『兎の眼』の読書感想文|小学生・中学生・高校生の書き方

『兎の眼』の読書感想文 感想

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『兎の眼』を題材に読書感想文を書こうとしている人も多いのではないでしょうか。

本作は、児童文学作家・灴谷健次郎さんのデビュー作であり、発表された当時から高く評価され、数々の賞にも選ばれてきた名作。

塵芥処理場のそばにある小学校を舞台に、新任の先生と、なかなか心を開かない子どもたちとの関わりが、じっくりと描かれる物語です。

私は読書が趣味で、年間100冊以上の本を読んでいるのですが、この作品はそのなかでも特に、読み終えたあとにいろいろ考えさせられた一冊でした。

この記事では、『兎の眼』の読書感想文を書くときに役立つ「書き方」「例文」「題名」「書き出し」を、まとめて紹介していきます。

コピペしてそのまま使えるテンプレートも用意しているので、小学生・中学生・高校生、どの学年の人にも参考にしてもらえるはずです。

『兎の眼』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

読書感想文のなかで『兎の眼』のあらすじを説明するとき、長く書きすぎてしまう人、意外と多いんです。

あらすじが長くなると、肝心の「自分の考え」を書くスペースが減ってしまいます。

そこで、感想文の本文にそのまま組み込みやすい、短めのあらすじを3パターン用意しました。

自分の書きたい感想のトーンに合わせて、好きなものを選んでみてください。

タイプ①:作品全体を紹介するあらすじ

『兎の眼』は、新任教師の小谷芙美が、工業地帯の小学校で、ほとんど話さない子どもや、周りから理解されにくい子どもたちと向き合いながら、教師として、そして一人の人間として成長していく物語だ。厳しい環境のなかで暮らす子どもたちの日々や、命の大切さ、人を理解することの難しさが、丁寧に描かれている。

タイプ②:テーマを中心に紹介するあらすじ

『兎の眼』では、新しく赴任した先生が、周りから「問題のある子」だと思われがちな子どもたちと関わりながら、少しずつ信頼関係を築いていく様子が描かれる。命の尊さや、一人ひとりの個性を認めることの大切さについて、深く考えさせられる作品だ。

タイプ③:主人公の成長を中心に紹介するあらすじ

大学を出たばかりの主人公は、教師としての経験も浅いまま、個性豊かな子どもたちのクラスを受け持つことになる。戸惑いや失敗を重ねながらも、子どもたち一人ひとりと真剣に向き合い、教師としても、一人の人間としても成長していく姿が印象的な作品だ。

『兎の眼』の読書感想文の書き方

『兎の眼』の読書感想文を書くうえで、確認しておきたい重要なポイントは、大きく分けて3つ。

この3つさえおさえておけば、あらすじの説明だけで終わってしまう「よくある失敗」を防げます。

この記事では、そのポイントを踏まえた「穴埋め式テンプレート」も用意しているので、順番に埋めていくだけで、感想文の骨組みが完成する仕組みになっていますよ。

絶対に書くべき「心に残る」3つのポイント

『兎の眼』の読書感想文を書くとき、必ずおさえておきたい要点は、次の3つです。

  1. 一人ひとりの個性を認め、人を決めつけないこと
  2. 命の尊さと、生き物を大切にする気持ち
  3. 本当の教育や成長とは何か

この3つは、物語全体を通して繰り返し描かれるテーマであり、感想文の軸として、とても使いやすいポイントです。

ただ内容を要約するだけでは、感想文としては物足りません。

大切なのは、それぞれのポイントについて「自分がどう感じたか」をメモしておくこと。

これをやっておくかどうかで、感想文の仕上がりがまったく変わってきます。

メモの取り方は、そんなに難しく考える必要はありません。

ノートやスマホのメモ帳に、次のような形で書き出してみてください。

  • 印象に残った場面(ざっくりでOK)
  • そのとき自分が感じたこと(驚いた・共感した・モヤモヤした、など)
  • 似たような自分の経験(あれば)

