『カラスのいいぶん』の読書感想文の書き方と小学生の例文

『カラスのいいぶん』の読書感想文 感想

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カラスのいいぶん』の読書感想文を、これから書こうとしている小学生のみなさん、こんにちは。

この本は嶋田泰子さんが書いたノンフィクションで、身近にいるのに嫌われがちなカラスの生態を、著者じしんの観察をもとに紹介した作品です。

「カラスなんて大きらいだ」という気もちから始まった観察が、やがてカラスへの理解に変わっていく、そんな流れがえがかれています。

私自身、この本を読んで、カラスに対する見方がガラリと変わって驚きました。笑

この記事では、書き方や例文、題名や書き出しのコツまで、コピペしても使えるテンプレートを用意しながら丁寧に解説していきます。

本のテーマをしっかりつかんで、自分らしい感想文を仕上げるヒントにしてくださいね。

小学校3〜4年生のみなさんが、迷わず書き進められるように工夫していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

『カラスのいいぶん』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

『カラスのいいぶん』の読書感想文では、あらすじを長く書きすぎないことが大切です。

感想文の全体の中で、あらすじは2〜3割ほどにおさえるのがちょうどいいバランス。

ここでは、そのまま感想文に組みこみやすい「あらすじ」を、タイプ別に3パターン紹介します。

どれも200字前後にまとめてありますので、自分の感想文の内容に合わせて選んでみてください。

タイプ①:物語の流れをそのまま伝える型

『カラスのいいぶん』は、身のまわりにいるカラスのくらしや習性を、著者が実さいに観察してえがいたノンフィクションです。最初はカラスにさんざんな目にあわされて「大きらいだ」と感じていた著者ですが、観察を続けるうちに、カラスにもカラスなりの理由や事じょうがあることに気づいていきます。人間の都合だけで「わるもの」あつかいしていたことに気づき、カラスへの見方が少しずつ変わっていくすがたがえがかれた一さつです。

タイプ②:カラスの生態に注目した型

『カラスのいいぶん』では、カラスの一日のくらしぶりや、子そだての様子がくわしく紹介されています。朝早くに目をさましてえさをさがし、食べきれない分をかくし、水あびで体をきれいにするなど、規則正しい生活を送っているすがたが分かります。また、人間の8さいくらいの知のうを持つといわれるほど頭がよく、生きるためにさまざまな工夫をしていることも印象的な作品です。

タイプ③:テーマを中心にまとめた型

『カラスのいいぶん』は、カラスの知しきを紹介するだけの本ではありません。先入観で物ごとを決めつけないこと、生き物にはそれぞれ理由があって行動していることなど、大切なテーマがつまった作品です。読む前と読んだあとで、カラスに対する印象が大きく変わる人が多いと思います。

『カラスのいいぶん』の読書感想文の書き方

『カラスのいいぶん』の読書感想文を書くときに、まず確認しておきたい重要な点が3つあります。

それは、①思いこみで決めつけないこと、②生き物について正しく知ること、③人間と動物が一緒にくらすこと、という3つのテーマです。

この3つを意識しながら書くと、内容の深い感想文にしあがります。

とはいえ、いきなり文章にするのはむずかしいと感じる人も多いはず。

そこでこのあとは、心に残るポイントを一つずつ確認したうえで、穴うめ式のテンプレートを用意してサポートしていきます。

ここが大事!この本の3つのテーマとポイント

読書感想文を書くときは、本の内容をただ説明するのではなく、「自分がどう感じたか」を書くことが何より大切です。

この違い、見のがしていませんでしたか?

あらすじだけをたくさん書いても、それは感想文ではなく内容しょうかいになってしまいます。

『カラスのいいぶん』で読書感想文を書くときには、以下の3つの要点を必ずおさえておきましょう。

  • ①カラスに対する思いこみが変わったこと
  • ②カラスのおどろくべき知のうや生態を知ったこと
  • ③人間と動物・自然がともに生きることについて考えたこと

