『二人一組になってください』の読書感想文の書き方&中高生向けの例文

『二人一組になってください』の読書感想文 感想

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二人一組になってください』の読書感想文を、これから書こうとしているあなたへ。

本作は、木爾チレンさんが手がけたサスペンス小説で、女子高の卒業式直前に始まる恐ろしいデスゲームを描いた話題作です。

いじめ、友情、そして孤立というテーマを真正面から扱った物語で、読み終えたあとにずっしりと心に残る一冊。

私は年間100冊以上の本を読んでいますが、こういうタイプの物語は、感想文を書くとき「何を書けばいいのかわからない」と迷う人が多いんですよね。

そこでこの記事では、基本的な書き方・例文・題名・書き出しといった要素を、テンプレートやコピペしやすい形でまとめました。

中学生の方にも高校生の方に役立つ内容にしていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

『二人一組になってください』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

『二人一組になってください』の読書感想文を書くとき、まず悩むのがあらすじの部分ではないでしょうか。

長々と説明してしまうと、感想文なのか紹介文なのかわからなくなってしまいます。

そこでここでは、そのまま使いやすい200字前後のあらすじを、タイプ別に3パターン用意しました。

タイプ①:ストーリー重視型

京都の女子高、三年一組の卒業式当日。担任教師が「このクラスにはいじめがあった。いじめをした人間は死刑になるべきだ」と告げ、恐ろしい特別授業が始まった。ルールはただ一つ、制限時間内に誰かと二人一組になること。組めなければ失格、つまり死を意味する。クラスの人数は二十七人で奇数のため、必ず一人はあぶれる運命にあった。

タイプ②:主人公フォーカス型

主人公の水島美心は、クラスで「亡霊さん」と呼ばれるほど孤立した生徒だった。体育の授業で「二人一組になってください」と言われるたび、誰とも組めず先生と組むしかなかった彼女。そんな美心を含む二十七人の教室に、卒業式当日、担任による死のゲームが突きつけられる。生き残るために、生徒たちは友情と裏切りの狭間で選択を迫られていく。

タイプ③:テーマ提示型

「二人一組になってください」。学校生活でよく耳にするこの言葉が、命を分ける残酷なルールに変わる。京都の女子高を舞台に、いじめの加害者と傍観者、そして被害者の関係を鋭くえぐり出すデスゲーム小説。スクールカーストや無自覚の罪といった重いテーマを、卒業式という特別な一日に凝縮させた、令和のバトル・ロワイアルとも評される衝撃作である。

『二人一組になってください』の読書感想文の書き方

感想文をスムーズに書くコツ、それは押さえるべきポイントを先に絞っておくことです。

ここでは『二人一組になってください』の感想文に欠かせない3つのポイントを確認していきます。

そのうえで、それらをそのまま書き込める穴埋め式のテンプレートも用意しました。

順番に見ていきましょう。

この小説のテーマとなる3つのポイント

この小説で感想文を書くなら、外せないポイントが3つあります。

物語の設定やキャラクターは魅力的な要素がたくさんありますが、感想文としてまとめるなら、次の3つに絞り込むのがおすすめです。

  1. 「いじめ」の定義と「見て見ぬふり」の罪
  2. スクールカーストと「友情」の正体
  3. 「二人一組になってください」という言葉の残酷さ

この3つについて、それぞれ「自分はどう感じたか」をメモしておくこと。

これが、読書感想文を書くうえで一番大事な準備になります。

メモの取り方は難しく考えなくて大丈夫です。ノートやスマホのメモ帳に、「印象に残った場面」「その時に感じたこと」「自分の似た経験」の3行だけ書いておく、これだけで十分ですよ。

なぜ「どう感じたか」がそんなに重要なのか、疑問に思う人もいるかもしれません。

それは、あらすじをなぞるだけの文章は、読書感想文にならないからです。感想文は「あなたの心が動いた記録」。だからこそ、自分の感情をメモしておく作業が欠かせないんですね。

ポイント①:「いじめ」の定義と「見て見ぬふり」の罪

この作品が投げかけてくる一番重いテーマ、それが「いじめ」です。

物語の中では、直接的な暴力や悪口だけでなく、誰かを誘わない、目を合わせない、そんな行動もいじめの一部として描かれています。

この定義、あなたは意識したことがありましたか?

