『佐賀のがばいばあちゃん』の読書感想文、どう書いたらいいか悩んでいませんか。
本作は、お笑いタレント・島田洋七さんが自身の少年時代をつづった自伝的小説。
累計380万部を超えるベストセラーで、映画やドラマにもなった話題作です。
貧しくても笑顔を忘れないおばあちゃんの生き方に、心を動かされた人も多いのではないでしょうか。
年間100冊以上の本を読む私の視点から、書き方・文例・題名・書き出し・コピペで使えるテンプレートまで、まとめてご紹介していきますね。
小学生・中学生の皆さんが、この本の主題をしっかりつかんだ感想文を書けるよう、しっかりサポートしていきますよ。
『佐賀のがばいばあちゃん』の読書感想文に使える「あらすじ」の型
『佐賀のがばいばあちゃん』の読書感想文では、あらすじを長々と書く必要はありません。
感想文の中で使うあらすじは、200字前後にまとめるのがちょうどいい長さ。
ここでは、タイプ別に3つのパターンをご用意しました。
自分の書きたい感想の方向性に合わせて、選んでみてください。
タイプ①:作品紹介から入る型
『佐賀のがばいばあちゃん』は、原爆症で父を亡くした主人公が、佐賀に住む祖母のもとに預けられ、共に暮らしながら成長していく物語です。生活は貧しく、決して楽なものではありません。それでもおばあちゃんは、独特の知恵と前向きな考え方で、日々を明るく乗りこえていきます。その姿からは、お金だけでは測れない豊かさが伝わってきます。
タイプ②:印象的な場面から入る型
この作品で特に印象的なのは、おばあちゃんが川に流れてくる野菜を拾ったり、磁石をつけたひもで鉄くずを集めたりする場面です。貧乏な生活の中でも、恥ずかしがることなく堂々と暮らすおばあちゃん。その姿を通して、本当の豊かさとは何かを問いかけてくる一冊です。
タイプ③:主人公との共通点を意識する型
主人公は、貧しい暮らしの中でおばあちゃんと過ごしながら、多くのことを学んでいきます。失敗しても前を向く力、家族への感謝、そして工夫して生きる知恵。私たちの日常にも通じるテーマが、たくさん詰まった物語だと感じました。
『佐賀のがばいばあちゃん』の主題をおさえた読書感想文の書き方
『佐賀のがばいばあちゃん』の読書感想文を書くうえで、確認しておきたい重要なポイントは3つ。
この3つさえ押さえれば、感想文はぐっと書きやすくなります。
ここからは、その3つのポイントを解説したうえで、穴埋め式のテンプレートもご用意しますので、ぜひ活用してくださいね。
絶対に書くべき「心に残る」3つのポイント
読書感想文で高評価をもらうコツ、それは「あらすじ」ではなく「自分がどう感じたか」を書くことです。
この本、実はあらすじだけをなぞってしまうと、ただの説明文で終わってしまうんですよね。
そうならないために、まずは押さえておきたい3つの要点を確認しておきましょう。
- 本当の豊かさとは何かを考える
- 前向きに生きることの大切さ
- 家族の愛情や思いやり
この3つは、いずれも『佐賀のがばいばあちゃん』という作品の主題に深く関わる部分。
それぞれについて「自分はどう感じたか」を一言でもいいのでメモしておくことをおすすめします。
メモの取り方はとてもシンプル。
ノートやスマホのメモ帳に「場面」「そのとき感じたこと」「自分の経験」の3項目を書き出すだけで大丈夫です。
例えば、「おばあちゃんが野菜を拾う場面」「工夫すればなんとかなると驚いた」「自分も物を大事にしていなかったと反省した」というように、短くつなげてメモしていきます。
なぜ「どう感じたか」がそんなに重要なのか、疑問に思う人もいるかもしれません。
実は読書感想文というのは、あらすじの正確さを競うものではないんです。
審査する先生方が見ているのは、その本を通して「あなた自身がどう変わったか」「何を考えたか」という部分。
だからこそ、感じたことをメモに残しておくと、あとで文章にまとめるときにとても役立ちます。
それでは、3つのポイントをひとつずつ詳しく見ていきましょう。
① 本当の豊かさとは何か
作品の中で、主人公とおばあちゃんは決して裕福な暮らしをしていません。
それでもおばあちゃんは、工夫をしながら毎日を明るく過ごし、幸せを見つけています。
