『マレスケの虹』読書感想文の書き方|小学生&中学生の例文

『マレスケの虹』の読書感想文 感想

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『マレスケの虹』の読書感想文、どう書けばいいか迷っていませんか。

この本は、戦争の時代を生きた日系二世の少年マレスケが、自分は何者なのかを見つめ直していく物語。

ハワイを舞台にした感動作で、多くの学校の課題図書にも選ばれている一冊なんです。

戦争というテーマは重く感じるかもしれませんが、大丈夫。

この記事では、書き方、例文、題名、書き出しのコツまで、コピペしてすぐ使えるテンプレートも用意しながら、小学生、中学生、高校生それぞれに向けて丁寧に解説していきます。

『マレスケの虹』の読書感想文に使える「あらすじ」の型

マレスケの虹』の読書感想文を書くとき、まず悩むのが、あらすじをどこまで書くかということ。

長く書きすぎると感想の部分が薄くなってしまいますし、短すぎても内容が伝わりません。

そこでここでは、感想文の中に自然にはめこめる、200字前後のあらすじを3パターン紹介します。

タイプ1 立場に注目したあらすじ

『マレスケの虹』は、ハワイに暮らす日系二世の少年マレスケの物語だ。ふだんは自分をアメリカ人だと感じていたマレスケだったが、祖父や一世たちの考え方にふれるたび、心の中に複雑な思いを抱いていた。そんな中、真珠湾攻撃が起こり、まわりの目が一変してしまう。日本人でもありアメリカ人でもある自分を、マレスケはどう受け止めていくのか。その揺れ動く心が、丁寧に描かれている作品だ。

タイプ2 家族に注目したあらすじ

舞台は1941年のハワイ島。マレスケは、祖父の営むよろず屋を手伝いながら、兄や姉と暮らしていた。貧しくても、そこには穏やかな毎日があった。しかし戦争が始まると、家族それぞれの考え方の違いが、マレスケの心をより複雑にしていく。兄は国への忠誠を示そうと戦地へ向かい、祖父は日本人としての誇りを大切にする。家族の中で、マレスケは自分の居場所を探し続けることになる。

タイプ3 戦争と日常に注目したあらすじ

真珠湾攻撃を境に、それまで平和だったハワイの日常は、大きく姿を変えてしまう。日系人への不信や差別が強まり、マレスケたちは敵国の人間として見られるようになるのだ。国のちがい、人種のちがい、そして戦争の理不尽さ。それらに直面しながらも、マレスケは「どこの国の人間か」より「人としてどうあるべきか」を考え始める。苦しみの先に、小さな希望の光が見えてくる物語である。

