『つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文の書き方と例文

『つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文 感想

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『つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文の書き方について、ご紹介していきます。

本作は、いとうみくさんによる児童文学作品。

2022年の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれ、同年には産経児童出版文化賞ニッポン放送賞も受賞した、話題の一作です。

のんびり屋の妹・つくしちゃんと、頭がよくてしっかり者のおねえちゃん。

そんな性格の違う姉妹の、けんかや助け合いをえがいた5つの物語が、この本にはつまっています。

正直、あらためて読み返してみると、こんなに心にささる場面が多かったのかと、私自身おどろかされました。

大きな事件が起きるわけではありません。

でも一方で、だからこそ、自分の家族との日常と重ね合わせやすい物語なんですよね。

読書感想文を書く予定の皆さんの中には、「何から書けばいいか分からない」と、迷っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、あらすじの型から、感想文の書き方、穴埋め式のテンプレート、さらには例文まで、順を追って丁寧に解説していきます。

『つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文を書くとき、まず悩むのが「あらすじをどう紹介するか」ですよね。

一番もったいないのは、あらすじだけで文字数を使いきってしまうパターンです。

そこで、感想文の本文に組み込みやすい「あらすじ」をタイプ別に3つ用意しました。

皆さんの書きたい内容に合わせて、使いやすいものを選んでみてくださいね。

タイプ①:物語の紹介を中心にした型

『つくしちゃんとおねえちゃん』は、性格の違う姉妹が、毎日のけんかや小さな出来事を通して、少しずつおたがいを理解していく物語です。妹のつくしちゃんの目から見た、おねえちゃんとの日常が、5つの場面に分けてえがかれています。大きな事件ではなく、ふだんの生活の中の気もちの動きを、ていねいに描いているのが特ちょうの一作です。

タイプ②:テーマを中心にした型

『つくしちゃんとおねえちゃん』は、家族の思いやりをテーマにした児童文学です。おねえちゃんは、頭がよくて何でもできる一方で、口が強くなってしまうこともあり、つくしちゃんはそんな姉に複雑な気もちをいだきます。でも、おねえちゃんにも人には見せないつらさがあり、そこに気づいたつくしちゃんの気もちのへんかが、物語の中心になっています。

タイプ③:自分の経験と結びつける型

『つくしちゃんとおねえちゃん』は、姉妹の日常の中の、けんかや仲直りをえがいた物語です。気の強いおねえちゃんと、そんな姉を見つめるつくしちゃんの気もちが、少しずつ変化していくようすがえがかれています。自分にもきょうだいがいる人なら、思わず共感してしまう場面がたくさんある一作です。

『つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文の書き方

さて、ここからは『つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文の具体的な書き方について、皆さんと一緒に確認していきます。

読書感想文がうまく書けない、という相談をよく受けるのですが、原因のほとんどは同じです。

「何が心に残ったか」を、自分の中で整理できていないんですよね。

そこで、この章では重要なポイントを3つ確認し、そのうえで空らんを埋めるだけで感想文が完成する、穴埋め式のテンプレートを用意しました。

順番に見ていきましょう。

絶対に書くべき「心に残る」3つのポイント

『つくしちゃんとおねえちゃん』で読書感想文を書くなら、必ずおさえておきたい要点が3つあります。

これから紹介する3つは、この物語のテーマそのものと言ってもいい部分です。感想文の骨組みとして、ぜひ活用してください。

  1. おねえちゃんとつくしちゃんの、気もちのすれちがい
  2. おねえちゃんがかかえる、人には見せないつらさ
  3. ふだんの生活の中にある、家族へのやさしさ

この3つの場面について、読んでいるときに「自分がどう感じたか」を、必ずメモしておくことをおすすめします。

メモの取り方は、むずかしく考えなくて大丈夫。

ノートやふせんに、「〇〇の場面で、△△と思った」というように、場面と気もちをセットで書きとめるだけで十分ですよ。

ページのはしっこを折っておくだけでも構いません。

なぜこの「どう感じたか」のメモが大事なのか、皆さんは考えたことがありますか?

