『それからぼくはひとりで歩く』の読書感想文の書き方とあらすじ

『それからぼくはひとりで歩く』の読書感想文の書き方とあらすじ 感想

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『それからぼくはひとりで歩く』の読書感想文の書き方とあらすじを、短く簡単なものから詳しいものまで丁寧に解説していきますよ。

読書感想文を書く予定のみなさんのために、テンプレートや例文もばっちり用意しました。

この記事を読めば、あらすじの要約から、感想文のタイトルの付け方まで、まるっとわかるようになっています。

ぼくは年間100冊以上の本を読む読書好きなんですけど、この『それからぼくはひとりで歩く』は、なんていうか、読んでいてじんわりと温かくなる1冊でした。

作者はスペイン語圏・メキシコの作家アリシア・モリーナさんで、日本語版は星野由美さんが翻訳しています。

派手な事件は起きないのに、読み終わったあとに「自分もがんばろう」という気持ちになれる、そんな不思議な魅力をもった物語。

というのも、主人公のハイメが視覚障害をもちながら毎日を丁寧に生きる姿が、すごいリアルに描かれているんですよね。

アリシア・モリーナ『それからぼくはひとりで歩く』のあらすじ(ネタバレなし)

ここでは『それからぼくはひとりで歩く』のあらすじを、100字・200字・400字の3パターンで紹介します。

短く簡単に確認したい人も、詳しく要約を読みたい人も、自分に合ったものを選んでみてくださいね。

短いあらすじ(100字)

視覚障害のある11歳のハイメは好きな女の子の前で見栄を張り、ひとりでバスに乗って帰ることになった。小さな挑戦と周りの優しさに気づく、静かな成長の1日を描いた物語。

簡単なあらすじ(200字)

特別支援学校から地域の小学校に転入したばかりハイメは目が不自由という障害を持つ11歳の少年。クラスで視覚障害があるのは自分だけだが、他人の手を借りたり自分で工夫しながら毎日を楽しんでいた。ある日、気になっているクラスの女の子・パウリーナを家まで送ることになったが、見栄を張って、ふだんはひとりでは乗らないバスで帰ると言ってしまう。こうして始まったのが、ハイメの小さくて大きな冒険の1日だった。

詳しいあらすじ(400字の要約)

『それからぼくはひとりで歩く』は、視覚障害をもつ小学5年生のハイメが主人公の物語。

ハイメは特別支援学校から地域の小学校に転入してきたばかりで、クラスに目が不自由な子は自分だけ。それでも、音を頼りにしたり人に声をかけたりしながら、毎日を工夫して過ごしていた。

ある日、ハイメは気になっているクラスの女の子・パウリーナを家まで送ることになった。ところが、思わぬ流れで「ひとりでバスに乗って帰れる」と言ってしまう。好きな子の前でかっこよく見せたかった、いわゆる見栄で。

言ってしまった以上、もう後には引けない。ハイメは実際に、ひとりでバスに乗って帰るという挑戦に踏み出す。バスの中で「次はどこで降りるの?」と不安になりながらも、運転手さんや周りの人のそっとした助けを借りて、少しずつ前に進んでいく。

物語は1日の出来事を静かに描いていて、結末に向かうにつれ、ハイメの小さな勇気と成長が胸に響いてくる。

『それからぼくはひとりで歩く』の読書感想文の書き方

ここからは『それからぼくはひとりで歩く』の読書感想文の書き方を分かりやすく解説していきます。

ポイントの整理・テンプレート・例文の順番で紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

これを書けばだいじょうぶ!3つのポイント

感想文を書くとき、「何を書けばいいのかわからない……。」ってなること、ありますよね。

正直、この3つのポイントさえ押さえれば、『それからぼくはひとりで歩く』の感想文はかなりまとまりやすくなります。

  • ハイメが「違う自分」と向き合いながら、工夫して学校生活を送っていること
  • 気になる女の子・パウリーナの前で見栄を張って「ひとりでバスに乗る」と言ってしまったこと
  • 実際にひとりでバスに乗って帰り、工夫・困難・周りの優しさを体験したこと

