『サイコーの通知表』の読書感想文、どう書けばいいのか悩んでいませんか。
この本のタイトルを見たとき、私は思わず二度見してしまいました。
「通知表をつけるのは先生じゃなくて、生徒の側なんだ」という話なんだと知ったときは、正直かなり驚きましたね。
この記事では、書き方(例文・題名・書き出しのコツまで)から、小学生でもコピペしてすぐ使えるテンプレートもまとめました。
小学生のうちは、原稿用紙を前にして手が止まってしまうこともあるでしょう。でも大丈夫。
この記事を読み終えるころには、きっとあなたの言葉で文章が書けるようになっているはずです。
『サイコーの通知表』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
読書感想文を書くとき、まず必要になるのがあらすじの部分です。
あらすじを長く書きすぎると、肝心の感想を書くスペースがなくなってしまいますよね。
そこで、感想文の本文に組み込みやすい『サイコーの通知表』の200字前後のあらすじを、タイプ別に3つご紹介します。
自分の文章に合いそうなものを、ぜひ選んでみてください。
あらすじ①:物語の始まりを中心にしたタイプ
小学4年生の朝陽は、通知表がずっと「できる」ばかりで、自分はふつうの人間だと感じていた。クラスのみんなも、通知表について不満を持ち始める。そんなある日、朝陽が「先生の通知表をつけよう」と言い出す。この一言から、担任のハシケン先生に通知表をつけるという、前代未聞のプロジェクトが始まっていく物語だ。
あらすじ②:登場人物の悩みを中心にしたタイプ
友だちの大河は成績が悪くてお年玉を減らされ、叶希は勉強が苦手な妹のことで悩んでいる。それぞれ違う悩みを抱えた4年3組の子どもたちは、通知表の意味について考え始める。そして、担任のハシケン先生を観察し、独自の項目で評価するという計画を実行に移していく物語である。
あらすじ③:テーマを前面に出したタイプ
「通知表は、本当にその人のすべてを表しているのだろうか。」そんな疑問から始まる物語。4年3組の子どもたちは、担任のハシケン先生に通知表をつけることを通して、評価することの意味や、一人ひとりの良さについて考えていく。数字では測れない大切なものに気づかせてくれる一冊だ。
『サイコーの通知表』の読書感想文の書き方
『サイコーの通知表』の読書感想文を書くうえで、確認しておきたい重要な点は3つあります。
それは「自分らしさ」「友だちとの関係」「通知表では測れない価値」というテーマです。
まずはこの3つのポイントをしっかり押さえること。
そのうえで、穴埋め式のテンプレートを使えば、誰でもスムーズに感想文を完成させられます。
ここから、順番にサポートしていきますね。
この本のテーマとなる3つのポイント
『サイコーの通知表』の読書感想文を書くなら、はずせないポイントが3つあります。
この3つを押さえておくだけで、感想文の内容がぐっと深くなりますよ。
- ①人にはそれぞれ違う良さがあるということ
- ②友だちと分かり合い、支え合うことの大切さ
- ③通知表だけでは、その人のすべては分からないということ
それぞれの要点について、自分が「どう感じたか」をメモしておくことをおすすめします。
メモの取り方はとても簡単です。
ノートに要点を書いたら、その横に「うれしかった」「驚いた」「自分にも似た経験がある」など、思いついた気持ちを一言でいいので書き足していきましょう。
なぜこの「どう感じたか」のメモが大事なのか、気になりませんか。
実は、感想文というのは、あらすじを説明する文章ではありません。
「自分がどう感じたか」を書く文章なのです。
メモをとっておけば、いざ原稿用紙に向かったときに、言葉に迷わず書き進められますよ。
ポイント①:自分らしさ、人それぞれの良さ
この物語では、勉強や成績だけでは測れない、一人ひとりの個性や良さについて考えさせられます。
主人公の朝陽は、通知表がずっと「できる」ばかりで、自分はふつうの人間だと感じていました。
でも一方で、大河や叶希にも、それぞれ違う悩みがあるんですよね。
ここを読んで、「自分の得意なこと・苦手なことは何だろう」「自分にしかない良いところは何だろう」と考えてみましょう。
この問いへの答えこそが、感想文の核になる部分です。
ポイント②:友だちと分かり合うこと・支え合うこと
クラスの子どもたちが、力を合わせてハシケン先生の通知表をつくっていく過程も、見逃せないポイントです。
友だちと意見がぶつかったり、考え方の違いに気づいたりする場面もあります。
この違いを、あなたの学校生活と重ねてみてください。
友だちとけんかしたこと、仲直りしたこと、誰かを助けた経験。
そうした自分の思い出を書き加えると、ありきたりではない、あなただけの感想文になります。
ポイント③:「通知表」だけでは人の価値は決まらない
タイトルにもなっている「通知表」というモチーフを、自分自身の学校生活と結びつけて考えるのがおすすめです。
通知表には、勉強や学校での様子が書かれていますよね。
