『旅猫リポート』の読書感想文|中学生と高校生の書き方と例文

『旅猫リポート』の読書感想文 感想

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旅猫リポート』の読書感想文を書こうとして、ペンが止まっていませんか?

本作は有川浩さんによる感動作で、猫のナナと飼い主の悟が繰り広げる「最後の旅」を描いた物語です。

累計40万部を超えるベストセラーとなり、第4回ブクログ大賞(小説部門)を受賞するなど、話題作としても知られています。

この記事では、『旅猫リポート』の感想文について、書き方から例文、題名、書き出しまで、まるごとコピペできるテンプレートも交えながら丁寧にご紹介していきます。

中学生のあなたにも、高校生のあなたにも役立つ内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

『旅猫リポート』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

『旅猫リポート』の読書感想文では、あらすじを長く書きすぎないことが大切です。

あらすじ部分が長くなると、感想文というより「作品紹介」になってしまいますよね。

そこでここでは、感想文の本文に組み込みやすい200字前後のあらすじを、3つのタイプに分けてご紹介します。

お好みのタイプを選んで、そのまま使ってもらってかまいません。

シンプル型

『旅猫リポート』は、飼い主の悟と猫のナナが、一緒に新しい飼い主を探すため旅に出る物語だった。旅の途中、悟の昔の友人たちを訪ねながら、二人はさまざまな人と再会していく。それぞれの再会には温かさがあり、人と猫の深い絆が丁寧に描かれていた。読んでいるうちに、悟とナナの関係にどんどん引き込まれていく作品だった。

猫視点強調型

『旅猫リポート』は、猫のナナの一人称で語られる、少し変わった構成の物語だった。ナナの目線から見た人間たちの姿は、ユーモラスでありながらどこか切ない。飼い主の悟が抱える事情のために、二人は日本各地を巡る旅に出ることになる。旅先での出会いを通して、人と動物の絆や本当の優しさが浮かび上がってくる作品だった。

テーマ重視型

『旅猫リポート』は、猫のナナと飼い主の悟が全国を旅しながら、悟の昔の友人たちと再会していく物語だった。それぞれの出会いや思い出が丁寧に描かれ、友情や家族愛、そして命の尊さが静かに伝わってくる。旅を通して、人と人、人と動物とのつながりの大切さを感じさせられる作品だった。

