『スーホの白い馬』の読書感想文は、どう書けばいいのか悩んでいませんか。
本作は、モンゴルの草原を舞台に、少年スーホと一頭の白い馬との深いきずなを描いた、日本の小学校の教科書でもおなじみの名作です。
作者は大塚勇三さんで、モンゴルの民話をもとに再構成した物語として、長く読み継がれてきました。
この記事では感想文の書き方から例文、題名、書き出しまで、コピペしても使えるテンプレート形式でていねいに解説していきます。
絵本を読み終えたばかりで、何から書けばいいかわからないという小学生の皆さんにとって、きっと力になれる内容です。
『スーホの白い馬』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
『スーホの白い馬』の読書感想文を書くときは、まず本文の中に短いあらすじを入れる必要があります。
ただ、あらすじが長すぎると、感想の部分が書けなくなってしまうもの。
ここでは、200字前後にまとめた3つのタイプのあらすじを用意しました。
自分の書きたい感想の方向性に合わせて、好きなタイプを選んでみてくださいね。
タイプ①:出会いと絆を中心にしたあらすじ
貧しい羊飼いの少年スーホは、ある日、草原で倒れていた白い子馬を見つけ、家に連れて帰って大切に育てることにした。子馬はやがて美しい白馬に成長し、スーホと白馬は、いつも一緒に過ごす、かけがえのない存在になっていく。狼から羊を守るなど、二人の間には強いきずなが生まれていった。
タイプ②:競馬大会を中心にしたあらすじ
ある年、殿様が競馬大会を開くことになった。優勝すれば娘の結婚相手になれるという知らせを聞き、スーホは白馬とともに出場する。見事に一等をとったスーホだったが、貧しい身分だと知った殿様は約束を破ろうとする。
タイプ③:スーホの気持ちを中心にしたあらすじ
白い子馬を大切に育てたスーホは、白馬との時間を心から大事に思っていた。しかし、殿様の身勝手なふるまいによって、二人の関係は大きく揺れ動くことになる。大切な存在を思うスーホの気持ちは、読む人の胸に強く訴えかけてくる。
『スーホの白い馬』の読書感想文の書き方
『スーホの白い馬』の読書感想文をスムーズに書くために、まずは重要な点を3つ確認しておきましょう。
そのうえで、それぞれの点を感想文にどう組み込めばいいのか、穴埋め式テンプレートを使ってサポートしていきます。
難しく考える必要はありません。順番に埋めていくだけで、感想文の形になっていきますよ。
この絵本の中心テーマとなる3つのポイント
『スーホの白い馬』の読書感想文を書くうえで、外せないポイントが3つあります。
この3つさえおさえておけば、内容の濃い感想文に仕上がるはずです。
- スーホと白馬の強いきずな
- 大切な存在との別れの悲しみ
- 思い出が形を変えて残っていくこと
この3つについて、それぞれ「自分はどう感じたか」をメモしておくのがおすすめです。
メモといっても、むずかしく考える必要はありません。
「うれしかった」「くやしかった」「かわいそうだった」など、そのとき感じた気持ちを、一言でノートやメモ用紙に書き出すだけでOKです。
なぜ「どう感じたか」のメモが重要なのかは、あらすじだけを並べた文章では感想文と呼べないため。
あらすじの説明はあくまで背景で、大切なのは自分自身の気持ちの動き。
メモをとっておけば、あとで文章を組み立てるときに、気持ちの部分をすぐに思い出して書けるようになります。
①スーホと白馬の強いきずな
スーホは、倒れていた白い子馬を見つけ、家族のように大切に育てました。
この場面を読んだとき、私は少しじんとくるものを感じました。
言葉の通じない動物であっても、大切に思う気持ちはきちんと伝わるのだと感じたからです。
感想文には、「なぜ二人がこれほど強く結びついたのか」「自分にも同じように大切な存在がいるか」といった視点を入れてみましょう。
②大切な存在との別れの悲しみ
物語の中盤、スーホと白馬の関係は大きく揺さぶられることになります。
この場面では、大切な存在を失うかもしれないという悲しみが、強く描かれています。
私はこの場面を読んで、少し胸が苦しくなりました。
自分が同じ立場だったら、どう感じるだろうかと考えてみるのも、感想文を深めるコツです。
③思い出が形を変えて残っていくこと
この物語のもう一つの魅力は、大切な思い出が、消えてしまうのではなく、形を変えて残っていくところにあります。
くわしい結末はあえてここでは書きませんが、読み終えたあと、心に残るあたたかさがあることは間違いありません。
「大切な思い出はどうすれば残っていくのか」を、自分の経験とあわせて考えてみてくださいね。
穴埋め式テンプレート
ここからは、先ほどの3つのポイントを感想文に組み込むための、穴埋め式テンプレートを紹介します。
ステップに沿って空欄を埋めていくだけで、感想文が完成する形になっていますよ。