ただし、それだけでその人のすべてが分かるわけではありません。
数字にはあらわれない努力や優しさこそ、その人のかけがえのない部分。
この視点を感想文に取り入れると、ぐっと説得力のある文章になります。
穴埋め式テンプレート
上で紹介した3つのポイントを、そのまま感想文に組み込めるよう、テンプレートを用意しました。
空欄を埋めていくだけで、自然な流れの感想文が完成しますよ。
STEP1:この本を読んだ理由
私が『サイコーの通知表』を読もうと思ったきっかけは、( )です。
本の題名を見たとき、私は( )と思いました。
読む前は、( )というような話だと思っていました。
STEP2:簡単なあらすじを紹介する
『サイコーの通知表』は、( )を中心に、学校生活や友だちとの関係について描かれた物語です。
物語の中では、( )という出来事が起こります。
私はこの物語を読んで、( )について考えました。
STEP3:一番心に残った場面を書く
私が一番心に残ったのは、( )の場面です。
登場人物が( )したとき、私は( )と思いました。
なぜなら、私にも( )という経験があるからです。
STEP4:ポイント①「自分らしさ」について書く
私は今まで、( )人がすごいと思っていました。
しかし、この本を読んで、( )ことも、その人の大切な良さなのだと気づきました。
私自身の良いところは、( )だと思います。
STEP5:ポイント②「友だちとの関係」について書く
物語の中で( )という場面がありました。
私も以前、友だちと( )ということがありました。
この本を読んで、( )ことも大切だったのだと気づきました。
STEP6:ポイント③「通知表と自分の価値」について書く
私は通知表をもらうと、いつも( )を気にしていました。
でも、通知表には書かれていない( )も、大切なものだと思いました。
たとえば、私は( )を頑張ったことがあります。
STEP7:まとめ
『サイコーの通知表』を読んで、私は( )ということを学びました。
これからは、( )ことを大切にしていきたいです。
そして、いつか自分自身に「サイコーの通知表」をつけるとしたら、( )と書けるような人になりたいです。
小学生向け『サイコーの通知表』の読書感想文の例文
ここからは、実際に小学生になりきって書いた『サイコーの通知表』の読書感想文の例文をご紹介します。
800字と1200字、それぞれの文字数に合わせて用意しましたので、参考にしてみてください。
コピペしてそのまま使うのではなく、ぜひ自分の言葉や経験を加えてアレンジしてみてくださいね。
800字の小学3年生向け
【題名】通知表には書かれない、たいせつなもの
わたしがこの本を手にとったのは、タイトルにびっくりしたからだった。
「サイコーの通知表」だなんて、いったいどんな話なんだろうと思った。
読んでみると、主人公の朝陽たちが、担任のハシケン先生に通知表をつけるという、思いもよらないおもしろいお話だった。
いちばん心に残ったのは、クラスのみんなが「通知表なんて、ただの紙切れじゃん」と言い合う場面だった。
わたしも通知表をもらうたびに、数字や評価ばかり気にしていたので、その気持ちがよくわかった。
でも、物語を読み進めるうちに、通知表には書かれていない、その人のがんばりや優しさがあるのだと気づかされた。
朝陽たちは、ハシケン先生をよく観察して、「授業」「給食」「休み時間」「先生らしさ」など、大人の通知表にはない項目を、一つ一つ真剣に考えていく。
この場面を読んだとき、わたしは少し驚いた。
評価するというのは、ただ点数をつけることではなく、相手をよく見て、理解しようとすることなのだと気づいたからだ。
わたしにも、係の仕事のやり方で友だちと意見が合わず、もやもやした気持ちのまま帰った経験がある。
あのとき、もっと相手の話をちゃんと聞けばよかったと、今になって思う。
この本を読んで、友だちと分かり合うためには、相手の気持ちを想像しながらよく見ることが大切なのだと学んだ。
わたしは今まで、勉強ができる人がすごいと思っていた。
しかし、この本を読んで、人にはそれぞれちがう良さがあるのだと気づいた。
わたしの良いところは、係活動をこつこつ頑張れるところだと思う。
これからは、通知表の数字だけを気にするのではなく、友だちの良いところをたくさん見つけられる人になりたい。
そして、いつか自分に「サイコーの通知表」をつけるとしたら、「人の気持ちをたいせつにできた」と書けるような、そんな人になりたいと、心から思った。
1200字の小学4年生向け
【題名】評価するって、こんなにむずかしい
わたしが「サイコーの通知表」を読もうと思ったのは、本屋さんでタイトルを見つけて、思わず二度見してしまったからだった。
いったいだれが、だれの通知表をつけるのだろう。
そう思いながら、ページをめくり始めた。
読んでみると、主人公は小学4年生の朝陽。
朝陽は、通知表の欄がずっと「できる」ばかりで、自分はふつうの人間なんだと感じていた。
