『なにかいいことあった?』の読書感想文の書き方とあらすじを知りたい皆さん、こんにちは。
この記事では、あらすじを100字・200字・400字と三段階でまとめながら、読書感想文の書き方・テンプレート・例文・タイトル例まで、ぜんぶ丁寧に解説していきます。
わたしは年間100冊以上の本を読む読書家なんですが、この絵本はなんだか、読んだあとにじんわりとあたたかい気持ちになる作品です。
作者はイギリスの絵本作家・ミーシャ・アーチャーさん。
日本語版は石津ちひろさんが翻訳し、第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(小学校低学年の部)にも選ばれた注目の一冊。
主人公のダニエルが、おじいちゃんの「なにかいいことあったかい?」という問いかけをきっかけに、公園をめぐって「いいこと」を探していく物語です。
短く簡単にあらすじを知りたい人にも、詳しく要約が必要な人にも役立つよう書きましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ミーシャ・アーチャー『なにかいいことあった?』のあらすじ
ここでは『なにかいいことあった?』のあらすじを、100字の短いものから、200字・400字の要約まで、段階的に紹介していきます。
「簡単に」知りたい人は100字版を、「詳しく」知りたい人は400字の要約版をチェックしてみてください。
短いあらすじ(100字)
おじいちゃんに「なにかいいことあったかい?」と聞かれたダニエルは公園へ「いいこと」を探しに出かける。
岩や鳥、オタマジャクシ、ヘビと出会いながら自分でも気づいていなかった小さな変化を発見していく物語。
簡単なあらすじ(200字)
主人公のダニエルは、おじいちゃんと公園で会う約束をしていた。
おじいちゃんに「なにかいいことあったかい?」とたずねられ、ダニエルは「いいこと」を探しに公園をめぐることにした。
岩、鳥、オタマジャクシ、ヘビなどいろんな生き物に同じ質問をしていくと、それぞれの「いいこと」が返ってくる。
そして、ダニエル自身も毎日の小さな変化や成長に気づき始める心あたたまる絵本。
詳しいあらすじ(400字の要約)
ダニエルはおじいちゃんと公園で会う約束をしていた。
おじいちゃんはダニエルに会うなり「なにかいいことあったかい?」とたずねる。
この問いかけがきっかけとなり、ダニエルは「なにかいいこと」を探しに公園をめぐることにした。
公園では、岩、ハゴロモガラス(鳥)、カモ、オタマジャクシ、ヘビなど、次々と生き物に出会い、ダニエルは「なにかいいことあった?」と同じ質問を繰り返す。
するとそれぞれが、カモの卵からヒナがかえったこと、オタマジャクシに足が生えてきたことなど、じぶんたちにとっての「いいこと」を答えてくれた。
さらにダニエルは、それらの発見をきっかけにして、じぶん自身のこともふりかえっていく。
今までできなかったことができるようになったこと、足が伸びて速く走れるようになったこと、体がひとまわり大きくなっていること……。
毎日の小さな変化に気づいたダニエルは、冒険を終えておじいちゃんのもとへ戻っていく。
『なにかいいことあった?』の読書感想文の書き方
ここからは『なにかいいことあった?』の読書感想文の書き方を分かりやすく解説していきます。
テンプレートや800字の例文も用意していますので、順番に読み進めるだけで感想文が仕上がりますよ。
これを書けばだいじょうぶ!3つのポイント
「どこから書いていいかわからない」という人も多いと思います。
『なにかいいことあった?』の感想文では、次の3つのポイントを押さえておけば大丈夫です。
- おじいちゃんの「なにかいいことあった?」という問いかけ
- ダニエルが公園で生き物たちと「いいこと」を探す場面
- ダニエルがじぶん自身の成長に気づく場面
この3つを柱にして書くと、感想文の流れがぐっとまとまります。
ではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
① おじいちゃんの「なにかいいことあった?」という問いかけ
物語の出発点となる、とても大切な場面です。
おじいちゃんがダニエルに「なにかいいことあったかい?」とたずねる一言が、ダニエルの冒険をスタートさせます。
