『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文の書き方|小学5~6年生向けの例文

『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文 感想

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ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文を書くにあたって、何から手をつければいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。

本作は、小笠原諸島でのノネコ保護活動という、実際にあった出来事をもとにした作品です。

作者は有川美紀子さん、絵は織田和恵さんが手がけていて、猫と人の付き合い方や命の大切さを、あたたかい筆致で描いています。

登場するのは、雑誌の表紙をかざるほどの人気者になったプップ。

そして、山の暴れん坊から動物病院の伝説のネコになったマイケルなど、個性豊かな猫たち。

年間100冊以上の本を読んでいる私から見ても、命や自然について静かに考えさせられる、読みごたえのある一冊でした。

この記事では、感想文の書き方(題名・書き出しの例や具体的な例文)をテンプレートもご用意して、小学5・6年生の皆さんに向けて丁寧に解説していきます。

『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文では、本文の途中に短いあらすじを入れると、読み手にとって親切な文章になります。

ここでは、テーマ別に3パターンのあらすじを用意しました。

※そのままコピペはせず、自分の言葉に置きかえて使ってください。

タイプ①:出来事を中心にしたあらすじ

『ネコがくれたしあわせの約束』は、小笠原諸島を舞台にした物語です。そこでは、人間が持ち込んだノネコによって、めずらしい鳥が命の危機にさらされていました。鳥を守るために、山のノネコをつかまえて、東京で新しい飼い主を探す活動が始まります。プップやマイケルなど、個性豊かな猫たちが、少しずつ人とのきずなを育んでいく物語です。

タイプ②:猫の気持ちを中心にしたあらすじ

山で自由に生きていた猫たちにとって、人間に捕まえられることは、大きな変化だったはずです。『ネコがくれたしあわせの約束』では、そんな猫たちが新しい環境の中で、少しずつ人になれていく様子が描かれます。猫たちの表情や行動から、彼らの気持ちを想像しながら読める一冊です。

タイプ③:人間の活動を中心にしたあらすじ

小笠原の自然を守るため、研究者や獣医師、ボランティアなど、多くの人が力を合わせています。『ネコがくれたしあわせの約束』は、そうした人たちの努力によって、猫と鳥、両方の命が守られていく実話をもとにしています。一人ひとりの小さな行動が、大きな結果につながっていく過程がよくわかる作品です。

『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文の書き方

『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文を書くコツは、実はそれほど多くありません。

大切な確認事項は、たったの3つ。

ここから紹介する3つのポイントをおさえたうえで、穴埋め式テンプレートに言葉を入れていけば、自然と一本の感想文が完成します。

順番に見ていきましょう。

この本で大切な3つのテーマとポイント

読書感想文を書くときに、あらすじだけを並べてしまう人は少なくありません。

でも一方で、あらすじばかりの感想文は、読んでいてもあまり印象に残らないんですよね。

『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文では、次の3つの要点を必ずおさえておきたいところです。

