『宇宙でウンチ みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』の読書感想文の書き方とあらすじを、今回はくわしく解説していきますよ。
あらすじを100字・200字・400字と短く簡単にまとめたものから、読書感想文の書き方・例文・テンプレート・タイトルの付け方まで、ぜんぶそろっています。
この本はノンフィクション絵本で、作者はA.ボンドー=ストーンとC.ホワイト、絵はL.ケンセス、日本語訳は千葉茂樹さんがてがけています。
第72回青少年読書感想文全国コンクールの小学校中学年の部の課題図書にも選ばれた一冊。
なんといってもタイトルが「宇宙でウンチ」なんですが(笑)、内容はれっきとした科学読み物。
宇宙でのトイレ問題という、一見おかしそうなテーマを通じて、宇宙開発の歴史や科学者たちの努力がしっかり学べる本です。
わたしは年間100冊以上の本を読むんですが、こういう「身近な疑問から宇宙の大問題へとつながっていく」本は、なんだかんだ大好きですよ。
読書感想文をこれから書くみなさんの力になれるように、わかりやすく丁寧に解説していくので、ぜひ最後まで読んでいってください。
A.ボンドー=ストーン/C.ホワイト作『宇宙でウンチ』のあらすじ(ネタバレなし)
『宇宙でウンチ』のあらすじを、100字・200字・400字の要約と、3つのバリエーションで紹介していきます。
感想文を書く前のおさらいに、ぜひ使ってみてください。
短いあらすじ(100字)
宇宙では重力がないため、地球のトイレはまったく使えない。アラン・シェパードのエピソードを出発点に、科学者たちが何十年もかけて宇宙トイレの問題に挑み続けてきた歴史を描くノンフィクション絵本。
簡単なあらすじ(200字)
人類は宇宙へ飛びだしたが「トイレ問題」という意外な難問に直面した。アメリカで最初に宇宙へ行った宇宙飛行士・アラン・シェパードが、宇宙服を着たまま「もよおし」に困ったエピソードから物語はスタートする。重力のない宇宙では水も流れず、ウンチも落ちない。科学者たちは失敗をくり返しながら、長い年月をかけて宇宙トイレを少しずつ改良してきた。その「汗と涙の研究」の歴史を、ユーモアたっぷりに伝えるノンフィクション絵本。
詳しいあらすじ(400字の要約)
ロケットを打ち上げ、月に人間を送り込んだ人類には、長年頭を悩ませてきた難問があった。それが宇宙でのトイレ問題。
物語はアメリカで最初に宇宙へ行った宇宙飛行士・アラン・シェパードのエピソードからはじまる。宇宙服を着たまま密閉された空間で、急にトイレに行きたくなってしまった……。笑えるようで笑えないこの出来事が、宇宙トイレの長い歴史の出発点となった。
宇宙には重力がない。つまり水は流れないし、ウンチもオシッコも思った方向には落ちない。地球のトイレをそのまま持っていっても、まったく役に立たないのだ。科学者たちは何十年もかけてこの問題に挑み、失敗を重ねながら少しずつ改良を続けてきた。
現在のトイレでは固形分と水分を分け、水分は宇宙へ放出する。宇宙の真空と冷たさですぐに氷になり、キラキラ光って漂う「宇宙蛍」になる……。
こうした見えないところの工夫が今日の宇宙生活を支えている。科学のユーモラスな一面を通じて宇宙開発の歴史と研究者たちの情熱を伝えるノンフィクション絵本。
『宇宙でウンチ』の読書感想文の書き方
『宇宙でウンチ』の読書感想文をどう書けばいいのか、わかりやすく解説していきますよ。
3つのポイント・テンプレート・1200字の例文・タイトル例の順に進めていくので、ステップごとに確認してみてください。
これを書けばだいじょうぶ!3つのポイント
『宇宙でウンチ』の読書感想文で「面白かった」だけで終わってしまうのは、やっぱりもったいないです。
感想文をしっかりまとめるために、必ず書いてほしいポイントが3つあります。
- 宇宙では「当たり前」が通じないこと
- 研究者たちがくり返し工夫して改良してきたこと
- 身近な話題から宇宙への興味が広がること
たとえば「宇宙のトイレがむずかしいとは知らなかった」という気づきに加えて、「だれかが工夫してくれたから今がある」という感謝の気持ちまで書けると、感想文がぐっと深くなりますよ。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
ポイント① 宇宙では「当たり前」が通じない
