『もしもわたしがあの子なら』の読書感想文、どう書けばいいか迷っていませんか。
本作は、ことさわみさんによる児童文学作品。
平凡な中学2年生のひとみ、美少女で人気者のしずか、クラスで孤立している押川さんという3人の少女が、ある事故をきっかけに体を入れ替えてしまうという、ちょっと不思議な物語です。
「もし自分があの子だったら」という誰もが一度は考えたことのある問いを、物語を通してじっくり味わえる作品なんですよね。
読書が趣味の私が、この物語の内容と読書感想文の書き方を、小学生から中学生まで分かりやすく解説していきます。
書き方、例文、題名、書き出しのコツまで、この記事だけでコピペ感覚でテンプレートを使いながら仕上げられるようにまとめました。
小説を読み終えたばかりで「何から書けばいいのか分からない」という人も、この記事を読めば、きっと筆が進むはずですよ。
『もしもわたしがあの子なら』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
『もしもわたしがあの子なら』の読書感想文を書くとき、あらすじをどう説明するかで悩む人は多いんじゃないでしょうか。
あらすじを詳しく書きすぎると、感想文なのに説明文になってしまいますよね。
そこで、感想文の中に組み込みやすい200字前後のあらすじを、タイプ別に3パターン用意しました。
自分の書きたい雰囲気に合わせて、好きなものを選んでみてください。
タイプ①:シンプルに状況を伝える型
『もしもわたしがあの子なら』は、平凡な中学生のひとみ、人気者のしずか、クラスで孤立している押川さんの3人が、事故をきっかけに体を入れ替えてしまう物語だ。3人はそれぞれ、自分がなりたいと思っていた相手になる。入れ替わった生活の中で、3人は今まで知らなかった相手の一面に気づいていく。憧れだけでは分からない、それぞれの悩みや苦しさが少しずつ見えてくる物語だ。
タイプ②:主人公の心情に寄せる型
ひとみは、成績も容姿も特に目立つところのない、ごく普通の中学生だ。そんなひとみが憧れていたのは、クラスの人気者しずかだった。ある夜の事故をきっかけに、ひとみはしずかの体になってしまう。憧れの姿を手に入れたはずなのに、そこには思ってもみなかった現実が待っていた。『もしもわたしがあの子なら』は、そんなひとみの視点から始まる入れ替わりの物語だ。
タイプ③:テーマを前面に出す型
人は見た目や評判だけでは分からない。『もしもわたしがあの子なら』は、そんなテーマを描いた物語だ。平凡なひとみ、人気者のしずか、クラスで孤立している押川さんの3人が、事故によって体を入れ替えてしまう。相手の立場になったことで、3人はそれぞれ、自分が知らなかった相手の一面を知っていくことになる。
『もしもわたしがあの子なら』の読書感想文の書き方
『もしもわたしがあの子なら』の読書感想文を書くうえで、重要な点は3つあります。
この後、この3つのポイントを詳しく解説したうえで、そのまま埋めていくだけで感想文が完成する、穴埋め式テンプレートも用意しました。
順番に読み進めていってくださいね。
この本で中心となる3つのテーマとポイント
『もしもわたしがあの子なら』の読書感想文を書くなら、絶対に押さえておきたいポイントが3つあります。
この3つを感想文に盛り込むだけで、内容にぐっと深みが出るんですよ。
- もし自分があの子だったら、と相手の立場で考えること
- 人を一つの面だけで判断しないこと
- 相手を理解するために、自分にできることを考えること
この3つのポイントについては、読みながら「自分はどう感じたか」を、ぜひメモしておいてほしいんです。
メモの取り方は難しく考えなくて大丈夫。
ノートやふせんに「驚いた」「意外だった」「自分にも似た経験がある」といった一言を書き留めておくだけで十分です。
この「どう感じたか」というメモが、実は感想文を書くうえでとても重要なんですよね。
あらすじだけを並べた文章は、正直に言うと単なる説明になってしまいます。
でも一方で、自分の感情の動きを書き加えるだけで、その文章は一気に「自分だけの感想文」に変わるんです。
それでは、3つのポイントを一つずつ見ていきましょう。
①もし自分があの子だったら?
