『今夜、世界からこの恋が消えても』あらすじを簡潔&簡単に

『今夜、世界からこの恋が消えても』のあらすじ あらすじ

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『今夜、世界からこの恋が消えても』のあらすじについて、簡単に短く、そして詳しく解説していきますね。

この本は一条岬さんによる切ない青春恋愛小説で、2019年に第26回電撃小説大賞を受賞した話題作。

記憶を失う病気を患った女子高生と、彼女を支える男子高生の儚い恋愛を描いた作品です。

私は年間100冊以上の本を読む私が、簡潔なあらすじから詳しい内容まで、ネタバレなしで丁寧に紹介していきますよ。

当記事では小説(本)のあらすじを結末を明かさない「ネタバレなし」で掲載しています(映画のあらすじは扱っていません)。

一条岬の小説『今夜、世界からこの恋が消えても』の簡潔なあらすじ

いじめ阻止のため、高校生の神谷透はクラスメイト・日野真織に嘘の告白をする。真織は条件付きで受け入れるが、次第に二人は本当に惹かれ合う。透が本心を打ち明けようとした時、真織は前向性健忘症を告白。毎日記憶がリセットされる彼女のために、透は彼女の日記を明るい思い出で満たそうと献身的に寄り添っていく。

一条岬の小説『今夜、世界からこの恋が消えても』のあらすじを簡単に

高校生の神谷透は、友人を助けるため罰ゲームのような形で日野真織に嘘の告白をする。真織は「お互い本気で好きにならないこと」など3つの条件をつけてその告白を受け入れた。やがて2人は一緒に過ごすうちに惹かれ合っていくが、真織は夜眠るとその日一日の記憶が失われる「前向性健忘」を患っていることを透に打ち明ける。真織は毎日、日記に記憶を書き留めながら生活しており、透はそんな彼女を献身的に支え始めるのだった。

一条岬の本『今夜、世界からこの恋が消えても』のあらすじを詳しく(ネタバレなし)

高校生の神谷透は、クラスメイトの下川がいじめのターゲットにされているのを見かねて止めようとした。いじめの主犯格は「今日中に一組の日野真織に告白してくれば止めてやる」と言い出し、透は友人を救うため真織に嘘の告白をしてしまう。真織は「放課後まで話しかけない」「連絡のやり取りは簡潔にする」「本気で好きにならない」という3つのルールを条件に、その告白を受け入れた。

ふたりは付き合い始め、一緒に過ごす時間をとても幸せに感じるようになる。透は恋を嘘にできなくなり、真織に「好きになってもいいかな」と尋ねるが、真織は迷いながらも「前向性健忘っていってね。夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」と自分の病気を打ち明ける。新しい記憶が蓄積できず、寝ると毎日記憶がリセットされる真織は、手帳や日記にその日の出来事を書き留め、翌朝復習することで記憶をつなぎとめていた。透は、そんな彼女の日記を楽しいことで埋めたい、前向きに生きられるようにと献身的に向き合っていく。

『今夜、世界からこの恋が消えても』のあらすじを理解するための用語解説

『今夜、世界からこの恋が消えても』の物語を深く理解するために、重要な用語を解説していきますね。

用語 説明
前向性健忘 眠るとその日一日の記憶を
すべて失ってしまう記憶障害のこと。
ヒロインの真織がこの病気を患っており、
毎晩眠るたびに記憶がリセットされる。
日記 真織が毎日の出来事を記憶するための大切なツール。
翌朝これを読み返して記憶を補っている。
手続き記憶 体で覚えた動作や技能の記憶で、
自転車の乗り方や絵を描くことなど。
病気によって出来事の記憶は失っても、
体で覚えたことは残る。
3つの条件 ・「放課後まで話しかけない」
・「連絡は簡潔」
・「本気で好きにならない」
という約束。
記憶障害ゆえの恋愛の困難さや切なさを象徴している。

これらの用語を理解しておくと、『今夜、世界からこの恋が消えても』の物語がより深く味わえるでしょう。

『今夜、世界からこの恋が消えても』を読んだ感想

『今夜、世界からこの恋が消えても』という小説の最大の魅力は、なんといっても「記憶を失う」という設定の切なさですね。

真織が毎晩眠るたびに記憶をリセットされてしまう前向性健忘という病気は、読んでいるだけで胸が締め付けられる思いでした。

でも、だからこそ透と真織の恋がこんなにも美しく見えるんでしょう。

透の献身的な愛情が本当に素晴らしかった!

