東野圭吾さんの『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文を書こうとして、何から手をつければいいのか悩んでいませんか。
本作は雪山にある山荘を舞台にした「クローズドサークル」に、劇中劇という独創的な仕掛けを組み合わせた作品として知られています。
今回は、そんな『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文を書く予定の中学生・高校生の皆さんに向けて、書き方・例文・題名・書き出しのアイデアをまとめてご紹介していきます。
私自身、読書が趣味で年間100冊以上の本を読んでいるのですが、ミステリーの中でもこの作品は特に印象深い一冊でした。
「あらすじをどこまで書けばいいのか分からない」「テンプレートがあればコピペ感覚で書き進めたい」という方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決できるよう、テンプレートや例文もあわせて用意しました。
この記事を読めば、小説の内容を踏まえながら、自分らしい読書感想文をきっと完成させられるはずです。
『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
読書感想文の本文の中で作品の内容を説明するときは、物語全体を詳しく書く必要はありません。
感想を書くために必要な部分だけを、200字前後で簡潔にまとめるのがコツです。
ここでは『ある閉ざされた雪の山荘で』のあらすじを、タイプ別に3パターンご紹介します。
結末やトリックには触れていませんので、そのままコピペして使っていただいても構いません。
タイプ①:物語の流れを中心にまとめたあらすじ
『ある閉ざされた雪の山荘で』は、舞台の主演を決める最終オーディションに集められた七人の俳優が、雪に閉ざされた山荘で「連続殺人劇」を演じるところから始まる物語。参加者たちは脚本のほとんどない即興劇として、事件の展開を自分たちで演じていかなければならない。しかし仲間が一人ずつ本当に姿を消していき、それが演技なのか現実なのか誰にも分からなくなっていく。読者もまた、登場人物と同じ混乱のなかで真相を追っていくことになる作品だ。
タイプ②:舞台設定を中心にまとめたあらすじ
有名演出家が企画した最終オーディションの舞台は、乗鞍高原にある山荘「四季」だった。劇団員七人はそこで四日間の共同生活を送りながら、「雪で閉ざされた山荘で連続殺人が起こる」という設定の推理劇を演じることになる。最初のシナリオでは一人の劇団員が殺される設定だったが、その後も姿を見せず、次の日には別の参加者まで消えてしまう。外部との連絡手段もないなか、演技と現実の境界がじわじわと崩れていく物語だ。
タイプ③:主人公の視点を中心にまとめたあらすじ
主人公・久我和幸は、劇団「水滸」に所属する若手俳優だった。最終オーディションという名目で山荘に集められた七人は、殺人劇を演じるはずが、次第に「これは演技では説明できない」という不安に包まれていく。死体が見つからないまま仲間が消えていく状況に、劇団員同士の嫉妬やライバル心も絡み合い、疑心暗鬼はさらに深まっていく。最後にすべての謎が解き明かされたとき、読者の見ていた景色は静かに反転する。
※『ある閉ざされた雪の山荘で』のあらすじはこちらの記事に詳しくまとめています。

『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文の書き方
『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文を書くうえで、まず確認しておきたい重要なポイント(テーマ)が3つあります。
このあとご紹介する3つのポイントを押さえながら、穴埋め式テンプレートに沿って書き進めれば、感想文はぐっと書きやすくなりますよ。
絶対に書くべき「心に残る」3つのポイント
『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文を書くときに、必ず盛り込んでおきたい要点が3つがこちら。
- 思い込みは真実を見えなくする
- 人を信じることと疑うこと
- 演技と本当の自分
この3つは、物語の面白さを支えている核心の部分でもあります。
それぞれの場面を読んだときに「自分はどう感じたか」を、忘れないうちにメモしておくのがおすすめです。
