『平和のうぶごえ』の読書感想文の書き方とあらすじ

『平和のうぶごえ』の読書感想文の書き方とあらすじ 感想

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『平和のうぶごえ』の読書感想文の書き方とあらすじを、これから丁寧に解説していきますね。

わたしは年間100冊以上の本を読んでいるんですが、この作品はなんか、読んでいる途中から胸が苦しくなってくるタイプの本でした。

『平和のうぶごえ「原爆の子」として生きた80年』は早志百合子さんによるノンフィクション。

2026年の第72回青少年読書感想文全国コンクールで、高等学校の部の課題図書に選ばれた作品です。

この記事では、あらすじを100字・200字・400字の要約で紹介していきます。

また、読書感想文の書き方・例文・テンプレート・タイトルの付け方例まで、短く簡単にまとめたものから詳しい解説まで全部網羅していますから参考になさってください。

早志百合子『平和のうぶごえ』のあらすじ(ネタバレなし)

『平和のうぶごえ』のあらすじを、短く簡単なものから詳しい要約まで、順番に紹介していきます。

「とりあえず話の流れだけ知りたい」という人は100字あらすじから、「もう少し詳しく知りたい」という人は400字の要約まで読んでみてください。

短いあらすじ(100字)

9歳で広島の原爆を体験した著者が自らの80年の歩みと仲間たちの人生を振り返る。被爆という深い傷を抱えながらも生き抜いてきた人々が、次の世代へ平和の大切さを語り継ごうとするノンフィクション。

簡単なあらすじ(200字)

1945年8月6日、9歳だった著者の早志百合子は広島で原爆に遭う。日常は一変し、家族とともに過酷な避難生活を送ることになった。戦後は被爆者への偏見や差別にも苦しみながらも前を向いて生きてきた。1951年には被爆体験の手記集『原爆の子』の執筆に参加。1972年には執筆者仲間と「きょう竹会」を結成し、50年以上にわたって支え合い続けてきた。戦後80年を生き抜いた人々の証言と次世代へのメッセージを伝えるノンフィクション。

詳しいあらすじ(400字の要約)

1945年8月6日、著者の早志百合子は広島市内の自宅で被爆した。9歳の少女が目の当たりにしたのは想像を絶する光景だった。突然の閃光と爆風によって日常は崩れ去り、家族とともに火の海と化した街を逃げ回った。

戦後も苦難は続く。

原爆症への不安、被爆者に向けられた偏見、就職や結婚への影響……。戦争が終わっても、被爆者たちの苦しみはなくならなかった。しかし生きることをあきらめず、バスガイドとして働き、結婚し、健康体操のインストラクターとしても活躍する。

1951年、中学生として被爆体験の手記を書き、手記集『原爆の子』に収録された。さらに1972年には、同書の執筆者仲間たちと交流グループ「きょう竹会」を結成し、互いの苦悩を語り合い、励まし合う活動を半世紀以上続けてきた。

戦後80年を迎えた今、著者と仲間たちは次の世代へ向けてメッセージを送る。なぜ体験を語り継ぐのか。平和を守るために何が必要なのか。その問いに静かに、そして力強く答えていく。

『平和のうぶごえ』の読書感想文の書き方

『平和のうぶごえ』の読書感想文の書き方を、分かりやすく解説していきます。

ノンフィクション作品なので「出来事の説明」だけで終わってしまうと高評価には届きにくいんですよね。

「自分が何を感じ、何を受け継ぐべきだと考えたか」まで書くことが大切です。

これを書けば高評価!3つのポイント

『平和のうぶごえ』の読書感想文で高評価を狙うなら、以下の3つのポイントを必ず盛り込んでください。

  • ① 9歳で原爆を体験し、日常が一瞬で奪われたこと
  • ② 被爆後も差別や不安を抱えながら生き続けたこと
  • ③ 『原爆の子』と「きょう竹会」を通して体験を語り継いだこと