この3つを書き出しておくだけで、感想文の材料はほぼそろったようなもの。

なぜ「どう感じたか」がそんなに重要なのか、疑問に思う人もいるかもしれませんね。

読書感想文というのは、あらすじを説明する文章ではなく、あくまで「自分の考え」を伝える文章です。

同じ本を読んでも、感じ方は人それぞれ。

だからこそ、「どう感じたか」という部分こそが、その人らしさが一番出るところなんです。

先生や審査する人が読みたいのも、実はそこだったりします。

①一人ひとりの個性を認め、人を決めつけないこと

『兎の眼』では、教師が子どもたちを「問題児」「できない子」と決めつけるのではなく、一人ひとりと向き合い、それぞれの良さや可能性を見つけようとしていきます。

人は見た目や第一印象だけでは分からない、ということを、じっくりと教えてくれる場面です。

このポイントについてメモするなら、たとえば「自分も友達を第一印象だけで判断してしまったことはないか」「実際に話してみて、印象が変わった経験はないか」といったことを思い出してみてください。

こうした経験、誰にでも一つや二つはあるはずですよね。

小学生なら、クラスの友達それぞれに得意・苦手があること。

中学生なら、第一印象だけで人を判断してしまった経験。

高校生なら、偏見やレッテル貼りについて考えたこと。

それぞれの学年に合わせて、身近なエピソードを思い出しながらメモしてみるといいですよ。

②命の尊さと、生き物を大切にする気持ち

作品のなかでは、人間だけでなく、生き物との関わりを通して、命の大切さが丁寧に描かれています。

ここで注意したいのが、「命は大切」という結論だけで終わらせないこと。

なぜそう感じたのか、そこまで書けると、ぐっと説得力のある感想文になります。

メモするときは、「自分が命の大切さを実感した瞬間はあったか」「動物や植物を育てた経験はあるか」を思い出してみましょう。

小学生なら、動物を飼った経験や、生き物を大切にしたいと思った理由。

中学生なら、命の重さについて考えたこと。

高校生なら、命を尊重する社会や、人間と自然との関係について。

この部分は、意外と身近な体験から書けることが多いテーマです。

③本当の教育や成長とは何か

『兎の眼』では、教師が子どもを教えるだけでなく、教師自身も子どもたちから多くを学び、成長していきます。

「教える人」と「教えられる人」が、一方通行の関係ではないこと。

これが、この作品の大きなテーマの一つです。

正直、最初にこのテーマに気づいたときは、少し意外に感じました。

先生は何でも知っている存在だと、なんとなく思い込んでいたからです。

メモするときは、「先生や大人から学んだ経験だけでなく、自分が誰かに何かを教えた・気づかせた経験はないか」も思い出してみてください。

小学生なら、先生や友達から学んだ経験。

中学生なら、努力することや信頼関係について。

高校生なら、教育とは何か、人が成長するために必要なものについて。

この3つのポイントについて、それぞれメモができたら、あとはテンプレートに沿って埋めていくだけです。

穴埋め式テンプレート

ここからは、実際に感想文を組み立てていくためのテンプレートをご紹介します。

空欄に、さきほどメモした内容を当てはめていくだけで、感想文の骨組みが完成しますよ。

ステップ1:本を選んだ理由・第一印象

私は『兎の眼』を読んだ。

この本を選んだ理由は、(            )だったからだ。

読み始める前は、(            )という話だと思っていた。

ステップ2:あらすじの紹介(100〜150字程度)

この作品は、新任教師が子どもたちと向き合い、さまざまな出来事を経験しながら、お互いに成長していく物語である。

命の大切さや、(            )について考えさせられる作品だった。

ステップ3:ポイント①(人を決めつけないこと)

私が一番印象に残ったのは、(            )という場面だった。

私はこれまで、(            )と思うことがあった。

しかし、この作品を読んで、(            )ということに気づいた。

ステップ4:ポイント②(命の尊さ)

この作品では、命の大切さが強く描かれていた。

私は、(            )という場面を読んで、命とは(            )なのだと思った。

これからは、(            )を大切にしていきたい。

ステップ5:ポイント③(本当の教育・成長)