メモの方法はとてもシンプル。
ノートやスマホのメモ帳に、「場面」「そのとき感じたこと」「似た自分の経験」の3つを箇条書きで書き出すだけで十分です。
難しく考えず、思いついた言葉をそのまま書き留めていきましょう。
あらすじを長々と書いた感想文は、どこか物足りなく感じられてしまいます。
一方で、自分の気持ちや経験と結び付けて書かれた感想文には、読み手を引き込む力が生まれるんですね。
だからこそ、読んでいる最中の小さな驚きや戸惑いこそが、感想文の一番の材料になるんですよ。
ポイント①:思い込みは真実を見えなくする
一つ目のポイントは、思い込みが真実を見えなくしてしまうという点。
登場人物たちは「これは演技だから」という前提を信じ込んだまま物語を読み進めていきます。
しかし、その思い込みは何度も揺さぶられていくことに。
読んでいる私たちも、気づかないうちに同じ思い込みにとらわれてしまうことがあります。
「きっとこうだろう」と決めつけた瞬間に、正直、はっとさせられた読者も多いはずです。
この場面をメモするときは、自分が先入観だけで人や物事を判断してしまった経験とあわせて書き出しておくと、感想文に深みが出ますよ。
ポイント②:人を信じることと疑うこと
二つ目のポイントは、人を信じることと疑うことのバランスです。
山荘では電話も外部との連絡手段も使えず、参加者たちは仲間を信じたい気持ちと、疑わなければ危険だという気持ちの間で揺れ動きます。
とはいえ、これは特別な状況だけの話ではありません。
私たちの日常の人間関係にも、少なからず似たような葛藤がありますよね。
信頼はどうやって生まれるのか、疑い続けることはどれほど苦しいのか。
このあたりを自分の言葉でメモしておくと、テンプレートに沿って書くときにとても役立ちます。
ポイント③:演技と本当の自分
三つ目のポイントは、演技と本当の自分というテーマです。
本作の俳優たちは「役」を演じていますが、読み進めるうちに舞台上の自分と普段の自分の境界が少しずつあいまいになっていきます。
私たちも、学校では明るく振る舞い、家では少し違う顔を見せることがあるのではないでしょうか。
どちらも嘘ではないけれど、まったく同じでもありません。
この揺れを感じた瞬間に、少し迷いながらも「本当の自分とは何だろう」と考えた経験をメモしておくと、感想文の説得力がぐっと増します。
穴埋め式テンプレート
『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文は、以下の6つのステップに沿って空欄を埋めていくだけで完成する形にしてあります。
先ほどご紹介した3つのポイントも、それぞれのステップに組み込んでありますので、順番に埋めていきましょう。
STEP1 この本を読もうと思った理由
まずは、この本を選んだ理由を書きます。
私が『ある閉ざされた雪の山荘で』を読もうと思ったのは、【 】だったからです。
私はもともと【ミステリー・東野圭吾さんの作品・推理小説】が【好きだった・あまり読んだことがなかった】ので、この作品に興味を持ちました。
読み始める前は【 】という話だと思っていました。
STEP2 あらすじを簡潔にまとめる
ここでは、結末やトリックに触れないよう気をつけながら、あらすじを簡潔にまとめます。
『ある閉ざされた雪の山荘で』は、雪に閉ざされた山荘で最終オーディションを受ける七人の俳優たちが、「連続殺人劇」を演じるところから始まる物語です。
しかし、仲間が一人ずつ姿を消していき、それが演技なのか本当の事件なのか分からなくなっていきます。
読者も登場人物と同じように【 】という気持ちになりながら、物語を読み進めることになります。
STEP3 思い込みは真実を見えなくする
ここでは、心に残る3つのポイントの一つ目、「思い込みは真実を見えなくする」を書き込んでいきます。
私が一番印象に残ったのは、【 】の場面です。
登場人物たちは「これは演技だから」と思い込んでいました。
私も読んでいる途中で【 】と思っていたので、正直、とても驚きました。
この作品を読んで、人は一度思い込むと、その考えにとらわれてしまうことがあるのだと感じました。
私自身も【学校生活・友達関係・家族との出来事】で【 】という経験があります。
これからは、自分の思い込みだけで判断せず、相手の立場も考えて行動したいと思いました。
STEP4 人を信じることと疑うこと