  1. 猫にとっての「しあわせ」とは何か
  2. 人間と自然・動物の共生
  3. 相手の立場になって考えること

この3つについて、「自分はどう感じたか」をメモしておくことをおすすめします。

メモの方法はかんたんです。

ノートに3つの見出しを書いて、それぞれの下に「驚いたこと」「迷ったこと」「気づいたこと」を、思いつくまま書き出していくだけ。

短い言葉で構いません。

「なぜ自分がそう感じたのか」という理由も、あわせて書いておくと、あとで文章にするときにとても楽になります。

感想文の評価で重視されるのが、本の内容そのものよりも、読んだ人自身の考えや変化。

あらすじの説明ばかりでは、誰が書いても同じような文章になってしまいます。

でも、自分の気持ちの動きを書けば、それは世界に一つだけの感想文になるんですね。

①猫にとっての「しあわせ」とは何か

プップやマイケルは、人間に保護されたことで、多くの人に愛される存在になりました。

ここで少し立ち止まって考えたいのが、それは本当に猫にとっての幸せなのかということです。

人間はつい、あたたかい家で暮らすことが幸せだと考えがちですよね。

でも、猫には猫なりの生き方があったはず。

正直、私もこの点についてはかなり迷いました。

この視点を持てるかどうかで、感想文の深さがまったく変わってきます。

②人間と自然・動物の共生

物語の背景には、人間が持ち込んだノネコが、島の希少な鳥をおびやかしているという現実があります。

猫が悪いわけではないのに、人間の行動によって、猫も鳥もつらい立場に置かれてしまったんですね。

この事実を知ったとき、私は少なからずショックを受けました。

とはいえ、だからといって何もしないわけにもいきません。

人間には、動物や自然のことを考えながら行動する責任があるという視点を、感想文に盛り込んでみてください。

③相手の立場になって考えること

私たちは猫を見ると、「かわいい」「助けてあげたい」と、つい人間目線で考えてしまいます。

でも猫には猫自身の気持ちがあり、感じ方も人間とは違うかもしれません。

「もし自分がその猫だったら」と想像してみることはありませんか。

この視点の転換こそ、『ネコがくれたしあわせの約束』という作品の核心部分。

ぜひ感想文の中心テーマとして扱ってみてください。

穴埋め式テンプレート

ここからは、実際に空欄を埋めていくだけで感想文が完成するテンプレートを紹介します。

先ほどの3つのポイントが自然に盛り込まれる構成になっていますので、順番に埋めていってくださいね。

STEP1:選んだ理由を書く

私が『ネコがくれたしあわせの約束』を選んだ理由は、(   )です。

もともと私は(猫/動物/自然)が好きで、(   )ということに興味がありました。

STEP2:あらすじを簡単に紹介する

この本は、(   )を舞台に、(   )という猫たちについて描かれた物語です。

その場所では、(   )という問題が起こっていて、人間たちは(   )という活動をしています。

STEP3:心に残った場面を書く

私が一番心に残ったのは、(   )という場面です。

そのとき私は、(うれしい/かわいそう/驚いた/複雑な気持ちになった)と感じました。

なぜなら、(   )と思ったからです。

STEP4:猫にとっての「しあわせ」を考える

私は最初、猫を守ることは(   )ことだと思っていました。

でも読み進めるうちに、猫にとっての幸せは、必ずしも(   )ことだけではないのかもしれないと感じました。

STEP5:人間と自然の関係を考える

この作品では、人間が(   )ことによって、(   )という問題が起こっていました。

私はこのことから、人間には(   )ことが大切だと思いました。

STEP6:相手の立場になって考える

もし自分がその猫だったら、(   )と思います。

人間が考える「幸せ」と、猫が感じる「幸せ」は、(同じ/違う)かもしれないと感じました。

STEP7:自分の体験と結びつける

この本を読んで、私は以前、(   )という出来事があったことを思い出しました。

そのときの自分と、今の自分を比べると、(   )ということに気づきました。

STEP8:これからの自分につなげてまとめる

この本を読んで、私はこれから(   )していきたいと思います。

動物を見かけたときには、「かわいい」だけでなく、(   )ことも考えていきたいです。

小学5~6年生向け『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文の例文

ここからは、『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文の例文を紹介します。

小学生の皆さんが使いやすいように、それぞれ適した文字数でまとめました。

コピペしてそのまま使うのではなく、自分の言葉に置きかえながら参考にしてもらえるとうれしいです。

800字(原稿用紙2枚分)

