『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』の読書感想文の書き方とあらすじを、これからくわしく解説していきますね。
この本はNHK記者の味田村太郎さんがアフリカ30か国以上を取材した体験をもとに書いたノンフィクション・エッセイ。
2026年の第72回青少年読書感想文全国コンクールで、小学校高学年向けの課題図書に選ばれた注目の一冊です。
「ゾウを食べるにはひと口ずつ」はアフリカのことわざなんですが、シンプルながら、なんていうか、じわじわと心に刺さってくる言葉。
この記事では、あらすじを100字・200字・400字と段階的に紹介しつつ、読書感想文の書き方・テンプレート・例文・タイトルの付け方まで、とにかく丁寧に解説していきます。
感想文を書く予定のみなさんの力になれたら、うれしいです。
それでは、さっそく進めていきましょう。
味田村太郎『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』のあらすじ(ネタバレなし)
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』のあらすじを、短いものから詳しいものまで順に紹介していきます。
「要約を短く簡単に知りたい」という人は100字バージョンから、「もう少し詳しく知りたい」という人は400字バージョンまで、自分のペースで読み進めてみてください。
短いあらすじ(100字)
NHK記者がアフリカ各地で出会った子どもたちのエッセイ。
貧困や紛争といった厳しい現実の中でも、チェスや折り紙などを通じて未来に向かって一歩ずつ進む、力強い子どもたちの姿を描いたノンフィクション作品。
簡単なあらすじ(200字)
NHK記者の著者がアフリカ30か国以上を取材して出会った子どもたちの実話をまとめたノンフィクション作品。
干ばつによる食糧不足や貧困、治安の悪さといった問題を抱えながらも、チェスや折り紙、プログラミングなどの活動に夢中になり、前向きに生きる子どもたちが登場する。
どんな大きな困難も「ゾウをひと口ずつ食べる」ように積み重ねれば乗り越えられるというメッセージが全体を貫いている。
詳しいあらすじ(400字の要約)
アフリカ各地を取材したNHK記者・味田村太郎によるノンフィクション・エッセイ。
著者は砂漠化による食糧不足や貧困、紛争、野生動物の密猟など、アフリカが抱える厳しい現実を正面から描く。
しかし、この本の中心にあるのは「悲しみ」ではなく「希望」だ。
スラム街でチェスに打ち込む子どもたちは、思考力と諦めない心を育てながら自分の未来を切り開こうとしている。
危険な地域では折り紙教室が開かれ、子どもたちに笑顔と安心できる居場所を与えている。
また、先進国から大量に流れ込む古着がゴミ問題を引き起こしているが、環境問題に立ち向かう若者たちの姿も描かれる。
ルワンダ大虐殺という悲しい歴史を背負いながらも、教育を通じて未来を変えようと奮闘する人々も登場する。
「ゾウを食べるにはひと口ずつ」はアフリカのことわざが由来で、「どんな大きな問題も、小さな一歩を積み重ねれば乗り越えられる」という意味を持ち、子どもたちひとりひとりの生き方そのものを表している。
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』の読書感想文の書き方
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』の読書感想文の書き方をわかりやすく解説していきます。
「何を書けばいいか分からない」という人でも大丈夫!
