『ヒロシマ 消えたかぞく』の読書感想文|小学5~6年生の書き方と例文

『ヒロシマ 消えたかぞく』の読書感想文 感想

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ヒロシマ 消えたかぞく』の読書感想文を書こうとして、あらすじの整理や構成に迷っていませんか。

この本は、指田和さんが文章を、鈴木六郎さんが写真を手がけた写真絵本で、第66回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書にも選ばれた作品です。

広島に住んでいた鈴木六郎さん一家6人の、原爆投下前の何気ない日常を写した貴重な写真とともに、戦争の悲しさと平和の尊さを伝える一冊。

私は読書が趣味で、年間100冊以上の本に目を通していますが、この作品ほど「写真の力」を感じた本はなかなかありません。

今回は、書き方から、例文、題名、書き出し、コピペして使えるテンプレートまで、写真絵本ならではの感想文の作り方を、小学生の皆さんに向けて丁寧にご紹介していきます。

『ヒロシマ 消えたかぞく』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

読書感想文の中で本の内容を説明するときは、あらすじを長く書きすぎないことが大切です。

そこで、感想文の本文にそのまま組み込める、200字前後のあらすじを3パターンご用意しました。

パターン1:本の全体像を伝える型

『ヒロシマ 消えたかぞく』は、広島で理髪店を営んでいた鈴木六郎さん一家6人の日常を、家族が残した写真で綴った写真絵本だ。写真には、子どもたちの笑顔や、ネコや犬との触れ合い、家族でのピクニックなど、戦時中でも温かい毎日の様子が写されている。しかし1945年8月6日、原爆によって一家は全滅してしまった。写真は、確かにそこにあった家族の証として今も残されている。

パターン2:家族の暮らしに焦点を当てる型

この本には、広島市で暮らしていた鈴木六郎さん一家の、笑顔あふれる日常が写真とともに描かれている。父の六郎さんはカメラが趣味で、妻や4人の子どもたちの何気ない毎日を、愛情たっぷりに撮り続けていた。その温かな日常は、1945年8月6日の原爆投下によって、一瞬にして奪われてしまう。写真だけが、家族の生きた証を今に伝えている。

パターン3:写真の意味に焦点を当てる型

『ヒロシマ 消えたかぞく』は、原爆で亡くなった鈴木六郎さん一家の写真を通して、戦争と平和を考える写真絵本だ。原爆投下の直前、六郎さんは家族写真のアルバムを兄に託していた。そのアルバムは今、広島平和記念資料館に展示されている。数字ではなく「かぞく」という身近な存在を通して、失われた命の重さと、平和のありがたさを静かに伝えてくれる一冊だ。

『ヒロシマ 消えたかぞく』の読書感想文の書き方

『ヒロシマ 消えたかぞく』の読書感想文で押さえておきたい重要な点は、大きく3つあります。

それは「奪われた日常」「一人ひとりの命」「平和を自分ごととして考えること」の3つ。

この記事では、この3つのポイントを踏まえたうえで、そのまま使える穴埋め式テンプレートもご用意しました。

順番に読み進めるだけで、感想文の骨組みが自然とできあがっていきますよ。

書くうえで重要な3つのテーマ

『ヒロシマ 消えたかぞく』の読書感想文には、必ず盛り込んでおきたい3つのテーマがあります。

まずは、どんなポイントなのか、ざっと確認しておきましょう。

  1. 写真に写る戦争によって奪われた「普通の毎日」
  2. 数字ではなく一人ひとりの人生としての「命」
  3. 今の自分の生活から考える「平和」

この3つのポイントについて、それぞれ「自分はどう感じたか」を一言でいいのでメモしておくのがおすすめです。

ノートやスマホのメモに、「驚いた」「悲しかった」「ちょっとほっとした」など、思いついた言葉をそのまま書き留めておく。

この一言メモがあるかないかで、感想文の深さがまったく変わってきます。

あらすじだけを並べた文章は単調になりがち。自分の気持ちが入ることで、初めて「あなたらしい」感想文になりますよ。

ポイント①:写真に写る「奪われた日常」

この本の写真には、鈴木六郎さん一家の食事や遊び、家族でのピクニックなど、ごく普通の毎日の様子が写されています。

これを見て、皆さんは自分の毎日と似ていると感じませんでしたか?

