『空をけっとばせ』の読書感想文を、これから書こうとしている人も多いのではないでしょうか。
逆上がりが苦手な少年、悠斗くんの奮闘と、スイカ農家の少年、時生くんとの友情をえがいた、心があたたまる物語です。
小学生、とくに小学3〜4年生の皆さんが、この小説の感想文をスムーズに書き上げられるよう、丁寧に解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
『空をけっとばせ』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
『空をけっとばせ』の読書感想文を書くとき、まず悩むのが「あらすじをどう書けばいいか」ということではないでしょうか。
ここでは、感想文の本文にそのまま組み込みやすい、200字前後のあらすじを3パターンご紹介します。
自分の感想文の流れに合わせて、好きなタイプを選んでみてください。
タイプ1:出来事を中心にまとめたあらすじ
主人公の悠斗は、逆上がりができないのに、友だちに「できる」とうそをついてしまう。夏休みの間にひみつの特訓を始めた悠斗は、公園でスイカ農家の子・時生くんと出会う。時生くんはサッカークラブに入るため、リフティングの練習にはげんでいた。お互いの目標に向けて、二人は励まし合いながら夏休みを過ごしていく。
タイプ2:気持ちの動きを中心にまとめたあらすじ
逆上がりができないのに「できる」とうそをついてしまった悠斗は、罪悪感をかかえながら特訓を続ける。やがて出会った時生くんが、何度失敗しても練習をやめない姿を見て、あせりと嫉妬を感じてしまう。そんな自分に気づいた悠斗は、少しずつ前向きに変わっていく。友情に支えられながら、悠斗は自分の弱さと向き合っていく。
タイプ3:テーマを中心にまとめたあらすじ
『空をけっとばせ』は、あきらめない心と友情をえがいた物語だ。逆上がりができない悠斗と、リフティングを練習する時生くんは、それぞれの目標に向かって努力を重ねていく。うそをついた罪と向き合う悠斗の姿や、二人の励まし合いを通して、努力の過程がいかに大切かが伝わってくる作品だった。
『空をけっとばせ』の読書感想文の書き方
ここからは、『空をけっとばせ』の読書感想文の書き方について、重要な点を確認していきます。
この物語を読み解くうえで大切なポイントは、大きく分けて3つ。
その3つのポイントをおさえたうえで、穴埋め式のテンプレートも用意しましたので、順番に見ていきましょう。
この物語で大切な3つのテーマやポイント
『空をけっとばせ』の読書感想文を書くうえで、外せない要点が3つあります。
これらを盛り込むだけで、感想文にぐっと深みが出ますよ。
- あきらめない心と努力の大切さ
- 友情と励まし合うことの大切さ
- うそをついた罪と向き合うこと
この3つについて、それぞれ「自分はどう感じたか」をメモしておくことをおすすめします。
ノートやメモ帳に、要点ごとに1〜2行でいいので、思ったことを書き出してみてください。
「すごいと思った」「自分にも似た経験がある」など、短い言葉でかまいません。
この「どう感じたか」というメモこそが、感想文の中身そのものになっていくのです。
あらすじだけを並べた文章は、正直に言うと、ただの説明文になってしまいがち。
そこに自分の気持ちを加えることで、はじめて「感想文」らしい文章になります。
それでは、3つのポイントについて、くわしく見ていきましょう。
ポイント1:あきらめない心と努力の大切さ
悠斗は、逆上がりができないまま夏休みをむかえ、何度失敗してもこっそり練習を続けます。
時生くんも、サッカークラブに入るために、リフティングの練習を黙々と続けていました。
二人がそれぞれの目標に向かって、地道に努力する姿には、私も正直心を動かされました。
皆さんも、うまくいかなくても頑張り続けた経験、ありませんか。
ここでは「自分も、何かをあきらめずに続けた経験があるか」を思い出してメモしてみましょう。
ポイント2:友情と励まし合うことの大切さ
悠斗と時生くんは、お互いの「ミッション」を達成できるよう、誓い合い、支え合っていきます。
一人で黙々と頑張るのもすてきですが、だれかと励まし合いながら頑張るのも、また違った良さがありますよね。
友だちの存在があったからこそ頑張れた、そんな経験は、誰にでも一つはあるはず。
自分の身の回りで、励まし合った友だちのことを思い出してみてください。
ポイント3:うそをついた罪と向き合うこと
悠斗は、友だちに「逆上がりができる」とうそをついてしまい、夏休みの間ずっとその罪に悩み続けます。
うそがばれることを恐れながらも、必死に練習を続ける悠斗の姿には、切なさを感じました。
できないことを「できる」と言ってしまった経験、私にもあります。