『旅猫リポート』の読書感想文の書き方

『旅猫リポート』の読書感想文をしっかり仕上げるためには、確認しておきたいポイントが3つあります。

この3つを押さえたうえで、この後にご紹介する穴埋め式テンプレートを使えば、迷わずに書き進めることができますよ。

この小説のテーマとなる3つのポイント

『旅猫リポート』の読書感想文を書くうえで、必ず盛り込みたい要点が3つあります。

  1. 人と動物の絆・本当の優しさ
  2. 出会いと別れが人を成長させること
  3. 家族・友情・人生について考えること

この3つは、それぞれ「自分がどう感じたか」をセットでメモしておくのがコツ。

感想文というのは、あらすじの説明ではなく、あなた自身の心の動きを書くものだからです。

「なぜそう感じたのか」まで書けるかどうかで、感想文の深みは大きく変わってきますよ。

人と動物の絆・本当の優しさ

この作品の中心にあるのは、悟とナナの深い信頼関係です。

言葉が通じなくても、お互いを思いやる気持ちが物語全体を支えています。

この場面を読んだとき、あなたはどんなことを感じましたか。

ノートやスマホのメモに、「悟とナナの関係を見て、私は〇〇と感じた」という一文を書き留めておくと、あとで感想文にそのまま使えます。

本当の優しさとは何かを考えるきっかけになった場面、ぜひメモしておいてくださいね。

出会いと別れが人を成長させること

旅の中では、さまざまな人との再会や別れが描かれます。

別れは悲しいものです。

でも一方で、それまで一緒に過ごした時間が、人を支え成長させることも、この作品は教えてくれます。

「〇〇の場面を読んで、別れについてこう考えた」という形でメモしておくと、感想文の柱になりますよ。

家族・友情・人生について考えること

『旅猫リポート』では、家族だけでなく、友人や周囲の人とのつながりも丁寧に描かれています。

人生において、多くの人に支えられて生きていることに気付かされる一冊。

自分の家族や友達との関係を振り返りながら読むと、心に響く場面がきっと見つかります。

「なぜそう感じたのか」「自分ならどうするか」「これからどう生かしたいか」の3点をメモしておくと、感想文に深みが出ます。

この3つのポイントをメモしながら読み進めると、あとで感想文を書くときにとても楽になります。

ぜひ試してみてください。

穴埋め式テンプレート

ここからは、先ほどの3つのポイントを盛り込んだ、穴埋め式のテンプレートをご紹介します。

空欄を埋めていくだけで、感想文の形が自然と完成しますよ。

STEP1 本を選んだ理由

私が『旅猫リポート』を読もうと思ったのは、(   )と思ったからだ。読む前は、(   )という物語だと思っていた。

STEP2 あらすじ

(上記の「あらすじの型」から好きなものを選んで貼り付けてください)

STEP3 一番心に残った場面

私が一番心に残ったのは、(   )の場面だ。その場面では、(   )が描かれていた。私は(   )と思い、とても印象に残った。

STEP4 人と動物の絆・本当の優しさ

悟とナナは(   )という関係だった。私は、本当の優しさとは(   )ことだと思った。私も(   )ような人になりたいと思った。

STEP5 出会いと別れが人を成長させること

私は(   )の場面を読んで、別れは悲しいだけではないと感じた。一緒に過ごした時間が(   )のだと思った。

STEP6 家族・友情・人生について考えること

私は(   )の場面を読んで、人は一人では生きていけないのだと思った。私も(   )をもっと大切にしたいと思った。

STEP7 自分の経験と結び付ける

私は(   )の経験がある。この作品を読んで、その時のことを思い出した。これからは(   )ようにしたい。

STEP8 まとめ

『旅猫リポート』を読んで、私は(   )が一番心に残った。この作品は、人とのつながりや命の大切さを教えてくれる物語だった。私もこれからは(   )ことを忘れずに生活したい。

『旅猫リポート』の読書感想文の例文

ここからは、『旅猫リポート』の読書感想文の例文を、中学生向けと高校生向け、それぞれの適した文字数でご紹介していきます。

あくまで一例ですので、ご自身の言葉に置き換えながら参考にしてくださいね。

1200字の中学生向け

【題名】本当の優しさとは何か

私が『旅猫リポート』を読もうと思ったのは、猫が語り手になる物語だと知って興味を持ったからだ。読む前は、猫と飼い主がのんびり暮らす、ほのぼのとした話だと思っていた。しかし読み進めるうちに、想像していたものとはまったく違う物語だと分かり、正直かなり驚いた。

『旅猫リポート』は、飼い主の悟と猫のナナが、一緒に新しい飼い主を探すため旅に出る物語だ。旅の中でさまざまな人との再会を通して、人と猫の深い絆や優しさが描かれていた。

私が一番心に残ったのは、ナナが悟の昔の友人たちに引き取られそうになる場面だ。友人たちはみんな優しい人ばかりで、ナナのことを大切にしようとしてくれる。それなのにナナは、誰の家でもうまくなじめない。読んでいて私は、ナナの気持ちが痛いほど伝わってきて、少し切なくなった。

この場面を読んで、私は本当の優しさとは何かを考えさせられた。悟は自分の体調が苦しいなかで、ナナのために新しい居場所を探し続けている。ナナもまた、自分が我慢してでも悟のそばにいたいと思っている。二人の関係は、言葉では説明しきれないほど深いものだと感じた。私も、誰かのために自分の気持ちを抑えられる人になりたいと思った。

もう一つ印象に残ったのは、旅の途中でいくつもの出会いと別れが描かれていたことだ。悟は小学校、中学校、高校それぞれの時代の友人を訪ね歩く。久しぶりに会う人たちとの会話には、懐かしさとほんの少しの寂しさが混じっていた。私はこの部分を読んで、出会いと別れは、決して悲しいだけのものではないのだと気づかされた。一緒に過ごした時間があったからこそ、再会したときにあたたかい気持ちになれるのだと思う。

また、悟の周りにたくさんの人が支えてくれていたことも忘れられない。友人たちだけでなく、育ての親である叔母のノリコの存在も大きい。私はこの物語を読んで、人は一人だけで生きているわけではないのだと強く感じた。普段、家族や友達がそばにいることを当たり前だと思ってしまいがちだが、実はとても大切なことなのだと気づかされた。