感想文では「この問いかけを読んで、自分ならなんと答えるだろう」と考えながら書くと、物語の入り口がうまく伝わります。
② ダニエルが公園で生き物たちと「いいこと」を探す場面
ダニエルが岩・鳥・オタマジャクシ・ヘビなど、いろんな生き物に「なにかいいことあった?」と聞いていく場面です。
それぞれが「じぶんたちのいいこと」を答えてくれます。
つまり、「いいこと」は人(生き物)によってちがうんですよね。
「わたしにとっての”いいこと”はなんだろう」と自分の体験と結びつけて書くと、感想文が豊かになります。
③ ダニエルがじぶん自身の成長に気づく場面
生き物たちの「いいこと」を聞くうちに、ダニエルはじぶん自身のことにも目を向け始めます。
口笛が吹けるようになったこと、足が伸びて速く走れるようになったこと……。
「じぶんも成長していたんだ」という気づきの場面は、感想文の中心になります。
「わたしも最近こんなことができるようになった」という体験とつなげると、よくまとまりますよ。
こう書こう!らくらくテンプレート
以下のテンプレートの空欄を埋めるだけで、『なにかいいことあった?』の感想文が完成します。
ステップごとに進めていきましょう。
ステップ1:はじめに(本の紹介+自分の印象)
- わたしが『なにかいいことあった?』を読んで、いちばん心にのこったことは「________」です。
- この本を読む前は、「いいこと」と聞いて________だと思っていました。
ステップ2:おじいちゃんの問いかけ(ポイント①)
- 物語のはじめで、おじいちゃんがダニエルに「________?」とたずねます。
- この言葉を読んで、わたしは________と思いました。
- わたしなら「________」と答えると思います。
ステップ3:ダニエルの「いいこと探し」(ポイント②)
- ダニエルは公園で、________や________などに「なにかいいことあった?」とたずねます。
- それぞれが自分たちのいいことを答えてくれるのを読んで、わたしは________と感じました。
- 人によって「いいこと」がちがうと気づいて、________だと思いました。
ステップ4:ダニエルの成長への気づき(ポイント③)
- 物語が進むにつれて、ダニエルはじぶんの________に気づいていきます。
- わたしも、この場面を読んで________と感じました。
- わたしにも、最近________ができるようになったことがあります。
ステップ5:まとめ(これからどうしたいか)
- この本を読んで、「________」が大切だとわかりました。
- これからは、毎日の小さな________に目を向けていきたいです。
800字の例文
私は夏休みの読書感想文で、『なにかいいことあった?』という絵本を読んだ。
この本を読んで、毎日のちいさないいことに気づくことが大切だとわかった。
この本を読む前は、「いいこと」と聞くと、遠足があったとか、プレゼントをもらったとか、そういう大きなできごとのことだと思っていた。
物語のはじめで、おじいちゃんがダニエルに「なにかいいことあったかい?」とたずねる。
この言葉を読んだとき、私もすぐに「もし聞かれたらなんて答えるかな」と考えた。
ダニエルは「いいこと」を探しに公園を歩きまわることにした。
岩や鳥、オタマジャクシ、ヘビに「なにかいいことあった?」とたずねると、それぞれが自分のいいことを答えてくれる。
カモのたまごからヒナがかえったこと、オタマジャクシに足が生えてきたこと……。
これを読んで、私は「いいことって、みんなちがうんだな」と思った。
私にとってのいいことと、友だちにとってのいいことは、きっとちがうのだろう。
でも、どれもちゃんとした「いいこと」なんだ、とわかった。
物語が進むと、ダニエルはじぶん自身の成長にも気づいていく。
口笛がふけるようになったこと、足が伸びて速く走れるようになったこと。
私はこの場面がいちばん好きだ。
私にも、去年はできなかった逆上がりが、今年になってやっとできるようになったことがある。
そのことを、この本を読むまでわすれていた。
ダニエルが気づいたように、私も毎日すこしずつ成長していたのだとはじめて気づいた。
