『チーム・テスならだいじょうぶ』の読書感想文の書き方をあらすじの要約から例文・テンプレートまでまるごと解説していきますね。
この小説はベストセラー作家カービー・ラーソンと、娘のクイン・ワイアットによる共著。
クローン病という難病を抱えながらも自分らしく生きようとする中学2年生の少女・テスの成長を描いた、ユーモアと感動がつまった青春ストーリーですよ。
2026年(第72回青少年読書感想文全国コンクール)の中学校の部の課題図書にも選ばれた注目の一冊。
あらすじは「100字」「200字」「400字」と短くから詳しくまで3段階で要約していますし、感想文の例文・テンプレート・タイトル案もぜんぶそろっています。
とりあえず最後まで読んでもらえれば、感想文の書き方に迷うことはないはずですよ。
カービー・ラーソン&クイン・ワイアット『チーム・テスならだいじょうぶ』のあらすじ(ネタバレなし)
『チーム・テスならだいじょうぶ』のあらすじを100字の短いものから200字・400字の要約まで、3段階で紹介していきますよ。
感想文を書く前に「どんな物語だったっけ?」と確認したいときにも役立ちますので、ぜひ活用してください。
短いあらすじ(100字)
転校生のテスは手作りお菓子で友だちを作り、焼き菓子コンテスト出場を目指す。しかし激しい腹痛に見舞われる。その原因はクローン病だった。治らない難病と向き合いながら、仲間たちと前に進んでいく物語。
簡単なあらすじ(200字)
中学2年で転校してきたテスは、友だち作りが少し苦手。得意の手作りのお菓子をふるまうことで少しずつ仲間ができ、ハイレベルな焼き菓子コンテスト「ベイクオフ」への挑戦を決意する。やがて仲間たちも応援し始めて「チーム・テス」が結成される。しかし、テスのお腹をたびたび襲う激しい痛みは悪化の一途をたどる。検査の結果は「クローン病」。完治する方法のない難病と向き合いながら、仲間たちと支え合って前へ進もうとする青春物語。
詳しいあらすじ(400字の要約)
主人公のテスは父を亡くした経験を持つ中学2年生。転校先でも友だちができるか不安を抱えていたが、得意の手作りお菓子を周囲にふるまうことで、エリーやラジットたち個性豊かな仲間と出会い、学校生活が変わっていく。
やがてテスは亡き父との思い出にもつながる「ベイクオフ」という焼き菓子コンテストへの出場を決意。友人たちが「チーム・テス」として応援し始め、物語は盛り上がっていく。
しかし、以前からたびたびあった激しい腹痛は悪化し、テスは痛みを隠したまま普段どおりに振る舞おうとする。そして病院の検査で「クローン病」という慢性疾患であることが判明。完治の方法がなく、生涯付き合っていかなければならない難病を前に、テスはショックと怒りと不安に揺れる。
それでもチーム・テスの仲間たちはテスを支え続け、コンテスト当日も諦めずに寄り添う。病気と向き合いながら夢に挑む姿を通して「人に頼ることの大切さ」と「支え合う力」が描かれる感動作だ。
『チーム・テスならだいじょうぶ』の読書感想文の書き方
ここからは『チーム・テスならだいじょうぶ』の読書感想文を書くための具体的な方法を分かりやすく解説していきます。
「何を書けばいいか分からない」という人でも、ステップどおりに進めば感想文がまとまるように作ってありますので。
まずは「3つの重要ポイント」から確認しましょう。
これを書けばだいじょうぶ!3つのポイント
『チーム・テスならだいじょうぶ』の読書感想文で、必ず触れておきたい重要ポイントは3つ。
なぜかというと、この3つがテスの心の成長の流れそのものだからですよ。
- ① 転校してきたテスが友だちを作ろうと奮闘する場面
- ② クローン病という難病が発覚し、覚悟を決める場面
- ③ チーム・テスが結成され、ベイクオフに挑戦する場面
この3つを中心に書けば、感想文の流れが自然と「孤独→病気の受容→チームの支え」という構成になります。
で、そこに自分の経験を加えれば、深みのある感想文が完成するわけですね。
それぞれ詳しく解説していきますよ。
1 転校してきたテスが友だちを作ろうと奮闘する場面
物語の前半、テスが転校してきたばかりのころのエピソード。
すでにグループができあがっているクラスの中で、テスは一人でランチを食べる日々が続きます。