続いて、二つ目のポイント「人を信じることと疑うこと」を書き込みます。
山荘では誰が味方で誰が敵なのか分からなくなっていきます。
私はその様子を読んで、人を信じることは簡単ではないと感じました。
もし私が同じ立場だったら、【 】と思います。
普段の生活でも、人を疑うより信じたいと思う一方で、不安になることもあります。
この作品を読んで、信頼は毎日の行動や言葉の積み重ねで生まれるものなのだと考えるようになりました。
STEP5 演技と本当の自分
三つ目のポイント「演技と本当の自分」については、次のように書き込んでいきます。
この作品では、俳優たちが役を演じています。
しかし読んでいるうちに、「本当の自分」と「演じている自分」の違いについて考えるようになりました。
私も学校では【 】、家では【 】というように、少し違う自分がいると思います。
人は場面によって見せる姿が変わりますが、それも一つの自分なのかもしれないと感じました。
STEP6 作品を読んで学んだこと
最後に、作品を読んで学んだことをまとめて締めくくります。
この作品を読んで、私は【 】ということを学びました。
ミステリーとして面白かっただけでなく、自分自身の考え方についても見直すきっかけになりました。
これからは【 】を大切にしながら生活していきたいと思います。
『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文の例文
ここからは、中学生と高校生、それぞれの学年に合った長さでまとめた『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文の例文をご紹介します。
あくまで一例ですので、自分の言葉や経験に置き換えながら参考にしてみてください。
1200字の中学生向け
【題名】思い込みという名の落とし穴
私が『ある閉ざされた雪の山荘で』を読もうと思ったのは、東野圭吾さんの作品が好きで、タイトルにひかれたからだった。
雪山の山荘で事件が起こる、よくある推理小説だと思っていた。
しかし読み始めてすぐに、それが違うと気づいて驚いた。
舞台の主演を決める最終オーディションで、七人の俳優が「連続殺人劇」を演じるところから物語は始まる。
仲間が一人ずつ姿を消していくうちに、それが演技なのか本当の事件なのか分からなくなっていく。
私も主人公と同じくらい混乱しながらページをめくった。
「きっと演技だ」と思った場面の直後に、「もしかして本当なのでは」と考えが変わる。
そのたびに自分の判断がどれほどあやふやなものかを思い知らされた。
特に心に残ったのは、思い込みの怖さだ。
人は一度「こうだ」と決めると、その考えに合う情報ばかりを信じてしまう。
私にも似た経験がある。
クラスの中であまり話したことのない子について、周りのうわさだけで「怖そうな人」と決めつけたことがあった。
でも実際に話してみると、とても優しくて、印象はまったく違っていた。
あのときの気まずさを思い出しながらこの本を読み、思い込みは簡単に人を傷つけるのだと感じた。
もうひとつ考えさせられたのは、人を信じることと疑うことのバランスだ。
山荘では連絡手段がなく、仲間を信じたい気持ちと、疑わなければ危ないという気持ちがぶつかり合う。
もし自分が同じ場所にいたらと想像すると、正直こわくなった。
信頼というのは一度できあがったら終わりではなく、毎日の言葉や態度の積み重ねでできているのだと気づいた。
そして最後に印象的だったのが、演技と本当の自分というテーマだ。
俳優たちは役を演じているが、読み進めるうちに、舞台の上と普段の姿の境目がだんだんあいまいに感じられてくる。
私も学校では明るくふるまうことが多いが、家では少し違う自分になる。
どちらもうそではないけれど、完全に同じでもない。
本当の自分とはどこにあるのだろうと、少し立ち止まって考えてしまった。
この作品は、雪に閉ざされた山荘で最終オーディションを受ける七人の俳優たちが「連続殺人劇」を演じるところから始まる物語で、仲間が一人ずつ姿を消していくうちに、それが演技なのか本当の事件なのか分からなくなっていく展開が最後まで続いていく。
読み終えたとき、正直、事件の真相よりも、自分がどれほど思い込みに左右されていたかということのほうが強く心に残った。
この本を読んで、人を簡単に決めつけず、自分の目でしっかり確かめることの大切さを学んだ。
振り返ってみると、この本との出会いは私にとって小さな転機だったと思う。