『マレスケの虹』の読書感想文の書き方

『マレスケの虹』の読書感想文を書くうえで、確認しておきたい大事な点が3つあります。

1つめは、マレスケの立場について。

2つめは、戦争によって日常が壊れていくこと。

3つめは、家族それぞれのアイデンティティの違いです。

この3つさえおさえておけば、感想文の骨組みはもうできたようなもの。

この後、そのまま埋めるだけで感想文が完成する、穴埋め式テンプレートも用意していますので、ぜひ活用してくださいね。

絶対に書くべき「心に残る」3つのポイント

読書感想文を書くとき、いちばん困るのは「何を書けばいいかわからない」ということではないでしょうか。

そんなときは、物語のあらすじをすべて説明しようとせず、心に残った場面を絞りこむのがコツです。

『マレスケの虹』であれば、次の3つのポイントを押さえておけば、内容の濃い感想文が書けます。

  1. マレスケの立場の揺れ動き
  2. 戦争によって壊されていく日常
  3. 家族それぞれのアイデンティティの違い

そして、この3つのポイントそれぞれについて「自分はどう感じたか」を、あらかじめメモしておくことを強くおすすめします。

やり方はかんたんです。

ノートやスマホのメモ機能に、ポイントごとに一行で「驚いた」「悲しかった」「自分だったらこう思う」と書き出していくだけ。

この一手間があるだけで、感想文を書くスピードがぐっと上がりますよ。

なぜ「どう感じたか」がそんなに大切なのでしょうか。

それは、感想文の評価というのは、あらすじの正確さではなく、読み手であるあなた自身の心の動きにこそ価値があるからです。

先生や審査員が読みたいのは、本のあらすじではなく、あなたという一人の人間がこの本からどんな影響を受けたか?、なんです。

ここからは、3つのポイントをひとつずつ、くわしく見ていきましょう。

ポイント1 マレスケの立場の揺れ動き

マレスケは、日系二世としてハワイで生まれ育った少年です。

ふだんの生活の中では、自分をアメリカ人だと感じていました。

ところが、祖父や周囲の一世たちと接するうちに、日本人としての考え方やしきたりを意識させられる場面が何度も出てきます。

ここで私が驚いたのは、マレスケ自身が、自分の名前にすら複雑な思いを抱いていたということ。

名前というのは、生まれたときから当たり前にあるものですよね。

そこに悩みが隠れているなんて、私自身は正直、想像もしていませんでした。

アメリカ人でもあり、日本人でもある。

そのどちらか一方に決めることができない苦しさは、いまの時代にも通じるものがあると思います。

読書感想文を書くときは、この「決められない揺れ」を自分の言葉でどう表現するかが、大きなポイントになってきます。

皆さんは、自分の中に矛盾する気持ちを抱えて、迷ったことはありませんか。

その経験と重ねながら読むと、マレスケの気持ちがぐっと近くに感じられるはずです。

ポイント2 戦争によって壊されていく日常

物語の前半、マレスケたちの暮らしは、貧しいながらも穏やかなものでした。

祖父のよろず屋を手伝い、兄や姉と過ごす、ごくふつうの毎日です。

しかし、真珠湾攻撃をきっかけに、その空気は一気に変わってしまいます。

日系人への不信や差別が強まり、マレスケたちは、まるで敵国の人間であるかのように見られ始めるのです。

ここで一度、立ち止まって考えてみてほしいことがあります。

戦争というのは、遠い国どうしの争いだと思っていませんか。

でも一方で、この物語を読むと、戦争は国と国の間だけでなく、同じ町に暮らす人と人の関係まで壊してしまうのだとわかります。

兄がアメリカへの忠誠を示すために戦地へ向かう場面は、とても重く、少し迷いながら読み進めた記憶があります。

正しさとは何なのか、簡単には決められないからです。

読書感想文では、この「日常が壊れる怖さ」に自分がどう反応したかを、正直に書くことが大切になってきます。

ポイント3 家族それぞれのアイデンティティの違い

マレスケの家族は、それぞれ全く違う考え方を持っています。

祖父は、日本人としての誇りやしきたりを大切にする人物です。

兄は、アメリカへの忠誠を行動で示そうとします。

姉もまた、自分なりの立場で戦争と向き合っていきます。

同じ家に暮らし、同じ出来事を経験しているのに、考え方はひとりひとり違う。

私はこの部分を読んだとき、家族だからといって同じ気持ちであるとは限らないのだと、改めて気づかされました。

とはいえ、考え方が違うからこそ、マレスケはより深く自分自身と向き合うことになるのです。

皆さんの家族の中にも、意見がぶつかることはありませんか。

そのとき、相手を否定するのではなく、その人なりの理由に耳を傾けることの大切さを、この作品は教えてくれます。

読書感想文では、家族の誰に一番共感したか、自分ならどう考えるかを書くと、ぐっと深みが出てきますよ。