「友だち作りはわたしのスーパーパワー」と自分に言い聞かせながら、手作りお菓子を持って仲間に近づこうとする姿が印象的。
なぜこの場面が重要かというと、「新しい環境での不安や孤独感」は多くの中学生が共感できるテーマだからです。
たとえば、転校の経験がなくても、クラス替えや部活の入部直後など、似たような気持ちになったことはありませんか。
感想文には「テスの不安を読んで自分はどう感じたか」を書いてみましょう。
2 クローン病という難病が発覚し、覚悟を決める場面
物語の中盤、ずっと続いていた腹痛が「クローン病」という慢性疾患によるものだと判明する場面。
完治する方法がない、つまり一生付き合っていかなければならない病気だということがテスに告げられます。
さすがにこれは……テス自身もショックを受けるし、読んでいるこちらもぐっとくるシーンですよね。
この場面が読書感想文の核になるのは「治らない病気と向き合いながら、どう前向きに生きるか」という深いテーマがここに凝縮されているからです。
感想文では「もし自分がテスだったらどうするか」という問いかけを入れると、ぐっと深みが増します。
結局のところ、この場面こそが『チーム・テスならだいじょうぶ』という物語の心臓部だと思っています。
3 チーム・テスが結成され、ベイクオフに挑戦する場面
物語の後半、エリーとラジットとともに「チーム・テス」が結成され、焼き菓子コンテスト「ベイクオフ」へ挑む場面。
病気による不調を抱えながらも、仲間に支えられてコンテストに臨むテスの姿は、やっぱり胸にくるものがありますね。
ここが重要なのは「一人で抱え込まず、人に助けを求めること」の大切さが最もはっきりと表れるシーンだからです。
「チーム・テスならだいじょうぶ」というタイトルに込められた意味も、この場面で初めて腑に落ちます。
感想文には「誰かに支えられた経験や、誰かを支えた経験」と重ね合わせて書くと、自分の言葉で語りやすくなりますよ。
こう書こう!らくらくテンプレート
『チーム・テスならだいじょうぶ』の感想文を楽に仕上げられるように、ステップバイステップのテンプレートを作りました。
空欄を自分の言葉で埋めていくだけで感想文が完成する形式ですので、とりあえずここに書き込むつもりで進めてみてください。
ステップ1:導入(約100〜150字)
私は、 (きっかけ)でこの本を読んだ。
『チーム・テスならだいじょうぶ』の主人公テスは、中学2年生で転校してきた女の子だ。
クラスに があって、テスは一人で を食べる毎日が続く。
私も (自分の経験) のとき、テスと似たような気持ちになったことがあるので、この本の最初のページから強く引き込まれた。
ステップ2:ポイント①の感想(約200字)
まず心に残ったのは、テスが (具体的な場面)の場面だ。
テスは友だちを作ることが で、新しいクラスに馴染めるか不安でいた。
それでも (テスがとった行動) とする姿を見て、私は と感じた。
自分も (自分の経験) という経験があり、テスの気持ちが ほど理解できた。
この場面から、私は (学んだこと) ということを学んだ。
ステップ3:ポイント②の感想(約250字)
物語の中盤で、テスは「クローン病」という難病であることが判明する。
これは で、一生付き合っていかなければならない病気だ。
テスが (テスの反応) という場面を読んで、私は と感じた。
もし自分がテスだったら、 だろうと考えさせられた。
『チーム・テスならだいじょうぶ』を読んで、「治らない病気と向き合いながら 」ということの意味を、初めてじっくりと考えた。
ステップ4:ポイント③の感想(約250字)
テスはエリーとラジットとともに「チーム・テス」を結成し、「ベイクオフ」へ挑む。
このとき、テスは (チームのサポート内容) という支えを受けていた。
この場面を読んで、私は と感じた。
私にも (支えられた・支えた経験) という経験がある。
そのとき (そのときの気持ち) と感じたから、チーム・テスの絆がとてもリアルに伝わってきた。
「一人で抱え込まず、周りに助けを求めること」の大切さを、『チーム・テスならだいじょうぶ』は教えてくれた。
ステップ5:結論(約150字)
この本を通して、テスは (テスの成長) ことができた。