STEP1 この本を選んだ理由
私が『スーホの白い馬』を選んだ理由は、( )です。
本の題名を見たとき、私は「( )」と思いました。
STEP2 簡単なあらすじ
この物語の主人公は、( )という少年です。
スーホは、( )白い子馬と出会い、大切に育てていきます。
しかし、ある出来事によって、二人の関係は( )ことになります。
STEP3 スーホと白馬の絆について
私が一番心に残ったのは、( )の場面です。
スーホは白馬のことを( )していたのだと思います。
私にも、(家族/友達/ペット/ )という大切な存在がいます。
STEP4 別れの悲しみについて
この場面を読んで、私は( )と感じました。
もし私がスーホだったら、( )と思います。
大切な存在を失うことは、( )ことなのだと思いました。
STEP5 思い出が残ることについて
私はこの物語を読んで、大切な思い出は( )のだと感じました。
白い馬との思い出は、( )という形で残っていったのだと思います。
STEP6 これから大切にしたいこと
この本を読んで、私はこれから( )したいと思います。
『スーホの白い馬』は私に、「( )」ということを教えてくれました。
小学校低学年向け『スーホの白い馬』の読書感想文の例文
ここからは、実際に小学生になりきって書いた『スーホの白い馬』の読書感想文の例文を、それぞれの文字数別に紹介していきます。
800字と1200字の2パターンを用意したので、原稿用紙の枚数に合わせて参考にしてみてくださいね。
800字(原稿用紙2枚分)
【題名】スーホと白い馬のきずな
私は『スーホの白い馬』を読んで、大切な存在との絆について深く考えさせられた。
主人公のスーホは、貧しい羊飼いの少年だ。
ある日、倒れていた白い子馬を見つけ、家に連れて帰って大切に育てることにした。
スーホの愛情のおかげで、子馬はやがて美しくたくましい白馬に成長する。
スーホと白馬はいつも一緒で、羊を追うときも草原を走るときも離れなかった。
ある夜、狼が羊を襲ったとき、白馬は勇敢に立ち向かい、羊たちを守り抜いた。
この場面を読んだとき、私は白馬の勇気に驚いた。
動物なのに、あんなに強い気持ちで大切な仲間を守れるのかと感心したのだ。
その後、殿様が開いた競馬大会にスーホと白馬は出場し、見事に一等になる。
しかし、貧しい身分のスーホを見た殿様は、約束を破ろうとする。
この場面を読んで、私は正直、腹が立ってしかたなかった。
がんばった人を身分だけで見下すのは、とてもひきょうなことだと思ったからだ。
そのあと、物語は思いもよらない方向へ進んでいく。
私が一番心に残ったのは、スーホと白馬がお互いを信じ合っていたところだ。
言葉が通じない相手でも、大切に思う気持ちは伝わるのだと感じた。
読んでいる途中、私は少し胸が苦しくなる場面もあった。
大切なものを奪われそうになるスーホの気持ちを想像すると、自分のことのように悲しくなったからだ。
とはいえ、この物語は悲しいだけでは終わらないところに、深い意味があるように思う。
つらい出来事のあとにも、大切な気持ちは消えずに残っていくのだと感じさせられた。
私にも、家族やペットなど、大切に思っている存在がいる。
その相手と過ごす時間を、これからはもっとていねいに大切にしたい。
大切な思い出は、形を変えても心の中に残り続けるのだと、私は思う。
この本を読み終えたとき、私は少し得をした気分になった。
この本は、私にとって忘れられない一冊になった。
1200字(原稿用紙3枚分)
【題名】思い出はなくならない
私は『スーホの白い馬』を読んで、大切な存在との絆と、別れの悲しみについて深く考えさせられた。
主人公のスーホは、モンゴルの広い草原で暮らす、貧しい羊飼いの少年だ。
おばあさんと二人で、つつましく生活していた。
ある夕方、スーホは草原で倒れている白い子馬を見つける。
親も仲間もいない、弱りきった子馬だった。
スーホはその子馬を放っておけず、家に連れて帰り、おばあさんと一緒に大切に育てることにした。
この場面を読んだとき、私はスーホのやさしさに感心した。
自分の生活だけでも大変なはずなのに、弱っている命を見過ごせないところが、とても立派だと思ったからだ。
スーホに育てられた子馬は、やがて美しくたくましい白馬に成長する。
スーホと白馬はいつも一緒で、羊の世話をするときも、草原を駆けるときも離れなかった。
二人の間には、家族のような強いきずなが生まれていったのだ。
ある夜、狼の群れが羊を襲ってきたとき、白馬は勇かんに立ち向かい、羊たちを守り抜いた。
このとき私は、動物でもこんなに強い気持ちで大切な仲間を守れるのかと、少しおどろいた。
その後、殿様が競馬大会を開くことになり、優勝した者を娘の結婚相手にすると決められる。
スーホは白馬とともに大会に出場し、見事に一等になった。
