『エルマーと16ぴきのりゅう』読書感想文の書き方と例文

『エルマーと16ぴきのりゅう』の読書感想文 感想

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小学生の皆さんに『エルマーと16ぴきのりゅう』の読書感想文の書き方と例文をご紹介します。

この作品は、ルース・スタイルス・ガネットさんによる『エルマーのぼうけん』シリーズの完結編で、勇敢な9歳の少年エルマーが竜の家族を救うために大冒険を繰り広げる感動的な幼年童話です。

1965年の出版以来、長年にわたって子どもたちに愛され続けているロングセラー作品ですね。

年間100冊以上の本を読む私が、この素晴らしい作品の読書感想文を書くコツを分かりやすく解説していきます。

書き方から具体的な例文まで、そして題名の付け方や書き出しのテンプレート、さらにはコピペではない自分らしい感想文を書くためのポイントまで、小学生の皆さんに役立つ情報を盛りだくさんでお届けしますよ。

『エルマーと16ぴきのりゅう』の読書感想文に書くべき3つのポイント

『エルマーと16ぴきのりゅう』の読書感想文を書く時に必ず含めるべき重要なポイントを3つご紹介します。

この作品を読みながら、次の3つの要素について「どう感じたか」をメモしておくと、後で感想文を書く時にとても役立ちますよ。

  • エルマーの優しさと成長
  • 友情や思いやりの大切さ
  • 家族の絆と大切さ

これらのポイントを意識して物語を読み進めると、きっと心に響く場面がたくさん見つかるはずです。

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

エルマーの優しさと成長

主人公のエルマーは、困っている竜のボリスを助けるために、自分の安全を顧みずに行動します。

物語の中でエルマーは、竜の家族が人間たちに捕まってしまったことを知ると、すぐに助けに向かう決意を固めますね。

この時のエルマーの気持ちを想像してみてください。

きっと怖い気持ちもあったでしょうが、友達を見捨てることはできなかったのでしょう。

また、エルマーは知恵を使って竜たちを救出する作戦を立てます。

運動会用のピストルを使ったり、人間たちの会話で聞いた名前を利用したり、とても頭の良い作戦でしたね。

読書感想文では、エルマーのこのような優しさや賢さについて、自分がどう感じたかを書いてみましょう。

「私もエルマーのように困っている人を助けたい」「エルマーの勇気がすごいと思った」といった感想を、具体的なエピソードと一緒に書くと良い感想文になりますよ。

さらに、エルマーが冒険を通じて成長している様子にも注目してください。

最初は少し不安そうだったエルマーが、だんだん自信を持って行動するようになる過程は、読んでいてとても感動的です。

友情や思いやりの大切さ

『エルマーと16ぴきのりゅう』では、人間と竜という全く違う生き物同士の友情が描かれています。

エルマーとボリスの間には、種族を超えた深い絆がありますね。

ボリスがエルマーに助けを求めに来た時、エルマーは迷うことなく手を差し伸べました。

これは、相手が人間でも竜でも関係なく、困っている友達を助けたいという純粋な思いやりの心があったからです。

また、猫もエルマーとボリスの作戦会議に参加して、竜たちを助けるために協力しましたね。

この場面からは、みんなで力を合わせることの大切さも学べます。

読書感想文では、この友情について自分の体験と結び付けて書いてみると良いでしょう。

「私も友達が困っている時は助けたい」「エルマーとボリスのような友達がほしい」といった感想を書けば、読む人の心に響く感想文になります。

さらに、思いやりの心がどれほど大切かということも、この物語から学べる重要なポイントです。

相手の立場に立って考え、行動することの素晴らしさについて、自分の言葉で表現してみてくださいね。

家族の絆と大切さ

物語に登場する竜の家族は、とても仲良しで結び付きの強い家族です。

ボリスの両親と13匹の兄弟姉妹たちは、みんなで「そらいろこうげん」で幸せに暮らしていました。

しかし、人間たちに捕まってしまった時も、家族全員が一緒に困難に立ち向かいます。

この時の竜の家族の様子を見て、皆さんはどんなことを感じましたか?