私も同じように、 (自分の学び) ということを学んだ。
これからは (具体的な行動目標) ようにしていきたい。
「チーム・テスならだいじょうぶ」――この言葉の意味は、仲間がいれば前に進めるということだと、私は理解した。
2000字の例文
『チーム・テスならだいじょうぶ』は夏休みの課題図書として手に取った。あらすじを読んだときは「ちょっと自分には難しそうな話だなあ」と思っていた。
でも読み始めたら止まらなくなって、結局三日で読み終えてしまった。
ふだん本を読まない私にとっては意外なことで、人生で初めて夢中で読んだ本なのは間違いない。
これはクローン病という難病を抱えながらも自分らしく生きようとする中学2年生の少女・テスの物語だ。
物語の最初の場面で、テスは転校してきたばかりのクラスで一人でランチを食べている。
クラスにはすでにグループができていて、どこに座ればいいのかわからない。
「友だち作りはわたしのスーパーパワー」と自分に言い聞かせながら、一歩踏み出そうとするテスの姿が最初からずっと心に刺さっていた。
私も小学5年生のとき、クラス替えで仲のよかった友だちと離れてしまい、昼休みを一人で過ごした時期があった。
あのときの「どこに行けばいいのかわからない」という気持ちと、テスが感じていた孤独は、きっと同じだったと思う。
テスが手作りのお菓子を持って仲間に近づこうとする姿はとんでもなく勇気があることだ感じたし、「自分の得意なことで人とつながっていいんだ」と気づかせてくれた。
自分の得意なもので、友だちとの橋渡しができる。
それは、誰にでも使えるスーパーパワーなのかもしれない。
物語の中盤で、テスの腹痛が「クローン病」という難病によるものだと判明する。
クローン病は腸に炎症が起きる病気で、完治する方法がまだ見つかっていない。
一生付き合っていかなければならない病気だと告げられたとき、テスがどれほどのショックを受けたか、読んでいる私にも伝わってきた。
なぜ自分なんだろう、これから普通の生活ができるのか、という怒りと不安。
そういう気持ちを隠したまま、周囲に心配をかけまいとするテスの姿が、苦しくて、でもどこかかっこよくもあった。
もし自分が同じ立場だったら、どうするだろうと考えた。
正直、すぐに前向きにはなれないと思う。
でもテスは、病気を抱えながらも「ベイクオフに挑戦する」という夢を諦めなかった。
「病気がわたしのすべてを決めるわけじゃない」という言葉が、じわじわと心に染みてきた。
どんなに大変な状況でも、自分らしくいられること。
それがどれだけ難しくて、どれだけ大切なことか、『チーム・テスならだいじょうぶ』は教えてくれた。
物語の後半、テスはエリーとラジットとともに「チーム・テス」を結成し、焼き菓子コンテスト「ベイクオフ」へ挑む。
病気の痛みを抱えながらコンテスト当日を迎えるテスに、仲間たちが寄り添い続ける場面は、読んでいて胸が熱くなった。
私は去年の合唱コンクールで、のどの調子が悪くなって本番直前まで声が出なかったことがある。
みんなの足を引っ張らないようにと、家の風呂場でひとりで練習しすぎたのがいけなかったのだろう。
そのとき、クラスメイトが「大丈夫、みんながいるから」と声をかけてくれた。
あの一言で、緊張が少し和らいだのを今でも覚えている。
テスが仲間の存在によって「一人で抱え込まなくていい」と気づいていく過程は、あのときの自分の気持ちに重なった。
人に頼ることは、あまりいいことだと思われていないし、私もずっと避けてきたことだ。
でも、それは本当は弱いことじゃない。
むしろ、支え合うことが生きる力になるのだということを、チーム・テスは体を張って見せてくれた。
この本を読み終えて、タイトルの「チーム・テスならだいじょうぶ」という言葉の意味がやっと分かった気がした。
「だいじょうぶ」というのは、病気が治ることではない。
困難がなくなることでもない。
仲間がいること、支え合えること、それ自体が「だいじょうぶ」なのだということ。
テスがクローン病と診断されたことで、この物語は「辛い話」になりそうだった。
でも読み終えたとき、不思議と前向きな気持ちになっていた。
それは『チーム・テスならだいじょうぶ』が、難病を描きながらも、最終的には「人と人がつながる力」を信じさせてくれる物語だったからだと思う。