この3つを順番に書いていくと、ストーリーの流れもきちんと伝わって、自分の感想も自然と書きやすくなりますよ。

では、1つずつ説明していきますね。

ポイント① ハイメが「違う自分」と向き合いながら、工夫して学校生活を送っていること

『それからぼくはひとりで歩く』の主人公・ハイメは、目が見えない11歳の男の子。

特別支援学校から地域の小学校に転入したばかりで、クラスに視覚障害があるのは自分だけ。

「みんなと違う」という不安を感じながらも、音を頼りに歩いたり、人に声をかけたりしながら、毎日を丁寧に生きています。

感想文には「もし自分がハイメだったらどう感じるか」「ハイメのどんな工夫がすごいと思ったか」を書いてみましょう。

自分の日常生活と比べてみると、書きやすくなりますよ。

ポイント② 気になる女の子の前で見栄を張って「ひとりでバスに乗る」と言ってしまったこと

『それからぼくはひとりで歩く』のなかで、物語が大きく動くのがこの場面。

ハイメは好きな女の子・パウリーナの前で、ふだんは一人では乗らないバスを「ひとりで乗って帰れる」と言ってしまいます。

「なぜ見栄を張ってしまったのか」、「自分にも似たような経験があるか」を感想文に書くと、読む人がハイメの気持ちにぐっと近づいてくれます。

「自分も友達の前で見栄を張ってしまったことがある」という経験があれば、ぜひそれを書いてみてください。

誰もがめちゃくちゃ共感できる部分なので、感想文が一気に生き生きしてきますよ。

ポイント③ 実際にひとりでバスに乗って帰り、工夫・困難・周りの優しさを体験したこと

一度言ってしまった言葉を取り消せないハイメは、本当にひとりでバスに乗って帰ります。

『それからぼくはひとりで歩く』のクライマックスといえる部分で、「次はどこで降りる?」という不安・運転手さんの親切・自分の力で進む達成感が、丁寧に描かれています。

「ハイメがどう困って、どう乗り越えたか」を1つ具体的に書いたうえで、「自分も誰かに助けてもらっている」という気づきを最後に加えると、まとまりのある感想文になりますよ。

こう書こう!らくらくテンプレート

『それからぼくはひとりで歩く』の感想文を楽に書けるよう、ステップバイステップのテンプレートを用意しました。

空欄【 】に自分の言葉を入れていくだけで、感想文がほぼ完成します。

ステップ① 本の紹介と選んだ理由(書き出し)

私は、『それからぼくはひとりで歩く』という本を読みました。

この本を選んだ理由は、【例:タイトルの「ひとりで歩く」という言葉が気になったから/課題図書だったから/目が見えない子の話に興味があったから】からです。

読み終わって一番心に残ったのは、【例:ハイメが一人でバスに乗って帰る場面/周りの人の優しさに気づく場面】でした。

ステップ② ハイメの紹介と「違う自分」と向き合う場面(ポイント①)

この本の主人公は、11歳のハイメという男の子です。

ハイメは目が見えない(視覚障害がある)という特徴をもっていて、特別支援学校から地域の小学校に転入してきたばかりです。

ハイメは、【例:音を手がかりに歩く/人に声をかけて道を確認する】などの工夫をしながら、毎日を生活しています。

この部分を読んで、私は【例:もし自分がハイメだったら不安でたまらないと思った/ハイメのがんばりをすごいと思った】と感じました。

ステップ③ 見栄を張って「ひとりでバスに乗る」と言ってしまった場面(ポイント②)

物語の途中で、ハイメは気になっている女の子・パウリーナの前で、「ひとりでバスに乗って帰れる」と言ってしまいます。

ハイメが見栄を張ってしまったのは、【例:パウリーナにかっこよく見られたかったから/自分でもできると思われたかったから】だと思います。

もし私がハイメだったら、【例:その場で「やっぱり無理」と言えなかったと思う/言ってしまってからとても後悔したと思う】でしょう。

自分も、【例:友達の前で「できる」と言っておいて、実はできなかった経験がある/見栄を張ってしまったことがある】ので、ハイメの気持ちがよくわかりました。

ステップ④ 実際にひとりでバスに乗って帰る場面と気づき(ポイント③)

