『月まで三キロ』の読書感想文|学校の課題用の書き方と例文

『月まで三キロ』の読書感想文 感想

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伊与原新さんの『月まで三キロ』の読書感想文、どう書いたらいいか迷っていませんか。

本作は死に場所を探す男とタクシー運転手の一夜を描いた一篇。

派手な事件は起こらないのに、読み終えると心にじんわりと残る、そんな一冊。

読書感想文を書く予定の皆さんの力になれるよう、あらすじの型から書き方、例文、書き出し、題名まで、丁寧に解説していきますね。

コピペで使えるテンプレートまで用意したので、中学生の方も高校生の方も、ぜひ参考にしてください。

当記事では短編集の表題作『月まで三キロ』の感想文の書き方を解説しています。

『月まで三キロ』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

『月まで三キロ』の読書感想文を書くとき、あらすじをどこまで書くか、これ、結構悩みどころなんですよね。

結末を書いてしまうとネタバレになるし、かといって短すぎても内容が伝わらない。

そこでここでは、読書感想文の本文にそのまま組み込みやすい、200字前後のあらすじを3パターン用意しました。

好みのタイプを選んで、自分の言葉に少しアレンジして使ってみてください。

タイプ①:物語紹介型

『月まで三キロ』は、人生に行き詰まりを感じていた主人公が、ある夜、タクシーに乗り込んだことから始まる物語だ。運転手との何気ない会話をきっかけに、少しずつ自分自身の過去や後悔と向き合っていく。特別な事件が起こるわけではない。ただ、心の奥にしまい込んでいた迷いと静かに向き合う時間が、丁寧に描かれている。読み終えたとき、小さいけれど確かな希望が胸に残る一冊だった。

タイプ②:テーマ紹介型

この物語が伝えているのは、人生の苦しみや迷いの中でも、人との出会いや対話を通して希望を見つけていく姿だ。主人公は特別な力を持っているわけでも、劇的な事件に巻き込まれるわけでもない。ただ、一つの出会いをきっかけに、物事の受け止め方が少しずつ変わっていく。派手な展開はないが、読み進めるうちに心がじんわりと動かされていく作品だった。

タイプ③:自分とのつながり型

私も将来について、ふと不安になることがある。『月まで三キロ』を読んで感じたのは、答えがすぐに見つからなくても、誰かとの出会いや何気ない会話が、人生を変えるきっかけになるということだ。主人公が抱えていた迷いや苦しさは、決して他人事とは思えなかった。むしろ、自分の中にもある感情だと気づかされた。