この本を読んで、「いいこと」は遠いところにあるのではなく、毎日のちいさなことの中にあると教えてもらった。
これからは、「なにかいいことあった?」と聞かれたとき、「たくさんあったよ」と答えられる自分になりたい。
タイトルの付け方例
読書感想文には、内容が伝わるタイトルが大切です。
『なにかいいことあった?』を読んだ感想文に使えそうなタイトルを15個考えてみました。自分に合ったものをえらんでみてください。
- なにかいいことあった?を読んで
- ダニエルといいことさがし
- 公園でみつけたいいこと
- おじいちゃんのひとことがすごかった
- ちいさないいことに気づいたよ
- いいことってなんだろう
- ダニエルみたいにさがしてみたい
- いいことはちかくにあった
- わたしもいいことみつけた
- 毎日ちょっとずつ大きくなってる
- なにかいいことあった?ってきいてみよう
- おじいちゃんとダニエルのおはなし
- へびもカモもいいことあったんだね
- いいことはたくさんあったよ
- わたしもダニエルみたいに気づきたい
『なにかいいことあった?』の作品情報(ページ数ジャンル)
『なにかいいことあった?』の基本的な作品情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | ミーシャ・アーチャー(作)/石津ちひろ(訳) |
| 出版年 | 2025年 |
| 出版社 | あすなろ書房 |
| 対象年齢 | 小学校低学年(1〜2年生)から |
| ジャンル | 絵本(家族・成長・日常の発見をえがく物語) |
| ページ数 | 32ページ |
| 定価 | 1,870円(税込) |
| ISBN | 978-4-7764-1147-5 |
| 受賞歴 | 第72回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(小学校低学年の部) |
主な登場人物
『なにかいいことあった?』に登場する主な人物・生き物を重要度の高い順にまとめました。
| 登場人物 | 紹介 |
|---|---|
| ダニエル | 本作の主人公の男の子。 生き物たちと「いいこと」を探す冒険に出かける。 |
| おじいちゃん | ダニエルの祖父。 なにかいいことあったかい?」と問いかけ、きっかけをつくる存在。 ダニエルとは肌の色がちがい、家族の多様性が自然に描かれている。 |
| 岩 | ダニエルが公園でいちばんはじめにたずねる存在。 じぶんにとっての「いいこと」を答えてくれる。 |
| 鳥(ハゴロモガラス) | ダニエルがたずねる生き物のひとつ。 じぶんなりの「いいこと」を話してくれる。 |
| カモ | ダニエルがたずねる生き物。 卵からヒナがかえったことを「いいこと」として伝える。 |
| オタマジャクシ | ダニエルがたずねる生き物。 足が生えてきたことが「いいこと」だと話す。 |
| ヘビ | ダニエルがたずねる生き物のひとつ。 じぶんにとっての「いいこと」を教えてくれる。 |
第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(2026年度)の小学校低学年の部
この本は第72回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。
小学校低学年の部の課題図書の一覧と、それぞれの読書感想文の書き方とあらすじの紹介ページがこちらです。
| タイトル | 作者・訳者など | 出版社 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 『まこちゃんとコトバロボ』 | 村上しいこ 作 たんじあきこ 絵 |
佼成出版社 | 1,540円 |
| 『なにかいいことあった?』 | ミーシャ・アーチャー 作 石津ちひろ 訳 |
BL出版 | 1,870円 |
| 『ララのまほうのことば』 | グレーシー・ジャン さく やのあやこ やく |
工学図書 | 1,980円 |
| 『たねはいのちのおわりとはじまり』 | 鈴木 純 著 | ブロンズ新社 | 1,540円 |

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