私も改めて写真を見返してみて、その「普通さ」に少し驚きました。

特別な出来事ではなく、当たり前の毎日が丁寧に写されているからこそ、その後の出来事との落差が心に迫ってくるわけですね。

感想文には、「写真の家族はどんな毎日を過ごしていたか」「それを見て自分はどう感じたか」をぜひ書き込んでみてください。

ポイント②:一人ひとりの「命」の重さ

戦争の話を聞くと、「たくさんの人が亡くなった」という数字だけで理解してしまいがちです。

でも一方で、この本の写真を見ると、そこに写っているのは数字ではなく、名前を持った一人ひとりの人間なのだと気づかされます。

私はこの本を読んだとき、写真の中の子どもたちの表情があまりにも自然で、思わず言葉を失いました。

この気づきを、ただ「かわいそう」で終わらせず、「私と同じように生活していた人なのだ」というところまで掘り下げて書くと、感想文にぐっと深みが出ますよ。

ポイント③:今の生活から考える「平和」

三つ目は、「戦争をなくそう」という大きな話だけで終わらせず、自分の生活に引き寄せて考えることです。

平和とは、戦争がない状態というだけではなく、家族とご飯を食べたり、友達と安心して学校に行けたりする毎日のことでもあります。

この視点に立つと、今まで当たり前だと思っていた毎日が、急に特別なものに見えてきませんか?

感想文の終盤には、「自分にとっての平和とは何か」「そのために何ができるか」を、自分の言葉で書いてみましょう。

穴埋め式テンプレート

ここからは、3つのポイントをすべて盛り込める、穴埋め式のテンプレートをご紹介します。

空欄に自分の言葉を当てはめていくだけで、感想文の骨組みが完成する形式にしました。

コピペしてそのまま使ってもらってもOKです。

STEP1:選んだ理由

私が『ヒロシマ 消えたかぞく』を選んだ理由は、(   )です。
これまで戦争について(学校で習った/テレビで見た/   )ことがありました。
でも、実際にどんな人たちの生活が失われたのかは、(   )でした。

STEP2:あらすじの紹介

この本は、広島で暮らしていた(   )という家族の写真を通して、戦争と平和について考える本だ。
写真には、家族が(   )したり、(   )したりする日常が残されている。
しかし1945年8月6日、原爆によって(   )ことになった。

STEP3:奪われた日常について(ポイント①)

写真に写っている家族は、(   )したり、(   )したりしていた。
それは、私の家族が(   )している姿とよく似ている。
私は今まで、(   )を当たり前だと思っていた。
でも、この本を読んで、その当たり前の生活が(   )ことを知った。

STEP4:一人ひとりの命について(ポイント②)

私は以前、原爆でたくさんの人が亡くなったと聞いても、(   )と感じていた。
でも、写真の人たちも私と同じように(   )をしていたのだと思った。
そのことを考えると、(   )という気持ちになった。
命とは、(   )ものだと思う。

STEP5:平和を自分ごとにする(ポイント③)

私にとって平和とは、(   )ことだ。
今の私は、毎日(   )ことができている。
これは当たり前だと思っていたが、実は(   )ことなのだと気づいた。
私にできることは、(   )だと思う。

STEP6:まとめ

『ヒロシマ 消えたかぞく』を読んで、私は(   )ことを学んだ。
写真に写っている家族の姿が、心に残っている。
これから私は、(   )ことを大切にしていきたい。

