『かなたのif 』の読書感想文!小中学生向けの書き方のコツと例文まとめ

『かなたのif 』の読書感想文 感想

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かなたのif』の読書感想文を書こうとしても、頭が真っ白になってフリーズしていませんか?

本作は、村上雅郁さんによる中学生向けの青春ファンタジー。

友だちのいない中学1年生の香奈多と、不思議な女の子・瑚子が、夏休みの秘密の場所で出会い、少しずつ心を通わせていく物語です。

この記事ではこの物語の感想文の書き方のコツ、具体的な例文・題名・書き出しまで、コピペしても使えるテンプレート形式でていねいに解説していきます。

小説を読み終えたばかりでどう文章にすればいいか悩んでいる小学5年生から中学生の皆さんにとって、きっと力になれる内容になっているはず。

『かなたのif』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

『かなたのif』の読書感想文を書くときは、まず本文の中に短いあらすじを入れる必要があります。

あらすじが長すぎると、肝心の感想部分が書けなくなってしまうわけで……。

ここでは、200字前後にまとめた3つのタイプのあらすじを用意しました。

自分の書きたい感想の方向性に合わせて、好きなタイプを選んでみてください。

タイプ①:出会いを中心にしたあらすじ

中学1年生の香奈多は、まわりの子と少し感覚がちがい、学校に親しい友だちがいなかった。夏休みのある日、香奈多は秘密の場所で「友だちがほしい」と願い、瑚子という女の子と出会う。瑚子が語る物語をきっかけに、二人は少しずつ心を通わせていく。

タイプ②:不思議な違和感を中心にしたあらすじ

香奈多と瑚子は、毎週金曜日に秘密の場所で会うようになり、本当の友だちになっていった。しかし、二人の会話には次第に、うまく説明できない食いちがいが見え始める。瑚子とは、いったいどんな存在なのか、香奈多は少しずつ疑問を深めていく。

タイプ③:友情の意味を中心にしたあらすじ

香奈多にとって瑚子は、初めて本当の自分を受け入れてくれた大切な友だちだった。ある事実を知った香奈多は、瑚子との関係に迷いながらも、二人で過ごした時間の意味を考えていく。短い出会いの中に、大きな意味が込められた物語だ。