ポイントをおさえれば、感想文はぐっと書きやすくなりますよ。
これを書けばだいじょうぶ!3つのポイント
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』の読書感想文を書くうえで、特におさえておきたいポイントが3つあります。
まずは箇条書きで確認しておきましょう。
- ①困難な環境でも夢や希望を持って努力するアフリカの子どもたち
- ②チェスや折り紙など「小さな活動」が子どもたちの未来を変えていること
- ③「ゾウを食べるにはひと口ずつ」という言葉の意味と、自分の生活とのつながり
この3つは、『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』のテーマの核心にある部分です。
ひとつずつくわしく見ていきましょう。
① 困難な環境でも夢や希望を持って努力するアフリカの子どもたち
食べ物が足りなかったり、学校に通えなかったりする環境でも、アフリカの子どもたちは前向きに生きています。
「日本では当たり前にできることが、世界では当たり前じゃない」ということに気づいた体験として書くと、感想文がぐっと深まります。
たとえば「私だったら同じ状況で頑張れるだろうか」と自分に置き換えて書くのがおすすめ。
それだけであらすじの紹介だけで終わらない感想文になりますよ。
② チェスや折り紙など「小さな活動」が未来を変えていること
この本では、チェスや折り紙といった「一見すると遊び」に見える活動が、子どもたちに学びや希望を与えているようすが描かれています。
ポイントは「世界を変えるのは特別な人だけじゃない」というメッセージ。
「自分にもできる小さなことがある」という気持ちで書くと、とても良い感想文になります。
自分が今やっている習い事やボランティア活動などと重ねて書いてみるのもいいですよ。
③ 「ゾウを食べるにはひと口ずつ」という言葉の意味
タイトルにもなっているアフリカのことわざです。
「どんなに大きな問題でも、少しずつ進めば乗り越えられる」という意味で、本のテーマをひとことで表しています。
感想文では、このことわざと自分の生活を結びつけて書きましょう。
「算数が苦手だけど、一問ずつ取り組んでみようと思った」など、自分の具体的な経験を入れるのが書き方のコツ。
結局のところ、このことわざを「自分ごと」として書けるかどうかが、感想文の出来を左右します。
こう書こう!らくらくテンプレート
つぎは、実際に感想文を書くためのテンプレートを紹介します。
空欄を埋めていけば、感想文がほぼ完成するかたちになっていますよ。
ステップ1:本を選んだ理由と、読む前の自分
私は『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』を読みました。
この本を選んだ理由は、( )と思ったからです。
読む前の私は、アフリカについて( )と思っていました。
ステップ2:アフリカの子どもたちに驚いた場面
まず驚いたのは、アフリカの子どもたちが( )という厳しい環境の中でも努力していたことです。
私はこの場面を読んで、( )と感じました。
日本の自分と比べると、( )だと思いました。
ステップ3:チェスや折り紙の活動について
次に印象に残ったのは、(チェス・折り紙・プログラミングなど)の活動についてです。
最初は( )と思っていましたが、本を読んで( )ことが分かりました。
このことから、( )ことも大切なのだと思いました。
ステップ4:「ゾウを食べるにはひと口ずつ」という言葉について
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』というタイトルの言葉が特に心に残りました。
この言葉の意味は( )だと思います。
今まで私は( )ということで悩んでいましたが、これからは一歩ずつ( )ようにしたいです。
ステップ5:この本を読んで変わった自分
この本を読んで、私は( )ことを学びました。
これからは( )ようにしたいです。
1200字の例文
私は『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』を読んだ。
この本を選んだのは、題名がふしぎだったからだ。
「ゾウを食べるにはひと口ずつ」とはどういう意味なのだろう、と思って手に取った。
読む前の私は、アフリカのことをほとんど知らなかった。
テレビで見たことがある程度で、貧しい地域というイメージしかなかった。
本を読んで、まず驚いたのはアフリカの子どもたちが置かれている厳しい環境だ。
食べ物が足りなかったり、安全に学校へ行けなかったりする子どもたちがたくさんいる。
日本ではご飯を食べることも学校へ行くことも当たり前のことだと思っていたが、それがどれほど幸せなことなのかを、この本を読んで初めて実感した。
しかし『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』を読んで一番印象に残ったのは、そんな厳しい状況でも子どもたちが前向きに生きていることだ。
スラムという貧しい地区でチェスに夢中になっている子どもたちのようすが、特に心に残った。
チェスはただの遊びではなく、考える力や諦めない心を育てるものだということを初めて知った。
子どもたちは真剣な顔でチェスをしながら、自分の未来を切り開こうとしていた。
私はチェスをしたことがないが、夢に向かって努力するその姿に感動した。
折り紙の話も印象的だった。
危険な地域で折り紙教室が開かれ、子どもたちが笑顔で作品を作っているようすが描かれていた。
私は折り紙は幼い子がやるものだと思っていた。
でも、折り紙が子どもたちに安心できる場所や楽しみを与えていると知って、考えが変わった。
大人から見ると小さなことでも、誰かの心を救うことができるのだ。
私はこれまで、世界の問題を解決できるのは大人や偉い人だけだと思っていた。
でも『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』を読んで、小さな行動でも人を助けることができると分かった。
何より心に残ったのが、「ゾウを食べるにはひと口ずつ」という言葉の意味だ。
読み始めたときは変わったことわざだと思ったが、読み終わるころには深い意味がよく分かった。
どんなに大きな問題でも、一度に全部を解決しようとするのではなく、小さな一歩を積み重ねていけばいい、という考え方だ。
私は算数がどちらかというと苦手で、難しい問題を見ると「どうせできない」と思うことがある。
でもこのことわざを知ってから、一問ずつ丁寧に取り組めばいいのだと思えるようになった。
大きな目標も、小さな努力の積み重ねで近づいていけるのだと感じた。
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』を読んで、私はアフリカのことを知っただけでなく、自分の生き方についても考えることができた。
困難な状況でも諦めない子どもたちの姿から、あきらめない心の大切さを学んだ。
これからは苦手なことから逃げずに、ひと口ずつ、一歩ずつ進んでいきたいと思う。
タイトルの付け方例
読書感想文のタイトルは「自分がいちばん心に残ったこと」をひとことで表すのがコツです。
以下に、小学5年生らしい表現を意識したタイトルを15個考えてみました。
参考にしてみてください。
- わたしも一歩ふみ出したい
- ゾウを食べるにはひと口ずつってどういう意味?