『月まで三キロ』の読書感想文の書き方

ここからは、『月まで三キロ』の読書感想文の書き方について、具体的に見ていきます。

まず確認したいのが、絶対に押さえておきたい3つのポイント。

この3つさえ押さえれば、感想文の軸はほぼ完成したようなものです。

そのうえで、穴埋め式のテンプレートも用意したので、順番に埋めていくだけで一本の感想文が仕上がるようにしました。

それでは、順番に見ていきましょう。

絶対に書くべき「心に残る」3つのポイント

『月まで三キロ』の読書感想文を書くうえで、必ず押さえておきたい要点は次の3つです。

  1. 希望を失わずに生きること
  2. 人との出会いが人生を変えること
  3. 人生の見方は変えられること

この3つは、いわば感想文の骨組みになる部分。

大事なのは、それぞれの要点について「自分はどう感じたか」を、あらかじめメモしておくことです。

やり方は簡単で、ノートやスマホのメモ帳に、要点ごとに「印象に残った場面」「そこから感じたこと」「自分の似た経験」を3行くらいで書き出すだけ。

この一手間があるかないかで、感想文の説得力がまったく変わってきます。

なぜかというと、読書感想文で評価されるのは、あらすじの正確さではなく「自分がどう感じたか」だからなんですね。

ここを見逃している人、意外と多いのではないでしょうか。

①希望を失わずに生きること

作品の中心にあるのは、「どんな状況でも希望を見つけられるのか」というテーマ。

主人公は人生に迷いや苦しさを抱えていますが、ある出会いをきっかけに少しずつ物事の見方が変わっていきます。

ここでメモしておきたいのは、「自分が希望を感じた瞬間」です。

部活動や勉強、友人関係など、身近な経験と結び付けると書きやすくなりますよ。

②人との出会いが人生を変えること

物語では、人との出会いが人生を大きく変えることも描かれています。

主人公は偶然出会った人物との会話によって、自分の人生を見つめ直していく。

ここでは、「自分が誰かの言葉に救われた経験」をメモしておくといいでしょう。

友達、家族、先生など、身近な人との関わりを思い出してみてください。

③人生の見方は変えられること

作品では、「同じ景色でも、見方が変われば人生も変わる」というメッセージが描かれています。

主人公は現実そのものが変わったのではなく、物事の受け止め方が少しずつ変わっていくんですね。

この点については、「自分の考え方が変わった経験」をメモしておくと、考察に深みが出ます。

進路への不安や将来への迷いと結び付けると、高校生らしい感想文になりますよ。

穴埋め式テンプレート

それでは、先ほどの3つのポイントを盛り込んだ、穴埋め式のテンプレートを紹介します。

空欄を埋めていくだけで、自然な流れの感想文になるように作りました。

ステップ1:書き出し

私は『月まで三キロ』を読みました。

この作品を選んだ理由は、(        )だったからです。

読む前は、(        )という物語だと思っていました。

しかし読み終えると、(        )ということを一番強く感じました。

ステップ2:あらすじの紹介

『月まで三キロ』は、人生に迷いや苦しさを抱えた主人公が、ある人物との出会いをきっかけに、人生や自分自身について見つめ直していく物語です。

私は、(        )というテーマが特に印象に残りました。

ステップ3:希望を失わずに生きること

私が最も心を動かされたのは、主人公の気持ちが少しずつ変化していく姿でした。

私は、(        )という場面から、希望とは(        )ものなのだと思いました。

私自身も、(        )という経験があり、作品と重なる部分がありました。

ステップ4:人との出会いが人生を変えること

この作品では、人との出会いの大切さも描かれています。

私は、(        )という場面から、人との出会いは(        )力があるのだと感じました。

私も、(        )という出来事を思い出しました。

ステップ5:人生の見方は変えられること

主人公は、現実そのものではなく、物事の受け止め方が変わっていきます。

私は、(        )という場面を読んで、人生は(        )ことで前向きになれるのだと思いました。

これからは、(        )という気持ちを大切にしたいです。

ステップ6:まとめ

私は『月まで三キロ』を読んで、(        )ということを学びました。

これからは、(        )ということを意識して生活したいと思います。

この作品は、希望や人との出会い、人生を前向きに考える大切さを教えてくれる作品だと思いました。

『月まで三キロ』の読書感想文の例文

ここからは、中学生と高校生、それぞれの学年に合った長さでまとめた『月まで三キロ』の感想文の例文を紹介します。

あくまで参考例なので、そのまま提出するのではなく、自分の経験や言葉に置き換えて仕上げてくださいね。

1200字の中学生向け

【題名】希望は意外なところにある

私は『月まで三キロ』を読んで、人はどんなにつらいときでも、希望を見つけるきっかけは身近なところにあるのだと感じた。題名を見たときは、「月まで三キロ」という不思議な言葉にひかれたが、読み終えたあとには、この題名に深い意味が込められていることが分かった。

『月まで三キロ』は、人生に行き詰まりを感じていた主人公が、ある夜、タクシーに乗り込んだことから始まる物語だ。運転手との何気ない会話をきっかけに、少しずつ自分自身の過去や後悔と向き合っていく。特別な事件が起こるわけではない。ただ、心の奥にしまい込んでいた迷いと静かに向き合う時間が、丁寧に描かれている。

物語の中で、主人公は人生に迷いや苦しさを抱えている。そんな中である人物と出会い、会話をすることで少しずつ考え方が変わっていく。私は、その変化がとても自然で、本当に人は誰かの一言や出会いによって前向きになれることがあるのだと思った。正直、この変化の描き方には少し驚いた。

私は部活動で思うような結果が出なかったことがある。一生懸命練習したのに試合に出られず、「努力しても意味がない」と思ってしまった。しかし先生から「今の努力は必ず次につながる」という言葉をかけてもらい、もう一度頑張ろうと思えた。その経験を思い出しながら、この作品を読んだ。