【題名】猫にとってのしあわせって何だろう

私はこの本を読むまで、猫を助けることはいつも正しいことだと思っていた。

道で弱っている猫を見つけたら、エサをあげたいと思うタイプだった。

でも『ネコがくれたしあわせの約束』を読んで、その考えが少し変わった。

小笠原諸島には、人間が持ち込んだノネコによって、めずらしい鳥が命の危機にさらされているという現実がある。

鳥を守るために、山にいるノネコをつかまえて、新しい飼い主を探す活動が続けられているそうだ。

プップという猫は、雑誌の表紙をかざるほどの人気者になった。

マイケルという猫は、山の暴れん坊とよばれていたのに、動物病院で伝説のネコになった。

そんな猫たちの変化を読んで、正直、私は驚いた。

一番心に残ったのは、猫にとっての幸せは何なのかという問いだ。

人間は、あたたかい家で暮らすことを幸せだと考えがちだ。

でも一方で、猫には猫なりの生き方があったはずで、それを急にうばってしまうことが本当にいいのかと悩んでしまった。

もうひとつ考えたのは、人間と自然の関係についてだ。

猫が悪いわけではないのに、人間が持ち込んだせいで、猫も鳥もつらい思いをすることになった。

だから人間には、動物や自然のことをよく考えて行動する責任があるのだと思う。

私は前に、近所で鳴いている子猫を見つけたことがある。

そのときは、かわいそうだからすぐに助けてあげなくてはと、それしか考えていなかった。

でも今この本を読み終えて考えると、あの子猫にも、あの子猫なりの世界があったのかもしれない。

私はこれまで、動物を見ると「かわいそう」とすぐに思ってしまっていた。

でもこの本を読んで、その動物がどんな気持ちでいるのかまで考えることが大事なのだと気づいた。

これからは、ただかわいがるだけでなく、相手の立場になって考える人になりたい。

そして、人間にできることを、少しずつでも続けていきたいと思う。

猫も鳥も、そして人間も、みんなが心地よく生きられる方法を、これからも考え続けたい。

1200字(原稿用紙3枚分)