この作品のタイトルそのものが示しているとおり、最も大切なテーマです。
登場人物を自分に置き換えて、どんな気持ちになるか、どう行動するかを想像してみてください。
物語の中で、3人は自分がなりたいと思っていた相手と入れ替わります。
私はここを読んだとき、正直「うらやましい」と思ってしまいました。
でも読み進めるうちに、その気持ちは少しずつ変わっていきます。
メモを取るときは、「自分だったら、どう感じるだろう」という視点を意識してみましょう。
②人を決めつけない
私たちは普段、友達やクラスメートを「明るい子」「おとなしい子」「苦手な子」など、見えている部分だけで判断してしまいがちです。
でも一方で、その人にも人には言えない悩みや、表には出さない気持ちがあるかもしれません。
物語の中で3人は、入れ替わりを通して、相手にも自分と同じように悩みがあることを知っていきます。
ここを読んで、私は少し反省する気持ちになりました。
メモを取るときは、「自分が普段、誰かを決めつけていないか」を振り返ってみるといいですよ。
③相手を理解するために自分にできること
最後は「分かってあげたい」で終わらせず、自分がどう行動するかを考えるポイントです。
友達の話を最後まで聞く、すぐに決めつけない、相手の立場を考えてから話す。
こうした具体的な行動を思い浮かべてみてください。
メモを取るときは、「これから自分は何をするか」まで書いておくと、感想文の最後がぐっと締まりますよ。
この3つのポイントについてどう感じたかをメモしておけば、次のテンプレートに沿って書くだけで、感想文がスムーズに完成します。
穴埋め式テンプレート
先ほどの3つのポイントを盛り込んだ、穴埋め式のテンプレートを用意しました。
ステップに沿って空欄を埋めていくだけで、読書感想文が完成する形になっています。
小学生ならそのまま、中学生なら少し自分の言葉を足しながら使ってみてください。
STEP1:この本を選んだ理由
私が『もしもわたしがあの子なら』を読もうと思ったのは、【 】からだ。
タイトルを見たとき、私は【 】と思った。
普段、【友達/クラスメート/人間関係】について【 】ので、この本を読んでみたいと思った。
STEP2:簡単なあらすじ
『もしもわたしがあの子なら』は、【 】について描かれた物語だ。
主人公の【 】は、【 】という出来事を経験する。
物語の中で【 】との関わりを通して、【 】ことに気づいていく。
STEP3:ポイント①「もし自分があの子だったら?」
私は最初、【登場人物名】のことを【 】と思っていた。
でも、「もし自分があの子だったら」と考えてみると、【 】という気持ちだったのかもしれないと思った。
私が同じ立場だったら、【 】と思う。
STEP4:ポイント②「人を決めつけない」
私は普段、友達やクラスメートを【 】と決めつけてしまうことがある。
しかし、この本を読んで、人には【 】があるのだと思った。
だから私は、これから【 】ようにしたい。
STEP5:ポイント③「相手を理解するために自分にできること」
この本を読むまで、私は相手の気持ちを考えるとき、【 】ことが多かった。
でも、相手の立場になって考えるためには【 】ことが必要だと感じた。
これから私は、友達や周りの人に対して【 】ようにしたい。
STEP6:自分の体験と結びつける
私は以前、【 】という経験をしたことがある。
そのとき私は、【 】と思っていた。
しかし、相手は【 】と思っていたのかもしれないと、今なら思う。
STEP7:読む前と読んだ後の変化
この本を読む前の私は、【 】と思っていた。
しかし、本を読み終わった今は、【 】と考えている。
特に心に残ったのは、【 】というところだ。
STEP8:まとめ
『もしもわたしがあの子なら』を読んで、私は【 】ことの大切さを学んだ。
だからこれからは、【 】と考えてから行動するようにしたい。
この本は私に、【 】ことを教えてくれた。
『もしもわたしがあの子なら』の読書感想文の例文
ここからは私が書いた『もしもわたしがあの子なら』の読書感想文の例文を紹介します。
小学生向けに800字、中学生向けに1200字と、それぞれの学年に合った長さでまとめました。