主人公は子どもたちを教えるだけでなく、自分自身も成長していく。

私は、(            )という場面から、成長とは(            )ことなのだと感じた。

私自身も、(            )という経験があるので、これからは(            )ようにしたい。

ステップ6:まとめ

私は『兎の眼』を読んで、(            )ということを学んだ。

この作品は、命や思いやり、人を理解することの大切さを教えてくれる本だった。

これからは、(            )を意識して生活したい。

『兎の眼』の読書感想文の例文

ここからは、実際に『兎の眼』の読書感想文を、小学生・中学生・高校生それぞれの学年に合った長さでまとめた例文を紹介します。

丸ごとコピペするのではなく、自分の言葉に置きかえながら参考にしてもらえると嬉しいです。

800字の小学生向け

【題名】人を決めつけない心

私は『兎の眼』を読んだ。この本を読む前は、先生と生徒のふつうの話だと思っていた。でも読んでみると、そんな簡単な話じゃなかった。

この物語には、あまり話さない男の子や、周りから少し変わっていると思われている子が出てくる。新しく来た先生は、最初はどう接したらいいのか分からなくて、とまどってばかりだった。私はその気持ち、なんだか分かる気がした。

私が一番心に残ったのは、先生が子どもを「できない子」だと決めつけずに、一人ひとりとちゃんと向き合おうとする場面だ。正直、そこを読んだときは少し驚いた。だって、周りの大人がすぐにあきらめてしまいそうな場面でも、先生はあきらめなかったからだ。

私にも、話すのが苦手な友達を「話しかけにくい人」だと勝手に思っていたことがある。でも、実際に話してみたら、すごく優しい人だった。この本を読んで、見た目や第一印象だけで人を決めつけてはいけないんだと、あらためて気づいた。

もうひとつ心に残ったのは、命の大切さについての場面だ。人間だけじゃなくて、小さな生き物にも命があって、それを大事にする気持ちが、ていねいに描かれていた。私は前に、教室で植物を育てたことがある。そのとき「最後まで責任を持とう」と先生に言われたことを思い出した。この本を読んで、あの言葉の意味が前よりも分かった気がする。

それから、先生自身も子どもたちから学んで、少しずつ成長していくところもすてきだと思った。教えるのは先生で、教えられるのは子ども、そう思いこんでいたけど、この本を読んで、それはちがうんだと知った。大人も子どもから学ぶことがたくさんあるのだろう。

私はこの本を読んで、人を決めつけないこと、命を大切にすること、そしてお互いに学び合うことの大切さを知った。これからは、友達のことをもっと知ろうとする気持ちを忘れずに、学校生活を送りたい。困っている友達がいたら、すぐに「めんどうな子」と思わず、「どうしたのかな」と考えられる自分になりたいと思う。

1200字の中学生向け

【題名】決めつけないという強さ

『兎の眼』を読んで、私が一番考えさせられたのは、「人を見た目や第一印象だけで判断してはいけない」ということだ。私はこれまで、あまりしゃべらない人を見ると、「話しかけにくい人なんだろうな」と勝手に思ってしまうことがあった。でも、この本を読んで、それはとても浅い考え方だったのかもしれないと気づかされた。

物語には、新しく赴任してきた先生が出てくる。先生は、周りからは理解されにくい子どもたちと向き合いながら、少しずつ関係を築いていく。最初から何でもうまくいくわけではなく、失敗したり、とまどったりする場面も多い。正直、そういう先生の姿を読んで、少し意外だった。先生というのは、いつも正解を知っている存在だと思い込んでいたからだ。

でも一方で、その「うまくいかなさ」こそが、この物語のリアルさを支えているのだとも感じた。子どもを「問題のある子」だと決めつけず、それぞれの良さを信じて関わり続ける先生の姿は、読んでいて胸が熱くなる場面が多かった。失敗を重ねながらも前に進もうとする姿は、案外かっこいいものなんだと思う。

私は中学校生活のなかで、あまり話さない友達を「一人でいるのが好きなタイプ」だと思っていたことがある。しかし、実際に話してみると、とても優しくて、ただ話すのが少し苦手なだけだった。この経験と『兎の眼』の内容が重なって、人を理解するには時間がかかるものなんだと、あらためて感じた。

また、この作品では命の大切さも強く描かれている。人間だけでなく、小さな生き物にも命があって、その命を大切にすることが、人を大切にすることにもつながっているように思えた。私は普段、道ばたの草花や小さな虫を気にとめたことなんて、正直あまりなかった。とはいえ、この本を読んでからは、小さな命にもそれぞれ役割があって、大切にしなければならない存在なんだと考えるようになった。