正直に言うと、途中まで私はナナの気持ちに気づけず、なぜナナが新しい飼い主のもとで落ち着かないのか少し迷いながら読んでいた。でも読み進めるうちに、ナナがどれほど悟を大切に思っているかが分かり、胸が熱くなった。

この物語を通して私が学んだのは、大切な人のために自分にできることを考える姿勢だ。悟がナナのために行動したように、私も家族や友達のために、自分にできることを考えて行動したいと思う。

読み終えたあと、しばらくの間、私は本を閉じたまま動けなかった。それくらい、心に響くものがあったのだと思う。

これからは、そばにいてくれる人たちに感謝しながら、一日一日を大切に過ごしていきたい。そして、いつか自分の周りの誰かが困っていたら、悟やナナのように、相手の気持ちに寄り添える人でありたいと思う。

2000字の高校生向け

【題名】出会いと別れが教えてくれたこと

私が『旅猫リポート』を手に取ったのは、猫の視点で語られる小説だと聞いて、単純に面白そうだと思ったからだった。読む前は、猫と人間の穏やかな日常を描いた、どちらかといえば軽い読み物だろうと予想していた。ところが実際に読み始めてみると、想像していたものとはまったく違う手触りの物語で、序盤から心をつかまれてしまった。

『旅猫リポート』は、猫のナナの視点も交えながら、飼い主の悟がある事情を抱えて旅を続ける物語だ。旅先で出会う人々との交流を通して、友情や家族愛、命の尊さが静かに描かれている。読後には、人とのつながりについて深く考えさせられる作品だった。

物語の中で私が一番心に残ったのは、悟が昔の友人たちのもとを訪ねていく場面だ。小学校、中学校、高校とそれぞれの時代の友人たちが登場するのだが、誰もがナナを温かく迎え入れ、引き取ろうとしてくれる。しかしナナは、どの家でも悟のことを思い出しては、どこか落ち着かない様子を見せる。私はこの場面を読みながら、ナナの気持ちがあまりにも切なくて、何度もページをめくる手が止まった。

同時に、この場面からは人と動物の絆の深さも伝わってきた。悟とナナのあいだには、言葉では説明できないほどの信頼関係が築かれている。悟は自分の体がつらいなかで、ナナのために一番良い居場所を探し続けている。ナナもまた、少しでも悟のそばにいたいという気持ちを、態度で示し続けている。私はこの姿を見て、本当の優しさとは相手の幸せを願う気持ちなのだと感じた。自分の都合よりも相手のことを考えられる関係に、正直、少し憧れのような感情も抱いた。

もうひとつ強く印象に残ったのは、旅の中で描かれる出会いと別れの連続だ。悟は各地を巡りながら、懐かしい友人たちと再会し、そしてまた別れていく。再会の場面には温かさがあり、別れの場面には静かな寂しさがある。私は最初、これほど何度も別れを描く必要があるのだろうかと、少し疑問に思いながら読んでいた。でも読み進めるうちに、その一つひとつの出会いと別れこそが、悟の人生を形づくってきたのだと気づかされた。

別れは、たしかにつらいものだ。とはいえ、一緒に過ごした時間そのものが消えてしまうわけではない。むしろ、その時間があったからこそ、再会したときに心があたたかくなるのだと思う。私はこれまで、別れというものをどこかネガティブなものだとしか捉えていなかった。でもこの物語を読んで、別れがあるからこそ、一緒に過ごす時間が特別なものになるのだと考えるようになった。

さらに、悟の周りにたくさんの人がいたことも見逃せない。友人たちはもちろん、悟を幼いころから育ててくれた叔母のノリコの存在も大きい。血のつながりだけでなく、そばにいて支えてくれる人の存在が、悟の人生を豊かにしていたのだと思う。私は普段、家族や友人がそばにいることを当たり前だと感じてしまいがちだ。しかしこの物語を読んで、その当たり前が実はとても貴重なものなのだと、あらためて実感した。

正直に言うと、途中まで私はナナがなぜ新しい飼い主のもとで落ち着かないのか、うまく理解できずにいた。優しい人たちに囲まれているのに、なぜそこまで悟にこだわるのだろうかと、少し戸惑いながらページをめくっていたのを覚えている。しかし物語が進むにつれて、ナナにとって大切なのは安心できる環境だけではなく、悟という存在そのものなのだと分かってきた。そのことに気づいたとき、胸の奥がじんわりと熱くなるのを感じた。