この3つが『平和のうぶごえ』の核心です。

ただ「原爆は悲惨だった」と書くだけでは不十分で「なぜ語り継ぐのか」・「戦争を知らない世代として何を考えるべきか」まで踏み込むことが重要なポイントになります。

それぞれ詳しく解説していきましょう。

① 9歳で原爆を体験し、日常が一瞬で奪われたこと

物語の出発点となる最も重要な場面。

著者の早志百合子さんは、1945年8月6日に広島で被爆します。

それまで普通の子どもとして暮らしていた9歳の少女の日常が、一発の原子爆弾によって完全に破壊されました。

『平和のうぶごえ』を読む上で、この出来事を自分ごととして受け止めることが感想文の出発点になります。

感想文では「自分が同じ年齢だったらどう感じたか」・「平和な日常がいかに当たり前ではないか」という視点で書くと、自分の言葉が出てきやすいでしょうね。

② 被爆後も差別や不安を抱えながら生き続けたこと

結局のところ、この本の価値は「被爆した日」だけでなく「その後の80年間」にあります。

著者や仲間たちは戦後も長い間、原爆症への不安・被爆者への偏見・就職や結婚での差別など、さまざまな苦しみに向き合い続けました。

それでも前を向いて生きてきた姿は、めちゃくちゃ力強いんですよね。

感想文では「本当の苦しみは戦後も続いていた」という事実を踏まえた上で、「困難の中で生き続けることの意味」について自分の考えを書くと深みが出ます。

③ 『原爆の子』と「きょう竹会」を通して体験を語り継いだこと

著者は苦しい記憶を胸にしまい込まず、『原爆の子』の執筆や仲間との活動を通じて語り継ぐ道を選びました。

「同じことを繰り返してはいけない」という思いが、その行動の原動力になっています。

『平和のうぶごえ』が次世代へ向けて書かれた本である理由も、ここに集約されています。

感想文では「なぜ語り継ぐ必要があるのか」・「戦争を知らない世代にできることは何か」という問いに、自分なりの答えを書いてみてください。

埋め込み式!らくらくテンプレート

『平和のうぶごえ』の読書感想文をステップごとに書けるテンプレートを用意しました。

空欄を埋めるだけで感想文の骨格が完成する形式なので、ぜひ活用してみてください。

ステップ1:本を読もうと思った理由(導入部分)

私が『平和のうぶごえ「原爆の子」として生きた80年』を読もうと思ったのは、【                      】からだ。

私はこれまで戦争について、【                      】というイメージを持っていた。

しかしこの本を読んで、【                      】という新たな気づきを得た。

ステップ2:原爆によって日常が奪われたこと(ポイント①)

本書の中で最も衝撃を受けたのは、著者が9歳のときに広島で被爆した場面だ。

それまでの生活は、【                      】だった。

しかし原爆によって、【                      】という状況になった。

私はこの場面を読んで、【                      】と感じた。

自分が同じ年齢だったら、【                      】と思う。

この出来事から私は、【                      】ということを学んだ。

ステップ3:戦後も続いた苦しみについて(ポイント②)

この本を読んで意外だったのは、戦争が終わっても苦しみが続いたことだ。

著者たちは、

  • 【                      】
  • 【                      】
  • 【                      】

などの問題を抱えながら生きていた。

私は特に、【                      】という部分が印象に残った。

なぜなら、【                      】と思ったからだ。

この場面から私は、【                      】ということを考えた。

ステップ4:体験を語り継ぐことの意味について(ポイント③)

著者は『原爆の子』の執筆や「きょう竹会」の活動を通して、自らの体験を語り続けた。

その理由は、【                      】だったと思う。

私はこの部分を読んで、【                      】と感じた。

私たちの世代は戦争を経験していないが、【                      】ことはできる。

だから私は、【                      】ことが大切だと思った。

ステップ5:作品全体から学んだこと(まとめ)

