『嘘吹きネットワーク』の読書感想文の書き方について、詳しくご紹介していきます。
本作は、SNSで起こるデマや炎上をテーマにした、久米絵美里さんによる小説。
学級委員長の少女と、フェイク画像作りが得意な少年との対立を通して、「うそ」「信頼」「言葉の責任」について深く考えさせられる一冊なんです。
読書感想文の宿題に頭を悩ませている小学生・中学生の皆さんの力になれるよう、あらすじの書き方から例文、題名、書き出しまで、コピペしてすぐ使えるテンプレート形式で丁寧に解説していきますよ。
『嘘吹きネットワーク』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
『嘘吹きネットワーク』の読書感想文を書くときに、まず悩むのがあらすじの分量ではないでしょうか。
あらすじは全体の2〜3割程度にとどめるのが理想。
私も昔、あらすじばかり長くなって感想を書くスペースがなくなり、先生に指摘された経験があります。
あのときは、ちょっと恥ずかしかったですね。
そこで、本文にそのまま組み込みやすい「あらすじ」を3パターンご用意しました。
タイプ①:シンプルにまとめる型
『嘘吹きネットワーク』は、SNSをきっかけに主人公がさまざまな出来事に巻き込まれ、人との信頼や言葉の重みについて考えていく物語である。ネット上での何気ない発言やうそが現実の人間関係にも影響を与え、主人公は悩みながら成長していく。現代の私たちにも身近な問題を描いた作品である。
タイプ②:感想につなげやすい型
この作品は、インターネット上での出来事を通して、人を信じることの難しさや、自分の発言に責任を持つことの大切さを描いている。主人公は悩みながらも、多くの経験を通して、人との関わり方を少しずつ学んでいく。この結びの一文から、そのまま自分の感想へとつなげやすいのが特徴です。
タイプ③:読書感想文向けの型
『嘘吹きネットワーク』は、SNSを通じた人間関係の中で起こる問題を描いた作品である。主人公は、ネット上の出来事をきっかけに、うそや信頼、相手を思いやることの大切さについて考えながら成長していく物語だ。
『嘘吹きネットワーク』の読書感想文の書き方
『嘘吹きネットワーク』の読書感想文を書くうえで、重要なテーマ(ポイント)は大きく3つ。
これから、この3つのポイントを詳しく確認したうえで、穴埋め式のテンプレートもご用意しますので、感想文作りのサポートにしてくださいね。
この本で重要な3つのテーマやポイント
『嘘吹きネットワーク』は、SNSでの出来事そのものよりも、「言葉が人に与える影響」と「信頼関係の大切さ」が中心テーマの作品。
だからこそ、読書感想文では次の3つの要点を必ずおさえておきたいところです。
- 言葉には責任があること
- 信頼は簡単には戻らないこと
- 相手の気持ちを想像すること
この3つの要点について、ぜひ「自分はどう感じたか」をメモしながら読み進めてみてください。
メモの取り方は難しく考えなくて大丈夫。ノートやスマホのメモ帳に、「場面」と「そのとき感じたこと」をセットで一行ずつ書いていくだけでOKです。
たとえば「理子が言葉の重みに気づく場面→自分も似た経験があってドキッとした」というように、短くて構いません。
なぜ「どう感じたか」のメモが大切なのか不思議かもしれませんが、読書感想文でもっとも評価されるのは、あらすじの正確さではなく、読み手自身の考えや変化なんですね。
あらすじだけをなぞった文章は、正直に言うと、誰が書いても似たような内容になってしまいます。
でも「自分がどう感じたか」は、あなただけの言葉。
そこにこそ、読書感想文の価値があるのだと私は思います。
ここからは、3つの要点についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
①言葉には責任があること
この作品では、SNS上で発した言葉やうそが、人間関係や現実の生活にも影響を与えていきます。
「画面の向こうにも相手がいる」ということを、あらためて考えさせられるテーマですよね。