これからは、困難なことがあったとき、一人で抱え込まず、誰かに頼れる自分でいたい。
そして誰かが困っていたら、チーム・テスのメンバーのように、できる方法で力を貸せる人間になりたいと思った。
テスの物語は、そんな当たり前のことを、あらためて大切に思わせてくれた。
タイトルの付け方例
読書感想文のタイトルは、内容を一言で表せるものが理想。
『チーム・テスならだいじょうぶ』の感想文につけやすいタイトルを15個考えましたので、参考にしてみてください。
- 「だいじょうぶ」の意味をテスが教えてくれた
- チーム・テスに学んだ支え合うということ
- 一人で抱え込まなくていいと初めて知った
- 難病があっても夢は諦めなくていい
- チーム・テスならだいじょうぶって本当だと思った
- 転校してから本当の友だちができるまで
- クローン病でもベイクオフに挑戦したテスのこと
- みんなで支え合うから、私もだいじょうぶ
- テスが教えてくれた「だいじょうぶ」の意味
- 孤独な転校生がチームの一員になるまで
- 支え合える仲間がいれば前に進める
- お菓子づくりで友だちとつながれたこと
- 治らない病気でも夢は諦めないでいいと思った
- チーム・テスと一緒に歩んだ新しいスタート
- ひとりよりもみんなのほうが強くなれる
『チーム・テスならだいじょうぶ』の作品情報(ページ数や読むのにかかる時間)
作品の基本情報をまとめました。
読むのにかかる時間は、1ページあたり平均600字・日本人の平均読書速度1分間500字で計算しています。
350ページ×600字÷500字=約420分(7時間)が目安ですよ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | カービー・ラーソン&クイン・ワイアット(杉田七重 訳) |
| 発売年 | 2025年7月2日 |
| 出版社 | 鈴木出版 |
| 価格(税込) | 1,870円 |
| 対象年齢 | 中学生(第72回青少年読書感想文全国コンクール・中学校の部課題図書) |
| ジャンル | 成長小説・外国文学(アメリカ)・病気と向き合う物語 |
| ページ数 | 350ページ |
| 読むのにかかる時間 | 約7時間(420分) |
主な登場人物
『チーム・テスならだいじょうぶ』の主な登場人物を重要度の高い順にまとめました。
| 人物名 | 紹介 |
|---|---|
| テス | 主人公の中学2年生。 クローン病を抱えながら夢に挑む。 |
| エリー | テスの最初の友だち。 チーム・テス結成をリード。 |
| ラジット | テスを支える友人。 チーム・テスの一員。 |
| テスの父 | 心臓発作で他界。 テスの心の大切な存在。 |
| テスの母 | テスの病気を支える母親。 |
| ベイクオフ参加者たち | 個性豊かな素人菓子づくり愛好家。 互いにリスペクトし連帯する。 |
| ベイクオフ審査員 | コンテストで参加者を評価する人々。 |
| 学校の先生 | テスの体調を把握する存在。 |
| 医療関係者 | テスにクローン病を診断した医師ほか。 |
第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(2026年度)の中学校の部
この本は第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。
中学校の部の課題図書の一覧と、それぞれの読書感想文の書き方とあらすじの紹介ページがこちらです。
| タイトル | 作者・訳者など | 出版社 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 『君の火がゆらめいている』 | 落合由佳 作 | 講談社 | 1,650円 |
| 『チーム・テスならだいじょうぶ』 | カービー・ラーソン& クイン・ワイアット 作 杉田七重 訳 |
鈴木出版 | 1,870円 |
| 『リュウグウの砂に挑む チームで小惑星のサンプルを分析』 |
伊藤元雄 著 | くもん出版 | 1,760円 |


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