地球でのトイレはごく普通のことですよね。
でも宇宙には重力がないので、水は流れないし、ウンチもオシッコも下に落ちてくれません。
つまり、地球で当たり前にできることが宇宙ではまったくできなくなってしまうわけですね。
感想文には「地球では簡単なことが、宇宙ではこんなに大変なのかと驚いた」という自分の気持ちをしっかり書きましょう。
ポイント② 研究者たちの工夫と改良の歴史
『宇宙でウンチ』を読むと、宇宙トイレが最初から完成していたわけではないとわかります。
科学者や研究者たちが何十年もかけて失敗をくり返し、少しずつ改良を続けてきたんです。
「一つの問題を解決するために、長い時間と努力が必要だ」という点は感想文の中心になる部分。
「すごいと思った」、「自分もこんなふうに考えたい」という自分の言葉でまとめると、さらにいい感想文になりますよ。
ポイント③ 身近な話から宇宙の大きな世界へ
「ウンチ」という身近で、ちょっとおかしな話題が入り口になっているのが、この本の大きな魅力です。
でも読み終わると、宇宙開発の歴史やNASA・ISSのような大きな世界まで興味が広がっていきます。
正直、タイトルだけ見ると「おもしろそうな本だな」で終わりそうですが、読後はぜんぜん違う気持ちになれる本なので。
感想文では「最初は笑えるだけの本だと思ったけれど、読んでみると宇宙の仕事の大変さがわかった」という変化を書くと、深みが出ます。
こう書こう!らくらくテンプレート
空欄を埋めていくだけで読書感想文が完成するテンプレートを用意しました。
先ほど紹介した3つのポイントが自然に入る構成にしてあるので、ぜひ使ってみてください。
ステップ1 本を選んだ理由(導入)
私は『宇宙でウンチ』を読みました。
この本を選んだのは、 からです。
最初は、 と思いましたが、読んでみると ことがわかって、ぐいぐい引きこまれていきました。
ステップ2 ポイント① 宇宙では「当たり前」が通じない
この本でいちばん印象に残ったのは、 という場面です。
地球では当たり前のことなのに、宇宙ではうまくいかないと知って、 と感じました。
なぜかというと、 だからです。
ステップ3 ポイント② 研究者たちの工夫と改良
また、 というところも大切だと思いました。
研究者たちが してきたことを知って、 と思いました。
もし自分だったら、 だったかもしれません。
ステップ4 ポイント③ 身近な話から宇宙への興味が広がる
さらに、 という点も印象に残りました。
読み終わったとき、 ことに気づきました。
この本がきっかけで、 にも興味がわきました。
ステップ5 読んで自分がどう変わったか(まとめ)
この本を読む前は、宇宙といえば しか思い浮かびませんでした。
でも読んだあとは、宇宙では だとわかりました。
『宇宙でウンチ』は、 だけでなく、 ことも学べる本でした。
これからは、 について考えていきたいと思います。
1200字の例文
私は課題図書である『宇宙でウンチ みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』を読んだ。この本を選んだのは、題名を見て「なんで宇宙でウンチの話をするんだろう」と不思議に思ったからだ。最初は、おもしろいだけの本だと思っていた。でも読み進めていくと、宇宙で生活することのむずかしさや、それを解決するための工夫がたくさん書かれていて、引きこまれてしまった。
この本でいちばん印象に残ったのは、宇宙では重力がないので、水もウンチも下に落ちないという話だ。地球の生活では、トイレに行くことは当たり前のことだし何も大変なことはない。でも、宇宙ではそれがまったくできなくなってしまう。ウンチがふわふわと空中に浮いてしまうなんて、私は想像したこともなかった。地球では当たり前のことが、宇宙ではとても大きな問題になるとわかって、びっくりした。
また、『宇宙でウンチ』には、アメリカで最初に宇宙へ行った宇宙飛行士・アラン・シェパードが宇宙服を着たまま「もよおし」てしまったエピソードが出てくる。笑えるような話だけれど、それが宇宙トイレの長い歴史の出発点になったのだと知って、少し感動した。
研究者たちは、そのあとも何十年もかけて失敗をくり返しながら、少しずつ宇宙トイレを改良してきた。一つの問題を解決するために、こんなに長い時間と努力が必要なのかと、すごいと思ったし、大変だなと思った。もし自分が研究者だったら、途中であきらめてしまっていたかもしれない。それでも続けることができたのは、宇宙飛行士の安全を守りたいという気持ちがあったからだろうと思う。