あくまで一例なので、自分の言葉に置き換えながら参考にしてみてください。
800字(原稿用紙2枚)の小学生向け
【題名】もしも私があの子なら
私はこの本を読むまで、クラスの子のことを見た目だけで決めつけていたと思う。
明るい子は悩みなんてなさそうだし、静かな子はちょっと近づきにくい。
そんな風に、勝手に思っていた。
この物語には、ひとみ、しずか、押川さんという三人が出てくる。
三人はある日、体が入れ替わってしまう。
自分がなりたいと思っていた相手に、なってしまうのだ。
読んでいて、私は「もし入れ替わったらどうしよう」と、ちょっとどきどきした。
人気者になったら楽しいだけだと思っていたけれど、実際はそうでもないらしい。
みんなにいつも見られていて、本音を言えないところもあるみたいだ。
これを読んだとき、私は少し驚いた。
うらやましいと思っていた相手にも、大変なことがあるなんて考えたこともなかったから。
反対に、孤立していると思われている子にも、実は知らなかった良いところがある。
私は、自分が知っている相手の姿は、ほんの一部分でしかないのだと気づいた。
これは私自身にも、当てはまることだと思う。
前に、友達とけんかをしたとき、私は自分の気持ちだけを考えていた。
相手がどう思っているかなんて、あまり考えようとしなかったのだ。
でも、この本を読んで、あのとき相手にも言い分があったのかもしれないと思った。
物語の中の三人は、入れ替わりを通して、相手の悩みや気持ちを知っていく。
そして、自分にはないものを持っていると思っていた相手にも、それぞれの苦しさがあると気づく。
私は、この気づきがとても大事なことだと思った。
これからは、友達のことをすぐに決めつけないようにしたい。
もし元気がなさそうな子がいたら、声をかけてみようと思う。
そして、話をよく聞いてから、その子のことを考えるようにしたい。
この本を読んで、相手の立場になって考えることの大切さを知ることができた。
自分にはないものをうらやむだけじゃなく、自分自身の良さにも気づいていきたいと思った。
1200字(原稿用紙3枚)の中学生向け
【題名】見えているものだけがすべてじゃない
私たちは普段、友達やクラスメートのことを、見えている部分だけで判断してしまうことがある。
明るい人には悩みなんてなさそうに見えるし、大人しい人には少し近寄りにくい印象を持つこともある。
私自身も、そういう見方をしてきたひとりだった。
『もしもわたしがあの子なら』を読んで、その考え方が揺らいだ。
物語には、ごく普通の中学二年生であるひとみ、美少女で人気者のしずか、クラスで孤立している押川さんという三人が登場する。
ある夜の事故をきっかけに、三人の心と体は入れ替わってしまう。
しかも、それぞれが「自分がなりたい」と思っていた相手と入れ替わるのだ。
ひとみはしずかに、しずかは押川さんに、押川さんはひとみになる。
読み始めたとき、私は正直、うらやましい設定だと思った。
自分もなりたい相手になれるなら、悪いことなんてないはずだと考えたからだ。
でも一方で、物語が進むにつれて、その考えは大きく変わっていった。
しずかになったひとみは、人気者ならではの息苦しさを知ることになる。
いつも周りに見られていて、本音を隠しながら笑顔を作り続けなければならない。
これを知ったとき、私はちょっと意外に感じた。
人気者は何の悩みもないと思い込んでいたからだ。
押川さんになったしずかも、周囲から向けられる冷たい視線を直接受けることになる。
自分が今まで知ろうとしなかった相手の苦しさに、しずかは初めて気づいていく。
ひとみになった押川さんもまた、平凡に見える生活の中に、それぞれの悩みがあることを知る。
三人はそれぞれ、自分にはないものを持っていると思っていた相手にも、自分と同じように苦しさがあることを学んでいく。
私はこの部分を読んで、少し反省する気持ちになった。
というのも、私にも似たような経験があったからだ。
以前、クラスであまり話さない子のことを、勝手に「近寄りにくい人」だと決めつけていたことがある。
でも実際には、話しかけてみると、意外と気さくで、共通の趣味もあることが分かった。
あのとき私が感じていたのは、相手の一部分だけを見て作り上げた、勝手なイメージだったのだと思う。