この物語を通して、私は人と動物の絆、出会いと別れの意味、そして家族や友人とのつながりという、三つのことを深く考えさせられた。どれも別々のテーマのようでいて、実は一本の線でつながっている。誰かを大切に思う気持ちが、支え合う関係を生み、その関係の中で出会いと別れを繰り返しながら、人は生きているのだと思う。

私たちは日々、家族や友人と過ごす時間を当たり前のものとして受け止めてしまいがちだ。しかし『旅猫リポート』を読んで、その時間がどれほどかけがえのないものかを、あらためて考えさせられた。

読み終えたあと、私はしばらく本を閉じたまま、ナナと悟の五年間について考え続けていた。派手な事件が起こるわけではないのに、これほど心を揺さぶられる物語に出会えたことに、素直に驚いている。おそらくそれは、この物語が特別な誰かの話ではなく、私たち自身の日常とどこか重なる部分を持っているからなのだと思う。旅の途中で描かれる小さな会話や仕草の一つひとつに、悟とナナが積み重ねてきた時間の重みが感じられた。

これから先、私も身近な人との時間を大切にしながら、相手の気持ちに寄り添える人でありたいと思う。そして、いつか誰かと別れる日が来たとしても、その別れを恐れるのではなく、一緒に過ごせた時間そのものを大切な思い出として胸に刻んでいきたい。

書き出し例×5

①読後の気持ちから始める

『旅猫リポート』を読み終えたあと、私は人とのつながりや一緒に過ごす時間の大切さについて、改めて考えた。悟とナナの旅は、静かでありながら、私の心に深く残る物語だった。読んでいる間、何度も胸が熱くなる場面があり、読み終えたあとも、しばらく余韻が消えなかった。それほど印象深い一冊だった。

②本を選んだ理由から始める

私が『旅猫リポート』を読もうと思ったのは、猫が主人公の物語だと知って興味を持ったからだった。読み進めるうちに、猫だけではなく、人と人との絆についても描かれた作品だと気付いた。想像していたよりもずっと奥行きのある物語で、正直かなり驚かされた。読後には、不思議とあたたかい気持ちが残った。

③自分の経験と比べて始める

私は家族や友達と一緒に過ごすことを、これまで当たり前だと思っていた。しかし『旅猫リポート』を読んで、その時間は決して当たり前ではなく、とても大切なものなのだと感じた。日常のなかで見過ごしてしまいがちな存在のありがたさに、あらためて気付かされる物語だった。

④疑問から始める

「本当の優しさとは何だろう。」『旅猫リポート』を読んで、私は何度もこのことを考えた。相手を思いやる気持ちとは何かを、この物語は静かに教えてくれる。答えは一つではないかもしれない。それでも読み進めるうちに、自分なりの答えが少しずつ見えてくるような感覚があった。

⑤テーマから始める

人との出会いも別れも、人生には欠かせないものだと思う。『旅猫リポート』は、その一つ一つの時間がどれほど大切かを教えてくれる作品だった。読み終えたあと、身近な人との関係を見つめ直したくなる、そんな力を持った一冊だった。

題名の例×10

番号 題名
1 本当の優しさとは何か
2 人とのつながりの大切さ
3 『旅猫リポート』を読んで
4 一緒に過ごせる時間は宝物
5 出会いと別れが教えてくれたこと
6 ナナと悟の旅から学んだこと
7 命の大切さを考える
8 家族や友達への感謝
9 思い出は心の中に残る
10 大切な人をもっと大事にしたい

振り返り

ここまで、『旅猫リポート』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から穴埋め式テンプレート、例文、書き出し、題名まで一通りご紹介してきました。

正直なところ、書くべきポイントが多くて、少し大変に感じた人もいるかもしれません。

でも一方で、3つのポイントさえ押さえれば、あとはテンプレートに沿って埋めていくだけで、感想文の形はしっかり完成します。

人と動物の絆、出会いと別れ、そして家族や友情への感謝。

この3つを自分の言葉でつなげていけば、あなたらしい読書感想文がきっと書けますよ。

ぜひ自信を持って、原稿用紙に向かってみてくださいね。

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