【題名】猫と鳥、両方の命を思って

私はこの本を読むまで、猫を助けることはいつも正しいことだと信じていた。

道で弱っている猫を見つけたら、エサや牛乳を食べさせたいと思ってしまう。

でも『ネコがくれたしあわせの約束』を読んで、その考えは少しずつ変わっていった。

この物語の舞台は、東京から遠く離れた小笠原諸島だ。

そこには小笠原にしかいない、めずらしい鳥が暮らしている。

ところが、人間が持ち込んだノネコによって、その鳥は命の危機にさらされているという現実がある。

鳥を守るために、山にいるノネコをつかまえて、東京で新しい飼い主を探す活動が続けられているそうだ。

プップという猫は、なんと雑誌の表紙をかざるほどの人気者になった。

マイケルという猫は、山の暴れん坊とよばれていたのに、動物病院で伝説のネコとよばれるまでになった。

そんな猫たちの大きな変化を読んで、正直、私はとても驚いた。

一番心に残ったのは、猫にとっての幸せとは何なのかという問いだ。

人間は、あたたかい家で安全に暮らすことこそ幸せだと考えがちだ。

でも一方で、猫には猫なりの生き方があったはずで、それを急にうばってしまうことが本当にいいのかと考え込んでしまった。

もうひとつ考えたのは、人間と自然との関係についてだ。

猫が悪いわけではないのに、人間が持ち込んだせいで、猫も鳥もつらい思いをすることになった。

これは、猫だけの問題ではなく、人間がつくりだした問題なのだと気づかされた。

だから人間には、動物や自然のことをよく考えて行動する責任があるのだと思う。

三つ目に考えたのは、相手の立場になって考えることの大切さだ。

私たちは猫を見ると、「かわいい」「助けてあげたい」と思いがちだ。

でも猫自身には、猫自身の気持ちや生活があったはずだ。

もし自分がその猫だったら、どう感じるだろうかと考えてみた。

私は前に、近所で鳴いている子猫を見つけたことがある。

そのときは、かわいそうだからすぐに助けてあげなくてはと、それしか考えていなかった。

でも今この本を読み終えて考えると、あの子猫にも、あの子猫なりの世界があったのかもしれない。

とはいえ、何もしないことが正しいとも思えない。

人間にできることを、猫や自然の立場に立って考えながら行動する。

それが一番大切なのではないかと、私は思うようになった。

私はこれまで、動物を見ると「かわいそう」とすぐに思ってしまっていた。

でもこの本を読んで、その動物がどんな気持ちでいるのかまで考えることが大事なのだと気づいた。

これからは、ただかわいがるだけでなく、相手の立場になって考える人になりたい。

そして、猫も鳥も、そして人間も、みんなが心地よく生きられる方法を、これからも考え続けたい。

この本を読んで、少し嬉しかったのは、たくさんの人が協力して一匹一匹の猫と向き合っていたことだ。

一人ではできないことも、みんなで力を合わせれば少しずつ形になっていくのだと、私は感じた。

書き出し例×5

①猫が好きという気持ちから始める

私は猫が大好きだ。

猫を見ると「かわいいな」「一緒に遊びたいな」と、いつも思う。

でも『ネコがくれたしあわせの約束』を読んで、猫を「かわいい」と思うだけでなく、猫がどんな場所で、どんな気持ちで生きているのかを考えることも大切なのだと気づいた。

この本は、そんなことを教えてくれる一冊だった。

②「猫にとっての幸せ」から始める

「猫にとっての幸せって何だろう」。

『ネコがくれたしあわせの約束』を読んで、私は何度もこのことを考えた。

人間が「これが猫のためだ」と思うことが、本当に猫にとっても幸せなのか、考えてみたくなったからだ。

読み終えたあとも、この問いはずっと私の中に残っている。

③本の題名から始める

『ネコがくれたしあわせの約束』という題名を見たとき、私は「どんな約束なんだろう」と思った。

猫が人間に幸せをくれるお話なのかなと思いながら読み始めた。

でも読み終えてみると、この本は猫のことだけでなく、命や自然についても考えさせてくれるお話だった。

④自分の動物との経験から始める

私は以前、道で一匹の猫を見かけたことがある。

その猫を見たとき、私は「かわいそうだから助けてあげたい」と思った。

でもそのときの私は、猫にとって何が一番幸せなのかまでは考えていなかった。

この本を読んで、私はそのときのことを何度も思い出した。

⑤「もし自分が猫だったら」から始める

もし自分が猫だったら、人間に保護されることをどう思うだろうか。

安全な場所で暮らせることをうれしいと思うかもしれないし、今まで暮らしていた場所を離れることを悲しいと思うかもしれない。

『ネコがくれたしあわせの約束』を読んで、私は猫の立場になって考えてみた。

題名の例×10

感想文の題名に迷ったときは、以下の10個を参考にしてみてください。

No. 題名の例
1 猫にとっての「しあわせ」って何だろう
2 ネコが教えてくれた命の大切さ
3 猫の気持ちになって考えてみた
4 「かわいい」だけではない猫の世界
5 人間と動物が一緒に生きるために
6 猫と自然を守るということ
7 本当のしあわせを考えて
8 一匹の猫から考えた命のこと
9 動物の立場になって考える
10 ネコがくれた大切な気づき

低学年でも使いやすいのは「ネコがくれた大切な気づき」。

高学年なら、テーマとも重なる「猫にとっての『しあわせ』って何だろう」がおすすめです。

振り返り

『ネコがくれたしあわせの約束』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から例文、テンプレートまで紹介してきました。

ポイントは、猫にとってのしあわせ、人間と自然の共生、相手の立場になって考えることの3つ。

この3つをおさえておけば、あらすじだけで終わらない、自分だけの感想文が書けるはずです。

正直、この本を読み返すたびに、私自身も新しい発見があって、少し嬉しい気持ちになります。

テンプレートの空欄を、自分の言葉でひとつずつ埋めていけば、きっと納得のいく一本に仕上がりますよ。

皆さんなりの「気づき」を大切にしながら、ぜひ自分らしい読書感想文を完成させてくださいね。

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