『君は月夜に光り輝く』の読書感想文で悩んでいる中学生・高校生のみなさん、こんにちは。
不治の病「発光病」を患う女子高生と、彼女を支える男子高校生の切ない恋愛を描いた『君は月夜に光り輝く』は、2017年に刊行されて以来、多くの読者の心を打ち続けている感動作。
年間100冊以上の本を読む私が、読書感想文を書く予定のみなさんに向けて、書き方のポイントから例文まで、わかりやすく解説していきます。
題名の付け方や書き出しのコツ、中学生・高校生それぞれに適したテンプレートもご紹介しますよ。
コピペではない、あなただけのオリジナルな感想文が書けるようサポートしていきます。
それではさっそく進めていきましょう。
『君は月夜に光り輝く』の読書感想文で触れたい3つの要点
『君は月夜に光り輝く』の読書感想文を書く際に必ず押さえておきたい重要なポイントを3つご紹介します。
読み進めながら、これらの要点について「あなたがどう感じたか」をメモしていくと、感想文がぐっと書きやすくなりますよ。
- 命の輝きと限られた時間の尊さ
- 生きることへの向き合い方と成長
- 愛と絆が生み出す希望の力
なぜ「どう感じたか」をメモすることが大切なのでしょうか。
それは読書感想文の核心が「あなた自身の感情や考え」にあるからです。
物語のあらすじを説明するだけでは感想文になりません。
この3つのポイントに対して、あなたが心を動かされた場面、共感した部分、疑問に思った点などを具体的に書き留めておきましょう。
命の輝きと限られた時間の尊さ
『君は月夜に光り輝く』の中心テーマは、主人公まみずが患う「発光病」という特殊な病気です。
月明かりを浴びると体が淡く光り、死が近づくほどその光は強くなるという設定は、命の儚さと美しさを同時に表現しています。
まみずの体から放たれる光は、ただの病気の症状ではありません。
限りある命が放つ、この世で唯一無二の輝きなのです。
読書感想文では、この「光」が持つ象徴的な意味について考えてみましょう。
また、まみずの病気を通して描かれる「時間の有限性」も重要なポイントです。
私たちは普段、明日があることを当たり前だと思って生きています。
しかし、まみずと卓也の関係を見ていると、「今」という瞬間がいかに尊いかを痛感させられます。
限られた時間の中で、二人が何を見つけ、どう生きようとしたのか。
あなたはこの部分を読んでどんなことを感じましたか。
普段の自分の時間の使い方について考えさせられたかもしれませんね。
生きることへの向き合い方と成長
卓也は姉を交通事故で失ってから、生きることに希望を見出せずにいました。
そんな彼がまみずとの出会いを通して、生きることへの向き合い方を変えていく様子も見どころの一つです。
まみずの「やりたいことリスト」を一緒に叶えていく過程で、卓也は自分自身の生き方を見つめ直していきます。
これは単に彼女の願いを代行するだけでなく、卓也自身の「生」を再び輝かせる行為でもあります。
まみずもまた、病気と向き合いながらも前向きに生きようとする強さを見せてくれます。
彼女の明るさや前向きさは、どこから生まれてくるのでしょうか。
読書感想文では、二人の成長や変化について、あなたが印象的だった場面を挙げながら書いてみましょう。
「死」を意識することで「生」がより鮮明になるという、深いテーマについても触れられるといいですね。
愛と絆が生み出す希望の力
『君は月夜に光り輝く』は恋愛小説でもありますが、単純な恋愛を超えた深い絆の物語でもあります。
まみずと卓也は、それぞれが抱える孤独を分かち合い、支え合っていきます。
まみずは病気の影響で長い間、病院という閉鎖的な世界で過ごしてきました。
卓也もまた、過去の出来事から心を閉ざしていました。
そんな二人が出会い、お互いの心の隙間を埋め合っていく過程は、とても美しく描かれています。
愛することの力、人と人との繋がりが生み出す希望について、あなたはどう感じたでしょうか。
また、限られた時間だからこそ、より深く愛し合えるという側面についても考えてみましょう。
二人の関係を見ていて、あなた自身の大切な人との関係について考えさせられた部分があるかもしれませんね。
※『君は月夜に光り輝く』のあらすじは簡単にこちらにまとめています。

『君は月夜に光り輝く』の読書感想文のテンプレート
『君は月夜に光り輝く』の読書感想文が効率よく書けるテンプレートを作ってみました。
先ほど説明した3つのポイントを盛り込みながら、ステップバイステップで完成させていきましょう。
ステップ1:書き出し
『君は月夜に光り輝く』を読んで、私が最も強く感じたのは【 】です。
この物語は【あなたが印象的だった場面や設定を書く 】を描いた作品で、【あなたの第一印象 】と思いました。