読書感想文では、「何気ない一言でも相手を傷つけることがある」「ネットでも現実でも言葉は大切」といった気づきを書くのがおすすめです。
私自身、この作品を読んだとき、自分が普段何気なく使っている言葉について、少し振り返ってしまいました。正直、耳が痛い部分もありましたね。
メモの例としては、こんな感じです。
- 場面:理子が自分の言葉やうそに向き合う場面
- 感じたこと:軽い気持ちで送った言葉が誤解されたことを思い出した
②信頼は簡単には戻らないこと
物語では、うそや誤解によって人間関係が揺らいでいく様子が丁寧に描かれています。
信頼は築くのに時間がかかるもの。でも失うのは、驚くほど一瞬なんです。
私もこのテーマを読んでいて、友達との約束を守ることの大切さを、あらためて実感しました。
読書感想文では、「友達との約束」「正直でいること」といった自分の体験と結びつけて書くと、説得力のある文章になります。
とはいえ、信頼を一度失ったからといって、すべてが終わるわけではありません。この作品は、そこからどう向き合っていくかも、あわせて教えてくれているように思います。
③相手の気持ちを想像すること
SNSでは相手の表情が見えません。だからこそ、「相手はどう感じるだろう」と考えることが大切だと、この作品は伝えています。
読書感想文で書けるポイントとしては、「思いやり」「相手の立場になること」「人を決めつけないこと」の3つが挙げられます。
この作品を読んで、私は自分の発言が相手にどう受け止められるか、以前よりも気にするようになりました。これを知ったときは、ちょっと得した気分になりましたね。
3つのポイントを、①言葉には責任がある→②信頼は大切→③相手の気持ちを考える、という流れでつなげると、作品全体のテーマを自然にまとめられますよ。
穴埋め式テンプレート
ここからは、先ほどの3つのポイントを自然に盛り込める、穴埋め式のテンプレートをご紹介します。
空欄を埋めていくだけで、一本の読書感想文が完成する形式にしていますので、ぜひ活用してみてくださいね。
STEP1 本を選んだ理由(100〜200字)
私が『嘘吹きネットワーク』を読もうと思った理由は、( )です。
読む前は、( )という物語だと思っていました。
しかし実際に読んでみると、( )について考えさせられる作品でした。
STEP2 あらすじ(200〜300字)
上でご紹介した3つのあらすじの型から、好きなものを選んで書き写してみましょう。結末には触れないのがポイントです。
STEP3 一番印象に残った場面(200〜400字)
私が一番印象に残ったのは、( )の場面です。
なぜなら、( )と思ったからです。
この場面を読んで、私は( )ということを考えました。
STEP4 テーマ① 言葉には責任があること(300〜400字)
この作品で一番考えさせられたのは、「言葉には責任がある」ということです。
私はこれまで、( )ということがありました。
しかし、この作品を読んで、( )ことが大切だと感じました。
これからは、( )ようにしたいです。
STEP5 テーマ② 信頼は大切であること(300〜400字)
この作品では、うそをつくことや信頼を失うことの怖さも描かれていました。
私は、( )という経験があります。
この作品を読んで、信頼は( )ものなのだと思いました。
STEP6 テーマ③ 相手の気持ちを考えること(300〜400字)
この作品では、相手の気持ちを考えることの大切さも伝わってきました。
私も以前、( )ということがありました。
しかし、この作品を読んで、( )ことが必要だと感じました。
STEP7 自分の体験と結び付ける(200〜300字)
私は学校生活で、( )という出来事がありました。
でも、この作品を読んで、( )という考え方もできることに気づきました。
STEP8 まとめ(150〜250字)
『嘘吹きネットワーク』は、SNSだけではなく、人との信頼や思いやりについても考えさせてくれる作品でした。
私はこの本を読んで、( )が一番大切だと思いました。
これからは、( )ことを意識しながら生活していきたいです。
『嘘吹きネットワーク』の読書感想文の例文