この3つは、どれも本の中でくり返し語られている大切なテーマ。

それぞれについて「自分はどう感じたか」をメモしながら読み進めると、感想文がぐっと書きやすくなります。

メモの仕方はかんたんです。ノートやメモ用紙を用意して、「本の内容」と「自分の気もち」を並べて書くだけ。

たとえば「カラスは道路にクルミを置いて車にわらせる→自分では思いつかない工夫でおどろいた」というように、事実と気もちをセットにして書きとめておきましょう。

なぜ「どう感じたか」を書くことがそんなに重要なのかといえば、それは、あらすじだけの文章には「その人らしさ」が出ないから。

同じ本を読んでも、感じ方は人によってちがいます。

先生が読書感想文を評価するときにも、「〜だと分かった」だけでなく、「私は〜だと思っていたけど、〜だと知って考えが変わった」という自分の変化が書かれている文章の方が、心に残りやすいのですね。

ここからは、3つのポイントをそれぞれくわしく見ていきましょう。

ポイント①:カラスへの思いこみが変わったこと

『カラスのいいぶん』の著者は、最初「カラスなんて大きらいだ」と感じていました。

この気もち、読んでいてなんだか共感できませんか?

ゴミをあらされたり、大きな声で鳴かれたりすると、だれでもカラスに対していい印象を持ちにくいもの。

でも、観察を続けるうちに、カラスにはカラスなりの理由や事じょうがあることが分かっていきます。

ここでメモしたいのは、「自分は読む前、カラスについてどう思っていたか」ということ。

こわい、めいわく、きたない……どんなイメージでもかまいません。

そのイメージが、本を読んだあとにどう変わったのかを書きとめておくと、感想文の中心になる部分がすぐに用意できます。

ポイント②:カラスのおどろくべき知のうや生態

本の中では、カラスがとても頭のよい鳥であることが、くわしく紹介されています。

人間の8さいくらいの知のうを持つと考えられていて、自分をこまらせた人の顔をおぼえていたり、自分では割れないクルミを道路に置いて車にひかせて食べたりするというのです。

私自身、この部分を読んだときはかなり驚きました。鳥にそこまでの知えがあるとは思っていなかったからです。

また、たまごを20日間もあたため続けたり、ヒナが自立するまで根気強く子そだてをしたりするすがたも印象的。

「知らなかったこと」「意外だったこと」を、できるだけ具体的にメモしておくと、感想文の説得力が増します。

ポイント③:人間と動物・自然がともに生きること

本の後半では、人間とカラスが同じ町でくらしていることについても考えさせられます。

カラスがゴミをあらすのは事実ですが、その原いんの多くは、人間が出すゴミそのものにあるとも書かれているのです。

「カラスだけが悪いわけではないのかもしれない」と感じたことはありませんか?

この本を読むと、一方的にカラスを悪者にするのではなく、人間の側にも気をつけられることがあると気づかされます。

この視点を感想文に入れると、「本を読んで自分の生活をふり返る」という深みのある内容になりますよ。

穴埋め式テンプレート

ここからは、先ほどの3つのポイントを感想文にきちんと組みこめるように、ステップごとの穴うめ式テンプレートを用意しました。

空らんをうめていくだけで、感想文の土台が自然にできあがる作りになっています。

ぜひメモしたことを見返しながら、一つずつ空らんをうめてみてください。

STEP1:本を選んだ理由・読む前の印象

私が『カラスのいいぶん』を読もうと思ったのは、(          )と思ったからです。

読む前の私は、カラスについて(          )と思っていました。

STEP2:あらすじ

『カラスのいいぶん』は、人間からあまりよいイメージを持たれていないカラスについて、生態やくらし、人間との関わりを分かりやすく紹介した本です。読んでいくうちに、カラスに対する見方が少しずつ変わっていきました。