『平和のうぶごえ』を読んで最も強く感じたのは、【                      】ということだ。

著者は原爆によって大切なものを失いながらも、生き続け、その経験を次の世代へ伝えようとしてきた。

私はこの本を読んで、【                      】という考えを持つようになった。

これからは【                      】を意識して生活していきたい。

戦争を知らない私たちだからこそ、この本から受け取ったメッセージを忘れずに伝えていくことが大切だと思う。

2000字の例文

私たちは戦争を知らない世代である。

毎日学校に通い、友人と話し、家族と食事をすることが当たり前になっている。

しかし、『平和のうぶごえ「原爆の子」として生きた80年』を読んで、その当たり前の日常は決して当然のものではないことを痛感した。

そして、戦争の恐ろしさだけでなく、それを語り継ぐことの大切さについて深く考えさせられた。

本書の著者である早志百合子さんは、9歳のときに広島で原爆を体験した。

原爆が投下されたその日まで、著者にも私たちと同じような日常があった。

家族がいて、学校があり、友達がいた。

しかし一発の原子爆弾によって、その日常は突然奪われる。

町は破壊され、多くの人が命を落とし、生き残った人々も深い傷を負った。

私はこの部分を読みながら、自分が9歳だった頃を思い出した。

学校で友達と遊び、家に帰れば家族がいるという生活を送っていた。

その年齢の子どもが突然戦争の惨状に巻き込まれたことを想像すると、とても胸が苦しくなった。

戦争という言葉は教科書の中では歴史の出来事として学ぶことが多いが、本書を読むと、それが実際に一人ひとりの人生を壊した現実だったことが伝わってくる。

私が特に印象に残ったのは、戦争が終わっても被爆者たちの苦しみは終わらなかったという事実だ。

私はこれまで、戦争の被害というと戦時中の出来事ばかりを考えていた。

しかし著者や仲間たちは、戦後も長い間、原爆症への不安・被爆者への偏見・就職や結婚での差別に苦しみ続けた。

「被爆者である」というだけで不当な扱いを受けることもあったという。

私はこの部分を読んで、原爆の被害は一瞬で終わるものではないのだと知った。

原爆は人の命を奪うだけではなく、その後の人生にも長く影響を与え続ける。

しかも、それは本人だけでなく家族にも及ぶ。

戦争の傷は何十年経っても完全には消えないのだ、と。

一方で、著者たちは苦しみの中でも前を向いて生き続けた。

家庭を築き、仕事をし、仲間たちと支え合いながら人生を歩んでいく。

その姿に私は強さを感じた。

被爆者というと「かわいそうな人たち」という印象を持ちがちだが、本書を読むと、それだけではないことが分かる。

困難を抱えながらも生き抜いてきた人々の努力と勇気に、もっと目を向けるべきだと思った。

さらに心に残ったのは、『原爆の子』の執筆や「きょう竹会」の活動を通じて、著者たちが体験を語り継ごうとしてきたことである。

被爆体験を思い出して語ることは、とてもつらいことだと思う。

それでも著者たちは証言を続けた。

なぜかというと、自分たちが経験したことを未来の世代に伝えなければ、同じ過ちが繰り返されるかもしれないと考えたからだろう。

この部分を読んで私は、「語り継ぐこと」には大きな意味があるのだと感じた。

戦争を経験した人が少なくなっている今、私たちは体験者の話を聞く機会を失いつつある。

だからこそ、本や記録を通して学び続ける必要があるのではないかと思う。

私たち高校生は戦争を体験していない。

そのため、平和が当たり前だと思ってしまうことがある。

しかし世界に目を向ければ、今も戦争や紛争によって苦しんでいる人々がいる。

『平和のうぶごえ』を読んで、平和について考えることは現代を生きる私たち自身の課題でもあると感じた。

また、平和を守るためにできることは特別なことだけではないと思う。

歴史を学ぶこと、人の話に耳を傾けること、違う立場の人を理解しようとすること。

そういった日常の積み重ねも平和につながる行動ではないだろうか。

戦争は人と人との対立から生まれる。

だからこそ日常の中で互いを尊重する姿勢が大切なのだと思う。

『平和のうぶごえ』を読んで私が最も強く感じたのは、平和は自然に続くものではなく、人々の努力によって守られているということだ。

著者たちは原爆という悲惨な体験を抱えながらも、生き抜き、その経験を語り続けてきた。

その声があったからこそ、私たちは戦争の現実を知ることができる。