小学生向け『ヒロシマ 消えたかぞく』の読書感想文の例文

ここからは、上記のテンプレートをもとに実際に書いた『ヒロシマ消えた家族』の感想文の例文を文字数別にご紹介します。

800字と1200字、それぞれ小学生になりきって書いてみましたので参考にしてみてください。

800字の小学5年生向け

【題名】当たり前の毎日を大切にしたい

私は『ヒロシマ 消えたかぞく』という本を読んだ。表紙を見たとき、少し重い内容なのかと身構えたが、ページをめくると家族の笑顔がたくさん写っていて驚いた。写真には、子どもたちが笑ったり、猫や犬と遊んだり、家族でピクニックに出かけたりする様子が写っている。それは私の毎日とよく似ていて、とても身近に感じた。

でも、この幸せそうな暮らしは、1945年8月6日までの日常だった。原爆が投下される前の写真だからこそ、その後に起きたことの重さがより強く伝わってくる。

私が一番心に残ったのは、写真に写る一人ひとりの姿だ。今まで「原爆でたくさんの人が亡くなった」と聞いても、どこか遠い話のように感じていた。しかし、この本の写真を見て、そこに写っている人たちにも、私と同じような毎日があったのだと気づいた。命は数字ではない。一人ひとりに、名前があり、笑顔があり、大切な人がいる。そう考えると、胸が締めつけられるような気持ちになった。

私の家族も、休みの日には出かけたり、家でのんびり過ごしたりする。写真の家族の姿を見ていると、自分の家族の顔が重なって見えてきた。似ているからこそ、より一層考えさせられた。もし自分の家族に同じことが起きたらと思うと、少しこわくなった。

この本を読んで、私は「平和」という言葉について改めて考えた。今まで平和とは、ただ戦争がない状態のことだと思っていた。しかし、家族とご飯を食べたり、友達と学校に行ったりできる毎日こそが、本当の平和なのだと分かった。当たり前だと思っていた生活は、実はとても貴重なものだったのだ。

これから私は、家族と過ごす時間をもっと大切にしたい。そして、この本で知ったことを、周りの人にも伝えていきたいと思う。写真の中の家族が生きていた証を、忘れずにいたい。それが、この本を読んだ私にできることだと思う。

1200字の小学生向け

【題名】写真が教えてくれた本当の平和

私は『ヒロシマ 消えたかぞく』という本を読んだ。理由は、夏休みの読書感想文の課題で、戦争について書かれた本を選ぼうと思ったからだ。表紙をめくったとき、私は少し驚いた。そこにあったのは、悲しい写真ではなく、笑っている家族の姿だったからだ。

写真には、子どもたちがはしゃいでいる様子や、飼っていた猫や犬と遊ぶ姿、家族でピクニックに出かける様子などが写っている。それは私の毎日とよく似ていて、とても身近に感じた。休みの日に家族と出かけたり、家でのんびり過ごしたりする私の生活と、重なって見えたのだ。

でも、この幸せそうな暮らしは、1945年8月6日までの日常だった。原爆が投下される前の写真だからこそ、その後に起きたことの重さが、より強く伝わってくる。私はページをめくる手を、思わず止めてしまった。

私が一番心に残ったのは、写真に写る一人ひとりの姿だ。今まで「原爆でたくさんの人が亡くなった」と聞いても、どこか遠い昔の出来事のように感じていた。しかし、この本の写真を見て、そこに写っている人たちにも、私と同じような毎日があったのだと気づいた。命は数字ではない。一人ひとりに、名前があり、笑顔があり、大切な人がいる。そう考えると、胸が締めつけられるような気持ちになった。

もう一つ、私が考えさせられたのは「普通の毎日」の大切さだ。写真の家族は、特別なことをしているわけではない。ただ、笑ったり、遊んだり、ご飯を食べたりしているだけだ。でも、その何気ない毎日こそが、実はとても貴重なものだったのだと、この本を読んで分かった。私は今まで、家族と過ごす時間を当たり前だと思っていた。とはいえ、当たり前だと思っていたからこそ、その大切さになかなか気づけずにいたのだと思う。