正直、私も最初に読んだときは、ここまで踏み込んだ描き方に驚きました。

さらに、見て見ぬふりをしていた生徒たちも同罪であるというメッセージも強く込められています。

この点について、自分自身が「見て見ぬふり」をしてしまった経験がないか、振り返ってみるといいメモになりますよ。

ポイント②:スクールカーストと「友情」の正体

クラスには、一軍・二軍・三軍という見えないカーストが存在していました。

命がかかった極限状況で、登場人物たちは何度も選択を迫られます。

仲が良いと思っていた相手に裏切られる場面もあれば、意外な人物が手を差し伸べてくれる場面もある。

「本当の友達とは何か」、あなたなりの答えを考えてみてください。

とはいえ、正解は一つではありません。だからこそ、自分の考えをそのまま書くことが、深みのある感想文につながります。

ポイント③:「二人一組になってください」という言葉の残酷さ

タイトルにもなっているこの言葉、多くの学生にとってはトラウマとも言える響きを持っています。

体育の授業や修学旅行の班決めで、誰とも組めず孤立した経験、あなたにもありませんか?

作者の木爾チレンさんは、誰か一人でも手を差し伸べてくれていたら、もっと学校が楽しかったかもしれないと語っています。

この言葉を受けて、自分ならどう行動したいか、ぜひ考えてみてください。

穴埋め式テンプレート

ここからは、上で確認した3つのポイントを、そのまま埋め込める形にしました。

ステップに沿って空欄を埋めていくだけで、感想文の骨組みが完成しますよ。

ステップ1:本を選んだ理由とあらすじ

私は、__________という理由で、木爾チレンさんの『二人一組になってください』を選びました。

この本は、__________という設定のデスゲーム小説です。

卒業式当日、担任教師が「いじめをした人間は死刑になるべきだ」と宣言し、__________というルールの特別授業が始まります。

ステップ2:ポイント①「いじめ」について書く

私が最も考えさせられたのは、「いじめ」についてです。

この作品では、__________だけでなく、__________もいじめになると描かれています。

特に印象に残ったのは、__________という場面です。

私はこの場面を読んで、__________と感じました。

自分自身を振り返ると、__________という経験があります。

ステップ3:ポイント②「友情」について書く

次に、「友情」についても深く考えさせられました。

この作品では、__________という極限状況の中で、__________という選択が迫られます。

私は、__________というキャラクターの行動に、特に心を動かされました。

もし自分が同じ立場だったら、__________と思います。なぜなら、__________だからです。

ステップ4:ポイント③「孤立への配慮」について書く

この本のタイトル「二人一組になってください」という言葉は、__________という言葉だと私は感じました。

主人公の美心は、__________という状況で、いつも孤立していました。

この描写を読んで、私は__________と感じました。

作者の木爾チレンさんは、「__________」と語っています。

ステップ5:まとめと今後の行動

この本を読んで、私は__________を学びました。

これからは、__________していきたいと思います。なぜなら、__________だからです。

この本は、__________な人にも読んでほしいと思います。

『二人一組になってください』の読書感想文の例文

ここからは、実際にどんな『二人一組になってください』の感想文が書けるのか、一例として紹介していきます。

中学生向けと高校生向け、それぞれの文字数に合わせてまとめましたので、参考にしてみてください。

1200字の中学生向け

【題名】「二人一組」という言葉の重さ

私は小学生の時、修学旅行の班決めで誰にも声をかけてもらえず、先生に「じゃあ、あなたはこっちに」と言われた経験がある。あの時の悔しさと恥ずかしさは、今でもはっきりと覚えている。だから『二人一組になってください』というタイトルを見た瞬間、胸がぎゅっと締めつけられた。

この本は、京都にある女子高の卒業式当日から始まる物語だ。担任の先生が突然、「このクラスにはいじめがあった。いじめをした人間は死刑になるべきだ」と告げ、恐ろしい特別授業が始まる。ルールは単純で、制限時間内に誰かと二人一組にならなければ失格、つまり死んでしまうというものだ。クラスの人数は二十七人で奇数だから、必ず誰か一人はあぶれてしまう。教室に流れる緊張感は、読んでいる私にまで伝わってきた。

読んでいて最初に強く感じたのは、「いじめ」とは何なのかということだ。この物語では、直接的な暴力や悪口だけでなく、誰かを誘わない、目を合わせない、そんな態度もいじめの一部として描かれている。正直、そこまで意識したことがなかったので驚いた。主人公の美心は、体育の授業でいつも誰とも組めず、先生と組むしかなかった。そんな彼女の孤独が、痛いほど伝わってきた。クラスの中には一軍、二軍、三軍という見えない序列まであり、読んでいるだけで息苦しくなる場面もあった。

次に考えさせられたのは、「友情」についてだ。命がかかった状況の中で、本当に信頼できる相手は誰なのか、登場人物たちは何度も選択を迫られる。仲が良いと思っていた友達に裏切られる場面もあれば、意外な人物が手を差し伸べてくれる場面もある。読みながら、私はどちらが正しいのか何度も迷ってしまった。友情というのは、平和な時だけのものではないのだと気づかされた。普段の教室では見えない本音が、極限状態になって初めて表に出てくるのだと思う。