ここから読み取れるのは、「豊かさはお金だけでは決まらない」というメッセージ。
物があふれる時代に生きていると、つい「持っているもの」の量で満足度を測ってしまいがちですよね。
でも一方で、この物語を読むと、案外そうとも言い切れないなと感じさせられます。
感想文には、こんな内容を書くことができます。
- 幸せとは何かについて自分なりに考えたこと
- お金より大切だと感じたもの
- 身近なことへの感謝の気持ち
- 今ある生活を大切にしたいと思った理由
自分の生活の中で「あって当たり前」と思っていたものを、この機会に見直してみるのもいいかもしれません。
② 前向きに生きることの大切さ
おばあちゃんは、どんなに苦しい状況でも悲観せず、明るく笑って毎日を暮らしています。
作品全体を通して伝わってくるのは、「考え方ひとつで毎日は変わる」という強いメッセージ。
これ、頭では分かっていても、実際にやるのはなかなか難しいことではないでしょうか。
私自身、うまくいかないことが続いたときは、どうしても気持ちが沈んでしまいます。
とはいえ、この物語のおばあちゃんの言葉を思い出すと、少し気持ちが軽くなる瞬間があるんですよね。
感想文には、こんな内容を書くことができます。
- 落ち込んだ経験とそのときの気持ち
- 失敗から立ち直った経験
- 前向きな気持ちの大切さについて考えたこと
- おばあちゃんの言葉から学んだこと
失敗したときの自分を、少し思い出しながら書いてみてください。
③ 家族の愛情や思いやり
おばあちゃんは、主人公を厳しく育てながらも、深い愛情を注いでいます。
その姿から伝わってくるのは、「家族は支え合う存在である」ということ。
普段はあまり意識しない家族のありがたみに、私はこの本を読んで、あらためて気づかされました。
皆さんも、家族に助けてもらった経験、ありませんか?
感想文には、こんな内容を書くことができます。
- 家族への感謝の気持ち
- 祖父母との思い出
- 家族に助けられた経験
- 家族の存在の大切さについて考えたこと
穴埋め式テンプレート
ここからは、先ほどの3つのポイントを自然に盛り込める、穴埋め式のテンプレートをご用意しました。
ステップごとに空欄を埋めていくだけで、感想文の骨組みが完成する仕組みになっています。
ぜひコピペして活用してくださいね。
ステップ1:書き出し(本を選んだ理由・第一印象)
私は『佐賀のがばいばあちゃん』を読みました。
この本を選んだ理由は、( )だからです。
読み始める前は、( )というお話だと思っていました。
でも読み終えると、( )ということを考えさせられる物語でした。
ステップ2:あらすじの紹介(100~150字)
『佐賀のがばいばあちゃん』は、主人公が佐賀でおばあちゃんと暮らしながら、貧しい生活の中でも工夫し、笑顔を忘れず成長していく物語です。
私は、( )ということが一番伝わる作品だと思いました。
ステップ3:本当の豊かさについて
私が一番心に残ったのは、( )という場面です。
おばあちゃんは、お金がなくても( )という考え方で暮らしていました。
私は、( )という経験があります。
この作品を読んで、本当の豊かさとは( )ことなのだと思いました。
ステップ4:前向きに生きることについて
おばあちゃんは、どんなに苦しいことがあっても前向きに考えていました。
私は、(学校・部活・習い事などで)( )という経験があります。
そのときは落ち込みましたが、この作品を読んで、( )ように考えてみようと思いました。
前向きな気持ちは、( )ことにつながると感じました。
ステップ5:家族の愛情について
この作品では、おばあちゃんが主人公を深い愛情で育てていることが伝わってきました。
私は、(家族との思い出や出来事)( )を思い出しました。
普段は当たり前だと思っていましたが、家族は( )存在なのだと改めて感じました。
ステップ6:まとめ
私は『佐賀のがばいばあちゃん』を読んで、( )ということを学びました。
これからは、( )を大切にして生活していきたいです。
この本は、笑顔や工夫、家族への感謝を教えてくれる、心が温かくなる作品でした。
『佐賀のがばいばあちゃん』の読書感想文の文例
ここからは、実際の『佐賀のがばいばあちゃん』の例文を小学生向けと中学生向け、それぞれの学年に合った長さでご紹介します。