ここからは、『嘘吹きネットワーク』の読書感想文の例文を、小学生向けと中学生向け、それぞれの文字数でご紹介します。
あくまで一例なので、そのままコピペするのではなく、自分の言葉に置きかえて仕上げてくださいね。
800字(原稿用紙2枚分)/小学生向け
【題名】言葉の重さに気づいた日
私は『嘘吹きネットワーク』を読んで、言葉には大きな力があるのだと知った。
読む前は、SNSが舞台のこわい話だと思っていた。でも実際に読んでみると、こわいだけの話ではなかった。むしろ、友達との関係について考えさせられる、身近な物語だった。
主人公の理子は、クラスの委員長。うそが大きらいで、SNSで起きるトラブルに立ち向かっていく。そこに現れたのが、フェイク画像を作る少年、錯だ。二人の考え方はまったく正反対で、読んでいる私も何度も考えさせられた。理子の正しさも、錯の言い分も、どちらも一理あるように思えてしまい、正直、読みながら少し迷ってしまった。
一番心に残ったのは、言葉の重さについて理子が悩む場面。画面の向こうにも、ちゃんと人がいる。そのことを、私はすっかり忘れていたのかもしれない。
私にも、似たような経験がある。友達に軽い気持ちで言った一言が、相手を傷つけてしまったことがあった。あのとき「そんなつもりじゃなかった」と言い訳したけれど、相手がどう感じたかを考えていなかった。この本を読んで、そのことをはじめて反省した。正直、少し胸がいたくなった。
また、この物語では信頼の大切さも教えてくれる。一度こわれた信頼は、なかなかもとにもどらない。信頼を築くには時間がかかるのに、こわすのは一瞬なのだ。だから私は、これからうそをつかず、正直でいたいと思った。
そして、相手の気持ちを考えることも大事だと感じた。SNSでは表情が見えない。だからこそ、「相手はどう思うかな」と一度立ち止まって考える必要がある。
『嘘吹きネットワーク』は、SNSの話であって、SNSだけの話ではない。友達と話すときも、家族と話すときも、言葉には責任があるのだと教えてくれた。
これからは、話す前に一度考えるくせをつけたい。そして、人を悲しませる言葉ではなく、元気づける言葉を使える人になりたいと思う。読み終えたあと、私は少しだけ大人になれた気がした。
1200字(原稿用紙3枚分)/中学生向け
【題名】言葉の向こうにいる人を想像する
私は『嘘吹きネットワーク』を読んで、「言葉には責任がある」ということを、あらためて考えさせられた。
この作品の舞台は、小学六年生のクラスで起きるSNSのトラブルだ。最初は自分とは関係のない出来事だと思って読み進めていたが、学校生活や友達との関係にも当てはまる話だと気づき、少しどきりとした。
主人公の理子は、うそが大きらいな学級委員長。クラスに広がるデマや炎上に、正義感をもって立ち向かっていく。そこに立ちはだかるのが、フェイク画像を作る少年、錯だ。理子は「うそは悪だ」と言い切るが、錯は「人間には、だます習性がある」と冷静に言い返す。この考え方のぶつかり合いが、物語の一番の見どころだと思う。
特に印象に残ったのは、理子が自分の言葉やうそについて向き合う場面。相手の顔が見えない場所では、本音を書きやすい。しかしその一方で、軽い気持ちで書いた言葉が、相手を深くきずつけてしまうこともある。このことは、SNSに限らず、ふだんの会話にも言えることだと思った。
私はふだん、友達とメッセージアプリでやり取りをすることが多い。文字だけでは気持ちが伝わりにくく、冗談のつもりで送った言葉が誤解されたこともあった。あのときは「そんなつもりじゃなかった」と思ったが、この作品を読んで、それでは済まないこともあるのだと気づいた。大切なのは、自分が何を言いたかったかではなく、相手がどう受け止めたかなのだ。この考えに出会ったとき、正直、はっとさせられた。
また、この作品では「信頼」の大切さも、くりかえし描かれていた。一度失われた信頼を取り戻すには、時間がかかる。学校でも、約束を守る人や正直な人は、自然と周りから信頼されている。私はこれまで、「少しくらいなら大丈夫」と考えてしまうことがあったが、この本を読んで、小さなうそでも積み重なれば大きな問題になるのだと学んだ。