そして一番心に残ったのは、「二人一組になってください」という言葉そのものの重みだ。この言葉は、学校生活の中でごく普通に使われる。でも一方で、誰かにとってはこれほど残酷な言葉もないのかもしれない。誰と組むかで、自分の居場所がわかってしまうからだ。私も体育の授業でこの言葉を聞くたびに、少し身構えてしまう子どもだった。あの数秒間の沈黙が、どれほど長く感じられるか、経験した人にしかわからないと思う。

作者の木爾チレンさんは、誰か一人でも声をかけてくれたら救われる子がいると語っているそうだ。この本を読んで、私はクラスで一人でいる子に、これからは自分から挨拶をしようと思った。小さな一言でも、誰かの世界を変えるかもしれない。今まではそんなふうに考えたことがなかった。

『二人一組になってください』は、ただ怖いだけの物語ではない。いじめや友情について、自分の経験と重ねながら深く考えさせてくれる一冊だ。読み終えたあと、私は自分の周りの人間関係を、もう一度見直したくなった。誰かにとっての「亡霊さん」を、これ以上増やさない教室でありたいと、心から思う。

2000字の高校生向け

【題名】沈黙の数秒間に思うこと

体育の授業で「二人一組になってください」と言われるたび、心のどこかで身構えてしまう自分がいる。誰と組むかで、自分の立ち位置がクラス中に知られてしまうような気がするからだ。そんな感覚を抱えたまま生きてきた私にとって、木爾チレンさんの『二人一組になってください』というタイトルは、開く前から胸に刺さるものだった。

物語の舞台は、京都にある女子高の卒業式当日だ。担任の先生が突然、「このクラスにはいじめがあった。いじめをした人間は死刑になるべきだ」と告げ、恐ろしい特別授業が始まる。ルールは、制限時間内に誰かと二人一組にならなければ失格、つまり死んでしまうというもの。クラスの人数は二十七人で奇数のため、必ず誰か一人はあぶれてしまう仕組みになっている。あまりにも理不尽な設定に、最初は戸惑いを隠せなかった。命を懸けたゲームという非日常の中に、なぜか自分の日常が重なって見えてくるのが不思議だった。でも読み進めるうちに、この極端な状況こそが、教室という空間の本質をあぶり出す装置なのだと気づかされた。

主人公の美心は、クラスで孤立している生徒だ。体育の授業ではいつも誰とも組めず、先生と組むしかない。アンケートで「いじめられたことはありますか」と聞かれ、「はい」と答えたこともある。彼女の姿を読みながら、私は自分の教室にも似たような子がいなかっただろうかと考えずにいられなかった。直接的な暴力や悪口だけがいじめではない。誰かを誘わない、目を合わせない、そんな何気ない態度の積み重ねもまた、いじめの一部なのだと、この物語は静かに、しかし確実に語りかけてくる。正直、そこまで踏み込んで考えたことはなかったので、読みながら何度もはっとさせられた。

クラスの中には、一軍、二軍、三軍と呼ばれる見えない序列が存在している。普段は表に出ないその序列が、命のかかった状況になった途端、むき出しになっていく様子は読んでいて息苦しかった。仲が良いと思っていた友達に裏切られる場面もあれば、意外な人物が手を差し伸べてくれる場面もある。本当に信頼できる相手とは誰なのか、登場人物たちは何度も選択を迫られる。私はページをめくりながら、自分だったらどう動くだろうかと、何度も立ち止まって考え込んでしまった。仲の良いグループの中にいても、いざという時に本当に手を取り合えるのかどうかは、正直わからない。友情というのは、平和な日常の中だけで確かめられるものではないのかもしれない。とはいえ、極限状態でしか本音が見えないというのは、少しさびしい真実でもある。普段どおりの毎日の中にこそ、本当の友情を育てる時間があるはずだと、私は思いたい。

そして、この物語で一番心に残ったのは、やはりタイトルにもなっている「二人一組になってください」という言葉そのものの重みだ。この言葉は、学校生活の中でごく普通に、何気なく使われている。でも一方で、誰かにとってはこれほど残酷な言葉もないのかもしれない。誰と組むかによって、自分の居場所や価値が測られてしまうように感じる瞬間があるからだ。私自身、この言葉を聞くたびに、周りをさっと見渡してしまう癖がある。あの数秒間の沈黙の重さは、経験した人にしか本当にはわからないと思う。誰かと目が合うだけでほっとする一方で、誰とも目が合わない瞬間の心細さも、私はよく知っている。

