどきぶた』を読んで、想像することの楽しさと、自分の気持ちを表現することの大切さについて、深く考えさせられた。
この本を読もうと思ったのは、題名のふしぎさに目を引かれたからだ。
天気予報のような言葉なのに、ぶたが出てくるなんて、どんな話なのだろうと気になった。
私は本を読むのが好きで、ふしぎな話や日記が題材の本にはとくに興味がある。
主人公の則安は、小学三年生の男の子。
友達からは「十円やす」というあだ名で呼ばれている。
ある日、学校から帰った則安は、母親が自分の日記をこっそり読んで笑っているところを見てしまう。
日記を読まれたことに腹を立てた則安は、母親をおどろかせてやろうと、「明日の日記」を書くことを思いついた。
明日のことは誰にもわからないのだから、自由に書いてもいいはずだと考えたのだ。
そうして書かれた日記は、次々と本当のことになっていく。
私が一番心に残ったのは、則安の自由な発想だった。
普通なら「今日は学校でこんなことがあった」というような日記を書くと思う。
でも則安は、もっと大胆で、驚くようなことを想像して書いていく。
私も、こんなことが起きたら面白いのにと考えることがある。
例えば、学校の授業が突然すべてゲームになったらどうしようと考えたことがあった。
ただし、実際に日記に書いたことが現実になったら、正直こわいとも思った。
二つ目に感じたのは、思ったことを自由に表現する大切さだ。
則安は人にどう思われるかを気にせず、自分の考えを書いていく。
私は今まで、変だと思われるかもしれないと考えて、言いたいことを言えなかったことがある。
友達に自分の好きな話をしたとき、笑われるかもしれないと不安になったこともあった。
この本を読んで、自分の気持ちをもっと素直に表してもいいのかもしれないと感じた。
三つ目は、空想と現実の違いについてだ。
日記に書いたことが本物になっていく様子を読んで、私は不思議な気持ちになった。
本当に起こることなのか、それとも夢の中の出来事なのか、何度も考えてしまった。
しかし、物語だからこそ楽しめる不思議さもあるのだと気づいた。
現実には起こらないことでも、本の中でなら思いきり想像を広げられる。
もし私が則安だったら、どんな日記を書くだろうか。
空を飛ぶ動物や、しゃべる文房具のことを書いてみたい。
でも、あまり大きなことを書いたら、あとで困ってしまうかもしれない。
町中を巻きこむような大きな出来事になったら、どう片付けたらいいのか、私にはまったく想像がつかなかった。
この本を読む前の私は、想像することについてただの遊びだと思っていた。
しかし、この本を読んで、想像することは自分の気持ちを育てる大事な時間なのだと分かった。
また、自分の思ったことを言葉にすることも、同じくらい大切だと感じた。
この本を読んで、私は想像することの楽しさと、自分の思ったことを表現することの大切さを学んだ。
これからも、自分らしい発想を大事にしながら想像していきたいと思う。
書き出し例×5
① 題名の不思議さから
『はれときどきぶた』という題名を見て、どうして晴れの日にぶたが出てくるんだろうと思った。
天気予報のような題名なのに、ぶたが出てくるところが面白そうで、読んでみたいと思った。
表紙のイラストを見たときも、思わず笑ってしまった。
こんなに変わった設定の話には、今まで出会ったことがなかった。
読み終えたあと、この題名の意味がよく分かった。
② 「もしも」から始める
もし、自分が日記に書いたことが本当に起きてしまったら、どうするだろう。
『はれときどきぶた』を読んで、そんなことを考えた。
私だったら、びっくりして日記を書くのをやめてしまうかもしれない。
でも、少しだけ楽しみな気持ちもある。
想像したことが現実になるなんて、普通では考えられないことだからだ。
③ 自分の日記と比べる
私はときどき日記を書く。
でも、私の日記には、学校であったことや、その日に思ったことを書くくらいだ。
『はれときどきぶた』の則安の日記を読んで、こんなに自由に書いてもいいんだとおどろいた。
日記は本当のことしか書いてはいけないと思いこんでいたので、この考え方は新鮮だった。
④ 一番印象に残った場面から
『はれときどきぶた』を読んで、一番面白いと思ったのは、則安が想像して日記に書いたことだ。
普通なら、そんなこと起きるわけないと思うようなことが、次々と起こっていく。
読んでいるあいだ、わくわくが止まらなかった。
次のページをめくる手が止まらないくらい、夢中になった一冊だった。
⑤ 問いかけから
もし自分の想像したことが、本当に起きたらどうするだろう。
『はれときどきぶた』を読んで、そう考えた。
最初はただ面白いお話だと思っていた。
でも、読み終わるころには、私もいろいろなことを想像してみたくなった。
想像することの楽しさを、この本から教えてもらった気がする。
題名の例×10
| No. | 題名の例 |
|---|---|
| 1 | もし日記に書いたことが本当に起きたら |
| 2 | 想像するっておもしろい! |
| 3 | ぼくもこんな日記を書いてみたい |
| 4 | 『はれときどきぶた』を読んで |
| 5 | 日記から始まるふしぎな毎日 |
| 6 | 想像の世界へようこそ |
| 7 | 私だったらどんな日記を書く? |
| 8 | 空想が本当になったら |
| 9 | 自由に想像する楽しさ |
| 10 | ぶたが空から降ってきたら? |
振り返り
『はれときどきぶた』の読書感想文の書き方について、あらすじの型からテンプレート、例文、書き出しや題名の例まで、まとめてご紹介してきました。
この作品は、難しい教訓を無理に見つける必要はありません。
想像することの楽しさ、思ったことを自由に表現すること、空想と現実の違い、この三つを意識するだけで、感想文はぐっと書きやすくなります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、テンプレートに沿って一つずつ埋めていけば、きっと自分らしい感想文が完成するはずです。
皆さんならではの想像を、ぜひ感想文の中にたくさん詰めこんでみてください。
あなたにも、きっといい感想文が書けますよ。
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