とはいえ、うそのすべてが悪いとも言い切れないのではないかと、私は少しだけ迷いも感じた。錯の言葉には、どこか冷めた現実味があったからだ。理子の正しさに共感しつつも、錯の指摘にも一理あると思わされる。
さらに、この作品は「相手の立場で考えること」の大切さも教えてくれた。私たちは、自分の気持ちばかりを優先してしまうことがある。しかし相手にも、それぞれの事情や気持ちがある。それを忘れずにいれば、人間関係のトラブルも、少しは減らせるのではないかと思った。
『嘘吹きネットワーク』は、ネット社会の危険性だけを伝える物語ではない。言葉には責任があること、信頼は一日では築けないこと、そして思いやりを持って相手と接することの大切さを、静かに教えてくれる作品だった。
私はこれから、SNSを利用するときだけでなく、学校生活でも、自分の言葉が相手にどのような影響を与えるのかを考えて行動したい。そして、正直さと思いやりを大切にし、信頼される人になりたいと思う。
書き出し例×5
①読後の印象から始める
『嘘吹きネットワーク』を読み終えたあと、私は「言葉には責任がある」ということを強く感じた。
何気なく発した一言でも、人を助けることも傷つけることもある。そのことを、この作品はあらためて考えさせてくれた。
読み終えたあとも、ずっと頭の中に、理子と錯の言葉が残り続けた。
②本を選んだ理由から始める
私が『嘘吹きネットワーク』を読もうと思ったのは、SNSをテーマにした物語だと知り、今の自分たちの生活に近い内容だと思ったからだ。
正直、最初は軽い気持ちで手に取った。しかし読み終えた今では、ネットだけではなく、人との関わり方についても学ぶことができたと感じている。
③自分の体験と結び付ける
私は友達とメッセージアプリでやり取りをすることが多い。
そのため、『嘘吹きネットワーク』に描かれている出来事は他人事ではなく、「もし自分だったら」と考えながら読むことができた。
読み進めるほどに、この物語が身近に感じられていったのを覚えている。
④印象に残った言葉から始める
「言葉は一度伝わると取り消せない。」
『嘘吹きネットワーク』を読んで、私はこのことを改めて実感した。
便利なインターネットだからこそ、一つ一つの言葉を大切にしなければならないと思った。この事実を知ったとき、正直、少し背筋が伸びる思いがした。
⑤疑問から始める
「もし自分が主人公と同じ立場だったら、どう行動しただろう。」
『嘘吹きネットワーク』を読みながら、私は何度もこのことを考えた。
そして、友達との信頼や思いやりについて、あらためて見つめ直すことができた一冊だった。
題名の例×5
読書感想文の題名は、内容が一目で伝わるものにするのがコツ。以下の表を参考にしてみてください。
| 題名 | 向いている学年 |
|---|---|
| 言葉には責任がある | 小学生・中学生 |
| 信頼は一言から生まれる | 中学生・高校生 |
| 思いやりを忘れないために | 小学生 |
| ネットの向こうにも人がいる | 中学生・高校生 |
| 『嘘吹きネットワーク』が教えてくれたこと | 小学生・中学生 |
振り返り
ここまで、『嘘吹きネットワーク』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から穴埋め式テンプレート、例文、書き出し、題名まで幅広くご紹介してきました。
この小説は、「言葉には責任があること」「信頼は簡単には戻らないこと」「相手の気持ちを想像すること」という3つのテーマを軸にすれば、決して難しい本ではありません。
正直、私も学生時代、感想文の宿題に苦戦した経験がたくさんあります。でも一方で、テンプレートに沿って書くだけで、驚くほどスムーズに文章がまとまることも知っています。
あなたにも、きっと自分らしい読書感想文が書けるはずです。
今日ご紹介したテンプレートや例文を参考に、ぜひ自分の経験や言葉を加えて、オリジナルの一編に仕上げてみてくださいね。
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