あくまで一例なので、自分の言葉に置きかえながら参考にしてくださいね。
800字の小学生向け(原稿用紙2枚分)
【題名】本当のゆたかさって何だろう
私は『佐賀のがばいばあちゃん』を読んだ。
主人公が佐賀のおばあちゃんと暮らしながら、貧しい生活の中でも工夫して、笑顔で毎日をすごしていく物語だった。
一番心に残ったのは、おばあちゃんが川に流れてくる野菜を拾ったり、磁石をひもにつけて鉄くずを拾ったりする場面だ。
貧乏なのに、恥ずかしがらずに堂々としているところが、正直すごいと思った。
私は、新しいゲームが買えないと、すぐに不満に思ってしまう。
でも、おばあちゃんは「ないものを悲しむより、あるものを生かそう」という気持ちで暮らしていた。
この考え方を知って、私は少しはずかしい気持ちになった。
物がなくても、工夫すれば楽しくすごせるのだと気づかされたからだ。
また、おばあちゃんはどんなに大変なことがあっても、前向きだった。
貧乏だといじめられそうになっても、「先祖代々貧乏やから、ばあちゃんで八代目」と笑って言うのだ。
これを読んだとき、私は思わず笑ってしまった。
そして、こんなふうに考えられたら、つらいことも乗りこえられるのかもしれないと思った。
私もテストの点が悪いと、すぐに落ち込んでしまう。
でも、落ちこんだままでは何も変わらない。
次はどうすればいいかを考えることの方が、ずっと大切なのだと学んだ。
さらに、おばあちゃんは主人公をきびしく育てながらも、深い愛情を持っていた。
そのやさしさは、言葉にしなくても、しっかりと伝わってくるものだった。
私の家族も、毎日ご飯を作ってくれたり、学校に送り出してくれたりする。
それを当たり前だと思っていたけれど、本当はとてもありがたいことなのだと気づいた。
『佐賀のがばいばあちゃん』を読んで、私は、本当のゆたかさとはお金の多さではないと学んだ。
工夫する力と、前向きな心と、家族へのかんしゃする気持ち。
この3つが、きっと幸せをつくるのだと思う。
これから私も、ないものを気にするより、今あるものを大切にして、明るく、元気に生きていきたい。
1200字の中学生向け(原稿用紙3枚分)
【題名】本当のゆたかさとは何かを教えてくれた一冊
私は『佐賀のがばいばあちゃん』を読んで、「ゆたかな生活とは何だろう」ということを深く考えさせられた。
今まで私は、ゆたかさとはお金があって、欲しいものを自由に買える生活のことだと思っていた。
しかし今は、大切なのは物ではなく、人とのつながりや前向きな心なのではないかと感じている。
この物語は、主人公が佐賀でおばあちゃんと暮らしながら成長していく話だ。
生活は決してゆたかではないが、おばあちゃんは工夫を重ね、どんな状況でも笑顔を忘れない。
その姿は、私が思い描いていた「貧しい生活」のイメージとはまったくちがっていた。
特に印象に残ったのは、おばあちゃんが困難を悲しむのではなく、「どうすれば楽しめるか」を考えていたことだ。
普通なら不満を言いたくなるような場面でも、おばあちゃんは明るく笑い飛ばしてしまう。
その姿を見て、私は正直、少しおどろいた。
幸せかどうかは、環境だけではなく、自分の考え方によっても大きく変わるのだと思った。
私は学校生活の中で、テストの点数や部活の結果が思うようにいかないと、すぐに落ち込んでしまう。
また、友達と比べて、自分には足りないものばかり考えてしまうこともある。
でも一方で、この作品を読んで、「ないもの」ではなく「今あるもの」に目を向けることの大切さを学んだ。
家族や友達がいること、毎日学校へ通えること、健康にすごせること。それらは、決して当たり前ではない。
そのことに気づくだけでも、毎日の見え方は変わるのではないかと思った。
また、この作品では家族の愛情も大きなテーマになっている。
おばあちゃんは決して甘やかすわけではないが、主人公のことを深く思い、きびしさの中にもやさしさがある。
その姿を見て、私は自分の家族のことを思いうかべた。
普段は照れくさくて感謝を伝えることは少ないが、毎日支えてくれる家族がいるからこそ、今の自分がいるのだと改めて感じた。
さらに、この作品は「前向きに生きること」の大切さも教えてくれた。