これからは、うわさや第一印象だけで判断せず、相手の話をちゃんと聞ける人になりたい。
ミステリーとしての面白さはもちろんだけれど、人との向き合い方まで教えてくれる、そんな一冊だった。
2000字の高校生向け
【題名】揺れる視点の先にあったもの
東野圭吾の『ある閉ざされた雪の山荘で』を読み終えて、まず頭に浮かんだのは「私は本当に物事を正しく見ていたのだろうか」という問いだった。
雪山の山荘を舞台にしたミステリーだと聞いて、犯人当ての物語を想像していた。
けれど読み進めるうちに、その予想は良い意味で裏切られた。
この作品は、雪に閉ざされた山荘で最終オーディションを受ける七人の俳優たちが「連続殺人劇」を演じるところから始まる物語で、仲間が一人ずつ姿を消していくうちに、それが演技なのか本当の事件なのか分からなくなっていく展開が続いていく。
参加者たちは「これは演技だから」と自分に言い聞かせながらも、次第にその前提を信じきれなくなっていく。
読者である私も同じだった。
「まだ演技のはずだ」と思った数ページ後には、「いや、これはもう現実なのかもしれない」と考えを変えてしまう。
そのたびに、自分がいかに簡単に揺さぶられる人間かを思い知らされた。
正直、この揺れ動く感覚には少し戸惑いを覚えた。
物語全体を通して一番強く感じたのは、思い込みの怖さだ。
人は一度「こうだ」と決めてしまうと、その考えに都合の良い情報ばかりを拾い集めてしまう。
登場人物たちも、そして読んでいる私自身も、気づかないうちにその罠にはまっていた。
振り返ってみると、私にも似たような経験がある。
中学のころ、あるクラスメイトについて周りのうわさだけで「近寄りがたい人」だと決めつけていたことがあった。
しかし文化祭の準備で実際に話す機会があり、印象がまったく違うことに気づいて驚いた。
あのときの気まずさを思い出しながら本を読み進めたので、余計に登場人物たちの姿が他人事とは思えなかった。
一方で、この作品が描いているのは思い込みの怖さだけではない。
山荘という外部と連絡の取れない空間の中で、参加者たちは仲間を信じたい気持ちと、疑わなければ危険だという気持ちの間で揺れ動く。
私は普段、友人のことを疑うよりも信じたいと思うタイプだ。
とはいえ、もし自分があの山荘にいたら、本当に最後まで人を信じ続けられるかと聞かれると、正直自信がない。
不安な状況に置かれれば、誰でも疑いの気持ちが顔を出すのではないだろうか。
それでも物語を読み終えたとき、信頼というものは一度築いたら終わりではなく、日々の小さな言葉や行動の積み重ねによって保たれているのだと感じた。
簡単には壊れてほしくないけれど、簡単に保てるものでもない、そんな危うさを持つものなのだと思う。
そしてもうひとつ、忘れられないテーマが「演技と本当の自分」だ。
物語の中で俳優たちは役を演じているが、読み進めるうちに、舞台の上の自分と普段の自分の境目が少しずつあいまいに感じられてくる。
私自身も、学校では明るく振る舞うことが多いけれど、家に帰ると少し違う自分になる。
部活動の先輩の前と、家族の前とでも、見せる表情は微妙に変わる。
そのどれもがうそだとは思わないが、では本当の自分はどこにあるのかと聞かれると、はっきりとは答えられない。
この本を読んで、そんな当たり前のようで難しい問いに、初めて正面から向き合った気がする。
結末については、この感想文では触れないでおきたい。
自分の目で確かめてほしいという気持ちが強いからだ。
ただ、読み終えたときに残ったのは、事件の真相そのものよりも、自分がどれほど簡単に思い込みに左右される存在だったかという事実だった。
少し悔しいような、それでいて新しい発見をしたような、不思議な気持ちになったことをよく覚えている。
これからの生活の中では、人や出来事をすぐに決めつけるのではなく、一度立ち止まって「別の見方はないだろうか」と考える習慣を持ちたい。
そして、人を信じることと疑うことの間で揺れながらも、簡単にどちらかへ振り切れてしまわないよう、自分なりのバランスを探っていきたいと思う。
また、この作品を読みながら意外だったのは、恐怖よりも興味の方が勝っていったことだ。
普通なら怖くなりそうな状況なのに、次のページをめくる手が止まらなかった。
自分でも少し意外な感覚で、ミステリーという形式の力を改めて実感した瞬間だった。
劇団員同士のライバル関係や、それぞれが抱える過去の事情が少しずつ明かされていく過程も見逃せない。