この点については、自分がうそをついてしまったときの気持ちを振り返ってみると、感想文に厚みが出ますよ。
穴埋め式テンプレート
ここまでの3つのポイントを、そのまま感想文に組み込めるよう、穴埋め式のテンプレートを用意しました。
空欄をうめていくだけで、感想文の骨組みが完成する仕組みです。
ステップごとに、順番に埋めていきましょう。
ステップ1:書き出し(本を選んだ理由)
私は、( )という理由で、この本を選びました。
例:友だちがすすめてくれたから/自分も逆上がりが苦手だから
ステップ2:あらすじ紹介
この物語は、悠斗が友だちに( )とうそをついてしまうところから始まります。
そして、夏休みの間に( )をする、というお話です。
ステップ3:ポイント1について書く
私が一番心に残ったのは、悠斗と時生くんが( )という姿です。
私にも、( )という経験があります。
ステップ4:ポイント2について書く
悠斗と時生くんは、お互いに( )し合っていました。
私は、( )という友だちとの経験を思い出しました。
ステップ5:ポイント3について書く
悠斗は、うそをついてしまったことで( )という気持ちになっていました。
私も、( )というときに、似た気持ちになったことがあります。
ステップ6:まとめ
この本を読んで、私は( )ということを学びました。
これから私は、( )していきたいと思います。
小学生むけの『空をけっとばせ』の読書感想文の例文
ここからは、『空をけっとばせ』の読書感想文の例文を、小学3~4年生向けの文字数別にご紹介します。
コピペしてそのまま使うのではなく、あくまで参考として、自分の言葉に置きかえて活用してみてくださいね。
800字(原稿用紙2枚)
【題名】あきらめない心とゆう気
私がこの本を読もうと思ったのは、さか上がりが苦手だからだ。
主人公の悠斗も、さか上がりができなかった。
友だちに「できる」とうそをついてしまい、夏休みの間にひみつの特訓を始めたのだ。
私はこの場面を読んで、どきっとしてしまった。
自分にも、できないのに「できる」と言ってしまった経験があるからだ。
悠斗は公園で、時生くんという男の子に出会う。
時生くんはスイカ農家の子で、サッカークラブに入るためにリフティングの練習をしていた。
何回失敗しても、あきらめずに練習を続ける時生くんの姿に、私はとても感動した。
でも一方で、悠斗はなかなか上手にならず、あせりを感じていく。
時生くんばかりが上達していくように見えて、少しうらやましくなったのだ。
私にも、そんな経験がある。
友だちが先にできるようになって、くやしかったことを思い出した。
でも、そのくやしさを感じてしまう自分に気づいて、はっとする悠斗の姿には、心を打たれた。
弱い気持ちを持つことは、だれにでもあることだと思う。
大事なのは、その気持ちにきちんと向き合うことだ。
悠斗と時生くんは、お互いの目標をおうえんし合いながら、練習を重ねていく。
一人で頑張るより、だれかと一緒に頑張るほうが、ずっと心強い。
そして2学期、体育の授業でとうとう悠斗のうそがばれてしまう。
それでも悠斗は、あきらめなかった。
この本を読んで、私は努力を続けることの大切さを学んだ。
失敗しても、頑張った気持ちはきっとどこかに残るのだと思う。
私もこれから、苦手なことにもう少し向き合ってみようと思う。
それに、友だちと励まし合うことの心強さも、忘れずにいたい。
一人で悩んでいた悠斗の気持ちを想像すると、少し胸がしめつけられた。
そばで支えてくれる友だちの存在は、とても大きいのだと感じた。
『空をけっとばせ』は、あきらめない心と友情の物語だ。
1200字(原稿用紙3枚)
【題名】あきらめない心と、ゆう気ある一歩
私がこの本を選んだのは、さか上がりがずっと苦手だったからだ。
『空をけっとばせ』というタイトルを見たとき、なんだかおもしろそうだと感じた。
主人公は、小学3年生の悠斗という男の子だ。
悠斗も、さか上がりができない。
なのに友だちに「できる」とうそをついてしまい、夏休みの間に、ひみつの特訓を始めるのだ。
この場面を読んだとき、私はどきっとした。
自分にも、できないことを「できる」と言ってしまった経験があったからだ。
夏休み、悠斗は公園で時生くんという同じクラスの男の子と出会う。
時生くんはスイカ農家の子で、体つきもがっちりしていて、運動が得意そうだった。
でも実は、サッカークラブに入りたいという夢を持っていた。
そのために、リフティングを10回続けられるよう、こっそり練習していたのだ。
何回失敗しても練習をやめない時生くんの姿を見て、私はとても感動した。
でも一方で、悠斗はなかなかさか上がりが上手にならない。
夏休みが終わりに近づいても、まだできないままだった。