人は生きていれば、失敗やつらい出来事に出会う。
しかし、そのたびに悲観していては前へ進めない。
おばあちゃんのように、「どうすれば良くなるか」と考えることが、困難を乗りこえる力になるのだと思う。
とはいえ、いつも前向きでいるのは簡単なことではない。
それでも、おばあちゃんの生き方を思い出せば、少しずつ前を向けるような気がしている。
私はこれから、高校受験などさまざまな壁にぶつかることがあると思う。
そのとき、この作品で学んだ「前向きに考えること」と「今ある幸せに感謝すること」を思い出したい。
『佐賀のがばいばあちゃん』は、笑える場面がたくさんある一方で、生き方について深く考えさせられる作品だった。
この本から、ゆたかさとは物の多さではなく、人を思いやる心や感謝する気持ちなのだと学んだ。
私もこれからは、おばあちゃんのように、困難の中にも楽しさを見つけられる人になりたいと思う。
書き出し例×5
① 本を選んだ理由から始める
『佐賀のがばいばあちゃん』という題名を見たとき、「がばい」とはどんな意味なのだろうと気になった。
読んでみると、おばあちゃんの明るい生き方や、温かい言葉づかいに何度も笑ってしまった。
笑いながらも、たくさんのことを考えさせられる一冊だった。
正直、ここまで心を動かされるとは思っていなかったので、少し驚いている。
② 自分の経験と結び付ける
私は、欲しい物が買えないと不満に思うことがある。
でも、『佐賀のがばいばあちゃん』を読んで、お金がなくても工夫しながら毎日を楽しく過ごせることを知った。
この気づきは、本当の豊かさについて考えるきっかけになった。
今まで当たり前だと思っていたことを、見直すいい機会になったと思う。
③ 疑問から始める
「幸せ」とは何だろう。
お金がたくさんあることなのだろうか。
それとも、家族と笑って過ごせる毎日のことなのだろうか。
『佐賀のがばいばあちゃん』は、その答えを私に考えさせてくれる作品だった。
読み終えたあとも、この問いが頭から離れなかった。
④ 心に残ったことから始める
『佐賀のがばいばあちゃん』を読み終えたあと、私の心に一番残ったのは、おばあちゃんの前向きな生き方だ。
どんなにつらいことがあっても笑顔を忘れない姿に、私はとても勇気をもらった。
こんな生き方ができたら、毎日はもっと楽しくなるのではないかと感じている。
⑤ 学んだことを先に伝える
『佐賀のがばいばあちゃん』を読んで、私は「幸せは物の多さではなく、考え方で決まる」ということを学んだ。
この作品は、毎日を明るく生きるための大切なヒントを教えてくれる一冊だった。
読む前と後とでは、物事の見え方が少し変わったように思う。
題名の例×5
| 番号 | 題名の例 |
|---|---|
| 1 | 本当の豊かさを教えてくれたおばあちゃん |
| 2 | 笑顔があれば毎日は楽しくなる |
| 3 | 前向きに生きる大切さを学んで |
| 4 | 幸せはすぐそばにある |
| 5 | 『佐賀のがばいばあちゃん』から学んだこと |
題名は、本のタイトルをそのまま使うよりも、自分が作品から学んだことを表す言葉を入れると印象的になります。
幸せ、感謝、家族、笑顔、前向き、工夫、本当の豊かさ。
こういったキーワードを入れると、本文とのつながりが生まれ、作品から受け取ったメッセージが伝わりやすい題名になりますよ。
振り返り
ここまで、『佐賀のがばいばあちゃん』の読書感想文について、あらすじの型から書き方、テンプレート、例文まで、一通りご紹介してきました。
あらすじを詳しく書くことよりも大切なのは、おばあちゃんの生き方から自分が何を学んだかを書くこと。
本当の豊かさ、前向きに生きることの大切さ、そして家族の愛情。
この3つのテーマを軸にすれば、感想文の方向性で迷うことはぐっと減るはずです。
テンプレートの空欄を、自分の経験や気持ちで埋めていくだけでも、立派な一本の感想文になります。
難しく考えすぎなくて大丈夫。
この記事を読んでくれたあなたなら、きっと自分らしい、心のこもった読書感想文が書けるはずです。
ぜひ自信を持って、書き上げてくださいね。
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