表面的な仲の良さの裏に、嫉妬や焦りが隠れていることに気づいたとき、人間関係の複雑さを突きつけられたような気がした。
こうした細かな描写の積み重ねがあるからこそ、最後まで飽きずに読み進めることができたのだと思う。
本作は本格ミステリーとしての面白さはもちろんだが、それ以上に、人間の心の動きや、自分自身の見方のくせについて深く考えさせてくれる作品だった。
だからこそ読み終えた後も長く心に残り、これからの自分の考え方を見直すきっかけを与えてくれる一冊になったと思う。
書き出し例×5
①ミステリーへの期待から始める
私はもともと推理小説が好きで、東野圭吾さんの作品も何冊か読んだことがあった。
『ある閉ざされた雪の山荘で』というタイトルを見たとき、雪山の山荘で起こる事件というだけで興味をひかれ、すぐに読んでみたいと思った。
表紙を開く前から、どんな結末が待っているのだろうと想像がふくらんだ。
実際に読み始めると、その想像は良い意味で裏切られることになった。
読み進めるたびに予想が裏切られ、正直、途中で何度も驚かされた。
②読んだ直後の驚きを伝える
『ある閉ざされた雪の山荘で』を読み終えたとき、私は「まんまと作者にだまされた」と感じた。
物語の面白さだけでなく、自分の思い込みについても深く考えさせられる作品だった。
最後のページを閉じたあとも、しばらく頭の中で物語が動き続けていたのを覚えている。
一冊の本にここまで揺さぶられたのは、久しぶりのことだった。
正直なところ、途中までは油断していた自分を反省したくなった。
③印象に残ったテーマから入る
人は、自分が信じたいものを信じてしまう生き物なのかもしれない。
『ある閉ざされた雪の山荘で』を読んで、私は「思い込み」の怖さについて深く考えるようになった。
登場人物たちの姿は、どこか自分自身を見ているようで落ち着かなかった。
だからこそ、この本は最後まで目が離せなかった。
自分の中にある思い込みの多さに、少し嫌な気分になったのも事実だ。
④あらすじを簡潔に紹介する
『ある閉ざされた雪の山荘で』は、雪に閉ざされた山荘で最終オーディションを受ける俳優たちが、連続殺人劇を演じるところから始まる物語だ。
物語が進むにつれて、演技と現実の境界が分からなくなっていく。
私は最後まで夢中になって読み進めた。
静かな山荘という舞台設定が、緊張感をより一層強めていたように思う。
とはいえ、怖さだけでなく、どこか切なさも感じる作品だった。
⑤自分の体験と結び付ける
私は普段、人をあまり疑うことはない。
しかし『ある閉ざされた雪の山荘で』を読んで、「信じること」と「疑うこと」の難しさについて考えるようになった。
登場人物たちの葛藤は、決して他人事には思えなかった。
読み終えた今も、あの緊張感がふと頭をよぎることがある。
とはいえ、疑うことも決して悪いことばかりではないと今は思う。
題名の例×5
読書感想文の題名は、内容の印象を左右する大事な要素です。
迷ったときは、以下の5つを参考にしてみてください。
| No. | 題名の例 |
|---|---|
| 1 | 思い込みの怖さを教えてくれた一冊 |
| 2 | 真実は一つでも、見え方は一つではない |
| 3 | 人を信じることの難しさを考えて |
| 4 | 演技と現実の境界で考えたこと |
| 5 | 『ある閉ざされた雪の山荘で』を読んで学んだこと |
振り返り
ここまで、『ある閉ざされた雪の山荘で』の読書感想文の書き方について、あらすじの型からテンプレート、例文までご紹介してきました。
この作品の魅力は、事件の真相そのものよりも、思い込み・信頼・演技という3つのテーマが読み手の心をじわじわと揺さぶるところにあります。
正直、私自身も読みながら何度も考えを変えさせられ、少し悔しいような、それでいて新鮮な気分を味わいました。
感想文というと難しく感じてしまうかもしれませんが、大切なのはきれいな文章を書くことよりも、自分が感じたことを素直に言葉にすることです。
今回ご紹介したテンプレートや例文をベースにしながら、あなたなりの言葉で肉付けしていけば、きっと読み応えのある一冊分の感想文が完成するはずです。
中学生の方も高校生の方も、焦らず一歩ずつ書き進めてみてください。
あなたにも、きっと良い読書感想文が書けますよ。
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