さらに印象に残ったのは、オシッコが宇宙に放出されると一瞬で凍って、キラキラ光りながら漂っていくという話だ。宇宙飛行士たちはそれを「宇宙蛍」と呼んでいたそうで、最初は何かわからなくて問題になったとも書いてあった。こんなふうに、身近でちょっとおかしな話が、宇宙の大きなしくみとつながっていくのが、この本の面白さだと思う。読み終わったとき、宇宙開発は「かっこいい宇宙船を作ること」だけじゃなく、こういう見えないところの工夫の積み重ねだとわかった。
この本を読む前は、宇宙といえばロケットや星くらいしか思い浮かばなかった。でも読んだあとは、宇宙で生活するためにはトイレのことまでしっかり考えなければいけないとわかった。『宇宙でウンチ』は、おもしろい話だけでなく、科学の知識や研究者たちの努力まで学べる本だった。これからは、ふだん何気なく使っているものにも、誰かの工夫や研究があるのかもしれないと考えるようにしたい。
タイトルの付け方例
感想文のタイトルは、本の内容と自分の気持ちを組みあわせると決めやすいですよ。
以下に15個の例を挙げておくので、参考にしてみてください。
- 宇宙でウンチってどうするの?
- 宇宙におけるトイレの工夫
- 宇宙トイレのひみつを知って
- 当たり前じゃなかった宇宙でのトイレ
- 宇宙でウンチをしてわかったこと
- 見えないところの工夫
- 宇宙のトイレってすごい!
- 宇宙蛍のひみつ
- 研究者たちのすごい努力
- ウンチから宇宙を学んだ
- 宇宙でのウンチを知って考えたこと
- 地球と宇宙のトイレのちがい
- 宇宙でウンチはできるの?
- 大変だったんだ、宇宙トイレ
- 宇宙はかっこいいだけじゃなかった
『宇宙でウンチ』の作品情報(ページ数やジャンル)
『宇宙でウンチ』の基本的な情報をまとめておきますね。
読む前の参考にしてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | A.ボンドー=ストーン C.ホワイト(作) L.ケンセス(絵) 千葉茂樹(訳) |
| 出版年 | 2025年2月 |
| 出版社 | あすなろ書房 |
| 対象年齢 | 小学校中学年~ |
| ジャンル | 絵本・科学読み物・ノンフィクション |
| ページ数 | 32ページ |
主な登場人物
『宇宙でウンチ』はノンフィクション絵本なので、物語の「登場人物」というより、実際の歴史上の人物や研究者が紹介される形で登場します。
重要度の高い順に整理しておきます。
| 人物名 | 紹介 |
|---|---|
| アラン・シェパード | アメリカ初の宇宙飛行士。 宇宙トイレ問題の出発点となった人物。 |
| 科学者・研究者たち | 何十年もかけて宇宙トイレを改良してきた人々。 |
| 宇宙飛行士たち | 特殊なトイレを使いながら宇宙で活動する人々。 |
第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(2026年度)の小学校中学年の部
この本は第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。
小学校中学年の部の課題図書の一覧と、それぞれの読書感想文の書き方とあらすじの紹介ページがこちらです。
| タイトル | 作者・訳者など | 出版社 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 『まだまだここから』 | 宇佐美牧子 作 酒井 以 絵 |
ポプラ社 | 1,540円 |
| 『それからぼくはひとりで歩く』 | アリシア・モリーナ 作 星野由美 訳 犬吠徒歩 絵 |
ほるぷ出版 | 1,595円 |
| 『おいしいお米をつくりたい! ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』 |
谷本雄治 著 | 汐文社 | 1,980円 |
| 『宇宙でウンチ みんなの知らない宇宙トイレのひみつ』 |
A.ボンドー=ストーン C.ホワイト 作 L.ケンセス 絵 千葉茂樹 訳 |
あすなろ書房 | 1,650円 |



コメント