作者の木爾チレンさんは、誰か一人でも声をかけてくれていたら、もっと学校に行くのが楽しかったのかもしれないと語っているそうだ。この一言を知ったとき、私は少し胸が熱くなった。特別なことをしなくていい。挨拶だけでも、声をかけるだけでもいいのだと、この物語は教えてくれる。それなら、私にもできることがあるはずだ。難しく考えすぎなくていいのだと思うと、少し肩の力が抜けた気がした。

この本を読み終えて、私はしばらく本を閉じたまま動けなかった。怖い設定なのに、描かれているのは、実はとても身近な教室の風景だったからだ。いじめも、友情も、孤立も、特別な誰かの話ではなく、私たちの教室のすぐそばにあるものなのだと思い知らされた。読みながら何度も心がざわついたし、正直、読み終えたあとも、しばらくその余韻から抜け出せなかった。ページを閉じたあとに残るこの感覚こそ、良い物語を読んだ証拠なのかもしれない。

これからは、クラスで一人でいる子を見かけたとき、見て見ぬふりをせずに、一言だけでも声をかけてみたいと思う。小さな一言が、誰かにとって大きな意味を持つことを、この本は教えてくれた。難しいことをする必要はない。ただ、隣にいる誰かの存在に気づくこと、それだけで教室の空気は少し変わるはずだ。『二人一組になってください』は、怖いだけの物語ではなく、自分の教室を、そして自分自身を静かに見つめ直させてくれる一冊だった。

書き出し例×5

書き出し例①:本を選んだ理由から始める

『二人一組になってください』というタイトルを見て、私は胸が締め付けられるような思いがした。体育の授業で「二人一組になってください」と言われた時、いつも誰とも組めずに孤立していた経験があるからだ。この本は、そんな私にとって他人事ではない物語だと感じ、手に取った。読み始めてすぐに、ページをめくる手が止まらなくなった。

書き出し例②:印象的な言葉から始める

「このクラスにはいじめがありました。いじめをした人間は死刑になるべきです」。卒業式当日、担任教師が告げたこの言葉から、物語は始まる。この衝撃的な出だしに、私は本を開いたまま固まってしまった。たった数行で、これほど心をつかまれる小説には、なかなか出会えない。

書き出し例③:自分の体験から始める

誰とも組めずに、一人だけ取り残された経験はあるだろうか。私は小学六年生の時、修学旅行の班決めで誰からも誘われず、先生に「じゃあ、あなたがこのグループに入って」と言われたことがある。その時の悔しさと孤独感を、この本は鮮明に思い出させた。忘れていたはずの記憶が、一気によみがえってきた。

書き出し例④:疑問から始める

本当の友達とは、何だろうか。命がかかった時に、あなたの手を握ってくれる人が本当の友達なのだろうか。木爾チレンさんの『二人一組になってください』は、そんな問いを私に投げかけてきた。読み終えたあとも、この問いはずっと頭の片隅に残り続けている。

書き出し例⑤:あらすじから始める

卒業式当日、女子高の教室で突然始まったデスゲーム。ルールは簡単だ。「二人一組になってください。誰とも組むことができなかった者は、失格になります」。しかし、クラスの人数は二十七人。奇数なので、必ず一人は余り、死ぬ運命にある。この設定を知った瞬間、私は思わず息をのんだ。

題名の例×10

タイプ 題名の例
感情を伝える 孤独の手を握る勇気
感情を伝える 「見て見ぬふり」の罪
疑問形で考える 本当の友達とは何か?
疑問形で考える いじめの加害者は誰か?
自分自身に置き換える もし私が美心だったら
学んだことを伝える 「二人一組」が教えてくれたこと
印象的なフレーズを使う 誰とも組めなかった日
行動宣言 これからは声をかけたい
著者のメッセージを反映 挨拶だけでも、声をかけよう
読後感を表す 卒業式に始まった地獄

振り返り

『二人一組になってください』の読書感想文について、書き方から例文、題名や書き出しの例まで、一気に紹介してきました。

あらすじの型、心に残るべき3つのポイント、そして穴埋め式テンプレート。この3つさえ押さえておけば、感想文を書く手はきっと止まらなくなるはずです。

正直、この作品は重いテーマを扱っているので、感想文にするのは簡単ではないと思う人もいるかもしれません。

でも一方で、だからこそ自分の言葉で書いた感想文には、あなたにしか書けない価値が生まれます。

いじめについて、友情について、そして孤立している人への配慮について。あなた自身の経験と重ねながら、素直な気持ちを書いてみてください。

この記事でお渡ししたテンプレートや例文を使えば、あなたにもきっといい感想文が書けます。

自信を持って、原稿用紙に向かってみてくださいね。

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