特に印象に残ったのは、主人公が少しずつ周りの景色や物事の見方を変えていくところだ。同じ景色でも、気持ちが変わると見え方まで変わるのだということに気づいた。私は今まで、「現実が変わらないから苦しい」と考えていた。しかし、この作品は、現実ではなく自分の受け止め方が変わることで、未来も変わっていくことを教えてくれたように思う。この考え方に出会えたのは、私にとって小さな発見だった。

また、人との出会いの大切さも感じた。主人公は一人で答えを見つけたのではなく、誰かとの出会いを通して新しい考え方を知る。私も友達や家族、先生との会話で気持ちが楽になった経験がある。だから、人とのつながりは自分が思っている以上に大きな力を持っているのだと思った。誰かの何気ない一言が、こんなにも心を軽くしてくれるとは思わなかった。

この作品を読んで、人生ではつらいことや悩むことがあっても、それだけで終わりではないと感じた。少しだけ視点を変えたり、人と話したりすることで、新しい道が見えてくることもあるのだと思う。とはいえ、実際に落ち込んでいるときには、なかなかそう考えられないのも事実だ。だからこそ、この作品を読んだことに意味があると感じている。

私はこれから、何かにつまずいたときにすぐあきらめるのではなく、少し違う見方をしてみようと思う。そして、一人で抱え込まず、周りの人との出会いや言葉を大切にしていきたい。『月まで三キロ』は、希望を失いそうになったときに読み返したいと思える作品だった。

2000字の高校生向け

【題名】人生の景色は見方によって変わる

『月まで三キロ』を読み終えたあと、私は「人は現実そのものではなく、現実をどう受け止めるかによって生き方が変わるのではないか」と考えた。この作品は、大きな出来事が起こる物語ではない。しかし、主人公の心の変化を通して、人生に希望を見いだすことの意味を静かに問いかけてくる作品だった。

この物語が伝えているのは、人生の苦しみや迷いの中でも、人との出会いや対話を通して希望を見つけていく姿だ。主人公は特別な力を持っているわけでも、劇的な事件に巻き込まれるわけでもない。ただ、一つの出会いをきっかけに、物事の受け止め方が少しずつ変わっていく。派手な展開はないが、読み進めるうちに心がじんわりと動かされていく作品だった。

私は高校生になってから、進路について考える機会が増えた。周囲には将来の夢が決まっている友人もいる一方で、自分はまだ迷うことが多い。「この選択で本当にいいのだろうか」と不安になることもある。そのような時期だったからこそ、この作品は私に強く響いた。

作品の中で最も印象に残ったのは、「希望は遠くにある特別なものではなく、考え方が少し変わるだけで見えてくるものなのかもしれない」と感じさせる場面だ。私たちは悩んでいるときほど視野が狭くなり、「もうどうにもならない」と思い込んでしまう。しかし実際には、同じ状況でも見方を変えれば違う可能性が見えてくることがある。この作品は、そのことを押しつけがましくなく教えてくれた。正直、ここまで静かに心に響く作品だとは思っていなかったので、少し驚いた。

私は以前、模試の結果が思うように伸びず、自分には向いていないのではないかと落ち込んだことがある。しかし先生から「結果だけではなく、以前より考え方や勉強の姿勢が変わっている」と言われた。その言葉で、自分では気づかなかった成長に目を向けることができた。この経験は、『月まで三キロ』で主人公が少しずつ物事の見方を変えていく姿と重なった。どちらの経験も、変わったのは状況ではなく、自分の見方だったという点で共通していると思う。そう考えると、結果ばかりを追いかけていた自分の視野の狭さにも気づかされた。

また、この作品は人との出会いの意味についても考えさせてくれる。主人公は誰かの何気ない言葉や存在によって、自分自身を見つめ直していく。私はこれまで、「人生は自分一人で切り開くものだ」と思っていた。とはいえ、振り返ると、自分が前向きになれた場面には、必ず誰かの言葉や支えがあった。家族、先生、友人など、多くの人との関わりが今の自分をつくっていることに改めて気づいた。一人で頑張ることが強さだと思い込んでいた自分にとって、この気づきは少し意外だった。

さらに、この作品では自然の存在も重要な意味を持っている。ただ美しい風景を描いているだけではなく、人間の悩みや迷いを包み込み、広い視点を与えてくれる存在として自然が描かれているように感じた。普段の生活では目の前のことに追われがちだが、広い世界の中で自分を見つめ直す時間も必要なのだと思った。少し嬉しかったのは、この作品を読んだことで、自分の悩みを俯瞰して見られるようになった気がしたことだ。