あせりと悔しさの中で、悠斗は時生くんをうらやましく思ってしまう。
私にも、そんな経験がある。
友だちが先に何かをできるようになって、素直によろこべなかったことがあるのだ。
だが、そんな自分の気持ちにはっと気づいて、悠斗はまた前を向いていく。
弱い気持ちを持つことは、だれにでもあることだと思う。
大事なのは、その気持ちからにげずに、向き合うことなのだ。
悠斗と時生くんは、お互いの目標をおうえんし合いながら、練習を続けていく。
一人で頑張るより、だれかと一緒に頑張るほうが、ずっと心強い。
しかし、二人ともなかなか結果が出ず、苦しい時間も続いた。
そんな中でも励まし合い続けられたのは、本当の友情があったからだと思う。
そして2学期、体育の授業でとうとう悠斗のうそがみんなにばれてしまう。
それでも悠斗は、あきらめなかった。
うそがばれても、努力してきた自分をしんじることができたのだと思う。
私はこの場面を読んで、少しうれしい気持ちになった。
がんばる姿は、きっとだれかが見てくれている。
この本を読んで、私は努力を続けることの大切さを学んだ。
失敗しても、頑張った気持ちはきっとどこかに残るのだと思う。
それに、友だちと励まし合うことの心強さも、忘れずにいたい。
一人で悩んでいた悠斗の気持ちを想像すると、少し胸がしめつけられた。
そばで支えてくれる友だちの存在は、とても大きいのだと感じた。
うそをついてしまうことは、だれにでもあると思う。
でも、そのうそと向き合って、努力で乗りこえようとする姿は、本当にかっこいいと思った。
私も、苦手なことから逃げずに、少しずつ向き合ってみようと思う。
『空をけっとばせ』は、あきらめない心と友情の大切さを教えてくれる物語だ。
書き出し例×5
タイプ1:本を選んだ理由から始める
『空をけっとばせ』というタイトルにひかれて、この本を手に取った。
空をけっとばすって、いったいどんな意味なのだろうと、ワクワクしたからだ。
表紙の絵もどこかあたたかい雰囲気で、読む前から気持ちが明るくなった。
そんな理由から、私はこの本を選んで読んでみることにした。
タイプ2:自分の体験から始める
私も、主人公の悠斗と同じように、さか上がりが苦手だ。
だから、この本のタイトルを見たとき、まるで自分のことみたいだと感じた。
体育の授業で鉄棒が出てくるたびに、少し気が重くなることがある。
そんな私だからこそ、悠斗の気持ちが人一倍わかる気がした。
タイプ3:印象に残った言葉から始める
「失敗しても頑張っている証拠は残るよ」。
この本に出てくる先生の言葉を読んで、私は心が軽くなるのを感じた。
結果だけがすべてではないのだと、あらためて気づかされたからだ。
この言葉が、この本を読み進めるきっかけになった。
タイプ4:心に残った場面から始める
悠斗が公園でひとり、さか上がりの練習をしている場面を読んだとき、私も一緒に頑張っているような気持ちになった。
だれも見ていないところで努力する姿は、なんだか胸に来るものがある。
その場面から、私はこの物語にぐっと引きこまれていった。
タイプ5:教訓から始める
「あきらめないで頑張れば、必ずできるようになる」。
この本を読んで、私はこの言葉を強く感じた。
簡単なことのようで、実はとても難しいことだと思う。
だからこそ、この物語には、たくさんの気づきがつまっていた。
題名の例×10
読書感想文の題名に迷ったときは、下の表を参考にしてみてください。
| No. | 題名の例 |
|---|---|
| 1 | あきらめない心の大切さ |
| 2 | 『空をけっとばせ』を読んで |
| 3 | 努力と友情 |
| 4 | 最後まで頑張ること |
| 5 | 悠斗と時生くんの友情 |
| 6 | 逆上がりとリフティング |
| 7 | 失敗しても頑張っている証拠は残る |
| 8 | 自分の弱さと向き合う |
| 9 | 夢を叶えるために |
| 10 | あきらめないで挑戦したい |
振り返り
ここまで、『空をけっとばせ』の読書感想文について、あらすじの型から、書き方、例文まで、まとめてご紹介してきました。
大事なポイントは、あきらめない心・友情・うそへの向き合い方の3つ。
この3つに、自分自身の経験や気持ちを重ねながら書くことで、感想文にはぐっと深みが出ます。
正直、読書感想文を書くのは、なかなか気が重い作業ですよね。
とはいえ、テンプレートや例文を上手に使えば、きっとスムーズに書き進められるはずです。
この記事を参考にすれば、あなたにもきっと、心のこもったすてきな感想文が書けます。
ぜひ自信を持って、自分だけの言葉で挑戦してみてください。
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