「家族みんなで支え合うことの大切さ」「家族がいるから頑張れること」など、いろいろな感想があると思います。

また、エルマーも家族のことを大切に思っています。

物語の最後で、エルマーが竜のことを誰にも話さないと約束するのも、家族に心配をかけたくないという気持ちがあったからかもしれませんね。

読書感想文では、この家族の絆について、自分の家族とのエピソードを交えて書くと、とても良い感想文になります。

「私も家族を大切にしたい」「家族がいてくれて良かった」といった気持ちを、素直に表現してみてください。

家族の温かさや、一緒にいることの幸せについて考えながら読むと、物語がより深く理解できるはずです。

※『エルマーと16ぴきのりゅう』のあらすじはこちらでご紹介しています。

『エルマーと16ぴきのりゅう』あらすじと内容&私の感想
『エルマーと16ぴきのりゅう』のあらすじを簡単に短く詳しく解説。ネタバレなしでストーリーの内容や登場人物、感想まで網羅的に紹介します。

『エルマーと16ぴきのりゅう』の読書感想文のテンプレート

ここでは、『エルマーと16ぴきのりゅう』の読書感想文を簡単に書けるテンプレートをご紹介します。

このテンプレートに沿って空欄を埋めていけば、立派な読書感想文が完成しますよ。

ステップ1:書き出しと作品紹介

まずは感想文の導入部分を書きましょう。

私は『エルマーと16ぴきのりゅう』を読んで、(      )ということを強く感じました。

この物語は、(      )歳の少年エルマーが、(      )のために(      )するお話です。

最も印象に残ったのは、(      )の場面でした。

空欄には、あなたが感じたことや印象深いエピソードを入れてくださいね。

ステップ2:エルマーの優しさについて

エルマーの人柄について書く部分です。

エルマーの(      )な性格にとても心を打たれました。

特に、(      )の場面では、(      )だと思いました。

私がエルマーの立場だったら、(      )だったかもしれません。

でも、エルマーは(      )したので、とても勇敢で優しい人だと感じました。

エルマーの行動で感動した部分や、自分との違いを考えて書いてみましょう。

ステップ3:友情や思いやりについて

友情の大切さについて感じたことを書く部分です。

また、エルマーと竜のボリスの友情にも深く感動しました。

(      )という場面で、(      )だと思いました。

私にも(      )という友達がいて、(      )な時がありました。

エルマーとボリスのように、(      )ことが友情では大切だと学びました。

自分の友達との体験も交えて書くと、より説得力のある感想文になります。

ステップ4:家族の絆について

家族の大切さについて感じたことを書く部分です。

竜の家族が(      )している様子を見て、家族の絆の大切さを改めて感じました。

特に、(      )の場面では、(      )だと思いました。

私の家族も(      )で、いつも(      )してくれます。

この物語を読んで、(      )ことの大切さを学びました。

あなたの家族との思い出や感謝の気持ちを込めて書いてみてくださいね。

ステップ5:まとめと決意

感想文の締めくくりの部分です。

『エルマーと16ぴきのりゅう』を読んで、(      )ということを学びました。

これからは、(      )ような人になりたいと思います。

また、(      )を大切にし、(      )していきたいです。

この本に出会えて、本当に良かったと思います。

物語から学んだことと、これからの目標を書いて感想文を締めくくりましょう。

『エルマーと16ぴきのりゅう』の読書感想文の例文(800字の小学生向け)

【題名】エルマーから学んだ友情と勇気

私は『エルマーと16ぴきのりゅう』を読んで、友情の素晴らしさと勇気を持つことの大切さを強く感じた。

この物語は、9歳の少年エルマーが竜のボリスとその家族を助けるために危険な冒険に出るお話だ。

最も印象に残ったのは、エルマーがボリスから家族の危機を聞いて、すぐに助けに行くことを決めた場面だった。普通なら怖くて逃げ出してしまいそうな状況なのに、エルマーは友達のために立ち上がった。きっと不安もあったはずだが、それよりも友達を助けたい気持ちの方が強かったのだと思う。私が同じ立場なら勇気を出せるか自信がない。でも、エルマーを見て本当の友情とはこういうものだと学んだ。

また、エルマーが知恵を使って竜の家族を救出する作戦を立てた場面もすごいと思った。運動会用のピストルを使ったり、人間たちの名前を利用したりするアイデアは、とても頭が良いと感じた。力で戦うのではなく、考えて解決する方法もあるのだと教えられた。

竜の家族の絆にも心を打たれた。ボリスの両親と13匹の兄弟姉妹が「そらいろこうげん」で仲良く暮らしている様子は温かそうだった。捕まってしまった時も、家族全員で困難に立ち向かう姿は感動的だった。私の家族も困った時は助け合っているので、家族がいることのありがたさを感じた。