ステップ2:命の輝きについて
主人公のまみずが患う発光病は、【あなたがこの病気をどう捉えたか 】という印象を受けました。
月明かりを浴びると体が光るという設定について、私は【あなたの感想 】と感じました。
特に印象的だったのは【具体的な場面 】で、この場面から【あなたが学んだこと 】を学びました。
ステップ3:登場人物の成長について
卓也がまみずとの出会いを通して変化していく様子を見て、私は【あなたの感想 】と思いました。
まみずの前向きな姿勢については、【あなたがどう感じたか 】という印象を持ちました。
もし自分が同じ状況だったら【あなたならどうするか 】と考えさせられました。
ステップ4:愛と絆について
二人の関係性について、私が最も心を動かされたのは【具体的な場面や台詞 】です。
この作品を読んで、【あなたの大切な人や友達について 】について改めて考えさせられました。
ステップ5:まとめ
『君は月夜に光り輝く』を読み終えて、私は【あなたの人生観や価値観の変化 】と感じるようになりました。
この本から学んだ【具体的な教訓 】を、これからの生活でも大切にしていきたいと思います。
『君は月夜に光り輝く』の読書感想文の例文(1200字の中学生向け)
【題名】光る少女が教えてくれたこと
『君は月夜に光り輝く』は、発光病という不治の病を患う女子高生まみずと、彼女を支える同級生の卓也の心の交流を描いた感動的な作品だ。
まみずは発光病のため、月明かりを浴びると体が淡く光ってしまう。
死期が近づくほどその光は強くなるという、とても切ない病気である。
しかし彼女は病気に負けることなく、明るく前向きに生きている。
私は最初、もし自分がまみずのような病気になったら、きっと絶望してしまうだろうと思った。
でも物語を読み進めるうちに、まみずの強さと美しさに心を打たれた。
彼女の「やりたいことリスト」を知ったとき、限られた命の中でも精一杯生きようとする気持ちが伝わってきて、胸が熱くなった。
卓也は最初、姉を事故で失った悲しみから立ち直れずにいた。
生きることに意味を見出せない彼が、まみずと出会って少しずつ変わっていく姿も印象的だった。
まみずの代わりにいろいろな体験をして、それを彼女に報告する。
そんな優しい行動の積み重ねが、二人の心の距離を縮めていく。
私は卓也の優しさに感動すると同時に、人は誰かのために行動することで、自分自身も救われるのだと気づいた。
物語の中で最も心に残ったのは、まみずが病室で月明かりを浴びて光る場面だ。
その美しさと切なさが混じった描写は、命の尊さを強く印象づけた。
まみずの光は、病気の症状であると同時に、彼女の生きる意志の象徴でもあるように思えた。
どんなに短い命でも、その人なりの輝きがあるのだということを教えられた。
二人の関係も、普通の恋愛とは違う特別なものだった。
お互いを支え合い、限られた時間を大切に過ごそうとする姿に、愛の本当の意味を見た気がする。
卓也がまみずのために一生懸命になる姿を見て、私も家族や友達をもっと大切にしようと思った。
この小説を読んで、当たり前だと思っていた日常がいかに貴重なものかを実感した。
毎日学校に通えること、友達と笑い合えること、家族と過ごせること。
これらは決して当たり前ではないのだと、まみずの姿を通して学んだ。
また、困難な状況にあっても前向きに生きることの大切さも教えられた。
まみずのように強く美しく生きられるかはわからないが、せめて今ある時間を無駄にしないよう心がけたい。
『君は月夜に光り輝く』は、命の尊さと愛することの美しさを教えてくれる素晴らしい作品だった。
読み終えた後、涙があふれたと同時に、生きることへの希望も湧いてきた。
これからも、まみずと卓也が教えてくれた「今を大切に生きる」という気持ちを忘れずにいたいと思う。
『君は月夜に光り輝く』の読書感想文の例文(2000字の高校生向け)
【題名】月明かりが照らした生きる意味
『君は月夜に光り輝く』を読み終えて、私の心に残ったのは、大きな感動と「生きること」についての新しい考え方だった。
佐野徹夜さんが書いたこの小説は、発光病という架空の病気を通して、命の尊さや人を想う気持ちの強さを描いている。病気がテーマだから重い話かと思ったけれど、読み終わると悲しさだけでなく、温かさや勇気のようなものが心に残った。私はこの本を通して、当たり前のように毎日を生きている自分に「本当にそれでいいのか」と問いかけられた気がした。
主人公の渡良瀬まみずは、発光病という治らない病気にかかっている。月の光を浴びると体が淡く光り、死期が近づくほど光は強くなるという、美しいけれど残酷な病気だ。最初にこの設定を知ったとき、私は「なんて切ないんだろう」と思った。光ることが生きている証なのに、それが同時に死に近づいていることを意味する。その矛盾がとても印象に残った。
