『ビルマの竪琴』の読書感想文|あらすじの書き方と例文集

『ビルマの竪琴』の読書感想文 感想

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ビルマの竪琴』の読書感想文、どう書けばいいのか悩んでいませんか。

竹山道雄が1952年に発表したこの作品は、戦争の悲惨さと平和の尊さを静かに描いた児童文学の名作です。

物語の中心にいるのは、竪琴の名手として知られる元日本兵・水島上等兵。

戦友たちとはぐれ、僧侶となってビルマの地にとどまるという彼の選択は、読む人の心に深く残ります。

正直に言うと、私も初めてこの作品を読んだときは、その静かな展開に驚かされました。

この記事では、『ビルマの竪琴』の読書感想文の書き方・例文・題名・書き出しのコツまで、丁寧にまとめました。

コピペではなく、あくまでテンプレートとして活用してほしいのですが、中学生・高校生の皆さんが小説と向き合い、自分の言葉で感想文を仕上げるための土台になれば嬉しいです。

『ビルマの竪琴』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

『ビルマの竪琴』の読書感想文を書くとき、最初につまずきやすいのが「あらすじ」の部分ではないでしょうか。

詳しく書きすぎると、感想文ではなく単なるあらすじ紹介になってしまいます。

とはいえ、あらすじが全くないと、読み手には何の話か伝わりません。

ここでは、感想文の本文にそのまま組み込みやすい、200字前後のあらすじを3パターン用意しました。

自分の書きたい感想の方向性に合わせて、好きな型を選んでみてください。

タイプ①:作品紹介から入る型

『ビルマの竪琴』は、戦争が終わりを迎えたビルマを舞台にした物語だ。竪琴の名手として知られる水島上等兵は、隊を離れ、亡くなった日本兵の霊を弔うために僧侶となる道を選ぶ。戦争の悲惨さを背景にしながらも、命の尊さや人としての生き方を静かに問いかける作品だ。音楽を通じて敵味方の心が通い合う場面もあり、争いを超えた人間の絆が丁寧に描かれている。

タイプ②:テーマ中心にまとめる型

この作品が描いているのは、単なる戦争の記録ではない。戦争によって失われた命と向き合う中で、生き残った者はどう生きるべきかという重いテーマだ。主人公・水島の選択を通して、平和の意味や人間としての責任が問われていく。派手な事件は少ないが、読み進めるほどに心へじわりと響いてくる物語だ。

タイプ③:自分の視点を交えた型

私は戦争を経験したことがない世代だ。だからこそ、『ビルマの竪琴』に描かれる水島の姿を通して、命の重さを想像することしかできない。戦争が終わったあとも消えない悲しみと、それでも前を向こうとする人々の姿。この作品は、今を生きる私たちにも、平和について考えるきっかけを与えてくれる一冊だ。