毎日毎日、真織の日記を楽しいことで埋めようとする透の優しさには、私の涙腺は何度が緩んだことか……。

特に印象的だったのは、透が真織のために一生懸命考えて行動する場面の数々。

この本を読んでいると、普段当たり前だと思っている記憶や日常がいかに大切かを痛感させられますね。

私たちは記憶があるからこそ、昨日の続きとして今日を生きることができる。

でも真織にとっては、毎日が新しい始まりなわけです。

そんな彼女が日記という形で記憶をつなぎとめようとする姿は、本当に健気で胸を打ちました。

また、この小説の文章がとても読みやすいのも良かったポイント。

一条岬さんの文体は、高校生の心情を丁寧に描写していて、読んでいて自然に感情移入できるんです。

登場人物たちも魅力的でした。透の純粋さ、真織の前向きな強さ、そして親友の泉の優しさなど、どの人物も愛おしく感じられます。

ただ、正直に言うと、物語の展開がやや予想できてしまう部分も……。

青春恋愛小説の定番パターンが多く、「ああ、こういう流れになるのかな」と思ってしまうシーンがちらほら。

とはいえ、それを補って余りある感動がこの作品にはあります。

『今夜、世界からこの恋が消えても』を読んで、私は改めて「今この瞬間を大切にしよう」と思えるようになりました。

記憶があることの幸せ、誰かと過ごす時間の尊さ、そして愛することの美しさ。

この小説は、そんな当たり前だけど忘れがちな大切なことを思い出させてくれる一冊でした。

読書感想文を書く学生さんには、ぜひ「記憶」と「愛」というテーマに注目して読んでもらいたいですね。

きっと心に響く何かが見つかるはずです。

※『今夜、世界からこの恋が消えても』の読書感想文の書き方と例文はこちらで解説しています。

『今夜、世界からこの恋が消えても』読書感想文の書き方と例文
『今夜、世界からこの恋が消えても』の読書感想文の書き方を解説。中学生・高校生向けの例文、テンプレート、題名の付け方から書き出しのコツまで、コピペではない自分らしい感想文作成をサポートします。

『今夜、世界からこの恋が消えても』の作品情報

『今夜、世界からこの恋が消えても』の基本的な作品情報をまとめて紹介しますね。

項目 詳細
作者 一条岬
出版年 2020年2月22日
出版社 KADOKAWA(メディアワークス文庫
受賞歴 第26回電撃小説大賞(メディアワークス文庫賞)受賞
ジャンル 恋愛・青春小説
主な舞台 現代日本の高校
時代背景 現代
主なテーマ 記憶、愛、日常の大切さ
物語の特徴 前向性健忘という記憶障害を扱った切ない恋愛物語
対象年齢 中高生から大人まで幅広い年齢層
青空文庫収録 未収録(2025年8月時点)

お隣の韓国でも韓国語版が20万部を超える翻訳小説としては大ヒットとなり、さらに映画版もヒットしたとか。

『今夜、世界からこの恋が消えても』の登場人物と簡単な説明

『今夜、世界からこの恋が消えても』に登場する主要人物を重要度順に紹介していきます。

人物名 紹介
神谷透 主人公の高校生男子。
公営団地で父親と二人暮らし。
嘘の告白から始まった恋だったが、
真織をとても大切に思っている。
日野真織 透の恋人で特進クラスの女子高生。
前向性健忘を患っており、
眠ると記憶がリセットされる。
透のことを「私の彼氏くん」と呼ぶ。
綿矢泉 真織の親友の女子高生。
美人だが気難しそうに見られがち。
透のことを信頼しており、
よく3人で行動している。
下川 透の前の席の男子生徒。
とても優しい性格で、
いじめのターゲットになっていた。
透と友人になるが中国への転校が決まっている。
神谷早苗 透の姉で作家。
ペンネームは西川景子。
クールな美人で芥河賞を受賞している。
透たちの父 小説家を目指していたが諦めた。
現在は自動車工場で勤務。
家事は早苗や透に任せきりにしている。