しかし、スーホが貧しい身分だと知った殿様は、態度を一変させる。
約束を破り、白馬を無理やり取り上げようとしたのだ。
この場面を読んで、私は腹が立ってしかたなかった。
がんばった人を身分だけで見下し、約束さえ破ってしまう殿様の身勝手さに、強いいかりを感じたのだ。
でも、この物語で一番心に残るのは、悪者への怒りだけではないと私は思う。
スーホと白馬が、どれほどお互いを大切に思い合っていたかという部分こそ、本当の見どころだ。
言葉が通じない相手であっても、大切に思う気持ちはきちんと伝わるのだと、私は感じた。
そのあと、物語は思いもよらない方向へと進んでいく。
読んでいる途中、私は白馬の身を案じるスーホの気持ちを想像し、胸が苦しくなる場面もあった。
大切な存在を奪われそうになる悲しさは、想像するだけでもつらいものだと気づかされたのだ。
でも一方で、この物語は悲しいだけでは終わらないように作られているとも感じる。
つらい出来事のあとにも、大切な思い出や気持ちは、形を変えて残っていくのではないかと私は思う。
私にも、家族やペットなど、大切に思っている存在がいる。
ふだんは当たり前のようにそばにいるので、あまり意識したことはなかった。
しかし、この本を読んで、大切な相手と過ごす時間を、もっとていねいに大切にしたいと思うようになった。
この本を読み終えたとき、私は少し得をしたような気分になった。
大切なことを、物語を通して教えてもらえた気がしたからだ。
スーホと白馬の物語は、私にとって忘れられない一冊になった。
書き出し例×5
①絆から始める書き出し
私は『スーホの白い馬』を読んで、スーホと白馬は、ただの人間と動物ではなく、とても深いきずなで結ばれていたのだと思った。
二人がお互いを大切にしている様子を読んで、私も大切な人や動物との関係について考えさせられた。
言葉が通じなくても心が通じ合うことがあるのだと、あらためて感じたのだ。
②自分の大切な存在から始める書き出し
私には、家族や友達など、大切に思っている人がいる。
いつも一緒にいるときにはあまり意識しないが、もしその人と会えなくなったらと考えると、少し不安な気持ちになった。
『スーホの白い馬』を読んで、私は大切な人がそばにいることの意味を、あらためて考えた。
③「もし自分だったら」から始める書き出し
もし私がスーホだったら、大切な白馬と離れなければならなくなったとき、どんな気持ちになるだろうか。
『スーホの白い馬』を読みながら、私は何度もそんなことを考えた。
スーホの悲しみは、それだけ白馬を大切にしていたからこそ生まれたのだと思う。
④物語の舞台に興味を持って始める書き出し
私はこの本を読むまで、モンゴルの草原での暮らしについて、くわしく知らなかった。
『スーホの白い馬』を読んで、羊飼いの暮らしや、動物との距離の近さを知ることができた。
知らない世界を知れることも、読書の楽しさの一つだと感じたのだ。
⑤「別れ」について考えて始める書き出し
大切な人や動物と別れることは、とても悲しいことだ。
私は『スーホの白い馬』を読んで、スーホと白馬の関係が大きく揺れ動く場面を読み、とても切ない気持ちになった。
でも、物語を最後まで読むと、悲しい出来事の中にも、大切なものが残っていくことに気づかされる。
題名の例×10
| No. | 題名の例 |
|---|---|
| 1 | スーホと白い馬のきずな |
| 2 | 大切なものを思う気持ち |
| 3 | 白い馬が教えてくれたこと |
| 4 | 大切な人と過ごす時間 |
| 5 | 心に残る白い馬 |
| 6 | 悲しい出来事から気づいたこと |
| 7 | 思い出はなくならない |
| 8 | スーホの気持ちと白い馬への愛 |
| 9 | 私も大切な人を大事にしたい |
| 10 | 白い馬と心でつながったスーホ |
小学1~2年生には、内容がそのまま伝わりやすい「スーホと白い馬のきずな」がおすすめ。
小学3~4年生には、自分の気づきを一言でまとめられる「思い出はなくならない」が書きやすい題名です。
振り返り
『スーホの白い馬』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から例文、書き出し、題名まで、まとめて解説してきた。
むずかしく考えすぎなくても大丈夫。
3つのポイントをメモしながら、穴埋め式テンプレートに沿って書いていけば、自分らしい感想文が自然と完成していくはずだ。
スーホと白馬の物語には、絆、別れ、そして思い出が残っていくことの大切さが、ぎゅっと詰まっています。
この記事を参考にすれば、あなたにもきっと、心に残る読書感想文が書けるはず。
ぜひ自分の言葉で、スーホと白馬への思いを綴ってみてくださいね。
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