ここまで紹介した3つのポイントを組み合わせれば、あらすじの説明に頼らなくても、あなたらしい読書感想文が完成します。

結末については、ぜひ実際に本を読んで確かめてほしいので、ここでは触れずにおきますね。

穴埋め式テンプレート

ここからは、先ほどの3つのポイントを自然に盛りこめる、穴埋め式のテンプレートを紹介していきます。

空欄を埋めていくだけで、感想文の形が整っていく仕組みです。

コピペして、そのまま使ってもらってもかまいません。

ステップ1 きっかけを書く

『マレスケの虹』を読もうと思ったのは、____からです。

ステップ2 あらすじを短く入れる

この物語は、ハワイで暮らす日系二世の少年マレスケが、____を通して自分の立場や気持ちを見つめ直していく話だ。

ステップ3 ポイント1を書く

私は、マレスケがアメリカ人でもあり日本人でもあるという立場に悩むところが、心に残った。

自分だったら、____と感じると思う。

ステップ4 ポイント2を書く

真珠湾攻撃をきっかけに、ふつうの生活が____に変わっていくところが、重く感じられた。

戦争は遠い出来事だと思っていたが、____と思い直した。

ステップ5 ポイント3を書く

祖父、兄、姉など、それぞれの考え方が違うことで、マレスケの気持ちがより複雑になっていた。

私は、家族の中でも____が大事だと思った。

ステップ6 自分の変化を書く

この本を読む前は、戦争について____と思っていた。

しかし読んだあとには、____と考えるようになった。

ステップ7 まとめを書く

私はこの本を通して、____ことを学んだ。

これからは、____を大切にして生きていきたい。

『マレスケの虹』の読書感想文の例文

ここからは、『マレスケの虹』の読書感想文の例を紹介していきます。

小学生向け、中学生向け、高校生向けと、それぞれの学年に合った長さと言葉づかいでまとめました。

結末には触れていませんので、安心して参考にしてくださいね。

800字の小学生向け

【題名】心の中の虹

『マレスケの虹』を読んで、私はびっくりした。

戦争が始まると、人の見る目まで変わってしまうなんて、思ってもみなかったからだ。

この物語の主人公は、マレスケという名前の少年。

ハワイで生まれ育ち、おじいさんのお店を手伝いながら、お兄さんやお姉さんと暮らしている。

マレスケは、いつもは自分をアメリカ人だと思っていた。

でも、おじいさんと話すと、日本人らしい考え方も感じていたのだ。

そんなある日、真珠湾攻撃という大きな出来事が起きる。

すると、まわりの人たちの態度が、急に変わってしまった。

マレスケたちは、まるで敵の国の人みたいに見られるようになったのだ。

私はこの場面を読んで、とても悲しい気持ちになった。

なぜなら、マレスケは何も悪いことをしていないからだ。

生まれた場所や名前だけで、人を決めつけるのは、おかしいと思う。

もうひとつ、心に残ったのは、家族のことだ。

おじいさんとお兄さんとお姉さんは、それぞれ考え方が違っていた。

同じ家族なのに、こんなに気持ちがバラバラになるなんて、少し驚いた。

私は、家族はいつも同じ気持ちでいるものだと思いこんでいたからだ。

でも読み終えて、違う考えを持つ人の話を聞くことも、大事なんだと気づいた。

マレスケが自分の気持ちに向き合う姿は、とてもかっこよかった。

私も、これから何か嫌なことがあっても、人を見た目だけで決めつけないようにしたい。

ひとりひとりの気持ちを、大切にできる人になりたいと思った。

『マレスケの虹』は、私に大切なことを教えてくれた一冊だった。

読んでいる間、私は何度もマレスケの気持ちを考えた。

もし自分が同じ立場だったら、同じように苦しかったと思う。

それでも前を向こうとするマレスケの姿は、小さな私の胸にも強く残った。

次にこの本を読むときは、また新しい発見がありそうな気がする。

大切な一冊として、これからも本棚にそっと置いておきたいと思った。

1200字の中学生向け

【題名】名前に込められたもの

『マレスケの虹』を読み終えたとき、私はしばらく本を閉じたまま、動けなかった。

戦争という出来事が、ここまで一人の少年の心をかき乱すとは、正直、想像していなかったからだ。

物語の舞台は、1941年のハワイ島。

主人公のマレスケは、日系二世として生まれ、祖父の営むよろず屋を手伝いながら、兄や姉と暮らしていた。

貧しくはあっても、そこには穏やかな日常があった。

マレスケは、自分をアメリカ人だと感じていた一方で、祖父や周囲の一世たちの考え方に触れるたび、心の中に複雑な思いを抱えていた。

私が特に印象に残ったのは、マレスケが自分の名前に対して、少し複雑な気持ちを持っていたという場面だ。

名前というのは、生まれたときから当たり前に自分のものだと思っていたので、そこに悩みが隠れているとは、思ってもみなかった。

そこには、祖父の願いや、日本人としての歴史が込められていたのだと知り、私は名前の重みについて考えさせられた。