友だちの大河は成績が悪くてお年玉を減らされたと言い、叶希は勉強が苦手な妹のことで悩んでいる。
クラスのみんなが通知表に不満を持ち始めたころ、朝陽が「先生の通知表をつけようよ」と言い出した。
この一言から、クラス全員でハシケン先生の通知表をつくる物語が始まっていく。
わたしがいちばん心に残ったのは、みんなが「通知表なんて、ただの紙切れじゃん」と言い合う場面だった。
正直、この気持ちには共感しかなかった。
わたしも通知表をもらうたびに、数字や評価ばかり気にして、どきどきしていたからだ。
でも物語を読み進めるうちに、通知表には書かれていない、その人のがんばりや優しさもあるのだと気づかされた。
つぎに印象に残ったのは、朝陽たちがハシケン先生を観察して、「授業」「給食」「休み時間」「先生らしさ」など、大人の通知表にはない項目を話し合っていく場面だ。
この場面を読んだとき、わたしは少し驚いた。
評価するというのは、点数をつけることではなく、相手をよく見て理解しようとすることなのだと気づいたからだ。
とはいえ、良いところを見つけるのは、思っているよりむずかしい。
わたしにも、係の仕事のやり方で友だちと意見が合わず、もやもやした気持ちのまま帰った経験がある。
あのとき、もっと相手の話をちゃんと聞けばよかったと、今になって思う。
この本を読んで、友だちと分かり合うためには、相手の気持ちを想像しながらよく見ることが大切なのだと学んだ。
わたしは今まで、勉強ができる人がすごいと思っていた。
しかし、この本を読んで、人にはそれぞれちがう良さがあるのだと気づいた。
わたしの良いところは、係活動をこつこつ頑張れるところだと思う。
今まではあまり自信が持てなかったけれど、この本を読んで、少しうれしい気持ちになった。
三つ目に考えたのは、通知表だけでは、その人のすべては分からないということだ。
わたしは通知表をもらうと、いつも数字や評価ばかりを気にしていた。
でも、この本を読んで、通知表には書かれていない努力や優しさも、その人の大切な部分なのだと思った。
数字にはあらわれない頑張りも、たしかにある。
これからは、通知表の数字だけを気にするのではなく、友だちの良いところをたくさん見つけられる人になりたい。
そして、友だちが何かに悩んでいたら、その気持ちに寄り添える人になりたいと思う。
いつか自分に「サイコーの通知表」をつけるとしたら、「人の気持ちをたいせつにできた」と書けるような、そんな人になりたいと、心から思った。
書き出し例×5
①自分の通知表から始める
私は通知表をもらう日になると、いつもどんな成績がついているのか気になってしまう。
『サイコーの通知表』を読んで、通知表に書かれていることだけが自分の全部ではないのだと思った。
数字よりも大切なものが、この本にはたくさんつまっていた。
②題名から疑問を持って始める
「サイコーの通知表って、どんな通知表なんだろう。」
私は本の題名を見たとき、そう思った。
読み進めていくと、普通の通知表とは違う、大切な意味があることに気づいた。
それは、点数では表せない意味だった。
③自分と主人公を重ねて始める
私は友だちと比べて、自分にはあまり得意なことがないと思うことがある。
でも、『サイコーの通知表』を読んで、人にはそれぞれ違った良さがあるのだと考えるようになった。
朝陽の気持ちが、まるで自分のことのように感じられた。
④読後の気持ちから始める
『サイコーの通知表』を読み終わって、私は自分のことをもっと大切にしたいと思った。
そして、友だちの良いところも、今まで以上に見つけてみたいと思った。
この本と出会えて、本当によかった。
⑤問いかけから始める
通知表には、その人の良いところが全部書かれているのだろうか。
私は『サイコーの通知表』を読んで、この疑問について考えた。
そして、数字や評価だけでは分からない、大切なものがあることに気づいた。
題名の例×5
| 番号 | 題名の例 |
|---|---|
| 1 | 通知表には書かれない大切なこと |
| 2 | 私の良いところ |
| 3 | 私がつけたいサイコーの通知表 |
| 4 | みんな違って、みんないい |
| 5 | 数字では表せない私の宝物 |
振り返り
『サイコーの通知表』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から例文、書き出し、題名まで、まとめてご紹介してきました。
この本は、通知表という身近なものを通して、自分らしさや友だちとの関係、そして人の価値について考えさせてくれる一冊です。
感想文というのは、正解が一つではありません。
あなたが感じたこと、あなたの経験こそが、いちばんの材料になります。
今回紹介したテンプレートや例文を参考にしながら、ぜひあなたらしい言葉で、感想文を完成させてください。
きっと、あなたにも良い感想文が書けますよ。応援しています。
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