この本を読んで、私は「平和」という言葉について改めて考えた。今まで平和とは、ただ戦争がない状態のことだと思っていた。しかし、家族とご飯を食べたり、友達と学校に行ったりできる毎日こそが、本当の平和なのではないかと思うようになった。この考えにたどり着くまで、私は正直かなり迷った。でも一方で、平和は遠くにあるものではなく、自分の生活の中にあるのだと気づけたことは、私にとって大きな発見だった。

私の家族も、写真の家族と同じように、休みの日に出かけたり、家でおしゃべりをしたりする。写真を見ながら、自分の家族の顔が思い浮かんだ。似ているからこそ、より一層胸に迫るものがあった。もし自分の家族に同じことが起きたらと思うと、少しこわくなった。

これから私は、家族と過ごす時間をもっと大切にしたいと思う。そして、この本で知ったことを、周りの人にも伝えていきたい。写真の中の家族が生きていた証を、忘れずにいたい。それが、この本を読んだ私にできる、小さな一歩だと思う。そして、この本を通して知った家族の物語を、いつか自分の子どもにも語り伝えていきたい。

書き出し例×5

①写真を見たときの衝撃から始める

『ヒロシマ 消えたかぞく』を読んで、私は最初に写真に目が止まった。そこには、笑ったり遊んだりしている家族の姿が写っていた。写真だけを見ると、私の家族と変わらない普通の生活に見える。でも、この家族には、その後にとても悲しい出来事が起こった。そのことを知って、私は戦争について改めて考えた。

②「当たり前の日常」から始める

私は毎日、家族とご飯を食べたり、学校へ行ったり、友達と話したりしている。今まで私は、こうした毎日を当たり前だと思っていた。でも、『ヒロシマ 消えたかぞく』を読んで、当たり前の毎日がずっと続くとは限らないのだと気づいた。この気づきは、私にとって少し重いものだった。

③自分の家族と比べて始める

『ヒロシマ 消えたかぞく』に出てくる家族の写真を見て、私は自分の家族のことを考えた。写真の家族は、みんなで笑ったり遊んだりしていた。私の家族も、休日に出かけたり、家でゆっくりしたりする。二つの家族の姿が重なって見えて、私はとても複雑な気持ちになった。

④戦争についてのこれまでのイメージから始める

私はこれまで、戦争と聞くと、「昔に起きた、とても怖い出来事」というイメージを持っていた。でも、『ヒロシマ 消えたかぞく』を読んで、戦争はただ怖いだけの出来事ではなく、一人ひとりの大切な生活や未来を奪ってしまうものなのだと感じた。

⑤「もし自分だったら?」から始める

もし、今の私の家族が突然戦争に巻き込まれたら、私はどうするだろう。『ヒロシマ 消えたかぞく』を読んでいる間、私は何度もそんなことを考えた。写真に写っている家族も、原爆が落とされる前は、私たちと同じように普通の毎日を過ごしていたのだと思う。

題名の例×10

No. 題名の例
1 当たり前の毎日を大切にしたい
2 写真に残された家族の笑顔
3 一枚の写真から考えた平和
4 消えた家族が教えてくれたこと
5 私の毎日とヒロシマの家族
6 一人ひとりの命を大切に
7 戦争で失われた「普通の生活」
8 平和な毎日を守るために
9 写真の中の笑顔を忘れない
10 私にできることを考えたい

振り返り

今回は『ヒロシマ 消えたかぞく』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から穴埋め式テンプレート、例文、題名まで幅広くご紹介してきました。

この本のポイントは、「奪われた日常」「一人ひとりの命」「平和を自分ごととして考えること」の3つ。

正直、写真だけでこれほど心を動かされる本があるのかと、私自身も改めて驚かされました。

とはいえ、感想文というのは、決して難しく考える必要はありません。写真を見て感じたことを、自分の言葉で素直に書けば、それで十分。

今回ご紹介したテンプレートや例文を参考にしながら、あなたらしい読書感想文を、ぜひ書き上げてみてくださいね。

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