そんな穏やかな日々は、真珠湾攻撃をきっかけに、大きく姿を変えてしまう。

日系人への不信や差別が一気に強まり、マレスケたちは、まるで敵国の人間であるかのように見られ始めるのだ。

国の違い、人種の違いだけで、人を判断してしまう社会の恐ろしさに、私は言葉を失った。

兄がアメリカへの忠誠を示すために戦地へ向かう場面も、とても重く感じられた。

正しさというものは、立場によって形を変えてしまうのだと、あらためて考えさせられたからだ。

もうひとつ、私の心に残ったのは、家族それぞれの考え方の違いだ。

祖父は日本人としての誇りを大切にし、兄はアメリカ人としての生き方を選ぼうとする。

姉もまた、自分なりの立場で戦争と向き合っていた。

同じ家に暮らしているのに、考え方がこんなにも違うのかと、私は少し戸惑いを感じた。

とはいえ、考え方が違うからこそ、マレスケは自分自身の答えを探そうとしていたのだと思う。

家族というのは、同じ気持ちを持つ集団ではなく、それぞれの違いを認め合う場所なのだと、この本を通して学んだ。

私は家族や友達と考え方がぶつかったとき、どう向き合ってきただろうか。

そのとき、相手の言葉をただ否定するのではなく、その人なりの理由に耳を傾けることが大切なのだと、私はこの作品から教わった気がする。

この本を読む前、私は戦争を、遠い昔の教科書の中の出来事だと思っていた。

しかし読み終えたいまは、戦争が一人ひとりの名前や気持ち、家族の関係まで変えてしまう、とても身近な出来事なのだと考えるようになった。

『マレスケの虹』は、私に人を国籍や見た目で判断しないことの大切さを教えてくれた一冊だ。

これからは、相手の立場を想像する気持ちを、忘れずにいたい。

そして、簡単に人を決めつけない自分でありたいと、強く思うようになった。

『マレスケの虹』というタイトルの意味も、読み終えたいまなら少しわかる気がする。

2000字の高校生向け

【題名】決められない自分と向き合うということ

『マレスケの虹』を読み終えて、私はしばらく、言葉が出てこなかった。

戦争という言葉から連想する悲惨さとは、少し違う種類の痛みが、この作品には描かれていたからだ。

それは、自分が何者であるかを、他人に勝手に決められてしまう痛みである。

物語の舞台は、1941年のハワイ島。

主人公のマレスケは、日系二世として生まれ、祖父の営むよろず屋を手伝いながら、兄や姉とともに暮らしていた。

貧しくても、そこには確かな日常があった。

マレスケは、自分をアメリカ人だと感じながら生きていた。

けれど一方で、祖父や周囲の一世たちと接するたび、日本人としての考え方やしきたりを、強く意識させられてもいた。

私が最初に驚いたのは、マレスケが自分の名前に対してすら、複雑な思いを抱いていたという点だった。

名前というのは、本来、深く考えるようなものではないと思っていたからだ。

でも、この本を読んで、名前には家族の歴史や願いが刻まれているのだと気づかされた。

アメリカ人でもあり、日本人でもある。

そのどちらか一方に決めることができないマレスケの立場は、読んでいる私自身の心を、何度も揺さぶった。

私にも自分の中にある矛盾した気持ちをうまく言葉にできなかった経験があったからだ。

穏やかな日常は、真珠湾攻撃をきっかけに、一気に姿を変えてしまう。

日系人への不信や差別が強まり、マレスケたちは、まるで敵国の人間であるかのように扱われ始めるのだ。

私はこの場面を読んで、強い衝撃を受けた。

昨日まで隣人だった人たちの態度が、たった一つの出来事をきっかけに、ここまで変わってしまうものなのかと。

戦争というのは、国と国が武器で争うことだけを指すのだと、私はどこかで思っていた。

でも一方で、この物語を読み進めるうちに、戦争は同じ町に暮らす人と人の関係、そして一人ひとりの心の中まで、静かに壊していくものなのだと知った。

兄がアメリカへの忠誠を示すために戦地へ向かう場面では、正しさとは何なのか、私自身もかなり迷いながら読んだ。

立場が変われば、何が正しいのかも変わってしまう。

その事実の重さに、胸が苦しくなった。

もうひとつ、深く心に残ったのは、家族それぞれのアイデンティティの違いだった。

祖父は、移民として日本の価値観を大切に守ろうとする。

兄は、アメリカ人としての生き方を、行動で示そうとする。

姉もまた、自分なりの立場で、時代と向き合っていた。

同じ家に暮らし、同じ出来事を経験しているはずなのに、考え方はひとりひとりまったく違う。

私はここに、単なる意見の違いではなく、世代や経験の違いがそのまま生き方の違いになるという現実を見た気がした。

マレスケは、その狭間に立たされながら、自分の言葉で自分を定義することを、迫られていく。

とはいえ、その揺れをすぐに解決できる答えなど、この物語のどこにも用意されていない。

ただ、揺れたまま考え続けることそのものに、意味があるのだと、私は感じた。