『かなたのif』の読書感想文の書き方

『かなたのif』の読書感想文をスムーズに書くために、まずはこの本の注目すべき点を3つ確認しておきましょう。

そのうえで、それぞれの点を感想文にどう組み込めばいいのか、穴埋め式テンプレートを使ってサポートしていきます。

むずかしく考える必要はありません。順番に埋めていくだけで、感想文の形になっていきますよ。

注目すべき3つのポイントとテーマ

『かなたのif』の読書感想文を書くうえで、外せないポイントやテーマが3つあります。

この3つさえおさえておけば、内容の濃い感想文に仕上がるはずです。

  1. 人生の選択について考えること
  2. 後悔とどう向き合うか
  3. 今の自分を大切にすること

この3つについて、それぞれ「自分はどう感じたか」をメモしておくのがおすすめです。

メモといっても、むずかしく考える必要はありません。

「驚いた」「切なかった」「共感した」など、そのとき感じた気持ちを、一言でノートやスマホのメモ帳に書き出すだけでOKです。

あらすじだけを並べた文章は、感想文とは呼べません。

あらすじの説明はあくまで背景で、大切なのは自分自身の気持ちの動き。

メモをとっておけば、あとで文章を組み立てるときに、気持ちの部分をすぐに思い出して書けるようになりますよ。

①人生の選択について考えること

この作品には、たくさんの「もし」が登場します。

「あのとき別の選択をしていたら、今はどうなっていただろう」と考えると、作品を自分自身の生活に結びつけられます。

正直、私はこの部分を読んで、自分にも「もしあのとき」と思う出来事があると、あらためて気づかされました。

自分にも「別の道を選んでいたら」と思う経験がないか、思い出してみましょう。

②後悔とどう向き合うか

登場人物たちは、それぞれ後悔や心残りをかかえながら、物語の中で進んでいきます。

過去をやり直せたら、本当に幸せになれるのか。

私はこの問いが浮かんでから、かなり考えこんでしまいました。

失敗した経験にも意味があるのではないか、という視点を、感想文に取り入れてみてください。

③今の自分を大切にすること

過去を振り返ることは大切ですが、過去ばかりを考えていても現在は変わりません。

くわしい結末はあえてここでは書きませんが、読み終えたあと、心に残るあたたかさがあることは間違いありません。

「過去を変えることより、これからの選択を大切にすることのほうが大事なのではないか」と、自分の言葉で考えてみてくださいね。

穴埋め式テンプレート

ここからは、先ほどの3つのポイントを感想文に組み込むための、穴埋め式テンプレートを紹介します。

ステップに沿って空欄を埋めていくだけで、感想文が完成する形になっていますよ。

STEP1 この本を選んだ理由

私が『かなたのif』を選んだ理由は、(       )です。

特に「if」という言葉から、(       )という物語なのではないかと思い、興味を持ちました。

STEP2 簡単なあらすじ

この物語は、(       )という人物を中心に進んでいきます。

主人公は(       )という出来事をきっかけに、(       )について考えるようになります。

STEP3 最も印象に残った場面

私が最も印象に残ったのは、(       )の場面です。

この場面を読んだとき、私は(驚いた/悲しくなった/共感した/       )と感じました。

なぜなら、(       )と思ったからです。

STEP4 「人生の選択」について

私自身も、以前(       )という選択をしたことがあります。

もし別の選択をしていたら、(       )だったかもしれません。

しかし、私は(       )と思いました。

STEP5 「後悔との向き合い方」について

私も(       )ということを後悔した経験があります。

そのときは「もし(       )だったら」と考えていました。

しかし、この作品を読んで、後悔は(       )ためのものでもあるのではないかと思いました。

STEP6 「今の自分を大切にすること」について

今の自分は、(       )という経験や選択によって作られています。

私はこの作品を読んで、これからの「if」を(       )ことのほうが大切なのではないかと思いました。

STEP7 これから自分がしたいこと

この本を読んで、私はこれから(       )したいと思います。

『かなたのif』は私に、「(       )」ということを教えてくれました。

『かなたのif』の読書感想文の例文

ここからは、実際に小学生・中学生になりきって書いた『かなたのif 』の読書感想文の例文を、それぞれの文字数別に紹介していきます。

800字と1200字の2パターンを用意したので、原稿用紙の枚数に合わせて参考にしてみてくださいね。

800字の小学生向け

【題名】友だちと過ごした本物の時間

私は『かなたのif』を読んで、友だちについて深く考えさせられた。

主人公の香奈多は、中学一年生の女の子だ。

想像することが好きだけれど、まわりの子とは少し感覚がちがい、学校には仲のいい友だちがいない。

私はこの部分を読んで、少し胸がきゅっとなった。

友だちがほしいのに、無理に合わせることもできない香奈多の気持ちが、なんだか分かる気がしたからだ。

夏休みのある日、香奈多は学校の近くの雑木林にある、秘密の場所へ向かう。

そこで「友だちがほしい」と願うと、同じ学校の制服を着た瑚子という女の子が現れる。

瑚子は物静かで、物語を作ることが好きな子だった。

瑚子が語る、夢の中を旅する黒いネコの物語に、香奈多はすぐに夢中になっていく。

その物語の中でネコは、ひとりぼっちで苦しんでいる人を探して、旅をしているのだという。

二人は毎週金曜日に会うようになり、少しずつ本当の友だちになっていった。

香奈多にとって瑚子は、初めて自分をそのまま受け入れてくれた相手だった。

読んでいて私は、こんな友だちがいたらいいなと、少しうらやましく感じた。

しかし、物語が進むにつれて、二人の会話には不思議な食いちがいが増えていく。

瑚子は、香奈多がまだ話していないことを知っていたりするのだ。

私はこの場面を読んで、いったい何が起きているのだろうと、かなり迷いながらページをめくった。

やがて香奈多は、瑚子についてのおどろく事実を知ることになる。