正直に言うと、読み始めた当初は、この作品の静かな展開に少し戸惑いを覚えた。大きな事件も、派手な結末もない。それでも読み進めるうちに、静けさの中にこそ、深い気づきが隠されていることに気づかされた。ただし、静かな物語だからこそ、読み手によって受け取り方が変わる作品でもあると思う。だからこそ、自分なりの読み方を見つけることが大切なのだろう。

『月まで三キロ』という題名は、読み始めたときには不思議な言葉にしか思えなかった。しかし読み終えた今では、「届かないと思っていたものも、見方が変われば少し近く感じられる」という作品全体のメッセージを象徴しているように思える。遠いと思っていた月が、実は少しずつ近づいているように、自分の悩みも少しずつ形を変えていくのかもしれない。そう考えると、目の前の悩みも、いつか違う形で見えてくるような気がしてくる。

私はこの作品を読んで、人生は思いどおりに進まないからこそ、希望を失わずに歩き続けることが大切なのだと学んだ。そして、自分が迷ったときには一人で結論を出そうとせず、人との出会いや周囲の景色に目を向けてみたいと思った。焦って答えを出そうとするより、じっくりと向き合うことの方が、結局は自分のためになるのかもしれない。

これから進路や将来について悩むことは何度もあるだろう。それでも、『月まで三キロ』が教えてくれたように、ほんの少し視点を変える勇気を持ち続けたい。そして、自分自身だけでなく、誰かが迷っているときには、その人にとっての「希望のきっかけ」となれるような言葉をかけられる人になりたいと思う。

書き出し例×5

①本を選んだ理由から始める

『月まで三キロ』という不思議な題名にひかれて、この作品を読んだ。読み始める前はどのような物語なのか想像できなかったが、読み終えたあとには、人生について深く考えさせられる作品だったと感じた。特別な事件が起こるわけではないのに、心に残るものがあった。読後、しばらく題名の意味を考え続けていた自分がいた。

②自分の経験と結び付ける

私は将来のことを考えると、不安になることがある。『月まで三キロ』を読んで、悩みや迷いを抱えるのは自分だけではなく、誰にでもあることなのだと感じた。主人公の姿は、どこか自分と重なる部分があった。同じように迷いながら生きている人がいると知り、少し気持ちが軽くなった気がする。

③疑問から始める

人は、どうすれば前を向いて生きられるのだろう。『月まで三キロ』を読み終えたあと、私はこの問いについて考え続けた。この作品は、希望を見つけるきっかけについて教えてくれたように思う。答えがすぐに出るものではないが、考え続けること自体に意味があるのかもしれない。

④印象に残ったことから始める

『月まで三キロ』を読んで最も印象に残ったのは、主人公の気持ちが少しずつ変化していく様子だった。同じ景色でも、心の持ち方によって見え方が変わることに気づかされた。派手な展開はないのに、なぜかページをめくる手が止まらなかった。

⑤学んだことから始める

私は『月まで三キロ』を読んで、人生が思いどおりにいかないときでも、考え方を少し変えるだけで新しい希望が見えてくることを学んだ。この気づきは、これからの自分にとって大切な支えになりそうだ。

題名の例×5

番号 題名の例
1 希望はすぐそばにある
2 人生の景色は変えられる
3 一歩前へ進む勇気
4 出会いが教えてくれたこと
5 迷いの先に見えた希望

振り返り

ここまで、『月まで三キロ』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から穴埋め式テンプレート、中学生・高校生向けの例文、書き出しや題名の例まで紹介してきました。

この小説は、出来事の派手さよりも、主人公の心の変化に注目することが感想文を書くうえでの一番のコツ。

「希望を失わずに生きること」「人との出会いが人生を変えること」「人生の見方は変えられること」、この3つを自分の経験と結び付けるだけで、感想文はぐっと書きやすくなります。

正直、感想文って何から手をつければいいか分からなくなりがちですよね。

でも一方で、テンプレートの空欄を一つずつ埋めていけば、思っている以上にスムーズに完成するはずです。

あなたにも、自分の言葉で、自分らしい読書感想文がきっと書けます。

ぜひ今回の内容を参考に、コピペではなく自分の経験を盛り込みながら、仕上げてみてくださいね。

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