読書感想文は、あらすじをまとめる作文ではありません。物語を通して、自分がどう考え、どう感じたかを書く作文です。

読んでいる最中の新鮮な気もちというのは、時間がたつとどうしても薄れてしまいます。

だからこそ、感じた瞬間にメモをしておくことで、あとで感想文を書くときに、生きた言葉として使えるようになるんです。

それでは、3つのポイントをひとつずつ、くわしく見ていきましょう。

ポイント①:気もちのすれちがい

おねえちゃんとつくしちゃんは、ときにけんかをしたり、心の中で相手を誤解してしまったりすることがあります。

近くにいる家族だからこそ、「言わなくても分かってくれるはず」と、つい思ってしまうんですよね。

でも、それが思いこみに過ぎないことに、私自身、読みながらハッとさせられました。

この場面を読んだとき、皆さんはどんな気もちになりましたか?

「自分にも似たような経験がある」と感じた人は、その体験を思い出しながらメモを取ってみてください。

感想文の説得力が、ぐっと増しますよ。

ポイント②:おねえちゃんがかかえるつらさ

おねえちゃんは、頭がよくてしっかりものに見える一方で、思うように体が動かせないつらさをかかえています。

つくしちゃんは、最初はそのことに気づかず、うらやましく思ったり、腹を立てたりしてしまう場面があります。

この本のすごいところは、まさにここなんです。

人の見えている部分だけを見て、うらやましいとか、ずるいとか判断してしまうことって、実は私たちの日常にもよくありますよね。

この場面をどう感じたか、ぜひメモに残しておいてください。

感想文の中で、深みのある一文になってくれるはずです。

ポイント③:ふだんの生活の中にあるやさしさ

この物語は、大きな事件が起きるわけではありません。

「いばりんぼう」「あと五分」「ドッジボール」といった章に分けられて、日常のささいな出来事の積み重ねでできています。

だからこそ、私はこの本を読んでいて、何度も「あ、これ分かるな」と共感してしまいました。

特別な出来事ではなく、ふだんの生活の中にこそ、家族の思いやりがかくれている。

この気づきこそが、この作品の一番のみりょくだと、私は思っています。

皆さんも、自分の家族との日常を思い出しながら読んでみると、心に残る場面がきっと見つかるはずです。

穴埋め式テンプレート

お待たせしました。ここからは、先ほどの3つのポイントを使いながら、感想文を完成させるテンプレートを紹介します。

空らんを埋めていくだけで、感想文の土台が仕上がる形式になっていますので、ぜひ活用してください。

STEP1:本を選んだ理由を書く

わたしが『つくしちゃんとおねえちゃん』を読もうと思ったのは、(       )からです。

読む前は、(       )というお話だと思っていました。

でも、読み終わると、(       )について考えるようになりました。

STEP2:あらすじを簡単に書く(100~150字)

この本は、つくしちゃんとおねえちゃんが、毎日の生活の中でけんかをしたり助け合ったりしながら、おたがいの気もちを知って成長していくお話です。

STEP3:気もちのすれちがいについて書く(ポイント①)

私が一番心にのこったのは、(       )の場面です。

この場面を読んで、家族は(       )ことが大切だと思いました。

私も(       )ようにしたいです。

STEP4:相手の気もちを考えることについて書く(ポイント②)

この本を読んで、私は相手の気もちを考えることが大切だと思いました。

とくに(       )の場面では、私も(       )と思いました。

これからは(       )ようにしたいです。

STEP5:自分の生活と比べて書く(ポイント③)

私も(兄・姉・弟・妹・家族)と(       )ことがあります。

この本を読んで、(       )と思いました。

これからは(       )ようにしたいです。

STEP6:まとめを書く

『つくしちゃんとおねえちゃん』を読んで、私は(       )の大切さを学びました。

とくに(       )が心にのこりました。

これからは(       )ようにしたいです。

『つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文の例文

ここからは、私が書いた『つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文の例を紹介します。

小学生になりきって、それぞれの文字数に合わせてまとめた一例です。

あくまで参考として、自分の言葉に置きかえながら活用してくださいね。

800字の小学生向け

【題名】家族だからこそ、ありがとうを

私が『つくしちゃんとおねえちゃん』を読もうと思ったのは、きょうだいの出てくるお話にひかれたからだった。読む前は、姉と妹のなかよしなお話だと思っていた。でも読み終わると、家族とのつきあい方について、考えさせられる本だった。