さらに心に残ったのは、先生自身も子どもたちから学び、成長していくところだ。「先生は何でも知っている人」だと思い込んでいたが、この作品では先生も迷いながら子どもたちと向き合い、一緒に成長していく。その姿を見て、成長するのは子どもだけじゃなくて、大人も同じなんだと分かった。これを知ったときは、ちょっと得した気分になった。

この本を読んで、私は人と接するときには相手の立場を考えて、決めつけないようにしたいと思った。そして、困っている人がいたら、その人の話をきちんと聞いて、理解しようとする気持ちを持ちたい。

『兎の眼』は、人を信じること、命を大切にすること、そして相手を理解しようと努力することの大切さを教えてくれる作品だった。この本から学んだことを、これからの学校生活や友達との関係のなかで生かしていきたいと思う。人を理解するのは、正直かんたんなことじゃない。だからこそ、あきらめずに向き合う姿勢が大事なんだと、この本は私に教えてくれた気がする。

2000字の高校生向け

【題名】人を理解するということの難しさと尊さ

『兎の眼』を読み終えたあと、私の心に一番残ったのは、「人を理解することは、簡単なようでとても難しい」という思いだった。学校の先生と子どもたちの物語でありながら、それ以上に、人と人とが信頼を築くためには何が必要なのかを、静かに問いかけてくる作品だと感じた。

主人公は新しく赴任してきた教師だ。個性豊かな子どもたちと向き合うなかで、何度も失敗し、悩みながら少しずつ成長していく。教師だからといって、最初から正しい答えを持っているわけではない。その姿は、思っていたよりもずっと人間らしく感じられた。正直、教師像がここまで揺らぐ物語だとは思っていなかったので、少し驚いた。

そして、子どもたちのほうも、先生との関わりを通して少しずつ変わっていく。教える側と教えられる側という一方通行の関係ではなく、お互いが学び合いながら成長していく。そこにこの作品の一番の魅力があるように思う。物語の舞台になっているのは、決して恵まれているとはいえない環境だ。それでも、そこで暮らす人たちの日々には、確かな温かさが流れている。そのコントラストが、読んでいて心に残った。

私が特に印象に残ったのは、人を簡単に「問題児」や「できない子」と決めつけない姿勢だ。社会では、成績や運動能力、性格などによって、人が評価される場面が少なくない。でも一方で、そうした基準だけでは、その人の本当の姿は見えてこないのではないか。この作品はそんな問いを投げかけてくる。一人ひとりに違う背景があり、それぞれの可能性がある。当たり前のようで、つい忘れてしまうことだと思う。

私は高校生活のなかで、「あの人はこういう人だ」と勝手に決めつけてしまった経験がある。しかし、実際に話してみると、印象とはまったく違う一面を知ることが何度もあった。この本を読んで、自分が見ているのは相手のほんの一部分に過ぎないのだと、あらためて考えさせられた。この気づきは、ちょっと得した気分になったと同時に、少し反省もさせられる出来事だった。人を知るというのは、一度会っただけで分かった気になっていいものではないのかもしれない。

また、この作品では命の尊さについても深く描かれている。ただ「命は大切だ」と説明するのではなく、生き物との関わりや、日常のさりげない出来事を通して、その意味を読者自身に考えさせる構成になっている点が印象的だった。命は特別な場面だけでなく、毎日の生活のなかに、当たり前のように存在している。忙しい日々を過ごしていると、そのことをつい忘れてしまいがちではないだろうか。私はこの部分を読みながら、自分がどれだけ「命」というものを意識せずに生活してきたか、少し考えさせられた。小さな生き物にまなざしを向けることは、めんどうなことのように思えて、実はとても大切な習慣なのかもしれない。

さらに、この作品を読んで考えたのは、教育とは何かということだ。教育とは、知識を教えることだけではなく、その人の可能性を信じて、成長を支えることなのだと思った。先生自身も子どもたちとの関わりのなかで学び続ける姿は、「学ぶことには終わりがない」ということを、静かに示しているようだった。テストの点数や成績だけでは測れないものが、人にはたくさんあるのだと、この本を通して感じさせられた。

現代では、多様性を尊重することの大切さがよく語られる。とはいえ、多様性とは単に違いを認めることではなく、その違いを理解しようと努力し続けることではないだろうか。『兎の眼』は、その姿勢を物語を通してそっと教えてくれる作品だった。効率や結果ばかりが重視されがちな世の中で、時間をかけて人と向き合うことの価値を、この本はあらためて思い出させてくれた気がする。