『ビルマの竪琴』の読書感想文の書き方

『ビルマの竪琴』の読書感想文をスムーズに書くには、あらかじめ意識しておきたい重要なポイントが3つあります。

この3つさえ押さえておけば、あとは穴埋め式のテンプレートに沿って書き進めるだけ。

難しく考えすぎず、まずは自分の心が動いた瞬間を思い出すところから始めてみましょう。

絶対に書くべき「心に残る」3つのポイント

『ビルマの竪琴』の読書感想文で必ず触れておきたいポイントは、大きく3つあります。

  1. 命の尊さと戦争の悲惨さ
  2. 平和とは何かという問い
  3. 人としてどう生きるか・思いやりの心

この3つは、それぞれ独立したテーマのようでいて、実は水島という一人の人物の中でつながっています。

読みながら、それぞれの場面で「自分はどう感じたか」を短くメモしておくのがおすすめです。

ノートの端に、一言二言でいいので書き留めておく。

「驚いた」「悲しかった」「自分ならどうするか迷った」など、感情を表す言葉だけでも十分役に立ちます。

なぜこのメモが重要かというと、読書感想文で評価されるのは、ストーリーを正確に説明する力ではなく、作品と自分の心がどう響き合ったかを言葉にする力だから。

あらすじだけの文章になってしまう人の多くは、この「感じたこと」のメモを取らずに書き始めてしまっています。

①命の尊さと戦争の悲惨さ

物語の中で、戦争によって多くの命が失われたことが描かれる場面があります。

この作品の大きな軸になっているテーマ。

この場面を読んだとき、あなたは何を感じましたか。

「怖い」でも「悲しい」でも構いません。

命が失われるということの重さを、自分の言葉でメモしておきましょう。

今、自分が当たり前に生きていることのありがたさに気づく人も多いはずです。

②平和とは何かという問い

この作品は、戦争が終わればすぐに平和が訪れるという単純な話にはなっていません。

水島の姿を通して、「平和とは何か」という問いが静かに投げかけられます。

あなたにとっての平和とは、どんな状態でしょうか。

争いがないことなのか、それとも安心して笑顔で暮らせることなのか。

正解は一つではないので、自分なりの答えを探ってみてください。

③人としてどう生きるか・思いやりの心

水島は、自分の利益よりも他人のために行動しようとする人物として描かれています。

その生き方に、迷いながらも心を動かされた人は多いのではないでしょうか。

正しい道を選ぶことは、簡単なようで実は難しいもの。

自分だったらどう行動するか、少し想像してみると感想が書きやすくなります。

結末については、ここでは詳しく触れません。

ぜひ自分の目で確かめて、水島の選択をどう受け止めるか、じっくり考えてみてくださいね。

穴埋め式テンプレート

ここからは、先ほどの3つのポイントを自然に盛り込める、穴埋め式のテンプレートを紹介します。

空欄に自分の言葉を入れていくだけで、感想文の骨組みが完成する仕組みです。

ステップ1:本を選んだ理由・第一印象

私は『ビルマの竪琴』を読みました。この作品を選んだ理由は、(  )だったからです。

読む前は、(  )という話だと思っていました。しかし読み終えると、(  )ということを一番強く感じました。

ステップ2:あらすじの紹介

『ビルマの竪琴』は、戦争が終わったビルマを舞台に、主人公・水島が戦争で亡くなった人々と向き合いながら、命の尊さや平和について考え、自分の生き方を見つけていく物語です。

私は、(  )というテーマが特に印象に残りました。

ステップ3:命の尊さについて書く

私が最も心を動かされたのは、(  )という場面でした。

命は、(  )ものなのだと感じました。自分は、(  )ということを改めて考えました。

ステップ4:平和について書く

私は、(  )という場面から、平和とは(  )ことなのだと思いました。

今の生活でも、(  )ということを大切にしたいです。

ステップ5:生き方・思いやりについて書く

私は、(  )という水島の姿に感動しました。

この作品を読んで、人を思いやることや(  )ことが大切なのだと思いました。これから私は、(  )ような人になりたいです。

ステップ6:まとめ

私は『ビルマの竪琴』を読んで、(  )ということを学びました。

これからは、(  )という気持ちを忘れずに生活したいです。この作品は、戦争を描いた物語であると同時に、命や平和、人としての生き方について深く考えさせてくれる作品だと思いました。

『ビルマの竪琴』の読書感想文の例文

ここからは、『ビルマの竪琴』の実際の読書感想文の例文を紹介します。

中学生向け(約1,200字)と高校生向け(約2,000字)を、それぞれの学年に合った文字数でまとめました。

そのままコピペするのではなく、自分自身の経験や考えを加えて、オリジナルの感想文に書き直してみてくださいね。

1200字の中学生向け

【題名】平和は当たり前ではない

私は『ビルマの竪琴』を読んだ。この作品を選んだ理由は、読書感想文の課題で戦争をテーマにした本を探していたからだ。

読む前は、ただの戦争の物語だと思っていた。しかし読み終えると、命の重さや人としての生き方について、深く考えさせられる作品だった。

物語は、戦争が終わったビルマを舞台にしている。主人公の水島が、戦争で亡くなった人々と向き合いながら、命の尊さや平和について考え、自分の生き方を見つけていく物語だ。

私は、水島が自分だけの幸せを求めず、亡くなった人々のことを思い続ける姿に強く心を動かされた。

まず心に残ったのは、命の尊さと戦争の悲惨さについてだ。物語の中で、戦争によって多くの命が失われたことが描かれている。

私はその場面を読んで、命は一度失うと二度と戻らないという当たり前のことを、改めて実感した。

ただ、これほど重く感じるとは思わなかったので、少し驚いた。今、自分が当たり前に生きていることが、実はとても幸せなことなのだと気づかされた。

次に印象に残ったのは、平和とは何かという問いだ。この作品は、戦争が終わればすぐに平和になるわけではないことを教えてくれる。

私は、平和とは争いがない状態というだけでなく、人が安心して笑顔で暮らせることなのだと思った。

とはいえ、自分にとっての平和とは何かを考えると、答えはすぐには見つからず、少し迷ってしまった。それでも、身近な人を大切にすることが、平和への第一歩なのだと感じた。