とはいえ、人を見た目や噂だけで判断してしまうのは、私だけの問題ではないだろう。
でも、気づいたときに考え方を見直すことはできるはずだ。
だからこそ、この物語が伝えているメッセージには、大きな意味があると思う。
相手の立場になって考えてみること。
そして、自分が見ている相手の姿は、ほんの一部分にすぎないと知っておくこと。
この二つを意識するだけでも、人との関わり方は変わってくるはずだ。
この本を読んで、私はこれから、友達や周りの人のことをすぐに決めつけないようにしたいと思うようになった。
もし誰かが元気のない様子を見せていたら、その裏にある事情を想像してみたい。
そして、自分にはないものを持つ人をうらやむだけでなく、自分自身の良さにも目を向けていきたいと思う。
書き出し例×5
読書感想文は、書き出しの一文で印象がかなり変わるもの。
ここでは『もしもわたしがあの子なら』の書き出し例を5パターン紹介します。
①タイトルから考えたこと
「もしもわたしがあの子なら」。
このタイトルを見たとき、私は「もし自分があの子の立場だったら、どんな気持ちになるだろう」と考えた。
普段は相手のことを自分とは違う人として見ているけれど、自分がその人の立場になって考えると、見えてくるものが変わるのかもしれないと思った。
②自分の体験から始める
私は以前、友達と話をしていて、相手の気持ちを考えずに自分の意見を言ってしまったことがある。
そのときは自分が正しいと思っていた。
でも、『もしもわたしがあの子なら』を読んで、相手の立場だったらどう感じるかを考えることの大切さに気づいた。
③「人を理解すること」から始める
私たちは、友達やクラスメートのことを本当に理解できているのだろうか。
いつも明るい人にも悩みがあるかもしれないし、いつも静かな人にも誰かに伝えたい思いがあるかもしれない。
この本を読んで、私は人を見た目や普段の様子だけで判断してはいけないと思った。
④「もし自分だったら」という問いから始める
もし、自分が友達から誤解されてしまったら、どんな気持ちになるだろう。
もし、誰にも自分の気持ちを分かってもらえなかったら、どうするだろう。
『もしもわたしがあの子なら』を読んで、私は登場人物の立場になって考えることの難しさと大切さを感じた。
⑤読む前と読んだ後の変化から始める
私はこの本を読む前、友達の気持ちは言葉や表情を見ればある程度分かると思っていた。
しかし、物語を読んでいくうちに、人の心は外から見ただけでは分からないことがたくさんあるのだと気づいた。
題名の例×10
読書感想文の題名に悩んだら、次の一覧を参考にしてみてください。
| No. | 題名の例 |
|---|---|
| 1 | もし私があの子だったら |
| 2 | 相手の立場になって考えるということ |
| 3 | あの子の気持ちを考えて |
| 4 | もしも自分が逆の立場だったら |
| 5 | 見えているものだけがすべてじゃない |
| 6 | 人の心は見た目だけでは分からない |
| 7 | 相手の気持ちを想像する |
| 8 | 決めつけないということ |
| 9 | 「あの子」から「私」へ |
| 10 | 私には見えていなかった気持ち |
振り返り
『もしもわたしがあの子なら』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から穴埋め式テンプレート、例文、書き出し、題名まで一通り紹介してきました。
正直、この作品は「相手の立場になって考える」というテーマがとても分かりやすくて、感想文の軸を作りやすい一冊だと感じています。
とはいえ、いざ書こうとすると、どこから手をつければいいか迷ってしまう人も多いはず。
そんなときは、この記事の穴埋め式テンプレートを、そのまま使ってみてください。
空欄に自分の言葉を入れていくだけで、あなたらしい読書感想文がきっと完成しますよ。
小学生も中学生も、焦らず一つずつステップを埋めていけば大丈夫。
あなたにも、心のこもったいい感想文が書けるはずです。
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