私はこの本を読んで、人を理解するためには時間も努力も必要なのだと学んだ。そして、相手を変えようとする前に、自分が相手を理解しようとしているかどうかを、まず考えることが大切なのだと思った。答えをすぐに求めがちな今の時代だからこそ、こうした遠回りな向き合い方にも意味があるのだと感じている。

これから私は、人を第一印象や先入観だけで判断せず、その人の話を聞き、その人自身を知ろうとする姿勢を大切にしたい。また、自分とは違う考え方や価値観に出会ったときも、すぐに否定するのではなく、「なぜそう考えるのだろう」と想像できる人でありたいと思う。

『兎の眼』は、教師と子どもの物語であると同時に、人が人を信じ、理解しようとすることの難しさと尊さを描いた作品だった。この本で得た学びは、学校生活だけでなく、これから社会に出て多くの人と関わっていくなかでも、きっと私を支えてくれるはずだ。読み終えたあとも、ふとした瞬間にこの物語の場面を思い出すことがある。それだけ、この本は私のなかに深く残る一冊になったのだと思う。

書き出し例×5

①第一印象から始める

『兎の眼』を読み終えたとき、私の心に一番残ったのは、「人を決めつけてはいけない」ということだった。この作品を読む前と後では、人を見るときの考え方が、少し変わったように思う。最初は先生と子どもたちの、ありふれた学園ものだと思っていた。でも実際は、そんな単純な話じゃなかった。読み進めるうちに、自分の考え方そのものを問い直されているような感覚になった一冊だった。

②自分の経験と結び付ける

私はこれまで、友達を第一印象だけで「こんな人だ」と思い込んでしまうことがあった。でも、『兎の眼』を読んで、その考え方はまちがっていたのかもしれないと感じた。人はみんな、いろんな事情や背景をかかえて生きている。それを知ろうともせず、勝手にレッテルを貼っていたことに、この本を読んで初めて気づかされた。恥ずかしい話だが、これが正直な感想だ。

③疑問から始める

「本当に人を理解する」とは、どういうことなんだろうか。私はこの本を読むまで、相手を知っているつもりで、本当は何も分かっていなかったのかもしれないと思った。分かった気になることほど、こわいことはない。『兎の眼』を読んで、そんなことをあらためて考えさせられた。この問いに、明確な答えはまだ出せていない。でも、考え続けることに意味があるのだと思う。

④印象に残った場面から始める

先生が子どもたち一人ひとりと、真剣に向き合う場面が、とても印象に残った。その姿を見て、私は人と信頼関係を築くことの難しさと、その大切さについて考えた。簡単には打ち解けられない相手にも、あきらめずに関わり続ける。言葉にすると簡単だが、実際にやるのは、決して簡単なことではないはずだ。『兎の眼』は、その難しさを、きれいごとなしに描いている作品だった。

⑤テーマを紹介して始める

『兎の眼』は、学校が舞台の物語だ。でも、ただの学校の話ではない。命の大切さや思いやり、人を信じることについて、たくさんのことを教えてくれる作品だった。読み終えるまで、これほど深いテーマをかかえた物語だとは、正直思っていなかった。だからこそ、多くの人に読んでほしいと感じている。

題名の例×5

番号 題名の例
1 一人ひとりの良さを信じるために
2 『兎の眼』が教えてくれた思いやり
3 人を決めつけない心
4 本当の優しさとは何だろう
5 命と向き合って気づいたこと

振り返り

ここまで、『兎の眼』の読書感想文について、あらすじの型から、書き方、穴埋め式テンプレート、小学生・中学生・高校生向けの例文、書き出しと題名の例まで、一通り紹介してきました。

あらすじはできるだけ短くまとめて、そのぶん「自分がどう感じたか」を書くこと。

これが、この作品の感想文をうまく書くための一番のコツです。

正直、読書感想文を書くのはめんどうだと感じている人も多いと思います。

でも一方で、しっかり向き合って書いた文章は、あとから読み返したときに、案外自分の宝物になっていたりするものです。

今回紹介したテンプレートや例文を参考にすれば、あなたにもきっと、自分らしい読書感想文が書けるはずです。

ぜひ最後まで、自分の言葉で仕上げてみてくださいね。

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