STEP3:一番心に残った内容

私が一番心に残ったのは、(          )について書かれていたところです。

なぜなら、(          )と思ったからです。

私はこの内容を読んで、(          )と感じました。

STEP4:思いこみで決めつけないこと

私は読む前、カラスは(          )と思っていました。

でも、本を読むと(          )ことが分かりました。

だから私は、(          )ことが大切だと思いました。

STEP5:カラスの生態について知ったこと

この本では、カラスについて知らなかったことがたくさん書かれていました。

私が一番おどろいたのは、(          )です。

知らないことを知ることは、(          )だと思いました。

STEP6:人間と動物が一緒にくらすこと

この本では、人間とカラスが同じ町で生活していることについても書かれていました。

私は(          )と思いました。

これからは(          )ようにしたいです。

STEP7:自分の経験と結びつける

私も前に(          )と思いこんでいたことがあります。

でも、本を読んで、(          )という考え方ができるようになりました。

STEP8:まとめ

『カラスのいいぶん』を読んで、私は(          )が一番大切だと思いました。

これからは(          )ようにしたいです。この本を読んで、生き物を見る目が変わりました。

小学生向けの『カラスのいいぶん』の読書感想文の例文

ここからは、実さいに『カラスのいいぶん』の読書感想文の例文を、小学生向けにそれぞれ適した長さでまとめて紹介します。

あくまで一例ですので、そのまま提出するのではなく、自分の言葉に置きかえて仕上げてくださいね。

800字(原稿用紙2枚)の長さ

【題名】思いこみをなくして気づいたこと

私は『カラスのいいぶん』を読んで、物ごとを見た目だけで決めつけてはいけないと強く思った。

読む前の私は、カラスは人にめいわくをかけるこわい鳥だと思っていた。朝、電柱に止まっているカラスを見ると、そそくさと道をかえていたくらいだ。でも、この本を読んで、その考えは大きくかわった。

本の中で一番おどろいたのは、カラスがとても頭のよい鳥だということだ。人間の八さいくらいの知のうがあるらしく、自分をこまらせた人の顔をおぼえていたり、道路に木の実を置いて車にひかせてわったりするそうだ。そんなことができる鳥がいるなんて、正直びっくりした。

また、カラスが子そだてのために毎日せいいっぱい生きているすがたにも心を打たれた。たまごをあたため、ひなにえさをはこび、家ぞくを守ろうとするその様子は、人間とあまり変わらないように感じた。カラスにも、カラスなりの理由や事じょうがあるのだと知り、少しうれしい気もちになった。

いままで私は、カラスをただの「めいわくな鳥」だと決めつけていた。でも一方で、そのめいわくの原いんには、人間が出したゴミもかんけいしているらしい。カラスだけが悪いのではなく、人間にも気をつけることがあるのだと気づかされた。

私も前に、よく知らないまま人やものを悪く言ってしまったことがある。この本を読んで、知らないことをそのままにせず、まず正しく知ることが大切なのだと思った。

誰でもよく知らないものをこわいと決めつけたことがあるだろう。この本を読むと、カラスも同じ町でせいいっぱい生きているなかまなのだと感じられる。ゴミの出し方一つでも、カラスとのくらし方はかわるはずだ。

これからは、生き物を見たときに「どうしてこうしているのかな」と考えながら見るようにしたい。『カラスのいいぶん』は、カラスについて学べるだけでなく、思いこみをなくして広い気もちで物ごとを見ることの大切さを教えてくれる一さつだった。

1200字(原稿用紙3枚)

【題名】思いこみをなくして気づいたこと

私は『カラスのいいぶん』を読んで、物ごとを見た目や思いこみだけで決めつけてはいけないのだと、あらためて考えさせられた。

読む前の私は、カラスは人にめいわくをかけるこわい鳥だと思っていた。朝、電柱に止まっているカラスを見ると、そそくさと道をかえていたくらいだ。ゴミ置き場をあらしたり、大きな声で鳴いたりするすがたばかりが目についていたのだと思う。でも、この本を読んで、その考えは大きくかわっていった。

まず心に残ったのは、カラスがとても頭のよい鳥だということだ。人間の八さいくらいの知のうがあるらしく、自分をこまらせた人の顔をおぼえていたり、割れないクルミを道路に置いて車にひかせて食べたりするそうだ。そんなことができる鳥がいるなんて、正直かなりおどろいた。

つぎに心に残ったのは、カラスが子そだてのために毎日せいいっぱい生きているすがただった。たまごを二十日間もあたため続け、ヒナのために毎日えさをはこぶ様子は、人間の親子とあまり変わらないように感じられた。カラスにも、カラスなりの理由や事じょうがあるのだと知って、私は少しうれしい気もちになった。人をおそうことがあるのも、じつは子どもを守りたい一心からなのだそうだ。