まみずの一番の魅力は、外見の美しさではなく、病気に負けずに前向きに生きようとする強さだと思う。自分の運命を受け入れながらも、残された時間を大切にして、一日一日を精一杯生きている。「死ぬまでにやりたいこと」を岡田卓也に託す行為も、ただのお願いではなくて、生きることへの強い気持ちや、人を信じる心が表れていた。私はそんなまみずの姿に、とても励まされるような気持ちになった。
一方の岡田卓也は、姉を事故で亡くしたことで、生きる意味を失っていた。けれど、まみずと出会い、彼女の「やりたいこと」を代わりに体験し、報告することで、自分自身も少しずつ前を向けるようになっていく。その変化の過程が、もうひとつの物語になっていると感じた。誰かのために行動することが、同時に自分自身を救うことにもつながるのだということを、卓也の姿から学んだ。彼が見せる優しさや献身は、本当に人を愛することの強さそのものだったと思う。
特に印象的だったのは、病室でまみずが月明かりに照らされて光る場面だ。その光景はとてもきれいで、同時にすごく悲しかった。まみずの光は病気の症状だけれど、それは同時に「生きようとする力」でもあるように思えた。短い命でも、ひとりひとりにしかない特別な輝きがある。そう考えると、自分自身はどう生きればいいのだろうかと自然に考えさせられた。長さではなく「どう生きるか」が大事なのだと、この場面から強く感じた。
二人の関係にも深く心を動かされた。普通の恋愛と違い、最初から別れが決まっている。それでも二人はお互いを大切にし、残された時間を全力で過ごしていた。むしろ時間が限られているからこそ、一瞬一瞬の気持ちが純粋で、まっすぐで、とても美しいものになったのだと思う。私にはそんな強さはまだないけれど、二人の姿を見て「人を大切にするってこういうことなんだ」と教えられた気がした。
この本を読んで、普段の生活を改めて見直した。健康で過ごせること、家族や友達と話せること、明日が来ると信じられること。それは全然当たり前じゃなく、本当はすごく幸せなことなのだと思った。もし自分がまみずのように余命を知らされたら、毎日をどんなふうに過ごすだろうか。そう考えたとき、何気ない一日が一気に特別に思えた。
この物語は「生きる意味」についても大切なことを教えてくれた。卓也が姉の死を引きずっていたように、私たちも生きる意味を見失ってしまうことがあると思う。でも、まみずと出会ったことで卓也が生きる希望を取り戻したように、人との出会いは人生を大きく変える力を持っている。ひとりでは乗り越えられないことも、誰かと一緒なら前に進める。私はこのことを、とても強く感じた。
自分の家族や友達への気持ちも変わらざるを得なかった。普段は感謝を口に出すことがほとんどないけれど、本当はそばにいてくれるだけでありがたい存在なのだと思った。友達と笑い合う時間や、家での何気ない会話も、これからはもっと大切にしたい。この本を読むことで「今をしっかり生きたい」という思いが心の中に強く芽生えた。
『君は月夜に光り輝く』を読み終えて、私は「生きる意味」と「人を愛することの大切さ」について、これまで以上に考えるようになった。まみずと卓也が見せてくれた「今を大切に生きる」姿勢を、私も実際の生活で実践したい。人生は限られているからこそ、一日一日を精一杯生きて、大切な人との時間を一番大事にしていこうと思う。大きなことはできなくても、小さな優しさを積み重ねることで、自分なりの輝きを持ちたい。
この小説は、読む人の心に深い感動と希望の光を灯してくれる、本当に素晴らしい作品だった。私はこの本に出会えて本当によかったし、これからの毎日をもっと大切に過ごしていきたいと思う。
振り返り
『君は月夜に光り輝く』の読書感想文について、書き方のポイントから具体的な例文まで詳しく解説してきました。
大切なのは、物語の表面的な部分だけでなく、作品が伝えようとする深いメッセージを自分なりに受け取ることです。
命の尊さ、時間の有限性、愛と絆の力。
これらのテーマについて、あなた自身がどう感じ、どう考えたかを素直に書くことが、良い読書感想文への近道ですよ。
今回ご紹介したテンプレートや例文を参考にしながら、あなただけのオリジナルな感想文を作成してみてください。
きっと心に残る素晴らしい読書感想文が完成するはずです。
頑張って取り組んでくださいね。
■参照サイト:君は月夜に光り輝く – Wikipedia
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