この本には、つくしちゃんとおねえちゃんが、毎日の生活の中でけんかをしたり、助け合ったりしながら成長していくようすがえがかれている。おねえちゃんは、頭がよくてしっかりものだけど、口が強くなってしまうこともある。でも、おねえちゃんにも人にはいえないつらさがあると知り、私はハッとした。きょうだいは近くにいるからこそ、気もちが見えにくいこともあるのだと思った。

私が一番心にのこったのは、二人の気もちがすれちがってしまう場面だった。家族だと、「言わなくても分かってくれる」と、つい思ってしまう。でも、それはまちがいなのかもしれない。この本を読んで、家族だからこそ「ありがとう」や「ごめんね」を言葉にすることが大切だと感じた。

私にもきょうだいがいて、おもちゃの取り合いでけんかをすることがある。そのときは、つい自分の気もちばかり考えてしまう。でも、少し時間がたつと「言いすぎたな」と反省することも多い。自分の家でのできごとを思い出して、少しはずかしい気もちになった。

この本を読んで、私は相手の気もちを考えることの大切さを学んだ。あたりまえだと思っていることも、相手にはちがう気もちがあるかもしれない。だからこそ、まず話を聞くことが大切なのだと思う。

家族は、いちばん近くにいる大切な人たちだ。近くにいるからこそ、やさしさを後回しにしてしまうこともある。でも、この本を読んで、毎日の「ありがとう」がとても大事な言葉なのだと気づかされた。

『つくしちゃんとおねえちゃん』は、読んでいてあたたかい気もちになれるお話だった。私もこれからは、家族とけんかをしても、すぐに仲なおりできる人になりたい。

1200字の小学生向け

【題名】すれちがう気もちと、ほんとうの思いやり

私が『つくしちゃんとおねえちゃん』を読もうと思ったのは、きょうだいが出てくるお話にひかれたからだった。読む前は、姉と妹のなかよしなお話だと思っていた。でも読み終わると、家族とのつきあい方について考えさせられる本だった。

この本には、つくしちゃんとおねえちゃんが、毎日の生活の中でけんかをしたり、助け合ったりしながら成長していくようすがえがかれている。おねえちゃんは、頭がよくてしっかりものだけど、口が強くなってしまうこともある。でも、おねえちゃんにも人にはいえないつらさがあることを知り、私はハッとした。きょうだいは近くにいるからこそ、おたがいの気もちが見えにくいこともあるのだと思った。

私が一番心にのこったのは、二人の気もちがすれちがってしまう場面だった。おねえちゃんは、思うように体が動かせないもどかしさをかかえている。それでも、つくしちゃんの前では、しっかり者のお姉さんでいようとする。読んでいて、私は「気もちって、こんなにすれちがってしまうものなのか」と、少しおどろいた。家族だと「言わなくても分かってくれる」と、つい思ってしまう。でも、それはまちがいなのかもしれない。家族だからこそ「ありがとう」や「ごめんね」を言葉にすることが大切だと感じた。

もう一つ心にのこったのは、おたがいの気もちを考えることのむずかしさだ。つくしちゃんは、時どき自分の気もちを優先してしまい、おねえちゃんを悲しませる場面がある。私はこの場面を読んで、自分だったらどうするだろうと考えこんでしまった。相手の気もちを考えるのは、口で言うほどかんたんではない。

私にもきょうだいがいて、おもちゃの取り合いでけんかをすることがある。そのときは、つい自分の気もちばかり考えてしまう。でも、少し時間がたつと「言いすぎたな」と反省することも多い。自分の家でのできごとを思い出し、少しはずかしい気もちになった。同時に、「自分だけじゃないんだ」と、少しほっとする気もちもあった。