ニュースで世界のどこかで争いが続いていることを知る機会がある。今までは、遠い国の出来事として、あまり深く考えたことがなかった。

しかし『ビルマの竪琴』を読んでからは、そのニュースの向こうにも、水島のような気持ちを抱えた人がいるのかもしれないと思うようになった。

平和とは、誰かが自然に守ってくれるものではなく、一人一人が意識して大切にするものなのだと感じている。

最後に心に残ったのは、人としてどう生きるかという点だ。水島は、自分の利益よりも他人のために行動しようとする。

そのような生き方を選ぶことは簡単ではないと思う。でも一方で、誰かのために行動できる人こそ、本当に強い人なのではないかとも感じた。

私は戦争を経験したことがない。毎日学校へ行き、友達と話し、家族と過ごす生活を、当たり前だと思っていた。

しかし、この作品を読んで、その当たり前の日常は、多くの犠牲の上に成り立っているのだと気づいた。

『ビルマの竪琴』は、戦争の悲しさだけでなく、人を思いやることや命の尊さを教えてくれる作品だった。この本を読み終えたとき、私は少しだけ、自分の考え方が変わったように感じた。

私はこれからも、平和な毎日に感謝しながら、周りの人を大切にできる人になりたい。友達とけんかをしたときも、自分の気持ちだけを優先するのではなく、相手の考えにも耳を傾けたい。

小さな積み重ねが、いつか大きな平和につながっていくのだと、私は信じている。

2000字の高校生向け

【題名】命を見つめることが平和への第一歩

私は『ビルマの竪琴』を読み終えたあと、しばらく本を閉じたまま、何も言えずにいた。戦争を扱った作品はこれまでにも読んだことがあったが、これほど静かに、それでいて深く心に残る物語は初めてだったからだ。

ページを閉じたあとの静けさまでもが、この本の一部であるように感じられた。

物語は、戦争が終わったビルマを舞台にしている。主人公の水島が、戦争で亡くなった人々と向き合いながら、命の尊さや平和について考え、自分の生き方を見つけていく物語だ。

私はこの本を、戦争についてもっと知りたいという軽い気持ちで手に取った。読み始める前は、正直なところ、少し重たそうな話だと身構えていた。しかし読み進めるうちに、その予想は良い意味で裏切られることになった。

まず一番心に残ったのは、命の尊さと戦争の悲惨さについてだ。物語の中で、戦争によって多くの命が失われたことが描かれている場面がある。

私はそこを読んで、命は一度失われると二度と戻らないという、当たり前のはずのことを、これほど重く実感したことはなかった。

正直、この場面には胸をつかれるような驚きがあった。今、自分がこうして本を読んでいられること自体が、決して当たり前ではないのだと気づかされた瞬間だった。

次に印象に残ったのは、平和とは何かという問いだ。この作品は、戦争が終わればすぐに平和になるというような、単純な話では終わらない。

私は、平和とは争いがない状態というだけでなく、一人一人が安心して自分の人生を歩めることなのだと思うようになった。

とはいえ、では自分にとっての平和とは具体的に何なのかと考えると、答えはすぐには出てこなくて、しばらく迷ってしまった。

私は普段、ニュースで世界のどこかの紛争を目にすることがある。今までは、正直なところ、どこか遠い出来事のように感じていた。

しかし『ビルマの竪琴』を読んでからは、そのニュースの向こう側にも、水島のような気持ちを抱えた人が実際にいるのかもしれないと思うようになった。

平和は、誰かが黙っていても守ってくれるものではなく、一人一人が意識して大切にしていくものなのだと、今は考えている。学校の授業で平和学習に触れる機会もあったが、あのときよりも今の方が、ずっと自分の実感として受け止められている気がする。

そして最後に心に残ったのは、人としてどう生きるかという点だ。水島は、自分の利益だけを考えるのではなく、他人のために行動しようとする。

周りに流されず、自分が正しいと信じる道を選ぶことは、決して簡単なことではないと思う。でも一方で、そういう生き方を選べる人こそ、本当の意味で強いのではないかとも感じた。私にはまだ、そこまでの覚悟を持てる自信はない。

この本を読んでいる途中、私は祖父母から聞いたことのある戦争の話をふと思い出した。子どものころは、正直、あまり真剣に聞いていなかったように思う。

しかし『ビルマの竪琴』を読んでから、あのとき祖母が語っていた言葉の重みに、あらためて気づかされた。もっとちゃんと話を聞いておけばよかったと、少し後悔する気持ちも湧いてきた。