これらの登場人物が織りなす人間関係が、『今夜、世界からこの恋が消えても』の物語を豊かにしています。

『今夜、世界からこの恋が消えても』の読了時間の目安

『今夜、世界からこの恋が消えても』の読了時間について、具体的な目安を紹介しますね。

項目 詳細
ページ数 320ページ
推定文字数 約192,000文字
読了時間 約6時間24分
1日30分読書の場合 約13日
1日1時間読書の場合 約7日
読みやすさ 高校生レベルで読みやすい文体

『今夜、世界からこの恋が消えても』は文章が読みやすく、ストーリーも引き込まれる内容なので、実際の読了時間はもっと短くなるかもしれません。

一気に読んでしまう人も多い作品ですよ。

『今夜、世界からこの恋が消えても』はどんな人向けの小説か?

『今夜、世界からこの恋が消えても』がどんな人におすすめなのか、私なりの見解をお伝えしていきます。

特におすすめしたいのは以下のような人たちです。

  • 青春恋愛小説や切ない恋愛ストーリーが好きな人:純粋で儚い恋愛模様に心を打たれること間違いなし
  • 感動系の物語を求めている人:涙なしには読めない感動的なシーンが多く、心に深く響く
  • 日常の大切さを再確認したい人:記憶を失う設定を通じて、当たり前の毎日がいかに貴重かを実感できる

逆に、ハラハラドキドキするサスペンスや冒険小説を期待している人には少し物足りないかもしれません。

『今夜、世界からこの恋が消えても』は静かで繊細な感情を大切にした作品なので、そういった雰囲気が苦手な人は注意が必要ですね。

でも、恋愛小説初心者の方にもとても読みやすい作品だと思います。

 あの本が好きなら『今夜、世界からこの恋が消えても』も好きかも?似ている小説3選

『今夜、世界からこの恋が消えても』と似たテイストの小説を3つ紹介していきます。

この作品が気に入った方なら、きっと以下の小説も楽しめるはずですよ。

『言の葉の庭』新海誠

高校生の孤独と儚い恋を描いた美しい恋愛小説(同名映画のノベライズ版)。

雨の描写と繊細な心理描写が特徴的で、『今夜、世界からこの恋が消えても』と同じく切なく感動的なラブストーリーです。

登場人物の内面の描写が丁寧で、読後に深い余韻が残る点がとても似ています。

『黄色い目の魚』佐藤多佳子

高校生の男女の揺れる心情と友情・恋愛の曖昧な境界を丁寧に描いた青春小説。

真摯な感情表現と繊細な恋愛模様が『今夜、世界からこの恋が消えても』と共通しています。

青春期の複雑な感情を上手に表現している点で、読者層も重なるでしょう。

『八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。』天沢夏月

亡くなった恋人への思いを残す交換日記をテーマにした切ない恋愛小説。

儚さや記憶と感情の繋がりを扱う点で『今夜、世界からこの恋が消えても』と非常に似ています。

涙を誘う青春ラブストーリーとして、同じような感動を味わえる作品です。

振り返り

『今夜、世界からこの恋が消えても』のあらすじから感想まで、簡単で詳しい解説をお届けしました。

この小説は前向性健忘という記憶障害を患ったヒロインと、彼女を支える男子高生の切ない恋愛を描いた感動作。

日常の大切さや記憶の尊さ、そして純粋な愛の美しさを教えてくれる素晴らしい本でした。

きっと心に残る読書体験になるはずですよ。

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