この本を読んで、相手の気もちを考えることの大切さを、あらためて学んだ。自分ではあたりまえだと思っていることでも、相手にはちがう気もちがあるかもしれない。だからこそ、まず話をよく聞くことが大切だと思う。しかし、相手の気もちを完ぺきに分かるのはむずかしい。分からないなりに、少しずつ歩みよろうとすることが大事なのだと思うようになった。

家族は、いちばん近くにいる大切な人たちだ。近くにいるからこそ、やさしさや感しゃの気もちを後回しにしてしまうこともある。でも、この本を読んで、毎日の「ありがとう」がとても大事な言葉なのだと気づかされた。正直、こんなに身近な言葉の大切さに気づかされるとは思っていなかった。

『つくしちゃんとおねえちゃん』は、読んでいてあたたかい気もちになれるお話だった。私もこれからは、家族とけんかをしても、すぐに仲なおりできる人になりたい。そして、「ありがとう」をすなおに言える人になりたいと思った。

書き出し例×5

書き出し例①:第一印象から

『つくしちゃんとおねえちゃん』を読んで、私は家族ってすてきだなと思った。

ときどきけんかをしてしまっても、本当はおたがいを大切に思っていることが伝わってきて、心があたたかくなった。

この物語には、姉妹の日常のいろいろな場面が出てくる。

読み進めるうちに、自分の家族のことも自然と思い出していた。

書き出し例②:本を選んだ理由から

私は、おねえちゃんが出てくるお話だったので、『つくしちゃんとおねえちゃん』を読んでみたいと思った。

読み始めると、自分の家族とにているところがたくさんあって、おもしろく読み進めることができた。

きょうだいのいる家庭なら、きっと共感できる場面ばかり。

私も夢中になって、あっという間に読み終えてしまった。

書き出し例③:自分の経験から

私にもきょうだいがいて、ときどきけんかをする。

『つくしちゃんとおねえちゃん』を読んで、「私たちと同じだ」と思う場面がたくさんあり、家族について考えるきっかけになった。

特に、気もちがすれちがってしまう場面には、心当たりがありすぎて少しどきっとした。

そんな共感の連続が、この本のみりょくだと思う。

書き出し例④:印象に残ったことから

この本を読んで、一番心にのこったのは、おたがいの気もちを考えることの大切さだ。

家族だから何でも分かると思っていたが、本当は言葉で伝えることも大切なのだと気づいた。

あたりまえの毎日にこそ、大事なことがかくれている。

そう思わせてくれる一冊だった。

書き出し例⑤:自分への問いかけから

家族に「ありがとう」と「ごめんね」を、きちんと言えているだろうか。

私は、この本を読んで、あたりまえだと思っていた家族との時間が、とても大切なものだと気づいた。

読み終えたあとも、しばらくその問いかけが心にのこっていた。

題名の例×5

題名の例 向いている内容
家族っていいな 家族の温かさを中心に書く感想文
やさしい気もちを大切に 思いやりについて書く感想文
「ありがとう」をもっと言いたい 感謝の気もちをテーマにした感想文
おたがいの気もちを考えること 相手の立場を考えた内容の感想文
家族といっしょに成長する 姉妹の成長と自分を重ねる感想文

振り返り

ここまで『つくしちゃんとおねえちゃん』の読書感想文の書き方について、あらすじの型からテンプレート、例文まで、一気にご紹介してきました。

正直、この物語をあらためて読み返してみて、こんなに身近なテーマがつまっていたのかと、私自身おどろかされました。

大きな事件は起きません。でも一方で、だからこそ、自分の日常と重ね合わせやすい一冊なんですよね。

読書感想文は、あらすじをまとめる作文ではなく、自分の気もちを書く作文です。

「どんな出来事があったか」ではなく、「自分がどう感じたか」を、ぜひ大切にしてください。

今回紹介したテンプレートや例文は、あくまで一つの参考です。

皆さんの心に残った場面や、自分自身の家族との経験を重ねれば、きっと自分らしい、あたたかい読書感想文が書けるはずです。

私も、皆さんの感想文が完成することを、心から応援しています。

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