物語の中の出来事は遠い過去のことのようでいて、実は自分の家族の記憶ともつながっているのだと思うと、不思議な感覚があった。

私自身、学校生活の中で、意見の違う友人と接する場面がある。そのようなとき、自分の考えだけを押し通そうとすると、どうしても対立が生まれてしまう。

しかし、相手の立場を想像しようと努力すれば、争いを避けられることもあるはずだ。世界の平和という大きな話も、結局は身近な人への思いやりの積み重ねから始まるのかもしれないと、この作品を読んで感じるようになった。

『ビルマの竪琴』は、戦争文学でありながら、人間の優しさや希望も同時に描いている作品だと思う。私はこの本を通して、命を大切にすることや、他人を思いやることは、特別な誰かだけの役割ではなく、私たち一人一人にできることなのだと学んだ。

読み終えたあとも、この物語の余韻はしばらく私の中に残り続けた。派手な展開があるわけではないのに、なぜこれほど心に残るのだろうと、自分でも少し不思議に思うくらいだった。

ただ、その理由を考えてみると、この作品が扱っているのが、特別な誰かの物語ではなく、命や平和といった、誰にとっても関わりのあるテーマだからなのだと思う。

これから先も、平和な毎日を当たり前のものだと思わず、歴史から学びながら、自分にできる小さな思いやりを積み重ねていきたい。友人との関係も、家族との関係も、大きな視点で見れば、平和という言葉とどこかでつながっているのかもしれない。

そして水島が命と真剣に向き合ったように、私も自分の周りにいる人の存在を大切にできる人間でありたいと、今は強くそう思っている。この一冊との出会いを、これからの自分の生き方に、少しずつ生かしていきたい。

書き出し例×5

①本を選んだ理由から始める

私は戦争についてもっと知りたいと思い、『ビルマの竪琴』を読んだ。読み始める前は戦争の物語という印象しかなかったが、読み終えた今は、人としてどう生きるべきかを考えさせられる作品だったと感じている。

普段あまり手に取らないジャンルだったので、少し身構えていた部分もあった。しかし読み進めるうちに、その心配は良い意味で外れていった。

②自分の経験と結び付ける

私は毎日、家族と食事をし、学校へ通い、友達と笑い合っている。そんな当たり前の日常がどれほど幸せなことなのか、『ビルマの竪琴』を読んで初めて深く考えるようになった。

戦争を経験したことのない自分にとって、この作品はどこか遠い話のように感じられるかもしれないと、読む前は思っていた。しかし実際は違った。

③疑問から始める

「平和とは何だろう。」『ビルマの竪琴』を読み終えたあと、私はこの問いについて何度も考えた。

この作品は、戦争の悲惨さだけでなく、平和の意味についても教えてくれる物語だった。答えはすぐには見つからなかったが、考え続けること自体に意味があるのだと思うようになった。

④印象に残ったことから始める

『ビルマの竪琴』を読んで一番印象に残ったのは、主人公・水島が命を失った人々と真剣に向き合う姿だった。

その姿を見て、命の重さについて改めて考えさせられた。正直、これほど静かな場面にここまで心を揺さぶられるとは思っていなかった。

⑤学んだことから始める

私は『ビルマの竪琴』を読んで、「命は決して当たり前ではない」ということを強く感じた。

戦争を経験していない私たちだからこそ、この作品から学ぶべきことがたくさんあると思った。読み終えた今も、その気持ちは色あせていない。

題名の例×5

No. 題名の例
1 平和は当たり前ではない
2 命の重さを考える
3 水島が教えてくれたこと
4 戦争の先に見えた希望
5 未来へ伝えたい平和の心

題名は、本のタイトルをそのまま使うだけでなく、自分が最も印象に残ったテーマや学びを表す言葉を入れると、ぐっと印象的になります。

「平和」「命」「戦争」「希望」「思いやり」といったキーワードを取り入れてみるのも良いでしょう。

振り返り

ここまで、『ビルマの竪琴』の読書感想文の書き方について、あらすじの型から例文、書き出し、題名まで一通り紹介してきました。

正直なところ、戦争を題材にした作品の感想文は難しく感じる人が多いはず。

でも一方で、この作品が問いかけているのは、命の尊さや平和の大切さといった、誰にとっても身近なテーマでもあります。

あらすじに頼りすぎず、自分が「どう感じたか」を大切に書けば、それだけで説得力のある一本になりますよ。

今回紹介したテンプレートや例文は、あくまで土台。

あなた自身の経験や気持ちを重ねていけば、きっとあなたにしか書けない、心のこもった読書感想文が仕上がるはずです。

ぜひ自信を持って、原稿用紙に向き合ってみてくださいね。

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