ハイメは言ってしまった言葉を取り消せないので、本当にひとりでバスに乗って帰ります。

バスの中では、【例:次はどこで降りるかわからなくて不安だったと思う/運転手さんの声を頼りにしていたと思う】と感じます。

この体験を通して、ハイメは「工夫すればひとりでできることがある」「でも、誰かの助けが必要なこともある」「周りの人の優しさに気づくこと」を学びました。

私も、【例:自分もいつも家族や友達に助けてもらっていると気づいた/ハイメのように勇気をもって挑戦したいと思った】と感じました。

ステップ⑤ まとめと自分の決意(書き終わり)

この本を読んで、一番大切にしたいのは【例:「できないこと」よりも「できること」に目を向けること/困っている人のそばにいて力になること】だと思いました。

これからは、【例:一人でできることに少しずつ挑戦したい/友達がこまっていたら自然に手を差し伸べられる人になりたい】と決めました。

1200字の例文

私は夏休みの課題図書として『それからぼくはひとりで歩く』を読んだ。

タイトルの「ひとりで歩く」という言葉が気になって、どんな話なのかとても興味があった。

読み終わって一番心に残ったのは「目が見えなくても、工夫すれば自分でできることが増えていく」ということだ。

この本の主人公は、11歳のハイメという男の子。

ハイメは目が見えない。特別支援学校から地域の小学校に転入してきたばかりで、クラスに視覚障害があるのは自分だけだ。

最初は「みんなと違う、うまくやれるかな」と不安だったと思う。

でもハイメは、音を手がかりにしたり、人に声をかけたりしながら、毎日を工夫して生活していた。

この部分を読んで、私は「もし自分がハイメだったら、きっと怖くて一歩も動けないかもしれない」と思った。

道も見えない、車も怖い、どこに何があるかもわからない。

そんな中でも毎日を丁寧に生きているハイメのことをすごいと思った。

自分は計算の問題がわからないときにすぐ「もう無理」となってしまうけど、ハイメはもっと大きな困難を毎日笑顔で乗り越えている。

そのことがとても印象に残った。

物語の中で一番ドキドキしたのは、ハイメが気になっているクラスの女の子・パウリーナの前で「ひとりでバスに乗って帰れる」と言ってしまう場面だ。

ふだんは一人では乗らないバス。

それでもパウリーナにかっこよく見せたくて、思わず言ってしまったのだ。

「あ、まずい……。」と後悔したハイメの気持ちが読んでいてとてもよくわかった。

私も友達の前で「できる」と言っておいて、実はできなかったことが一度あった。

そのときはとても恥ずかしくて、「言わなければよかった」と思った。

見栄を張ってしまうのはよくないとわかっていても、やってしまうことがある。

ハイメのその気持ちが自分のことのようで、はずかしいような、でも共感できるような、不思議な気持ちだった。

そしてハイメは言ってしまった言葉を取り消せないまま、本当にひとりでバスに乗って帰ることになった。

バスの中で「次はどこで降りるの?」、「間違えたらどうしよう」とドキドキしながら、運転手さんの声や周りの音を頼りに一歩一歩進んでいく。

読んでいる私も一緒にハイメのそばにいるような気持ちでページをめくる手が止まらなかった。

『それからぼくはひとりで歩く』は派手な大冒険の話ではない。

でも、ハイメのこの1日はとても大切な日になったと思う。

目が見えなくても、工夫すればひとりでできることがある。

周りの人のやさしさがそっとそばにある。

そのことに気づいたハイメの気持ちが読み終わったあとにじわじわと伝わってきた。

私もこの本を読んで「できないこと」ばかりに目を向けるのではなく、「できること」を増やしていきたいと思った。

そして困っている人のそばにいて、自然に手を差し伸べられる人になりたい。

ハイメの小さくて大きな一歩が私の背中を少し押してくれた気がした。

タイトルの付け方例

読書感想文のタイトルは「自分がこの本を読んで一番感じたこと」を短く書くのがコツです。

『それからぼくはひとりで歩く』の感想文に使えそうなタイトルを15個考えてみました。

  • ひとりで歩いたハイメの一日
  • 見栄を張ったハイメの気持ち
  • 目が見えなくてもできること
  • ハイメのすごい勇気
  • バスに一人で乗った日
  • 「できる」が一つふえた日
  • ハイメに教えてもらったこと
  • 周りの人のやさしさに気づいて
  • ひとりでもひとりじゃない
  • 見栄を張ったことをこうかいした
  • 工夫って大切だと思った
  • ぼくもハイメみたいになりたい
  • 助けてもらうことのありがたさ
  • 小さな冒険、大きな気づき
  • ハイメの一歩が私の一歩になった