しかし真実を知ったあとも、香奈多は瑚子との友情をすぐには手放さなかった。

二人が過ごした時間は、たしかに本物だったからだ。

私はこの本を読んで、友だちとの出会いには、長さや形にかかわらず、大きな意味があるのだと思った。

私にも、なかなか気持ちを伝えられない友だちがいる。

この本を読んで、私も勇気を出して、自分の気持ちを話してみたいと思うようになった。

これからは、目の前の友だちとの時間を、もっと大切にしていきたい。

1200字の中学生向け

【題名】後悔も含めた今の自分

私は『かなたのif』を読んで、人と人が出会うことの意味について、深く考えさせられた。

主人公の香奈多は、中学一年生の女の子だ。

想像力が豊かで、頭の中でいろいろな空想をするのが好きだが、まわりの同級生とは少し感覚がちがい、学校には親しい友だちがいない。

私はこの部分を読んで、少し胸が苦しくなった。

友だちがほしいのに、うまくいかない気持ちは、自分にも覚えがあるような気がしたからだ。

夏休みのある日、香奈多は学校の近くにある雑木林の秘密の場所へ向かう。

そこで「友だちがほしい」と強く願うと、同じ学校の制服を着た瑚子という女の子が現れる。

瑚子は物静かで、物語を作ることが好きな子だった。

瑚子は香奈多に夢の中でさまざまな世界を旅する黒いネコの物語を聞かせてくれる。

香奈多は、瑚子が語る物語に夢中になり、そこから瑚子の考えや気持ちを知ろうとしていく。

二人は毎週金曜日に秘密の場所で会い、少しずつ本当の友だちになっていった。

香奈多にとって瑚子は、初めて本当の自分を受け入れてくれた大切な存在だった。

学校では話せなかった空想や考えも瑚子には自然に話せるようになっていったのだ。

私はここまで読んで、こんなふうに心を開ける友だちがいたら、どんなに心強いだろうと感じた。

しかし、物語が進むにつれて、二人の会話や行動には、少しずつ不思議な点が現れてくる。

瑚子は、香奈多がまだ話していないはずのことを知っていたり、これから起こることを先回りしているように見えたりするのだ。

読んでいる私も、香奈多と同じように、なんとも言えない不安な気持ちに包まれていった。

いったい瑚子とは、どんな存在なのだろう。

やがて香奈多は、瑚子について、信じがたい事実を耳にすることになる。

くわしい内容は、ここではあえて書かないでおきたい。

ぜひ自分の目で、本を読んで確かめてほしいと思う。

とはいえ、真実を知ったあとも、香奈多は瑚子との友情を、簡単には手放せなかった。

瑚子と過ごした時間や、物語を聞かせてもらったこと、友だちになれてうれしかった気持ちまで、すべてを「なかったこと」にはできなかったからだ。

私はこの場面を読んで、少し驚きながらも、香奈多の気持ちにとても共感した。

一方で、瑚子の側にも、香奈多には見えていない事情があるようだった。

自分から見えている景色と、相手から見えている景色は同じとは限らない。

以前、私は友だちのそっけない態度を見て勝手に「冷たいな」と決めつけてしまったことがある。

でも、今考えると、その子にも私の知らない事情があったのかもしれない。

香奈多と瑚子の出会いは、二人にとって特別な意味を持つものだった。

私はこの本を読んで、友だちとの出会いは長さや形にかかわらず、心に大きなものを残すのだと思うようになった。

これからは、目の前にいる友だちとの時間を、もっとていねいに大切にしていきたい。

書き出し例×5

①「もしも」から始める

「もし、あのとき別の道を選んでいたら、今の自分はどうなっていただろう。」

私はこれまで何度か、そんなことを考えたことがある。

『かなたのif』を読んで、人生にはたくさんの「もしも」があるけれど、大切なのは過去を後悔し続けることではないのではないかと思った。

②自分の後悔から始める

私には、今でも「こうしておけばよかった」と思う出来事がある。

そんな自分と重なる部分がありそうだと思い、『かなたのif』を手に取った。

この本を読んで、私は後悔することの意味について考えた。

③友だち関係から始める

私は今まで、友だちとの関係で悩んだことが何度もある。

うまく話せなかったり、気持ちがすれちがったりすることもあった。

『かなたのif』を読んで、私は人と人が分かり合うことの意味について、あらためて考えさせられた。

④「今の自分」から始める

今の自分があるのは、これまでに自分が選んできたことの積み重ねだ。

もちろん、失敗したことや後悔したこともある。

『かなたのif』を読んで私は、「もし違う選択をしていたら」と考えることと、「今の自分を受け入れること」のどちらが大切なのかを考えるようになった。

⑤問いかけから始める

過去を一つだけ変えられるとしたら、私は何を変えるだろう。

『かなたのif』を読んで、私は自分自身にこの質問をしてみた。

最初はすぐに答えが浮かんだ。

しかし、物語を読み終えた今は、本当に過去を変えることが自分にとって幸せなのか、分からなくなった。

題名の例×10

No. 題名の例
1 もし、あのとき別の道を選んでいたら
2 「もしも」の先にある未来
3 後悔も今の自分の一部
4 人生の選択について考えたこと
5 過去を変えるより、これからを変える
6 私なら、どの道を選ぶだろう
7 「あのとき」に戻れたら
8 今の自分を作った選択
9 後悔した経験にも意味がある
10 これからの「if」を大切にしたい

小学生には、作品の「if」というテーマをそのまま自分の経験につなげられる「もし、あのとき別の道を選んでいたら」がおすすめです。

中学生には、失敗や後悔を単なるマイナスとして捉えず、そこから学んだことを書きやすい「後悔も今の自分の一部」が向いています。

振り返り

『かなたのif』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から例文、書き出し、題名まで、まとめて解説してきました。

むずかしく考えすぎなくても大丈夫。

3つのポイントをメモしながら、穴埋め式テンプレートに沿って書いていけば、自分らしい感想文が自然と完成していくはず。

香奈多と瑚子の物語には、人生の選択、後悔との向き合い方、そして今の自分を大切にすることの意味が、ぎゅっと詰まっています。

ぜひ自分の言葉で、香奈多と瑚子への思いを綴ってみてくださいね。

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