さらに、エルマーとボリスの友情は、人間と竜という違いを超えたものだった。見た目や種族が違っても、心で通じ合えることの素晴らしさを教えてくれた。私にも親友がいるが、エルマーとボリスのような深い友情を持てたらいいと思う。

『エルマーと16ぴきのりゅう』を読んで、友達を大切にすること、勇気を持つこと、そして家族の絆の大切さを学んだ。これからは、困っている人がいたら助けられる、優しくて勇敢な人になりたい。この物語に出会えて本当に良かった。

『エルマーと16ぴきのりゅう』の読書感想文の例文(1200字の小学生向け)

【題名】エルマーが教えてくれた本当の優しさ

私は『エルマーと16ぴきのりゅう』を読んで、本当の優しさとは何かということを深く考えさせられた。この物語は、9歳の少年エルマーが、竜のボリスとその家族を人間たちから救うために大冒険を繰り広げるお話である。

最も印象に残ったのは、エルマーがボリスから家族の危機を聞いて、迷わず助けに行くと決めた場面だった。普通なら怖くて逃げ出してしまいそうなのに、エルマーは友達を助けることを優先した。きっと不安もあったはずだが、それ以上に友情の気持ちが強かったのだと思う。私が同じ立場なら勇気を出せるか自信がないが、エルマーの姿を見て、大切な人のためなら勇気を持つことが必要だと学んだ。

また、エルマーが知恵を使って竜の家族を救出する作戦を立てた場面も印象的だった。力で戦うのではなく、運動会用のピストルを使ったり、人間たちの名前を利用したりして問題を解決したのだ。暴力ではなく知恵で困難を乗り越える大切さを教えられ、私も普段の生活で問題に直面した時は冷静に考えて行動したいと思った。エルマーは小さい体で大人に立ち向かう勇気と、工夫する頭の良さを持っていて、本当にすごいと思った。

竜の家族の絆にも心を動かされた。ボリスの両親と13匹の兄弟姉妹が「そらいろこうげん」で仲良く暮らしている様子は温かかった。捕まってしまった時も、家族全員が諦めずに希望を持ち続ける姿は感動的であった。特にボリスが家族を助けるために一人でエルマーのところまで飛んでいく場面からは、家族への愛の深さを強く感じた。私の家族も困った時には支え合っている。母が病気の時は父と私で家事を分担したし、私が落ち込んだ時は家族が話を聞いてくれた。この物語を読んで、家族がいるありがたさを改めて実感した。普段は当たり前に思っている家族の存在も、本当はとても大切なのだと気づかされた。

さらに、エルマーとボリスの友情は私にとって理想的だった。人間と竜という全く違う存在なのに、心と心で強く結ばれている。見た目や出身が違っても、思いやりがあれば本当の友達になれることを教えてくれた。私にも仲の良い友達がいるが、時には意見が合わずケンカをすることもある。それでも、相手を大切に思えば乗り越えられるのだと感じた。これからは友達ともっと深い絆を築きたいと思うし、相手を思いやる気持ちを忘れないようにしたい。

『エルマーと16ぴきのりゅう』を読んで、私は多くのことを学んだ。友達を大切にすること、困っている人を助ける勇気を持つこと、家族の絆を守ること、そして知恵を使って問題を解決することである。これからは、エルマーのように優しくて勇敢で賢い人になりたい。そして周りの人を大切にし、みんなが幸せになれるような行動を心がけたい。読んでいる間、私もエルマーと一緒に冒険をしているような気持ちになり、胸が高鳴った。この素晴らしい物語に出会えて、本当に良かったと感じている。

振り返り

『エルマーと16ぴきのりゅう』の読書感想文について、書き方から具体的な例文まで詳しくご紹介しました。

この記事でお伝えした3つのポイント「エルマーの優しさと成長」「友情や思いやりの大切さ」「家族の絆と大切さ」を意識して感想文を書けば、きっと心に響く作品が完成するはずです。

テンプレートを活用すれば、感想文の構成に迷うことなくスムーズに書き進められますね。

また、例文も参考にしながら、皆さん自身の体験や気持ちを素直に表現してみてください。

読書感想文は、本を読んで感じたことを自分の言葉で表現する大切な機会です。

コピペではなく、あなただけの感想文を書くことで、文章力も向上し、物語への理解も深まりますよ。

エルマーのように勇気を持って、素晴らしい読書感想文に挑戦してくださいね。

■参照サイト:エルマーと16ぴきのりゅう|福音館書店

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