『それからぼくはひとりで歩く』の作品情報(ページ数や読むのにかかる時間)

『それからぼくはひとりで歩く』の基本情報をまとめました。

項目 内容
作者 アリシア・モリーナ:作
翻訳:星野由美
絵:犬吠徒歩
出版年 2025年6月
出版社 ほるぷ出版
対象年齢 小学3・4年生から
ジャンル 読み物(翻訳児童文学・スペイン文学)
ページ数 108ページ

まぁ、1時間くらいあれば読み切れるボリューム感です。

1日でサクッと読めるので、夏休みの最初の1冊にもぴったりですよ。

主な登場人物

『それからぼくはひとりで歩く』に登場する主な人物をまとめました。

登場人物は少なめですが、それぞれがしっかりとした役割をもっています。

名前 紹介
ハイメ 主人公。11歳。視覚障害がある。
工夫しながら毎日を生きる少年。
サッカーと映画が好き。
パウリーナ ハイメが気になるクラスの女の子。
物語の転機となる存在。
ママ ハイメの母親。
心配性でハイメを気にかける。
パパ ハイメの父親。
働き者で家族を支える。
お兄ちゃん ハイメの兄。
お調子者な性格をもつ。
バス運転手さん ハイメのバスの運転手。
そっと手助けしてくれる存在。

登場人物がシンプルなぶん、それぞれの関係性がわかりやすいのも、この作品の読みやすさにつながっています。

ちなみに、作者のアリシア・モリーナさんは、脳性麻痺のある娘さんの姿からこの物語を生み出したそうです。

だからこそ、障害を「特別な悲劇」としてではなく、子どもの日常の一部として描けているんでしょうね。

なんだかんだ、そういうリアルな背景が、物語の温かさに直結しているんだなぁ、と。

第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(2026年度)の小学校中学年の部

この本は第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。

読書感想文全国コンクール公式サイト
半世紀を超えて多くの児童や生徒に取り組み続けられている読書感想文。読書の感動を文章に表現することを通じて、読書の楽しさや素晴らしさを体験してもらい、子どもや若者たちの考える力を育んでいます。

小学校中学年の部の課題図書の一覧と、それぞれの読書感想文の書き方とあらすじの紹介ページがこちらです。

タイトル 作者・訳者など 出版社 価格(税込)
『まだまだここから』 宇佐美牧子 作
酒井 以 絵
ポプラ社 1,540円
『それからぼくはひとりで歩く』 アリシア・モリーナ 作
星野由美 訳
犬吠徒歩 絵
ほるぷ出版 1,595円
『おいしいお米をつくりたい!
ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』
谷本雄治 著 汐文社 1,980円
『宇宙でウンチ
みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』
A.ボンドー=ストーン
C.ホワイト 作
L.ケンセス 絵
千葉茂樹 訳
あすなろ書房 1,650円
『まだまだここから』の読書感想文の書き方とあらすじ
宇佐美牧子『まだまだここから』のあらすじ(100字・200字・400字)と読書感想文の書き方を解説。テンプレート・例文・タイトル例つきで、短くまとめた簡単な要約から詳しい内容まで網羅しています。
『おいしいお米をつくりたい!ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』の読書感想文の書き方とあらすじ
谷本雄治『おいしいお米をつくりたい!ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』の読書感想文の書き方とあらすじを解説。100字・200字・400字の要約から、テンプレート・1200字の例文・タイトルの付け方まで、感想文に必要な情報をまとめました。
『宇宙でウンチ』の読書感想文の書き方とあらすじ
『宇宙でウンチ』のあらすじと読書感想文の書き方を解説。100字・200字・400字の短く簡単な要約から、詳しいあらすじ・例文・テンプレート・タイトル例まで網羅。第72回青少年読書感想文全国コンクール小学中学年課題図書対応。

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