さいごに心に残ったのは、人間とカラスがおなじ町でくらしているという事実だった。いままで私は、カラスをただの「めいわくな鳥」だと決めつけていた。でも一方で、そのめいわくの原いんの多くには、人間が出したゴミがかんけいしているらしい。カラスだけが悪いのではなく、人間の生活し方にも気をつけることがあるのだと気づかされた。とはいえ、それだけでカラスを受け入れられるかというと、正直まよう気もちもある。

私も前に、よく知らないまま人やものを悪く言ってしまったことがある。この本を読んで、知らないことをそのままにせず、まず正しく知ることが何より大切なのだと思った。誰でも一度くらいはよく知らないものをこわいと決めつけてしまったことがあるだろう。でもこの本を読むと、カラスも私たちと同じ町でせいいっぱい生きているなかまなのだと感じられる。ゴミの出し方一つでも、カラスとのくらし方は大きくかわるはずだ。

また、本には、カラスが夜明け前に目をさまし、朝ごはんを食べ、食べ物をかくし場所にためこんでから、昼すぎには水あびをしてからだをきれいにするという、一日のくらしぶりもくわしく書かれていた。私はそれを読んで、カラスにも人間とおなじように毎日のリズムがあることを初めて知った。当たり前のように鳴き声を聞いていたけれど、その一羽一羽に、こんな生活があったなんて考えたこともなかった。

これからは、生き物を見たときに「どうしてこうしているのかな」と考えながら見るようにしたい。『カラスのいいぶん』は、カラスについての知しきを学べるだけでなく、思いこみをなくして広い気もちで物ごとを見ることの大切さを、私に教えてくれる一さつだった。

書き出し例×5

①読後の印象から始める型

『カラスのいいぶん』を読み終えたあと、私はカラスに対する考え方が大きく変わった。今まで知らなかったことをたくさん知ることができたからだ。

電柱に止まっているカラスを見ても、こわいという気もちより先に、「今ごろえさをさがしているのかな」と考えるようになった。たった一さつの本で、こんなに見方がかわるとは思っていなかった。

②本を選んだ理由から始める型

私が『カラスのいいぶん』を読もうと思ったのは、カラスについての本はめずらしいと感じたからだ。

読んでみると、今まで思っていたこととはちがうことがたくさん書かれていた。生き物の本というと、かわいい動物をしょうかいするものが多い印象だったので、少し意外に感じた。読み進めるうちに、その意外さがどんどん興味に変わっていった。

③自分の経験と結びつける型

私はカラスを見ると、「ゴミをあさる鳥」というイメージを持っていた。

でも、『カラスのいいぶん』を読んで、その考えは少しちがっていたことに気づいた。カラスがゴミ置き場に集まるのには、ちゃんとした理由があったのだ。この違い、見のがしていませんでしたか。私自身、正直はっとさせられた。

④テーマから始める型

私たちは、知らないうちに物ごとを思いこみで判断してしまうことがある。

『カラスのいいぶん』は、そんな私に「まず知ることが大切だよ」と教えてくれる本だった。読み始める前は正直あまり期待していなかったのだが、読み終えるころにはすっかり考えが変わっていた。

⑤疑問から始める型

「どうしてカラスは嫌われることが多いのだろう。」

『カラスのいいぶん』を読んで、私はその理由だけでなく、カラスの本当のすがたについて考えるようになった。読む前と読んだあとで、こんなに気もちが変わる本にはなかなか出会えない。

題名の例×5

番号 題名の例
1 思いこみをなくすことの大切さ
2 カラスを見る目が変わった
3 知らないことを知る楽しさ
4 カラスにも理由がある
5 『カラスのいいぶん』を読んで

振り返り

ここまで、『カラスのいいぶん』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から例文、書き出しや題名の例までまとめてきました。

読書感想文で一番大切なのは、あらすじを説明することではなく、「自分がどう感じたか」を書くこと。

思いこみで決めつけないこと、生き物について正しく知ること、人間と動物がともにくらすこと、この3つのテーマを意識するだけで、感想文はぐっと深みのある内容になります。

テンプレートの空らんをうめながら、自分の言葉で少しずつ書き進めてみてください。

むずかしく考えすぎなくても大丈夫。あなたにも、きっと心に残るいい感想文が書けますよ。

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