私はこの本を読んで、戦争を知らない世代だからこそ学び続ける責任があると感じた。

そして、著者たちから受け取った平和への願いを忘れず、自分なりの形で次の世代へ伝えていきたいと思う。

この作品は、過去を振り返るだけでなく、私たちに未来の平和について考えるきっかけを与えてくれる一冊なのは間違いないだろう。

タイトルの付け方例

『平和のうぶごえ』の読書感想文のタイトルは、「平和」・「記憶の継承」・「戦争を知らない世代の責任」といったテーマを意識して考えると、選びやすくなります。

以下に15個の例を挙げてみましたので、参考にしてみてください。

  • 平和は当たり前ではなかった
  • 戦争を知らない私が考えたこと
  • 八十年後も消えない記憶
  • 語り継がれる命の物語
  • 受け継ぐべき平和の声
  • 原爆の子が残したメッセージ
  • 未来へつなぐ記憶
  • 私たちが受け取ったバトン
  • 忘れてはいけない八月六日
  • 生き抜いた人々の願い
  • 過去を知り、未来を考える
  • 平和を守るのは誰か
  • 記憶を受け継ぐということ
  • 戦争を知らない世代の責任
  • 一冊の本から聞こえた声

コンクール向けには「戦争を知らない私が考えたこと」・「記憶を受け継ぐということ」・「私たちが受け取ったバトン」あたりが、作品のテーマとの結びつきが強くておすすめです。

『平和のうぶごえ』の作品情報(ページ数や読むのにかかる時間)

『平和のうぶごえ』の基本的な作品情報をまとめています。

ページ数や読むのにかかる時間なども確認しておきましょう。

項目 内容
作者 早志百合子
出版年 2025年6月26日
出版社 毎日新聞出版
価格(税込) 2,420円
対象年齢 高校生以上
ジャンル ノンフィクション(自伝・証言録・被爆体験・平和)
ページ数 192ページ
総文字数(目安) 約115,200文字(192ページ×600文字)
読むのにかかる時間(目安) 約230分(約3時間50分)

ちなみに読書速度には個人差があるので、上記はあくまで目安として参考にしてください。

主な登場人物

『平和のうぶごえ』はノンフィクションなので、登場するのは実在の人物です。

重要度の高い順にまとめましたので、確認してみてください。

人物名 紹介
早志百合子(著者) 9歳で広島にて被爆。
きょう竹会会長を務める。
伊藤キミ子さん 「原爆の子」執筆者の一人。
兄の無念を語り続ける。
篠田恵さん 「原爆の子」執筆者の一人。
生存に後ろめたさを感じる。
奥育子さん 「原爆の子」執筆者の一人。
1989年の自身を語る。
坂口博美さん 「原爆の子」執筆者の一人。
核廃絶を強く訴える。
小島純也さん 「原爆の子」執筆者の一人。
被爆孤児として証言する。
長田新(広島大学教授) 『原爆の子』を編纂した学者。
著者の家族(両親・兄) 著者を支えた存在。
きょう竹会の会員 1972年結成の被爆者仲間たち。

本書に登場する人物はそれぞれに深い人生を持っており、ぜひ本編でじっくり読んでみてください。

第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(2026年度)の高等学校の部

この本は第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。

読書感想文全国コンクール公式サイト
半世紀を超えて多くの児童や生徒に取り組み続けられている読書感想文。読書の感動を文章に表現することを通じて、読書の楽しさや素晴らしさを体験してもらい、子どもや若者たちの考える力を育んでいます。

高等学校の部の課題図書の一覧と、それぞれの読書感想文の書き方とあらすじの紹介ページがこちらです。

タイトル 作者・訳者など 出版社 価格(税込)
『スウィッシュ!』 藤ノ木 優 著 徳間書店 1,980円
『ノアハム・ガーデンズの家』 ペネロピ・ライヴリー 著
斎藤倫子 訳
ゴブリン書房 1,980円
『平和のうぶごえ
「原爆の子」として生きた80年』
早志百合子 著 毎日新聞出版 2,420円
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『スウィッシュ!』の読書感想文の書き方とあらすじを解説。100字・200字・400字の要約(短く簡単なものから詳しいものまで)、テンプレート、2000字の例文、タイトル例を網羅。課題図書に選ばれた高校生向けバスケ小説を徹底サポート。
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