- アフリカの子どもたちに教えてもらったこと
- チェスで夢を追いかける子どもたち
- おりがみが救ってくれたこと
- 少しずつならわたしにもできる
- 大きな問題も小さな一歩から
- あきらめない心のつよさ
- 世界にはこんな子どもたちがいるんだ
- 一歩の力を信じてみる
- アフリカから学んだあきらめない気持ち
- わたしにできることを考えた
- びっくりしたアフリカのくらし
- ゾウみたいに大きな夢もひとくちずつ
- 読んだら勇気がわいてきた
『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』の作品情報(ページ数やジャンル)
この本がどんな作品なのかを基本情報としてまとめておきます。
読むのにかかる時間の目安も書いておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 味田村太郎 |
| 出版年 | 2025年3月18日 |
| 出版社 | あかね書房 |
| 対象年齢 | 小学校高学年から |
| ジャンル | 児童向けノンフィクション・エッセイ |
| ページ数 | 175ページ |
175ページもあるので一気に読むのは大変かもしれません。
1日1章ずつゆっくり読み進めるくらいのペースがちょうどよいと思います。。
主な登場人物
さいごに『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』に登場する主な人物をまとめておきます。
この本は単一の主人公がいる物語ではなく、著者と多くの子どもたち・若者たちが主役となる構成なので、グループで描かれる人物もいます。
| 人物名・グループ名 | 紹介 |
|---|---|
| 味田村太郎(著者) | NHK記者。 本全体の語り手。 |
| スラムでチェスをする子どもたち | 夢を持ちあきらめない子たち。 |
| 折り紙に夢中な子どもたち | 危険な地域でも笑顔の子たち。 |
| プログラミングに挑戦する子どもたち | 技術で未来を切り開く子たち。 |
| チェスに打ち込む子ども(個人) | 諦めない心を象徴する少年。 |
| 古着ゴミ問題に直面する若者たち | 環境問題に向き合う若者。 |
| ライオン保護に取り組む若者 | 野生動物を守ろうとする人。 |
| ルワンダ大虐殺を生き抜いた人々 | 悲しい歴史を背負いながら生きる。 |
| ルワンダで教育を支援する人々 | 教育で未来を変えようとする人。 |
第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(2026年度)の小学校高学年の部
この本は第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。
小学校高学年の部の課題図書の一覧と、それぞれの読書感想文の書き方とあらすじの紹介ページがこちらです。
| タイトル | 作者・訳者など | 出版社 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 『ポジション!』 | 高田由紀子 作 丹地陽子 絵 |
岩崎書店 | 1,650円 |
| 『リヒト!』 | イノウエミホコ 作 | 文研出版 | 1,650円 |
| 『ミシュカ』 | エドワルト・ファン・デ・フェンデル アヌッシュ・エルマン 作 アネット・スカープ 絵 野坂悦子 訳 |
静山社 | 1,815円 |
| 『キミの一歩 アフリカ ゾウを食べるにはひと口ずつ』 |
味田村太郎 文 | あかね書房 | 1,980円 |



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