そう考えると、マレスケの苦しみは、決して過去だけのものではないと思う。

形を変えながら、いまの私たちのそばにも、静かに存在しているのではないだろうか。

私はこの本を読んで、アイデンティティというのは、一度決めたら終わるものではないのだと感じた。

環境や、まわりの人との関係の中で、何度も揺れながら、少しずつ形になっていくものなのだと思う。

その揺れを恥ずかしいことだと思わず、揺れたまま考え続けてもいいのだと、この本は教えてくれた。

『マレスケの虹』は、戦争を描いた物語であると同時に、自分はどこに立ち、何を大切にして生きるのかを、静かに問いかけてくる一冊だった。

これから先、私も何度も迷うと思う。

進路や友人関係、家族との距離感。

正解のない問題に向き合うたび、私はきっと立ち止まってしまうだろう。

でも、そのたびにこの本を思い出したい。

揺れることは、決して弱さではない。

むしろ、自分自身と真剣に向き合っている証なのだと、マレスケは教えてくれた。

読み終えたいま、私は少しだけ、迷うことが怖くなくなった気がしている。

誰かに決められた自分ではなく、自分の言葉で語れる自分でありたい。

そう思わせてくれる、忘れられない一冊だった。

読み終えた本を閉じたあと、私はしばらく窓の外を眺めていた。

マレスケが見ていたであろうハワイの空を想像しながら。

その空の色は、悲しみだけではなく、これから先へ続いていく確かな希望の色でもあったのだと思う。

いつか私も自分なりの答えを見つけられる日が来るはずだ。

そのときまで、この本とマレスケの姿を心のどこかに置いておきたい。

この物語に出会えたことに心から感謝したいと素直にそう思う。

書き出し例×5

書き出し例1 驚きから入るパターン

『マレスケの虹』を読んで、私はまず、驚いた。

戦争が始まっただけで、人の見る目がここまで変わってしまうものなのかと。

主人公のマレスケは、日系二世としてハワイに生まれ育った少年だ。

ふだんは自分をアメリカ人だと感じていたが、真珠湾攻撃をきっかけに、その立場は大きく揺らいでいく。

国籍や見た目だけで人を判断してしまう社会の恐ろしさを、この本で初めて実感した。

書き出し例2 自分の経験から入るパターン

皆さんは、自分の中に矛盾する気持ちを抱えて、迷ったことはないだろうか。

『マレスケの虹』の主人公マレスケも、アメリカ人でもあり日本人でもあるという立場に、ずっと悩んでいた。

私自身、家族や友達との間で意見が食い違い、どちらの気持ちを優先すべきか迷った経験がある。

そのときの気持ちを重ねながら読んだので、マレスケの苦しみが、他人事とは思えなかった。

書き出し例3 印象的な場面から入るパターン

『マレスケの虹』の中で、私が最も心を動かされたのは、マレスケが自分の名前に複雑な思いを抱く場面だ。

名前というのは、生まれたときから当たり前に自分のものだと思っていた。

でも、そこに家族の歴史や願いが刻まれているのだと知り、はっとさせられた。

一つの名前にこれほどの重みがあるとは、正直、思ってもみなかった。

書き出し例4 家族に注目するパターン

祖父、兄、姉。

『マレスケの虹』に登場する家族は、それぞれまったく違う考え方を持っている。

同じ家に暮らしているのに、考え方がここまで違うのかと、私は少し戸惑いを感じた。

とはいえ、その違いこそが、マレスケを大きく成長させていくのだと、読み進めるうちに気づかされた。

書き出し例5 現代とつなげるパターン

『マレスケの虹』は、第二次世界大戦下のハワイを舞台にした物語だ。

けれど、読み終えたあと感じたのは、これは過去だけの話ではないということ。

周囲の期待や立場によって、自分の本音を言えなくなる苦しさは、いまの時代にも通じている。

マレスケの姿を通して、私は自分自身のことも、静かに見つめ直すことになった。

題名の例×5

番号 題名の例
1 戦争の中で見つけた自分
2 マレスケが教えてくれたこと
3 名前に込められたもの
4 国よりも大切なもの
5 揺れたまま生きるということ

振り返り

ここまで『マレスケの虹』の読書感想文について、あらすじの型から書き方、穴埋め式テンプレート、例文までを紹介してきました。

マレスケの立場の揺れ動き、戦争によって壊されていく日常、家族それぞれのアイデンティティの違い。

この3つのポイントさえ押さえておけば、感想文の骨組みはもう完成したようなものです。

正直、この作品を読み解くのは簡単ではないと、私自身も感じました。

でも一方で、だからこそ、書き上げたときの達成感は大きいはずです。

テンプレートも例文も、遠慮なく参考にしてくださいね。

あなたの言葉で、あなたにしか書けない感想文が、きっと書けるはずです。

『マレスケの虹』を読んだあなたの心の動きを、そのまま文章にしてみてください。

応援しています。

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